ここからサイトの主なメニューです

初等中等教育分科会(第89回)・教育課程部会(第87回)合同会議 議事録

1.日時

平成26年3月4日(火曜日) 10時~11時30分

2.場所

文部科学省東館3階 講堂

3.議題

  1. 道徳に係る教育課程の改善等について
  2. 「英語教育の在り方に関する有識者会議」の設置及び第1回の開催について

4.議事録

【小川分科会長】  おはようございます。定刻になりましたので、ただいまより中教審の初中分科会・教育課程部会の合同会議を開催いたします。お忙しい中御出席いただきましてありがとうございます。
 本日の議題に入る前に、前回1月23日の分科会以降、文部科学省の人事異動があったということですので、事務局の方から人事異動の御報告をお願いできればと思います。よろしくお願いします。

【小林教育制度改革室長】  それでは文部科学省の人事異動について御報告いたします。神代国際教育課長に代わり就任いたしました、榎本国際教育課長でございます。

【榎本国際教育課長】  榎本です。よろしくお願いいたします。

【小林教育制度改革室長】  それから大金教育課程企画室長に代わり就任いたしました、大杉教育課程企画室長でございます。

【大杉教育課程企画室長】  大杉でございます。よろしくお願いいたします。

【小川分科会長】  ありがとうございます。それでは、まずきょうの配付資料について事務局から御説明お願いいたします。

【小林教育制度改革室長】  本日の資料は議事次第にあるとおりでございます。まず資料1-1から資料1-8まで枝番号8種類の資料でございますけれども、資料1が全て道徳関係の資料でございます。資料1-7が緑の冊子になっておりまして、資料1-8がカラーのコピー、パンフレットのコピーでございます。それから資料2は全て3種類、薄いものを豆クリップで留めてございます。こちらが英語教育の関係の資料でございます。
 それから最後に机上配付させていただきました道徳の教材がございますのと、参考資料1と2がこちらの委員会の名簿でございます。以上でございます。

【小川分科会長】  ありがとうございました。資料確認よろしいでしょうか。きょうは報道関係者より会議の撮影及び録音を行いたい旨の申出がありましたので、これを許可しております。御承知おきいただければと思います。
 それではきょうの議題に入っていきたいと思います。まず最初の議題、道徳に関わる教育課程の改善について、これは教育課程課から資料の御説明をお願いいたします。

【塩見教育課程課長】  教育課程課長の塩見でございます。道徳教育の関係につきまして説明させていただきます。座って失礼いたします。
 まず資料1-1をごらんいただければと思います。資料1-1は、去る2月17日に文部科学大臣から中教審に諮問をさせていただきました資料でございまして、道徳に係る教育課程の改善等についてということでございます。
 これから次ページ以降の理由を中心に御説明申し上げたいと思っておりますけれども、この2月17日に大臣から中教審に諮問させていただいておりまして、そこでいろいろ御審議を頂きまして、今後初中分科会で議論をしていくということが申し合わせをされたということになっておりまして、本日こうして御説明申し上げている次第でございます。また大臣からは諮問の際に、今回のこの諮問につきましては、おおむね本年の秋を目途に御答申を頂きたいということも併せてお願いをさせていただいているところでございます。
 具体的に諮問の理由の方に移ってまいりたいと思います。資料1-1、1ページめくっていただきますと、今回の諮問の理由ということで2ページほど付けさせていただいております。まず最初の方でございますけれども、道徳教育はということで、道徳教育がどういった趣旨を持っているものなのかということについて述べてございます。人間としてよりよく生きる上で大切なものは何か、自分はどのように生きるべきなのかなどについて考えを深めていくことを狙いとするものであるということでございまして、自立した1人の人間として、人生を他者と共によりよく生きる人格を形成することを目指すということでございます。
 こうした道徳教育の重要性を踏まえまして、これまで各学校において様々な取組が行われてきておりますけれども、しかしながらということで、全体を総括してみた場合に歴史的な経緯に影響されていまだ道徳教育そのものを軽視しがちな風潮があるということでありますとか、あるいは道徳教育の理念というものが関係者の間で必ずしも十分理解されていない、また効果的な指導方法も共有されていないといったような課題を指摘させていただいているところでございまして、まだまだその期待される姿には遠い状況にあるということでございます。
 こうした認識のもとで、文部科学省としましては平成25年2月の教育再生実行会議の一次提言、本日資料1-6の3ページ目以降に、この教育再生実行会議の一次提言についても抜粋を付けさせていただいておりますけれども、ここではいじめ問題の解決を本質的に図っていくためには道徳教育の充実が必要であるということが提言されたわけでございますが、こうした提言でございますとか、あるいは平成25年12月26日に提言が出されました、道徳教育の充実に関する懇談会、こういったものを設置しまして、道徳教育の特性を踏まえた新たな枠組みによる教科化の在り方などについて検討を行ってきたところでございます。
 今申し上げました平成25年12月の道徳教育の充実に関する懇談会の報告においてはということで、何点かここで御指摘、そこでの指摘について取り上げさせていただいておりますけれども、今後その道徳養育の役割が極めて大きいということ、そしてその道徳教育が学校教育活動全体の真の中核としての役割を果たすことになるよう、早急に抜本的な改善・充実を図る必要があるということをまず示させていただいた上で、具体的な方策として道徳教育の目標と、道徳の時間の目標を見直す、また発達段階ごとに重視すべき内容や共通に指導すべき内容を明確化する、また様々指導方法を改善する。
 次のページに参りまして、道徳に関しまして数値による評価を行うことは不適切であるものの、道徳教育の特性を踏まえた多様な評価の方法を検討すること、また道徳の時間も教育課程において、例えば「特別の教科 道徳」(仮称)でございますけれども、として新たに位置付け、改善を行うこと。またこの「特別な教科 道徳」に検定教科書を導入すること、学級担任が「特別の教科 道徳」の指導を行うということを原則とするとともに、教員研修の充実、あるいは大学における教員養成課程の改善などを通じて、教員の指導力の向上を図ること、学校、家庭、地域の連携の強化を図ること、こういったことがこの懇談会から提言されているということを述べているわけでございます。
 こうしたことを踏まえて、今般道徳教育に係る教育課程の改善等について諮問をさせていただくということでございますけれども、特に今回は道徳教育の、道徳の時間の新たな枠組みによる教科化に当たっての学習指導要領の改訂ということに関わる事項を中心に御審議を頂ければと考えております。
 具体的にはということで、以下の点を中心に御審議を頂きますということで記させていただいておりますけれども、このことについて少し整理しておりますのが、資料1-3ということで今回別途御用意しております資料でございます。こちらの資料の方、御覧いただければと思いますが、今回の諮問の中でお願いしております事項について何点か整理しております。大きく2つございまして、1点目は道徳教育の教育課程上の位置付けについてということでございます。先ほど申し上げましたように、懇談会の報告を踏まえて、「特別の教科 道徳」という形で道徳の時間を新たに制度上位置付けるということについて御検討いただければということでございます。
 2点目としまして、道徳教育の目標、内容、指導方法、評価についてということでございますが、まず道徳教育の目標については、それぞれ道徳教育全体の目標と道徳の時間の目標というものがございますけれども、これを見直して、より分かりやすい記述に改めるということ、また道徳教育の内容について、これを発達の段階ごとに特に重視すべき内容、共通に指導すべき事項等を中心に改めて御検討を頂ければということ、また道徳教育の指導方法についてということで、特に懇談会の報告の中では、3つの観点を中心に改善に取り組んではどうかということが指摘されているわけでございまして、それはここに記させていただきました発達の段階をより重視した指導方法の確立普及、また道徳的実践力を育成するための具体的な様々な動作なども取り入れた指導方法、あるいは問題解決的な指導を充実するということ、それから各学校において定めることになっております道徳教育の全体計画、道徳の時間の年間指導計画を実質化して、道徳の時間と各教科等の関連付けを強化していくといったことについてでございます。
 それから4点目としまして、道徳教育の評価についてでございますが、先ほど申し上げましたように、道徳の特性ということに鑑みますと、数値による評価を行うことは適当ではないのではないかということでございますけれども、それぞれの児童生徒の道徳性を伸ばしていくために必要な多様な評価の方法について御検討いただければということでございます。
 またこうした事柄について御検討いただくに当たりましては、「特別の教科 道徳」に検定教科書を用いるべきであるといった提言の趣旨も踏まえて御検討いただければと思っているところでございます。
 なおその他といたしまして、例としまして、道徳教育に係る教育課程の改善に関連する事項についてということで何点かお示しをさせていただいているところでございますけれども、学校における指導体制の在り方、あるいは教員の指導力向上方策、家庭や地域との連携の方策といったような事柄でございます。なお、このうち大学の教員養成課程におけるカリキュラムの改善でありますとか、履修単位の増加といった大学における教員養成の在り方、あるいは教育実習等での道徳教育の実地経験の充実といったような事柄につきましては、今後その教員養成部会におきましても教員養成課程全体の在り方を見直して、御検討いただく際に、またこのことについて併せて御検討いただくことになっておりますので、このことを併せて申し上げさせていただきます。
 また最後、幼稚園、高等学校及び特別支援学校における道徳教育の充実ということでございますが、これは諮問文には直接出てきておりませんけれども、道徳教育の充実に関する有識者の会議におきましても、こうした事柄についても広く検討すべきであるという御提言を頂いているということもございまして、併せてこちらの検討の中でもお考えいただければと考えております。
 続きまして資料の説明をさせていただければと思っておりますが、資料1-2を御覧いただければと思います。今申し上げましたような諮問の内容について御検討いただくに当たりまして、道徳教育の現状、概要がどうなっているのかということで簡単な資料でございますが用意させていただいております。
 資料1-2のまず1ページ目でございますが、教育課程上の位置付けということでございます。先ほど来特別の教科として道徳の時間を位置付けるという御提言について御説明をしておりますけれども、現行ではどういうふうに位置付けられているのかということについてでございますが、学校教育法施行規則の第50条におきまして、小学校の教育課程はということで現在の教育課程について説明がございます。国語、社会、算数、理科うんぬんということで、以下この節において「各教科」という、とございますけれども、その次に道徳は位置付けられているわけでございまして、現状は各教科とは別の位置付け、教科としては位置付けられていないということでございます。これは小学校の例でございますけれども、中学校についても同様でございます。
 次に2としまして、道徳教育の目標、内容、指導方法、評価というところでございます。まず最初に目標ということで(1)に出てまいりますけれども、まずその学習指導要領の総則におきまして、学校における道徳教育は、道徳の時聞を要として学校の教育活動全体を通じて行うものであるということが示されているわけでございます。道徳教育というのは、道徳の時間が要にはなりますけれども、学校全体の活動の中でやるということがここに明確化されているわけでございまして、またその道徳教育はということで、その道徳教育の目標について若干その5行程度にわたる長い記述でございますけれども、道徳教育は、教育基本法及び学校教育法に定められた教育の根本精神に基づきということで、道徳教育の目標が規定されているところでございます。
 またその次に、第3章、道徳というところでございますが、学習指導要領の第3章に「道徳」という項がございまして、この中で道徳教育の目標ということで、先ほどの総則の部分を重ねて示しておりますのと、道徳の時間においてはということで、ここでは道徳の時間の目標を示しております。以上の道徳教育の目標に基づき、各教科、外国語活動、総合的な学習の時間及び特別活動における道徳教育と密接な関連を図りながらということで、これを計画的、発展的な指導によって補充、深化、統合していくというのが道徳の時間の役割であるわけでございまして、道徳的実践力を育成していくのが道徳の時間の役割だということを示しております。
 ただこのような道徳教育全体の目標、あるいはその道徳の時間の目標につきましては、なかなかその両者の関係が分かりにくいでありますとか、目標が明確でないのではないかといったような御指摘が先ほどの懇談会の中でもあったところでございます。
 次に2ページ目でございますけれども、道徳教育の内容についてでございます。道徳教育の内容につきまして、学習指導要領におきまして、小学校低学年、中学年、高学年、中学校の別に4つの視点に分けて道徳の内容という形で示されております。これは具体的には、この資料1-2の後ろから2ページ目以降にそれぞれの低学年、中学年、高学年、中学校での道徳教育の内容の一覧表を付けておりますので、また御覧いただければと思いますけれども、こうした道徳、それぞれ指導することになっているわけでございますけれども、これをもっと発達段階を踏まえて重点化する必要はないか、あるいはその共通に指導すべき事柄について、もう少し検討を加える必要はないかといったようなことが提言されているところでございます。
 3点目、指導方法についてでございますけれども、道徳の時間については学校教育法施行規則でそれぞれ年間35単位時間を標準授業時数として指導するということが決まっているわけでございます。また学習指導要領におきまして、それぞれ指導方法について、例えばその道徳教育推進教師を中心に、全教師協力して道徳教育の全体計画、あるいは道徳の時間の年間指導計画を作成していくことでありますとか、あるいは指導に当たって留意すべき事項としまして、この下に何点かございますけれども、体験活動を生かすことでありますとか、魅力的な教材の開発や活用すること、また表現する機会を大事にすること、情報モラルに関する指導に留意すること、こういったことが示されております。
 また4点目、評価としまして、これも先ほど来の繰り返しで恐縮でございますけれども、児童生徒のよい点や進歩の状況などを積極的に評価するということが書かれているわけでございますけれども、ただしその特性に鑑みて、数値などによる評価を行わないということが示されております。それから道徳教育において排除すべき事項としまして、家庭や地域との連携ということが規定されております。
 次に3ページでございますけれども、道徳教育の現状ということで何点かのデータを掲載させていただいております。ごく駆け足で参りますけれども、道徳の時間の授業時数、先ほど年35単位時間が標準授業時数として定められているということを申し上げましたけれども、それぞれ小学校、中学校で現状35.7単位時間、35.1単位時間というふうな形になっております。
 それから道徳教育推進教師につきましては、現行の学習指導要領においてこういうことを定められたわけでございますけれども、ほとんどの学校で配置されているという状況になっております。
 それから道徳教育を実施する上での課題についてでございますが、小・中学校ともに指導の効果を把握することが困難である、その次に効果的な指導方法が分からない、適切な教材の入手が難しいという順になっております。
 それからその次のページでございますけれども、「私たちの道徳」についてということでございます。これは先ほど机上の方に追加で配付させていただきましたけれども、道徳教育のための教材ということで、「心のノート」というものを文部科学省では平成14年度から配付して、活用をお願いしてきたところでございますけれども、これは全面改訂をいたしまして、平成26年度から全国の小・中学校で使っていただけるようにということで作成したのが、この「私たちの道徳」という教材でございます。
 それぞれ学校はもちろんでございますけれども、家庭や地域でも活用していただきたいということで作っておりまして、先ほど少し御説明しました道徳教育の内容項目ごとに章立てをいたしまして、読み物部分、書き込み部分という形で構成をしております。今回特に留意した部分としまして、先人等の名言、あるいは偉人や著名人の生き方に関するに内容でございますとか、大きな問題になっておりますいじめ問題への対応、それから我が国の伝統と文化、あるいは情報モラルに関する内容といったことを中心に充実を図らせていただいたところでございます。
 こうした形で今現状道徳教育は進められているわけでございますけれども、こうしたことを前提としながら、今後の改善について是非御議論を頂ければと考えているところでございます。
 残りの資料は、先ほど少し触れました道徳教育の充実に関する懇談会の報告の概要と、それから本体、それから今の私たちの道徳の簡単なリーフレットという形になっております。
 それから最後に資料1-5でございますけれども、これは本日ここの分科会、課程部会で御議論いただいた後のお話でございまして、先走って恐縮でございますが、道徳に係る教育課程の改善等の検討体制ということで事務局としての案ということでお示しさせていただいたものでございます。今後具体的な道徳教育、学習指導要領の改訂をはじめとする内容について御審議いただくということで、課程部会の下に道徳教育専門部会というふうな形で、特に道徳教育にお詳しい専門委員の方を発令させていただいて、こうして部会を設けてはどうかということで事務局からの御提案ということで配らせていただいているものでございます。
 本日こうした専門部会についてお認めいただけるようでございましたら、別途先ほど申し上げました専門委員を発令させていただくということと併せまして、この部会の主査、主査代理、課程部会から分属いただく委員につきましては、無藤課程部会長に御指名いただいて、構成するという運びにさせていただければと思っております。
 以上、長くなりまして恐縮でございました。よろしくお願いいたします。

