ここからサイトの主なメニューです

初等中等教育分科会(第14回) 議事録

1.日時

平成15年11月20日(木曜日) 14時30分~15時30分

2.場所

文部科学省分館 601特別会議室(6階)

3.議題

  1. 食に関する指導体制の整備について
  2. その他

4.出席者

委員

 鳥居会長、木村分科会長、國分副分科会長、赤田委員、田村委員、渡久山委員、橋本委員、横山委員
(臨時委員)
 今井委員、岡本委員、永井委員、船津委員、宮崎委員、森川委員

文部科学省

 矢野文部科学審議官、結城文部科学審議官、田中スポーツ・青少年局長、金森初等中等教育局担当審議官、河野主任視学官、辰野初等中等教育企画課長、佐藤初等中等教育企画課補佐、大槻教育課程課長、竹下教職員課長、宮内企画官、大木学校健康教育課長、藤江健康教育企画室長、その他関係官
(栄養教諭免許制度の在り方に関するワーキンググループ)
 平出主査

5.議事録

(○=委員、●=事務局)

午後2時30分 開会

(1)食に関する指導体制の整備について、資料に基づき、國分教員養成部会長及び平出主査より報告。事務局より補足説明の後、意見交換。

委員
 現在、栄養士の先生方は、栄養に関する知識は、たぶん高度なものをお持ちであると考えています。しかしながら、中学校の現場で、今、授業を教える際にポイントとなるのは、雑ぱくなところ、生徒の取り扱いもかなり大きな要素ではないかと思っています。養成の課程でそのようなプログラムは入っているのかどうかの確認というか、質問をしたいと思っております。

委員
 それは十分入れて検討しているところでございます。

委員
 御説明いただきました資料6のほうですけれども、ここに教科名が何ヵ所か載っているのですが、小学校と中学校と教科名が違っておりますので、正式の教科名で書かれたほうがよろしいのかなと思いました。教科名が何ヵ所も出てくるわけですが、一番最後のカラー刷りで見ていただくとわかりますが、「栄養教諭」のところの上のほうに、「保健体育」とありますが、小学校では「体育科」と言っています。中学では「保健体育科」になります。もし一緒に記載するならば、「体育、保健体育」となります。
 それから、その右側のところも、「家庭」というのは小学校の「家庭科」という教科です。中学校は「家庭科」はないわけです。「技術・家庭科」となるわけです。
 ですから、公の文書になりますので、この中に何ヵ所か教科名が出てくるわけですが、そういったことで小学校と中学校は教科名が違うということ。
 その前のページのところには、教科名の後に指導の内容が入っているわけですけれども、これも小学校と中学校を分けるのか、または一緒にして、例えば「項目」の2つ目、「家庭科」と書いて、括弧して指導内容が入っておりますが、「家庭科、技術・家庭科」ということで、両方合わせて入れるのか、そのあたりのことをまた作成されるときに追加していただければありがたいと思っています。

委員
 今の教科との連携といいますか、関連ということにかかわって申し上げますが、これは兼務制をとる場合には、1人の方が幾つかの学校を兼務するということですから、そうしますと、特に家庭科とか、保健体育の領域、こういう教科の先生方は、それぞれその中で食に関するいろいろな指導をなさっているわけです。その場合に、兼務になりますと、その担任の先生との連携は、学校の実情とか、先生方との日頃のコンタクトがかなりとれていないと、なかなかその連携は難しいのではないかと思います。
 栄養教諭の先生方がふだんから、そういうことで幾つかの学校、最低2つの学校を兼務されれば、両方のことをよく御存じでないといけないということもありますから、これはこの分科会でも当初から議論になっておりますが、確かに教科との連携はしていかなければならないわけですが、実際にそれを進める段階でかなり難しい問題があると思うのですが、そのあたりは部会、ワーキングのほうでどの程度検討されたのか、お聞かせいただければと思います。

委員
 その問題の指摘は出ております。しかし、具体的にどのような連携の在り方があるかということについて突っ込んだ協議はまだしておりません。いずれしなくてはいけないだろうと思いながら、場合によっては我々の守備範囲を超しているのかなという意見もあって、今のところそういう状態であります。

委員
 栄養教諭は集団指導と個別相談にものるというふうにここに出ておりますが、個別的な相談活動に対してどういうイメージを持たれているのか。アレルギーとか、肥満というのはすぐ思いつくわけですが、私どもが現場で一番苦労しているのは、欠食と申しますか、家庭の問題ではあるのです。私どものところは中学校は給食がないのですが、小学校ではほとんど不登校はないが、中学になったらドッと増えるような状況も、大いにこの食と関係がありそうだという気がするわけです。
 学校長に2、3日前、牛乳を10時ごろに1回飲ましたらどうかというところまで話もしてみたのですが、そういった個別指導のイメージですね。栄養職員がどういう形でタッチできるのか、難しいのか。これは学級担任や学校の問題でもあろうとは思うのですが、個別指導のイメージということで、どういうイメージがワーキンググループで出たのか、ちょっとお尋ねしたいと思います。

委員
 食に関する個別症例をどのように栄養教諭によって対処していくか、それぞれ1つ1つについてまだ具体的なイメージは出ておりません。ただ、校医と十分連絡をとり合って、指導を受けてやらなければならないとか、あるいは欠食という場合でも、欠食の程度が大変ひどい場合と軽い場合とがあるだろうと思うので、それは個別に1つ1つ取り上げて、どのように対応するか、具体的にはまだ出ていない。でも、私どものイメージの中には十分出てきておりますので、進めていきたいと思っております。

委員
 インスタントラーメン1つにでも卵1つでも入れさせたい。中学生であれば、自分でするということを強く言いたいのですけれどもね。私は中学生ではそういうことを言ってきて、家庭科の先生あたりもちょっと考えているようでしたけれども。

委員
 今、何人かの委員さんから出ていることに関連するわけですが、指導内容の点で、数校の教職員と連携を取り合って行うということも難しいことがあるわけですけれども、さらに難しいことは、児童生徒理解ということで、個別指導、集団指導等があるわけですけれども、そのあたりで、私は中学校の立場ですから、中学校で問題行動の多いところでの指導は大変難しいわけです。ですから、ただ単に指導ができればということだけではなくて、本当に児童生徒理解をしながら、どのように指導していくかという、内容だけではない、別の指導ですね、そういったことまで含んで―これからこれが創設されますと、数校にかかわってということで、言葉の上では簡単なのですが、とても難しいことで、今、カウンセラーの先生もものすごく悩んでいるわけですけれども、そういう問題点が出るということです。そんな点を含んだ上で、指導内容だけではなくて、生徒理解、児童理解、小学校の高学年から大変ですので、そういったことも含めて御議論しておいたほうがよろしいと思います。

委員
 2つの件ですが、1つは先ほどから出ています栄養職員、あるいは栄養教諭になった場合の学校における教育活動の1つとして、個別指導もありますし、あるいは給食委員会をつくって、学校全体としての取組もあるわけです。ただ、これは実は中教審の総会でも出たのですけれども、職員と職員との間の壁が学校にあるのではないか。そういうことで、壁を取り除くことのほうが、免許制度をつくるよりももっと先ではないかという声もありましたんですが、実際、現場の栄養職員に聞いてみますと、例えば1つの食指導に携わろうと思った場合、教諭という立場と職員という立場では違うんだそうですね、違うという感じを受けている。教諭になったほうが、またかえって教諭同士の対等な立場でいろいろな内容も話ができるし、あるいは責任の重さも出てくるし、あるいは今ありましたように、免許を実際に取ろうとした場合に、教育関係教科も取るわけですね。そういうところで、生徒や子どもたちへの理解度も非常に増すということで、教員になったほうが学校における食指導のためにもっと働けるのではないかという意向が、現場では大きいようなのです。ですから、栄養職員の皆さんは多くの場合、栄養教諭になることを非常に期待しているということが言えると思います。
 もう1つ、今、委員の中でございましたが、中学での給食が非常に少ないですよね。これを見ても約70%ぐらいですね。小学校は99%いっているのです。私も食の部会に属していますけれども、そこでいろいろ話し合ったときに、3分の1の学校給食の中で、食の望ましい習慣づくりを何か指導していく必要があるのではないか。もちろん家庭という問題が、第一義的には食指導をすべきだけれども、あるいは望ましい食習慣をつくるべきだけれども、なかなか今そうでない状況もある。そういう意味では、少なくとも3分の1を学校で給食して、その3分の1の学校給食を中心にして食指導をしていく。そういう中から望ましい食習慣をつくっていくことは非常に大切ではないだろうかという意見もありました。
 そうなってくると、例えばアメリカあたりで、今、いろいろな法律の中で、ナショナル・ランチ・アクトというのがあって、給食をやっていく。あるいは、ブレックファスト・プログラムをつくって、昼間の給食にプラスして朝食まで学校で出しているという状況があるわけです。それを考えると、今、家庭での食指導が難しい状況下では、学校における学校給食の在り方は重要な位置を占めてくるのではないかという感じがしております。

委員木村分科会長
 資料1の2ページから、一番下の「項目」の「一方、現在の管理栄養士云々」のところからずっときて、次のページの「栄養教諭の養成における専門学校等での学修の取扱いについても、今後検討する必要がある。」となっていますが、「取扱い」については、具体的にどういう可能性があるか、またどういう取り扱いをしようということなのでしょうか。専門学校での学修歴をどうするかという問題ですか。

委員
 前文にありますように、現在、専門学校で栄養士の資格を取って学校栄養職員になっている者もおりますし、この学校で栄養士の資格を取って、さらに管理栄養士の国家試験を取っている者もいる。専門学校等で行われるカリキュラム内容の専門性は高いということがありますので、専門学校は今後考えないということにしないように、むしろ積極的に活かす方向で検討していきたい。そこでの栄養士資格取得者に対しても応分の対応の仕方をしていくべきだろうという、その程度だと思っているのですが。

事務局
 今御紹介があったとおりでございまして、特に教員の場合ですと、栄養教諭ですと栄養に関する専門性と、教職に関する専門性とあるわけでございますが、こちらのほうに書いていただいておりますのは、栄養に関する専門性についてレベルが高いのではないか。ですから、その科目を単位修得したということについて、専門学校を出ていても栄養教諭になれる道として積極的に評価していくべきではないかという考え方でございます。
 具体的な手法としましては、今もほかの教諭でもそうでございますが、指定教員養成機関という形で、専門学校等を指定する仕組みもございます。あるいは、新たな議論として御意見をいただいておりますのは、例えば教職科目というのは大学の教育学部で取る。専門科目は専門学校で取る。それをつなげるようなやり方もあるのではないかといった御議論が、現在のところ出ているところでございます。

(2)事務局より、次回以降の日程について説明の後、閉会。

お問合せ先

初等中等教育局初等中等教育企画課教育制度改革室

(初等中等教育局初等中等教育企画課教育制度改革室)

-- 登録:平成21年以前 --