【小川分科会長】  ありがとうございました。今最初の議題、道徳に関わる教育課程の改善等について、事務局の方から大臣からの諮問理由、諮問内容、又はその道徳に関わる教育課程の改善等について主に審議をお願いしたい事項、あと現行の道徳教育の概要、そして今後の改善等の検討体制案等々について、今御説明いただきました。
 今の事務局からの説明、これ全般について御質問、御意見を伺いたいと思いますので、皆さんの方から御意見があれば、恐縮ですけれども名札を立てていただければと思います。よろしくお願いします。それではどうぞ御自由に御意見を伺いたいと思います。いかがでしょうか。どなたからでもどうぞ。ございませんか。じゃあ、佐々木委員どうぞ。

【佐々木委員】  意見を申し上げる前にちょっと流れを教えていただきたいのですけれども、秋までに答申ということで、今いろいろな審議を依頼される事項があったわけですが、これから何回ぐらいの、合計何時間ぐらいのミーティングで、どのようなディスカッションで進んでいくのかが分かった方が、議論なり意見のばらばらに言うよりも建設的かと思うんですけれども。

【小川分科会長】  はい。事務局の方、タイムスケジュール教えてください。

【塩見教育課程課長】  失礼いたします。これから部会のスケジュールは先生方と御相談してということにはなってまいりますけれども、実は先ほど申し上げました専門部会における論点整理、あるいは具体的な審議という形でまずはお願いすることにしてはどうかというのが事務局の案でございまして、専門部会につきましては、おおむね月に1回ないし2回程度を予定させていただきまして、そこである程度議論がまとまった段階で、またその今回の課程部会、あるいは初中分科会に御報告申し上げて御議論賜るというふうな形で考えているところでございます。

【小川分科会長】  専門部会が発足したら、大体月一、二回で、最終的には秋頃答申という? まだ漠としていますかね。佐々木委員。

【佐々木委員】  専門部会が毎月、来月からですか、今月から、3月からあるんですか、そうすると3、4、5、6、7、8、9とか、14回ぐらいあるということですか。それと私たちのところに、全部決まって、どうですかというふうになって、ここで審議しても、意見の議事録には残りますが、何ら審議には影響が出ないわけですから、どういう途中でここに皆さんと、こちらの委員の方のコメントが専門部会に伝わるのかとか、そちらの中間報告がこちらに来て、一緒に考えられるのかとかという流れが分かると、その審議されている専門部会の審議されるテーマに沿ってこちらが御意見を申し上げたりするというような方が建設的かと思うんですけれども。

【小川分科会長】  確かに。いかがですか。

【塩見教育課程課長】  分かりました。おっしゃるとおりだと思いますので、専門部会で議論したことも逐一この初中分科会あるいは課程部会に御報告しながら、こちらでの御意見もフィードバックさせていただけるような形で上の方工夫できればと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

【小川分科会長】  一応専門部会で中間取りまとめみたいな段取りをやって、中間取りまとめあたりではやっぱり教育課程部会や初中分科会で出していただいて、そこで少しきちんと揉んでもらって、更にフィードバックするという、そういう手続はきちんと踏んでいただければというふうな佐々木委員の御意向もありますし、ほかの委員の方も恐らくそういうふうな御意向だと思いますので、よろしくお願いいたします。
 あと、秋頃というのは大体いつ頃ですか、9月、10月頃ですかね。

【塩見教育課程課長】  はい。こちらとしては秋ぐらいを目途に答申いただければというお願いをしている状況でございますので、いつでなければならないというのはないんですけれども、いろいろ課題も多うございますので、是非集中的に御審議いただきまして、秋のできるだけ早ければ早い時期にいただければありがたいと思っております。

【小川分科会長】  ありがとうございました。まだ動いていないので、事務局の方としてもまだ漠というふうなスケジュール感しかないみたいですけれども、今お話にあったように、専門部会である程度の議論が積まれた場合、教育課程部会や初中分科会の方にフィードバックしていただいて、そこでまた御意見を専門部会の方に上げて、更に深めていただくという、そういうフィードバックは事務局の方としてもきちんと対応をとりたいということですので、その点は確認ここでさせていただければと思います。よろしいでしょうか。
 ほかにいかがでしょうか。今進め方等々についての要望等々が出されましたけれども、内容等々含めて、皆さんの方から何かございましたら。
 あと事務局の方から先ほど報告ございませんでしたけれども、諮問された2月17日の中教審の総会の場で、様々な意見が出ておりましたので、これも少し御参考いただければと思います。
 では松本委員どうぞ。

【松本委員】  道徳教育は全く素人なのですけれども、資料1-1の1ページ目の12月に取りまとめられた報告というところに最初の丸に「グローバル化」ということが書かれてあることがとても新鮮に思えました。同時に資料1-2の2ページ目の、「指導に当たって以下の事項に配慮する」というところに、グローバル化という視点というのがあまり取り込めていないのかなと思いました。命の大切さといった、どのような文化でも絶対的に重要なことはいいのですけれども、この『私たちの道徳』を見ると、正しいとか、よいとか、節度とか、長所や短所とか、といった言葉が出てきて、これらの「判断基準」がすごく重要だと思います。その場合、それらの判断基準を縛っている「文化的価値観」というものに気付くということが、道徳の授業においてすごく重要なのではないかと思います。
 その点、教員研修や評価の点をもう少し考えていただけるといいなと思っています。例えば、異文化コミュニケーション学の知見などを活用して、我々教員が、あるいは子供たちが「正しい」と感じるのは何に影響されているのか、どういうフレームワークに影響されているのかということについて考え、気付いてもらうためにはどのような指導をしたらよいか、ということを検討すべきだと思います。そのうえで、どのような教員研修をしたらよいのかということを考えていただけたらなと思います。以上です。
【小川分科会長】  ありがとうございました。ほかにいかがでしょうか。船橋委員、どうぞ。

【船橋委員】  結構海外、国際会議に出たり、いろいろ外国人、いろんな国の人と触れ合う仕事、立場にいる中で、こういう道徳教育に力を入れているということは、ちょっと正確な情報じゃないですけど、日本ほどここまでしっかりやる国ってないんじゃないかなと思うんですね。それは今松本先生がおっしゃったようなところが本当に同じルールでも国によっては違うルールだったりするので、背景からきちんと学ぶというのはすごく大事だと思うんですが、一方で私が意見として思うのは、こういうことをすごく大事にしているんだということを、何ていうんですか、うまく言えないですけど、いいことかもしれない、誇りに思うべきことで、それが日本人として1つのアイデンティティーかもしれない。海外に行くと、日本ほど、例えばスポーツだとスポーツマンシップだったり、日々モラルだったり、人のことを敬うとかおもんぱかるとかそういうところが外国人に、一概に言えないですけど、日本人としてとても特徴があると。それはあまり海外に行く私のような日本人も自覚しないまま行って、気付かされることが多い。それはすごく行って初めて気付くんですけれども、むしろこういうことを大事にしている国なんですよというような要素が、一概にこういうのを守りましょうとかいう以前に、これをとても大事にしている国で、こういうことを持つ日本人が極論言うと世界を、いろんな国を救っていく立場にあるとか、もうちょっとこの誇りを持たせるような根底の話もいっぱい入ってもいいんじゃないかなというのが僕の意見です。ちょっとうまく伝わっているか分かりませんけど。すごく稀有で大事なことをやっているという自覚を、学ぶ側にも教える側にも持ってもらう。モラルがないとこの先まずいとかいじめが起きるとかそういう観点ではなくて、とてもいいことで、これは誇れるべきことで社会にも貢献できる、世界にも貢献できることなんだということをしっかりと教えるということも根底に入れた方がいいんじゃないかなという意見です。

【小川分科会長】  ありがとうございました。北城委員、どうぞ。マイクお願いします。

【北城委員】  今、船橋委員のおっしゃったことは本当にそのとおりだと思います。私もいろいろ海外の人と仕事をしてきましたけれども、日本人の誠実さとか約束を守るというようなこと、あるいは謙虚さというのは非常に優れた点だと思います。意見を言わないというよりも、組織全体のことを考えて、たとえ自分が犠牲になっても組織のために行動するというようなことは大変高い価値観であるし、日本人が信頼される理由でもあるので、こういったことについて教育していくことは非常に重要だと思います。また実際企業で働く場合でも、不正をしても利益が上がればいいというようなことを考える社員がいる組織はうまく存在し得ないんだと思います。そういう意味では高い倫理観とか高い道徳性、ある種、倫理観とか哲学ともいうべき価値観を持つというのは非常に重要なことで、教育の中心であるべきだということですし、もうこの問題を正面から取り上げていただくことは大変いいことだと思います。
 それから2点目は「私たちの道徳」という中学校の読み物資料についてです。前回簡単に見せていただきましたけれども、いろんな先人の名言、偉人や著名人の生き方や発言が取り入れられていて、それも日本人だけではなくて海外の人も含めていろいろ取り上げられていて、こういうことを中学生時代に学ぶというのは大変いいことだと思います。1つのきっかけがあればその人に関する本を読んだりできますので、そういう意味では多様な入り口を子供たちに与える必要があります。1つの価値感ではなくて、やはり世界にはいろんな価値感があるし、何が正しいかということについてもいろんな意見があるということを学んでいただくことが非常に重要ではないかと思います。
 終わりに、この分科会や専門部会ができたとして、私は評価の仕方が非常に大事だと思います。価値観や道徳などは、数値による評価ができないというのはそのとおりです。しかしこれらの結果を、子供たちが次の進路に進むときに活かすべきだと思うのです。例えば高校の入学者選抜において、入学試験の成績がよければ希望する学校に入れるという価値感ではいけないのではないか。確かにこの道徳という特別な教科における評価は書きにくいのですが、先生は一人一人の子供をよく見ることで、例えば内申書等において非常に誠実な子供であるとか、文章でいろんなことが書けると思うのです。実はそれを高校入学の選抜の重要な指針にすべきであると考えます。逆に言うと高校とか大学の入学者選抜で教科の試験の点数だけで子供を選ぶという価値感を変えないといけません。道徳のような科目に、この時間をあまり掛けずに、何か数学や英語の授業をやろうというように、点数を取る科目に優先順位を置いてしまっては、この道徳の時間が生かされないと思うのです。これは教育の基本であって、道徳の評価は数値では書けないけれども、ここに関する評価を記した内申書というのは、あるいは推薦状というのは、実は進学のときの重要な要素になるということを社会の価値観にしていくことが大事だと思います。
 したがって、こういう点に関しては、ほかの部会にも意見を出していただきたいと思います。

【小川分科会長】  ありがとうございました。秋田委員、どうぞ。

【秋田委員】  今回の提言において、道徳教育と道徳の時間との関係を明確化するということが言われております。けれども、従来から道徳の時間の授業を随分私は見せていただいてきていますが、それがいわゆるテキストで扱って終わりではなく、日常の学校生活とどのようにつないでいくのかというところが極めて重要なところではないかと思います。
 その部分において、指導法を軸にした校内研修を行っていくことで、いわゆる教科の専門の知識だけではなく、学校全体としてどういう子どもを育てたいのかを議論していただくようなことを考えていただくことが重要な点になってくるのではないかと考えます。道徳教育という名前ではありませんが、例えばシンガポール等でも、いわゆる教科の学力だけではなく、総合的、統合的な人格とナショナル・アイデンティティーを形成する方向に、今学力の高い国がスイッチして志向してきています。ある種のところでそれと今回の主張は重なる部分があるのではないかと思いますので、道徳の中心になる教師の指導によって、このテキストを模倣するというのではなく、学校全体で改めて目指す子供像を議論していく契機になるような形で検討していただけるとよろしいのではないかと考えています。
 そこで少し懸念がなされるのは、例えば教科書の使い方です。私ども幼児教育の方では道徳性の芽生えの解説書をこれまでも作っておりますけれども、そこでもいわゆる葛藤であるとか、様々な問題への対峙から、葛藤を議論して、ルールや、その意味付けを行うなど、むしろ望ましい像を伝授していくだけではなくて、子ども自らが判断し、ルールというものがどのように形成できるのかを学ぶところを重視してきています。そこの幼児期の芽生えの部分と小学校のこの教科書であったり、道徳をうまく接続していただくことが非常に大事な点になってくるのではないかと感じます。
 本日伺った道徳教育の指導方法というところで私が少し懸念をしておりますのは、イにあります実践力の育成は大事ですが、具体的な動作等を取り入れた指導や問題解決的な指導等の充実という点です。問題解決は大事なんですが、具体的な動作から指導していくということが本来的に、判断を育てルールを考えていく子供を育てることにつながるのか、ロールプレーをすればそれでよいのか、このあたりについては慎重に議論し、単純に時間でこなしていくような道徳の授業にならない方法を是非その専門の委員会の方で御検討いただきたいと思います。以上です。

【小川分科会長】  ありがとうございました。では吉田委員、その次に佐々木委員の順でお願いいたします。

【吉田委員】  ありがとうございます。この道徳に絡んで、私としては是非お願いしたいことがあるんですけれども、1-2の資料の2ページ目の指導方法の下のところに、道徳の内容との関連を踏まえて、情報モラルに関する指導に留意という言葉が入りました。この「私たちの道徳」を読ませていただいた中で、小学校の一、二年生のところにはありませんけれども、三、四年生、五、六年生はどちらかというとゲーム感覚の意識、そして中学校版で初めてその怖さみたいなものが入ってくるわけですけれども、今現実にこのSNSの社会というか、その部分において非常に怖い問題が続発しています。この本ができる前と今とでは大幅に違ってきているのではないか。
 そういう中で、教科全体、学校全体として取り組もうという、道徳について言えることは、やはり例えばICTがどんどん進んでくる、そうすると子供たちがもう小学生から端末を使って、コンピューターに慣れ親しんでくるわけですね。そこにこういう情報のいろんな手段が出てくる、安く簡易にできてくる。今、現実にいろんな問題が起きているものですから、初めて、リベンジポルノについては、何か議連ができて、対応をということですけれども、子供たちを健全な育成するためにも、道徳観の問題も含めて、やはり国としてそういったことに対してのしっかりとした規制ができるような体制、それとともにこの学校の授業で、こういう中でこういうことがいけないというようなことをしっかりと教えられるような、そういう意味では今のこの「私たちの道徳」の内容ではちょっと軽いんではないかと。それをもっとしっかりできるようなことも提言していただければありがたいなという思いでお話しさせていただきました。

【小川分科会長】  ありがとうございました。では、次佐々木委員、その後川嶋委員、細谷委員、隂山委員ということでお願いします。

【佐々木委員】  ありがとうございます。道徳教育というのが人生を他者とともによりよく生きる人格を形成することと先ほど書かれておりました。道徳を学ぶということは、子供たちが道徳学だとか哲学というものを学ぶのではなくて、協力して物事を達成することを身に付けるというようなところ、概念ではなくて実践で身に付けていくということが多分とても重要なんだろうと思って聞いておりました。
 ここで私が仕事で中心としているキーワードにダイバーシティーという、多様性というキーワードがあります。この世の中のいろいろな人がいたり、考えがあったりするものをどうやって受け入れて、それをどうやってみんなで力を合わせて、受け入れたり、含み入れたりしながら、次のステップに行くのかという力が、道徳と直結するのではないかなと思って聞いておりました。ですから授業の在り方の中にも関係するんだと思いますけれども、全くみんな子供たちが違う意見を持つようなテーマを挙げて、そこでけんかしないで、いろんな人の意見を聞いたりしながら、何か結論を出すというのもきっと1つの道徳の授業であるだろうし、ニュースを見ながら、このニュースについてどういうふうに考えて、どんな意見があり得るのか、相手の立場だったらどうなのか、こっちの立場から見るとどうなのかなんていうことを考えるのも、多分この道徳につながっていくんだろうと思うんです。
 偉人の言葉から学ぶ、今教科書を見せていただいて、大変すばらしく、いろんな角度から作られているなと思って、いい教科書だと思って拝見していたんですが、子供たちにとって、多分大昔の人の名前が出てきて、すごい偉い言葉が出てくる所を学ぶだけでなくて、多分、今の何か彼らが好きな野球選手やサッカー選手だったり、海外で活躍している人だったり、宇宙飛行士だったり、やっぱりそういう方もたくさん登場されると思うんですが、そういう人たちの中からの、生きている、憧れる人の生き方がどうして素敵なのかなんていうことをディスカッションするというのも重要なことだろうなと思いました。
 教科書の中なんですが、ちょっと気になるのが日本人としての自覚を持ってというような表現があるわけですが、多分この中教審でもたくさん出てきているように、今学校の中にはいろいろな国籍の子供たちがいるはずだと思います。なので、その国を愛することや日本で暮らす中で日本を愛してもらうことだったりということはいいと思うんですが、あまり全てのものに日本人としてというものが強調されるということは、逆に日本国籍以外の方々への配慮が足りないのではないかと感じたことが1点と、ちょっとこれは今斜め読みしただけなので不十分というか正確でないコメントかもしれません。
 また家族についても、家族というものの写真が出ておりました。で、そしておじいさんについて、おばあさんについて、お父さんについて、お母さんについてコメントをするというところがありました。離婚しているファミリーもあれば、養子、養女のファミリーもあるし、いろいろな家庭環境で育っている人たちがいて、私は常に欧米の子供番組を見ていると、家族というのは育てられた一緒に暮らしている人であって、それは血縁であるとか限らないということ、小さな子供たちの番組の中でもそういうことを歌にして歌ったりして、いじめのないように配慮されていますけれども、この教科書だと家族にはお父さんとお母さんとおじいちゃんとおばあちゃんが写真に写っている、これもちょっと私からするといかがなものかなと、肩身の狭い思いをする子供たちが出てこないかなと思います。
 あと宗教のことはあまり書かれていないように、これもちょっと私が今斜めで見ただけですが、これも韓国の子供たちが日本の国内で暮らし、そしてこの子供たちがまた海外でもグローバル教育という方向性の中で出ていってほしいと思ったときに、韓国の宗教だとかマナーだとかを学びながら、それをどういうふうに私たちが受け入れたり、お互いに尊敬するのかなんていうことも重要な道徳の授業に入っていくのかもしれないなと感想を持ちました。
 最後に北城さんがおっしゃった、この授業のポジショニングというんですかね、が、受験に関係する主要教科ではない、何か違うところに置かれることのないような、非常に基盤となる重要な授業であることが、ほかの私は音楽や、実は美術も同じように考えているわけですけれども、そういったふうに扱うというか、ポジションされていくことを期待しています。

【小川分科会長】  ありがとうございました。川嶋委員、よろしくお願いします。

【川嶋委員】  3点ないしは4点質問とコメントします。まず1点は事務局に確認したいことですけれども、今度もし道徳の教科書が検定教科書になった際に、今は私立学校では宗教に代えてよろしいということになっていますけれども、検定教科書になった場合にはこの検定済み教科書を私立学校でも必ず使わなければいけないのかどうかということを確認したいと思います。
 次の二、三点は意見です。1点目は、道徳教育で何を重視するかということですけれども、正しい、正しくない、善い、悪いという価値そのものも非常に重要なことですけれども、なぜそうなのかという、外国ではモーラルリーズニングといって、論理的にきちんと価値判断できる力を育てるということを重視していますので、なぜ善い、悪いのか、正しい、正しくないのかということ、それを論理的に考え、判断する力というのも是非育成していただきたい。
 次に、先ほど紹介された資料で、成果を評価するのは非常に難しいというのは現場の声として一番問題点として挙がっておりました。それで、これは数量的に判断できない、評価できないということなので、質的に評価せざるを得ない。そのような場合には、最近ではeポートフォリオとかルーブリックを使って評価することが重要になってきています。本日頂いた「私たちの道徳」の教科書には、きちんと子供たちの記録や意見を書き込む欄ができていますが、成長を実感するという点からいくと、2学年ずつぶつぶつと切られていると、小学校6年間通して自分が道徳的な判断力ないしは行動がどういうふうに変化したのかということが、3分冊になっていると分かりにくい。中学は3年分1冊になっていますので問題はないと思いますが。是非ポートフォリオなどを活用をして、小学校に入ってから中学を卒業するまで、一貫して自分の成長が確認できるようなそういう仕組みを是非考えていただきたいということです。
 そしてもう一点は佐々木委員の方からもございましたけれども、よく教育者会議で教育社会学の概念にヒドン・カリキュラムと呼ばれるものがあります。それは教科書の中のイラストや、文章の中に、気が付かない、隠れた特定のメッセージが入り込んでいることをさします。こういう隠れたカリキュラムはこれまでもしばしば指摘されてきましたので、教科書を作成する際にもそういう点を是非気を付けていただきたいと思います。以上です。

【小川分科会長】  ありがとうございました。今、川嶋委員から最初質問、検定教科書について、私学の場合どうなるのという話でした。

【塩見教育課程課長】  失礼します。私学で道徳に代えて宗教を行うことができるということについては、先ほどの資料1-2の1ページ目の学校教育法施行規則の第50条の第2項に規定があるところでございまして、この道徳教育の充実に関する有識者会議で議論されたときには、この私学について、宗教をもって道徳に代えるということについては引き続き尊重する方向でよいのではないかといったようなおまとめを頂いております。
 今回の諮問を踏まえて、また皆さんにも御議論いただければとは思っておるところでございますけれども、仮にこうしたことが引き続きということになれば、「特別な教科 道徳」に検定教科書を使うという際も、それに代えて宗教を行っている場合には検定教科書を使えということにはならないのではないかと思っております。

【小川分科会長】  川嶋委員、よろしいですね。この後、細谷委員、隂山委員、銭谷委員、森田委員、髙木委員の順でお願いいたします。細谷委員、どうぞ。

【細谷委員】  失礼いたします。私の方から、特に道徳というのは私どもは指導する側ですのであれなんですけれども、ほかの教科とちょっと違う部分がありまして、子供が全く知らないものを教えるのではなくて、子供にも大人にも本来生まれてから備わっているよりよい心という言い方をするんですけれども、それをどういうふうに引き出していくかというのが道徳の授業の1つの基本なんですけれども、そういう意味では、やはりその教材を何選ぶか、それからどういう方法で教えるかってすごく重要な意味を持ちます。したがいまして、きょうのこちらのお願いしたい事項の中にも、道徳教育の指導方法についてもあります。それからそこの中にも指導計画や、検定教科書の話もあるんですけれども、そういう意味で、これは質問になるんですけれども、今、道徳をやっております。その時に学校でかなり使っている教材として、いわゆる出版会社が出している道徳副読本というのがあります。これは見ているとワンパターンと言っては失礼なんですが、読み物が出てくるんですよ、いろんな読み物が。その読み物について、登場人物が出てくる。その登場人物の行為とか発言についての心情を、教員が子供に聞いていくわけですね。で、その心情をどんどん子供に言わせて、最終的には1つの読み物資料というのは、ある1つの価値といいましょうか、項目でできていまして、じゃああなたはこの登場人物の行為、今まで読んできた、考えてきたものに対して、自分はどうなのというような振り返りをさせて、まあいわゆる学校で言うと1つのパターンが決まっていまして、ですから副読本もそうなっていまして、実はその辺がなかなか道徳が逆に定着しないというんでしょうか、何かパターンが一緒で、本当にこれでいいのかという、教員側のちょっと葛藤もあるんですね。ですから今度の教科書というのがどういうものができ上がってくるのかなというのはちょっと私としては興味津々だったんですよ。
 そこでこの新しい新「心のノート」、「私たちの道徳」というのをきょう初めて拝見したんですが、非常にいろんな資料が入っています。で、考えさせる資料、あるいは本当に読むだけの資料、あるいはいろんな偉人の言葉ですよね、こういったものを最終的には先ほど別の委員さんもおっしゃっていましたけど、子供が気が付いたこと、考えたことを記録できるようになっていると、これ非常に私としては使い勝手がいいかなという印象を受けました。資料の中身についてはまだ何とも言えませんけれども、教材としては非常に適切な作り方をしているかなと考えました。
 それで質問なんですが、この後、先ほどの何か見ますと、この「私たちの道徳」はもちろん学校に配られますけども、それ以降のこういう計画としては、いわゆる検定教科書を、今までほかの教科でやっているように、出版会社に作ってもらって、それを検定をするという方法をとるんですよね。その場合に、1つのこの「私たちの道徳」に示したこの内容がモデルになるのか、つまりモデルになるということは、これから作るであろう道徳の指導要領の解説書ですか、こちらもそういうような書きぶりになるのか、ちょっとその辺1つ質問なんです。で、できたらやはり、私たちはこういうような、ある意味では指導者側が自由にある程度使える中身になっています。それでなおかつ子供の意見が書けるようになっています。これは、ですからこういうようなものをちょっと1つの基本としてやっていただけるとありがたいかなというところなんです。
 で、評価の話も出ていますけれども、それこそやはりほかの委員さんおっしゃっていました。私は道徳の評価というよりも、道徳の場合、子供が気付きですよね、こんなことに気付いたということを記録にとっておきたい、それを教師がその子供の気付きについて、ああよく気が付いたねというコメントを残す、いわゆるポートフォリオ評価なんですけれども、こういう形でこういう教科書なり、そのほか出てくるであろう教材がそういう形をとっていただけると、非常に道徳の評価というよりも子供の評価というんでしょうかね、この子にはこんないいところがあるんだと、あるいはこういう成長をしているんだという、とてもいいものができるような気がいたしますので、その辺「私たちの道徳」作るの大変苦労されたと思いますけれども、非常にちょっとこの辺はひとつモデルにしていただきたいなという感想であります。以上です。

【小川分科会長】  ありがとうございました。その質問等々については、これは恐らく専門部会の方で議論するようなことだと思うので、事務局の方からこの場でお答えしていただくということでもないかと思うんですけれども、何か事務局の方で、よろしいですか。

【塩見教育課程課長】  じゃあ、一言すみません。

【小川分科会長】  そうですか。はい、どうぞ。

【塩見教育課程課長】  今御指摘いただきました点について、先ほど来申し上げております、この道徳教育の充実に関する懇談会の方でもいろいろ議論がございました。特に先ほどから児童生徒の発達段階を踏まえた指導の大事さが提言されたということを申し上げておりますが、おっしゃりますように、その主人公の、登場人物の気持ちに寄り添ってやっていくだけの授業ではなくて、特に小学校高学年、あるいは中学生になってくると、いろんなその事柄について批判的に考えたり、いろんな角度から議論して、深めていくようなそういう道徳の授業をやっていく必要があるんじゃないかというふうなことの御意見をたくさん頂いております。
 今回この「私たちの道徳」が、そういった御議論も踏まえて、そうした授業にも十分対応できるものとして構想して作っていったところでございますけれども、今後その教科書がどういう形のもので出来てくるかというのは、これからのこの場での御議論を踏まえて、指導要領でありますとか、あるいは指導要領の解説がどうやって変わっていくのかということにもよってくるところがあると思うんですが、我々としてはこうした新しい教材のよさも是非生かした形で教科書ができるようにということは願っているところでございます。

【小川分科会長】  ありがとうございました。隂山委員、どうぞ。

【隂山委員】  ありがとうございます。1つ確認と2点ほどのちょっと提案をしたいんですけれども、近年の青少年の犯罪というのは、やはり戦後ずっと比べたところの中で非常に落ち着いていると。街中を歩きましても、確かに気になる子がいないことはないですけど、以前のことを思えば、もう本当にこれ学生かなと思うような格好をした子もいたりしましたけれども、それがちょっと減ってきているのではないかなという感じはします。実際大学生とかも接していましても、優秀な学生さんたちも非常に多いと。だから先ほど幾つか出ておりますけれども、やはり基本的に日本のいわゆる徳育というのはうまくいっているのではないかというような気がします。
 それを更に拡充するという意味で、今回のいろんなものが提起されてきていると思うんですけれども、2点提案があります。第一次の教育再生会議のときには、社会総がかりの教育改革ということがあって、この徳育の面に関しましても、例えば余りにもひどい内容のテレビ番組なんかが放映されている場合には、ちょっとそのスポンサーの責任もありますよねというような指摘があったと思うんですね。今実際問題、若者たちの間では、就活の問題であったりとか、ブラック企業の問題であったりとか、やはり耳にする社会というものは非常に殺伐としたものが広がっています。やはり子供たちの現状と、それからこの社会の殺伐さみたいなものを比べたときに、果たして子供たちの中に自然に道徳教育というものがなじんでいくものなのかどうなのか、ちょっと不安がありますので、この社会との連携というところはもう少し強いものがあっていいのではないかなというのが1点です。
 それからもう1点は、これどういう意味でこれが書いてあるのかちょっとよく分からないんですけれども、緑の冊子の中に、指導要録がございます。この指導要録というのは学校現場の、とりわけ学級担任が最後公簿として残していくものなんですけれども、私が現場におりました頃に比べて、例えば外国語活動の記録、それから総合的な学習の時間の記録、それから総合所見欄もものすごく広がってきています。要するに、物すごい記述量というものが肥大化をしているんですね。ここに更に道徳が加わってくるというのが事務作業量として果たして適正なものになるのかどうか、併せてその外国語活動も従来の教職員も何らかの形でこれ英語学習に加わっていくでしょうから、学校現場の方の指導力量と、それから期待されているものの間に非常に落差が起きてこないだろうか。これ1点、教職員を増やせばいいという問題ではなくて、これ最終的にはTTだとか何とか増えても、最終的な記述はこれ学級担任なんですね、全部。ですからそういうところからした場合に、最終的に事務作業量として適切にきちんとなされていくのかどうか、やはりそこのところまで見定めた上でワークチームの方で検討をしていただきたいと思います。
 最近でこそ話題にならなくなりましたけれども、指導要録の開示とか調査書の開示というようなこともございます。やはりいい加減な記述ができない時代に入ってきておりますので、やはりそうした責任性と実際の事務量、事務の質を考えたときに適正なものになりますように御検討いただきたいと思います。

【小川分科会長】  ありがとうございました。この後の順番ですけれども、銭谷委員、森田委員、髙木委員、そして篠原委員、大島委員、及川委員、吉村委員、そして押谷委員ということで……、じゃあ市川委員も。時間を少しオーバーしていますので、これからちょっと手短によろしくお願いいたします。では、どうぞ。

【銭谷委員】  じゃあ手短に申し上げますけれども、私実はこの道徳教育の充実に関する懇談会に参加をしておりまして、同じ委員の押谷先生と御一緒に昨年の3月から12月まで審議に加わってまいりました。この道徳教育の充実に関する懇談会の役割というのは3点ございまして、1つが今お手元にございます、当時は「心のノート」といったこの冊子を改訂をするというのがございまして、これが「私たちの道徳」ということできょうお配りをさせていただいているわけでございます。
 2点目が、教員の指導力向上についてということで、この点の議論は今後に幾つか課題を残しております。
 3点目が道徳の教科化に向けての論点整理ということで、懇談会としては道徳を特別の教科として検定教科書を使用して、学級担任が指導すると。評価は数的な評価を行わないという、おおむねそういう方向で整理をしたところでございます。
 これから中教審のほうで御議論いただくわけですが、懇談会に参加した者として、3点ほど是非御議論いただきたいというところを申し上げておきたいと思います。1つ目は道徳教育の目標、内容に関することでございますが、きょうの議論の中でも、例えば川嶋先生、松本先生、あるいは佐々木先生などからももうお話ございましたが、道徳教育の内容についてはいろんな御意見があるのではないかと思います。内容の共通性、それから発達段階においた重点化、それから道徳全体の目標と、道徳の時間の目標の整理といったようなことは是非次の指導要領の改訂につながりますので、今、実は、若干これらが分かりにくいということがございますので、分かりやすく整理をし、内容の共通性と重点化を図っていただければなと思っております。
 2点目でございますけれども、教材の問題でございますけれども、検定教科書を使うという方向は出ているわけでございますが、その教科書の内容につきまして、今お手元にあります、こういった「私たちの道徳」というものをできるだけ生かしていただけるような教科書作りというものができるような、そういう方向の御議論を頂ければありがたいなと思っております。
 3点目でございますけれども、さっきの懇談会でも議論が必ず煮詰まっていないのが教員の指導力の向上というところでございます。今、私、実は隂山先生と同じことを申し上げたいと思っておったんですけれども、学級担任の負担が小学校の場合特にこれから、中学校もそうですが、大変重くなるのではないかなと思っておりまして、また従来以上に負担、あるいは負担が重くなり、能力が求められるということですので、教員の養成研修の充実はもちろんでございますけれども、併せて教職員の定数改善、あるいは勤務条件の改善ということを中教審ですので、是非御議論いただきたいなと思っております。少人数学級はもちろんですけれども、大きく教育を充実するための定数、あるいは勤務条件の改善ということまで含めて、教員の指導力向上の問題について御議論いただければありがたいなと思っております。

【小川分科会長】  ありがとうございました。森田委員、どうぞ。

【森田委員】  ありがとうございます。私、これ今資料1-2の小学校の学習指導要領にございます、道徳の目標というところに関わるところなんですが、ここで提起されている、記述されている学校の教育活動全体という、この問題でございます。これはある意味では1つのこれからの日本がこれまで苦手だった、学校教育全体に関わる包括的あるいは多面的指導といいますか、あるいはそれを体系的、統合的に指導していくという、こういう指導の方法に関して、まだまだ現場の中でそれほどこれが成熟しているわけではない、それをこの道徳教育の目標の中で指導方法の方へどう下ろしていくのかということを是非とも専門部会の方で御検討いただきたいという具合に思っております。
 と申しますのは、これは道徳教育の提起の中にいじめ問題も関わっておりますが、このいじめの基本方針でもこういう包括的指導計画といわれるものをやはり考えております。あちらこちらでそれが提起されてくる、とりわけ人間の成長に関わる部分に関わる指導というものに関してはそういう側面を持たざるを得ないというか、持たなきゃいけない問題であると思っております。したがって、先ほど佐々木委員がおっしゃったようなダイバーシティーという問題でも、国際理解教育があり、あるいはその人権教育ありといろいろな場面で展開されていくわけであります。
 ただこれまでの我々の教育の中では、それがその担当の教員個々人の力量、こういうものに委ねられてきた。そしてその資質向上というものを図ろうという具合に考えてきたわけであります。ただこの指導方法を見てみますと、その次のところで校長というところが非常に重要な役割を持ちまして、校長の方針の下でという具合になっております。これもまた校長の力量というところに委ねられるところが大きくなってくるということになりますと、いろいろなこういう人間成長に関わるところは個々の教育の指導の担当の教員あるいは校長という、そういう力量に委ねられてしまうというところになります。
 しかし、やはり多面的、包括的ということになりますと、組織的な対応というものが必要になってまいります。その組織的な対応というものの中で、組織的な指導といわれるものの中で、それぞれのものをどう溶かし込んでいくかと、そしてそれをかつ子供たちの場面へどう展開していくかということはこれからの1つの大きな課題になっていく、指導法の在り方の課題になってまいりますし、その方法もまだまだ開発しなきゃいけない部分が随分ございます。したがって、この今の目標から、この道徳教育に限ると指導方法への展開の中へ、そういう視点をどういう具合に入れるのかというところを専門部会で是非とも御検討いただきたい。
 いじめの方はいじめの方で基本方針の、だからそれぞれの学校で組織を作れと、この組織は必置でございます。またこれと今のいじめの未然防止と、それから道徳教育と関わってまいります。そういう具合にあちらこちらでなってくるものを統括しながら、それを全面的に展開していくというようなやっぱり1つの組織的な学校としての在り方といいますか、そういうものをどう形成していくかということも併せて御検討いただき、実行していただきたいなという具合に思っております。以上でございます。

【小川分科会長】  ありがとうございました。続いて髙木委員、お願いします。

【髙木委員】  私は評価ということにつきまして、その面から3つのことをお願いしたいなと今考えております。大前提といたしまして、学校教育の中で指導する以上、実行可能な評価を是非考えていかなくてはいけないと考えております。
 第1番目といたしましては、きょうの資料1-1にも書かれておりますが、結果としての評価ではないと道徳教育の場合には考えられます。ただ、ここのところに書かれているような振り返りということが今道徳以外でも今学校教育の中ではかなり振り返りという事項が多くなっておりますし、それから現行の学習指導要領の総則の中にも小学校16ページ、中学校18ページかな、そういったような総則の中にも振り返り事項が入っていますが、振り返りするためには、授業というのは基本的には教師の目標ということがあって、それを学習者である児童生徒に身に付けさせるということもありますが、児童生徒そのものに自分たちでまず見通しを持って、その教科学習に当たるという内発的な児童生徒自身の道徳観の涵養というか見通しを持って、そしてその見通しの下に振り返りをするということが大事かなと思っていますので、その辺の部会での御検討を1つはお願いしたいと思います。
 第2番目でございます。第2番目は、これは第3番目の話と関係いたしますが、これは他の教科、要するに道徳ということが本日語られていますが、教育課程全般の中でやはり考えていかなければいけないのだと思います。それは評価に関して言えば、数値による評価でないとすると、当然質的な評価でありますし、文章表現やそういったものが出てくるということになると思います。後ほどお話しいたしますが、それは先ほど隂山委員や銭谷委員が話されたことと全く共通しています。まあその負担については3番目にお話ししますが、まずはその前に、例えば大学入試において学校からの推薦書というのは見方を変えると推薦書を書く教員の文章能力というのが影響してきます。ですからその本人の道徳性を文章表現によって見ようとしても、書いた教員の見方や書いた教員の価値感の問題というのが出てくるわけで、そこの評価というのはどういうふうに考えていくか、まさに教科学習のような段階的な能力育成には道徳教育はならないと思いますので、先ほど川嶋委員が話されたように、この道徳の評価自体、やはり長いスパンの中、更には成長記録ということの中で、例えばですがこれからはeポートフォリオ、大学等も導入していますし、その中で議論の中にもありました多面的・多角的な評価というのを子供の成長の中で見ていくということが求められる。1年や2年の結果としての評価だけでない評価というのが1つ考えられるのではないかと思います。
 3つ目です、これは現実の問題になりまして、繰り返しになりますが、この資料1-7の49ページ、先ほど隂山委員が指摘されたことと全く同じことを私は考えておりました。現行の小学校の先生方、大変時間数使われ、丁寧に御指導されています。こういった委員会でいろいろ思いや願いを語るのはいいのですが、実行可能な道徳教育にしていかなければ、それは絵に描いた餅になると思っております。特に教育課程の全体のバランス、各記述の問題、後ほど英語教育の方のことも出てきますが、英語教育の方でもこれを記述の問題になるとしますと、膨大な量の年度末、特に3月の成績を付け終わった後、1週間、2週間の間に先生方はこの要録を付けなければいけないという事態、今でも大変な状態の中で、更に先生方の授業に向かう時間というのを私はとりたい、事務処理に当たる時間よりも実質的な子供たちに向き合って、子供たちの学力を付けていくことにもう少し力を注いでいただきたいと思っている立場から、この評価の在り方、今3点申し上げました。以上でございます。

【小川分科会長】  ありがとうございます。篠原委員。

【篠原委員】  小川分科会長が発言時間がいろいろ延びるのでいらいらしている様子がよく分かるので、端的にもう簡潔に申し上げます。教育のカリキュラムを作る上で、やっぱり多様性、さっきダイバーシティーの話がありました、多様性、それから柔軟性というのが必要だと思うんですね。だから教科ですることは私は賛成なんですけれども、特別な教科ですから、そういう意味からすると、例えば土曜授業の中、土曜授業をうまく活用するとか、あるいは外部の講師の方々で、あるいは地域の外部の講師でもいいと思うんですけれども、そういう人にも御登場願って、子供たちに話をしてもらうとか、あるいは保護者、地域・家庭との連携非常に重要ですから、保護者の方々にも年に1回でも2回でも、あるいは学期ごとに1回でもいいんですけれども来ていただいて、子供たちを巻き込んでみんなで話をするとか、いろんな多様性、柔軟性をもって、僕はカリキュラムを作って、それぞれの学校の判断でできるようにした方がいいのではないかと。
 その中で大事なことはやっぱり実践と現場だと思うんですね。やっぱり教室で幾ら学んでも、それが身に付くためにはやっぱり現場に連れていく、現場の中で実践させると、これが僕は大事だと思うので、やっぱり現場に神宿るという言葉がありますけれども、この特に道徳の問題はそれが非常に重要なのかなという感じがしております。言いたいことはいっぱいあるけど、発言できるだけ短くして、そんなことを言いますけれども。
 先ほど塩見さんが私学のことで御質問あったときに、小学校は宗教教育に代えられるんだとおっしゃった。これを見ると小学校においてはであって、中学には何も書いていないですね、現在ね。それとその考えだとミッションスクールだけがそれでできるということで、ほかの私学は違うんじゃないでしょうか。どうでしょうか。それのことだけ。発言短くしたつもりですけど、どうでしょうか。

【小川分科会長】  ありがとうございます。じゃあ一言事務局の方から。

【塩見教育課程課長】  中学も準用されておりますので、中学も同じでございます。それからミッションスクールに限っておりませんで、私学であれば宗教に代えることが可能になっております。

【小川分科会長】  この後大島委員、及川委員、吉村委員、押谷委員、市川委員ということで、できる限り一言ずつぐらいでよろしくお願いいたします。すみません。じゃあ大島委員、どうぞ。

【大島委員】  ちょっとほかの先生方と重なる点がありますが、3点を今後検討していただきたく思います。
 1点目は、やはり学習指導要領を作成する際に、いろんな先生方からも御意見が出ていますが、多様性をどのように盛り込むかという点です。やはり守るべき倫理としては共通することなので問題ないと思います。しかし、やはり多様性というと教科書を読ませていただきましたが、偉人の言葉をどのように受け止めて、それらの言葉を自分たちの人格形成にどのように役立てるかというのは、人それぞれ異なります。したがって、その意味で多様性を学習指導要領の作成の際にどのように盛り込むかという点が大事だと思います。
 2点目は、やはり他人との関わり合いについてです。これに対しての指導方法と評価をどうするかについては非常に難しいのではないかと思います。見ていますと、やはり年間35単位なので週1回の授業になると思います。その中でやはり様々な違いを知るという機会ですね、ダイバーシティーということは多様性を知る機会を盛り込むということが大事だと思いますが、頂いた資料1-2によると、例えば道徳教育を実施する上での課題として、地域や保護者の協力が得られにくいという結果が出ています。やはり他人との関わりについてそういう授業の中で連携しながら、どのようにして盛り込むかは、先生タイというだけではなかなか道徳教育って地域や文化の違いなどの様々な観点があります。そういう機会というのを是非盛り込みながら、先生以外の地域や文化の異なる環境に身をおいてみて、そういう意見の合意形成を行っていく経験は非常に大事だと思っております。
 3点目は、やはり社会的な変化をどのように取り入れるかという点です。特に先ほども出ていましたが、フェイスブックやLINEなどのSNSとか、それを含めてやはり他人との関わり合いが非常にはやいスピードで変化してきていると思います。恐らくこれからも世の中って急激な社会変化が起こると思います。そのため、それを道徳という、モラル、そして人格形成という観点で、どのようにして授業の中に取り込んでいくかについて是非御検討いただければと思います。以上です。

【小川分科会長】  ありがとうございました。及川委員、どうぞ。

【及川委員】  私は高等学校における道徳教育という観点からお話をしたいと思いますけれども、高等学校における道徳教育というのは、人間としての在り方、生き方に関する教育を、その教育活動全体を通して行うことをもって道徳教育の充実を図ると位置付けられています。それで人間としての在り方、生き方に関する教育の中核的な指導の場面というのは、教科、公民科の科目、倫理、それから現代社会及び特別活動がその中核的な指導の場面と位置付けられています。
 そういった点から見てみますと、現在その道徳の時間というのは学校の教育活動全体を通じて行う道徳教育の要ということに位置付けられていると思いますけれども、高校における人間としての在り方、生き方に関する教育を見てみたときに、この道徳の目標のところにありますように、中核的な場面、要であるとすれば、他の各教科、外国語活動、総合的な学習の時間及び特別活動における道徳教育等の密接な関連を図りながら、各教科であるとか総合的な学習の時間、特活等における関連を図るということは非常に重要だと思っています。そのための全体計画だと思いますので、その点のことについて専門部会では是非検討していただきたいと思います。

【小川分科会長】  ありがとうございました。吉村委員。

【吉村委員】  私は研修を行う立場、それから現場の視点という点で意見と要望を述べさせていただきます。まず1点目は評価についてです。専門部会の方で十分に検討を進めていただいていると思いますが、まず1点ですが、評価について今議論が出ていますように、数値ではなく文章で評価するということがどれほどきちんと計れるのかということに慎重であるべきと考えております。先ほど教員の文章力ということもありましたが、実際に子供たちにおきましても、毎時間の振り返り、ワークシート等を使っても、ほとんど書けない子が実は家へ帰って、保護者と毎時間のように話をしていたりですとか、また何年かたって社会に出て初めて、あのときの道徳の時間に話し合われたことや、先生の言うことが分かったというようなことがあり、非常に長期的な視点が必要だということから、評価については慎重に検証していく必要があると感じております。
 また、これは報道機関等へのまたお願いにもなろうかと思いますが、今議論されているこの理念などは、きちんと保護者や現場の先生方に伝える必要があると思います。今、教科化になり、評価されるということに対して、非常に多くの不安や意見が起こっております。価値の押し付けにならないかということも含めて、現場ではもちろん教員は価値を押し付ける指導はしないようにということで今徹底はしておりますが、その辺の不安がやはり保護者等にも出てくると思いますし、先ほど入試等に影響すべきだという点、これも私は非常に賛成なのですが、やはり難しさもあります。そこは非常にセンシティブな部分ですので、この辺をいかに国民に伝えていくかということも大切だと感じております。
 2点目、研修指導体制ということでお願いでございます。数年前、外国語活動等が取り入れられたときも、大分事前から国の方で方針を出され、研修を行う期間が設けられました。今回の教科化という方向で進んでいくと思うのですが、それに向けて国の方からきちんと評価について研修が行えるような体制作りをお願いしたいと思います。
 やはり文章というのは非常に難しいことでもありますので、実際に指導に当たる教員がその研修を十二分にする必要があろうかと思います。そして何よりも先ほどあります校内の研修体制を構築するためには、やはり全体の教育課程を見直し、先生方が勤務時間内に校内研修がもてるような体制をつくる必要もあろうかと思います。今は月曜日から金曜日まで6時間に近い中で、先生方には、様々な分野での研修が課せられていますが、実際その時間をもつことができないという現状がありますので、その点を改善していく必要があると感じております。以上です。

【小川分科会長】  ありがとうございます。押谷委員、どうぞ。

【押谷委員】  失礼いたします。先ほどの銭谷委員と同様、私も懇談会のまとめにかからせていただきましたので、その立場から中教審にお願いということで1点お願いしたいと思います。今資料1-3を見ておりますと、実質的な審議がいわゆる教科化に向けてのいろんな詰めということになっていくと思うんですけれども、私はこの諮問文ですね、これを大変うれしく思っております。と申しますのは、道徳教育というのが教育の根幹であり、そしてまた我が国の教育の現状改善し、今後の時代を生き抜く力を人として育成する上で緊急の課題であると。そしてまた道徳教育が学校教育全体の真の中核としての役割を果たすこととなるよう、早急に抜本的な改善充実を図る必要があると、こういうところから道徳の教科化というようなものも審議をお願いするということでありますですよね。
 だから、これからどんどん具体的なお話になっていくんですけれども、そういったことが実はこの道徳教育の充実につながっていく、当然現在の学校教育全体の改善とつながっていく、つまり道徳の教科化ということに関わって、国民が何か夢を託せるような、何かそういうまとめといいましょうか、答申をしていただきたいなということが願いでございます。これだけでございます。

【小川分科会長】  ありがとうございました。では最後に市川委員、どうぞ。

【市川委員】  現行の指導要領を作成するときに、横割り部会の中学校部会というのがありまして、この中で道徳教育の在り方というのが結構議論されました。中学生にとって、あるいは中学校の先生、あるいは保護者にとっても、どうも今の道徳教育というのがやや形骸化している面があるのではないかと。やってよかったと、生徒も受けてよかった、ためになったと思えるようなものにするのはどうしたらいいだろうかという議論でした。
 その中で、今の道徳教育の中であまり強く打ち出されていなかったものとして3つのことを少し入れていくという提案がなされました。一つは法教育です。一つはキャリア教育的なもの、キャリアといっても職業だけではなくて、人間はいかに生きるかという生き方についてですね。
 それからもう一つは心理教育的なことだったんですね。その心理教育的なことというのは、今回特にいじめとかそういう問題がかなりクローズアップされていますので特に重要だと思っているのですが、人をいじめてはいけませんとか、差別してはいけませんというのは誰でも分かっていることです。聞けば子供でも、それはいけないことだと言います。ところが実際にはいじめとか差別が起こってしまう。それはやっぱり人間の心のどこかに人を差別してしまう気持ちとか、いじめてしまうような気持ちというのがどこかにあって、それが条件によって発現してきてしまうわけですね。そういう人間の心の仕組みについてのある程度理解というものを中学生ぐらいになったら知ってもらって、そしてそれを克服していくというようなことを入れていく必要があるんじゃないかというのがそのときの、私もちょっと申し上げた意見でした。
 ですから少なくとも中学校段階でいいと思うのですが、かく生きるべきとか、こういうことはしてはいけませんというだけではなくて、その背後にある人間性というものについての理解ですね、これは領域で言えば社会心理学的なことにもなるかと思うのですが、そういう面についての理解を促すような記述も設けていただけるといいと思った次第です。

【小川分科会長】  ありがとうございました。予定の時間をかなりオーバーしてしまいましたけれども、きょう皆さんから貴重な御意見、特に今後検討する上での論点や課題について非常に多くの御意見を頂きました。これについては今後の審議に是非生かさせていただきたいと思います。
 最後に確認というか御了解いただきたいのですけれども、先ほど資料1-5で事務局から説明ありましたように、今後の検討体制について専門部会の設置について、これについては教育課程部会として決定いただく事項であるわけですけれども、隣に部会長がいらっしゃいますけれども、審議の都合上私の方から諮らせていただければと思います。
 この件については、教育課程部会の下に道徳教育専門部会を設置して、今後専門部会を中心に議論をしていただくということで進めていきたいということですけれども、よろしいでしょうか。
(「異議なし」の声あり)

【小川分科会長】  ありがとうございます。それでは教育課程部会の下に道徳教育専門部会を設置し、今後そこを中心にして、その道徳教育の改善について議論を進めさせていただきたいと思います。それではありがとうございました。
 11時半に終わる予定だったんですけれども、この後もう一つ英語教育の在り方に関する有識者会議の設置及び、その第1回目の審議が終了しているということでその御報告をまず国際教育課から御説明いただいて、もしも御意見や御質問があれば、若干受けたいと思いますので、あと十数分お時間頂ければ幸いと思います。よろしくお願いいたします。では事務局の方からお願いいたします。

【榎本国際教育課長】  失礼いたします。資料2-1からごらんいただけますでしょうか。大きく3つの項目から御説明いたします。まず資料2-1、これは英語教育の在り方に関する有識者会議を2月付で設置をしたというものでございます。
 1枚めくりまして裏側に、この有識者会議の名簿を付してございます。11人の方々でございまして、この方々によりまして、先週2月26日に第1回の会議を行ったところでございます。
 この会議の背景といたしまして、2つ目の項目といたしまして、1枚更にめくりまして、横長の資料2-3、グローバル化に対応した英語教育改革実施計画をごらんください。これは初中分科会では既に御報告をしておりますので、簡単に御報告申し上げますと、この実施計画、昨年12月に作成し、発表しているところでございますが、まず英語教育に関しましては、現行の学習指導要領に基づきまして、各学校で様々な取組が見られます。それを背景といたしましても、この一番上の枠組みでございますが、小学校では英語教育の充実・強化、それから中学・高校では英語の高度化など含めて、小・中・高を通じて英語教育全体の充実を図るという考え方でございます。
 具体的な考え方といたしましては、まず2つ目の四角ですけれども、小学校では現在高学年で週1回の活動が行われておりますが、これを中学年から週一、二コマ程度、それから小学校高学年では週3コマ程度の教科とすると。中学年が活動、高学年が教科でございますが、この高学年の場合には週3コマ程度とし、その中にはモジュール授業も活用するとしております。
 中学校に参りますと、授業を英語で行うことを基本とする。高等学校に関しましては言語活動高度化と大きく掲げております。
 そうしたことを踏まえながら、体制整備といたしまして、指導体制強化、それから外部人材の活用促進等を行ってまいり、この資料2-3の下の方でございますが、小・中・高の各段階を通じて英語教育を充実し、生徒の英語力を向上させるというものでございます。
 1ページ目の一番下、スケジュールで4行掲げてございまして、まず1月頃、さっき申しました2月に有識者会議を設置いたしました。そして来年度から、平成26年から平成30年度までの間指導体制を整備する、あるいは拠点授業や教育課程特例校によりまして、先ほど上に挙げましたような小・中・高に関する先取り実施を限定的なところで行っていきたいと思っております。
 そうしたことを行っていきながら、また改めまして中教審での検討をお願いすることになろうと思います。それを踏まえて学習指導要領を改訂し、平成30年度から段階的に先行実施し、平成32年度から全面実施ということを1つ目標としているところでございます。
 こうした実施計画を念頭に置きながら、3点目、最後でございますが、資料2-2でございます。先ほど紹介いたしました有識者会議におきまして、先週第1回を行ったところでございますが、資料2-2に掲げておりますような検討課題を示しております。
 4つ柱がございます。教育目標・内容の在り方、2つ目、指導と評価、3点目、教科書と教材、4点目指導体制というふうにしております。こうしたことに関しまして、1回目の会議を行った際には、まず先生方の間からは小中校では様々な英語教育に関する充実した取組が見られるというお話があり、その上でまだ更なる課題もあるというふうなお話を多々頂いたところでございます。
 またその際には、先ほどのような実施計画の構想を前提といたしますと、様々な条件整備の問題、あるいは教員の免許、あるいはJETをはじめとします教員以外の人材の確保といった論点もあろうかというふうなことで、初回でございましたので、いろいろと自由討論といたしましたけれども、多様な意見を頂いたところでございます。
 この有識者会議でございますが、資料2-2の裏側でございますが、今後のスケジュールといたしまして、月1回程度のペースで、先ほどの検討課題、4つの柱に沿いまして検討を行い、秋頃までにはこの有識者会議といたしまして、取りまとめを行いたいと思っております。
 そしてその有識者会議の議論も踏まえまして、教育課程等の課題に関しましては、中教審に改めて審議をお願いし、教科全体の中での御検討をお願いできればと思っております。駆け足でございますが、以上です。

【小川分科会長】  ありがとうございます。時間もあまりないのですけれども、今の御説明について何か確認したいこと、御質問ないしは要望がございましたら、一、二、受けたいと思いますけれども。北城委員、どうぞ。

【北城委員】  外部の人材の活用のところで、JET、ALT等出ているのですが、英語を母国語とする方に教えていただくことはいいのですが、基本は米国英語を中心にやっていただいた方がいいんじゃないかと思います。多様な英語があることは事実なんですが、子供の頃からオーストラリア英語で教えて、それで高校に行って、外国の人と話すと通じないというようなことでは不都合です。米国の中西部というようなんですかね、標準英語に近い方を基本的に選んでいただいて、その方に英語を母国語としない人に英語をどう教えるかという教授法があるので、それを教えていただいた上で、生徒を教育していただいた方がいいと思います。

【小川分科会長】  ありがとうございました。ほかにいかがでしょうか。中川委員。

【中川委員】  英語教育のこの検討、非常に重要な問題だと思っているんですが、有識者会議のメンバーを見ますと、私立の学校関係者全然入っていないんですね。これ何か意図があるんでしょうか。もしあったらお聞かせいただきたい。もしそういう特別な意図がないのであれば、私立の学校にとっても非常に重要なことですから、委員として加えるなり何なり方法を考えていただきたいと思います。

【小川分科会長】  事務局何かございますか。

【榎本国際教育課長】  審議におきましては、国公私幅広い観点から御審議をお願いしたいと思っております。

【小川分科会長】  ほかにいかがでしょうか。はい、市川委員どうぞ。

【市川委員】  これはお願いなんですけれども、これからこの会議でも、この英語教育について審議していくに当たって、是非専門家からのレクチャーをお願いしたいと思っています。普通指導要領にはあまり教育方法的なことはこれまで書かれていないと言われましたが、今回はかなりこれ教育方法にも踏み込んでいると思うんですね。そういう審議をするときに、やはり専門家の方から、まず英語教育の方でどういう立場なりメソッドというものがあるのかということの外観的なレクチャー、それから日本での英語教育というのがある程度変遷があるわけですね。どちらかと言えば私たちも30年前、40年前に文法訳読的に教わってきたもの、それの反動もかなり大きかったと思いますが、90年代からはかなりコミュニカティブなものが入ってきたと。それぞれがどういうものであって、え、その結果、その時々でどういうテスト得点と、もうずばり言っていいと思うんですけれども、4技能について、それぞれどういうことが成果あるいは問題として表れてきたのかというようなことに関して、一応レクチャーを受けた上で審議を進めていった方がいいと思うので、これはお願いです。

【小川分科会長】  ありがとうございました。事務局の方、よろしくお願いいたします。
 隂山委員どうぞ。

【隂山委員】  いいですか、1点だけ。これだけの内容を変えるということになってくると、先ほどの道徳もひっくるめて、指導要領全体をもう全部やり直さないと無理なような、ちょっと感じがするんですけれども、例えば従来のペースとは違う形での指導要領の改訂というものが念頭にあるのかないのか、あるいはその土曜日授業とかもちょっと意見が出ているのは、そういうふうなことも検討過程に入ってくるのかどうか、ちょっとその全体図をもしお持ちながら、教えていただければと思います。

【小川分科会長】  これ事務局の方、よろしくお願いします。

【塩見教育課程課長】  失礼します。指導要領全体の改訂、先ほどの道徳は一部改訂の議論でございます。この英語も含めた全体の改訂につきましては、来年度しかるべき時期に中教審で諮問させていただくことになろうかと思っておりまして、そこでの御議論になろうかと思いますので、それまでの間に英語を含めていろんな論点を事務局としても整理してまいりたいと思っております。

【隂山委員】  すみません。ということは、やっぱり従来とは違うペースになり得るということですね。

【塩見教育課程課長】  はい。大体従来は10年に1度の改訂のスケジュールでやっておりますけれども、場合によっては従来よりも多少早いペースで改訂ということも結果としてはあり得るのではないかと思っております。

【小川分科会長】  隂山委員、よろしいですよね。

【隂山委員】  はい。

【小川分科会長】  すみません、もう時間がオーバーしていますので、御意見あろうかと思いますけれども、先ほどのような道徳教育と英語教育については、有識者会議等々の様々な審議はまた教育課程部会、初中分科会の方にフィードバックしていただいて、また皆さんから御意見を集約して、またお返しするというふうな、そういうことをやりとりさせていただきますので、今後ともまたよろしくお願いいたします。
 じゃあ、時間が10分ぐらいオーバーしましたけど、この辺できょうの合同会議を終わらせていただきたいと思います。次回以降の予定について、事務局の方からよろしくお願いします。

【小林教育制度改革室長】  次回の日程につきましては、それぞれ部会長と御相談して、また追って御連絡させていただきます。

【小川分科会長】  今後についてはまた部会長、分科会長と事務局で相談しながら、追って連絡させていただきたいと思います。ありがとうございます。
 本日はこれで議事全て終了しましたので、きょうの合同会議は終わりたいと思います。ありがとうございました。

―― 了 ――

お問合せ先

初等中等教育局初等中等教育企画課教育制度改革室

(初等中等教育局初等中等教育企画課教育制度改革室)

-- 登録:平成26年07月 --