小学校部会における検討事項

1.「社会に開かれた教育課程」の視点に立った、小学校の教育課程の改善について

○これからの社会の在り方を見据えた、小学校教育の改善の方向性
○発達の段階(低学年・中学年・高学年)を踏まえた学習・指導の在り方
○特別支援教育の在り方
○幼児教育、中学校教育との円滑な接続の在り方
○家庭、地域・社会との連携の在り方 など

※「社会に開かれた教育課程」(教育課程企画特別部会「論点整理」3~4ページ参照)
(1)社会や世界の状況を幅広く視野に入れ、よりよい学校教育を通じてよりよい社会を創るという目標を持ち、教育課程を介してその目標を社会と共有していくこと
(2)これからの社会を創り出していく子供たちが、社会や世界に向き合い関わり自らの人生を切り拓(ひら)いていくために求められる資質・能力とは何かを、教育課程において明確化し育んでいくこと
(3)教育課程の実施に当たって、地域の人的・物的資源を活用したり、放課後や土曜日等を活用した社会教育との連携を図ったりし、学校教育を学校内に閉じずに、その目指すところを社会と共有・連携しながら実現させること

2.小学校教育を通じて育成すべき資質・能力について

○児童を取り巻く現状や社会の変化を踏まえ、小学校教育を通じて育成すべき資質・能力の在り方について
○資質・能力の育成と、各教科等の充実の方向性について
○学習や生活を支える「言語」の役割を踏まえた、言語に関する能力の育成について

※資質・能力の三つの柱(教育課程企画特別部会「論点整理」10~11ページ参照)
1)何を知っているか、何ができるか(個別の知識・技能)
2)知っていること・できることをどう使うか(思考力・判断力・表現力等)
3)どのように社会・世界と関わり、よりよい人生を送るか(学びに向かう力、人間性など)

3.小学校における「カリキュラム・マネジメント」の在り方について

○カリキュラム・マネジメントの意義と、効果的な実施の在り方について
○短時間学習の実施など、効果的で柔軟なカリキュラム・マネジメントの在り方について

※「カリキュラム・マネジメント」の三つの側面(教育課程企画特別部会「論点整理」22ページ参照)
(1)教育内容を、一つの教科に留まらずに各教科横断的な相互の関係で捉え、効果的に編成する。
(2)子供たちの姿や地域の現状等に関する調査や各種データ等に基づき、教育課程の編成、実施、評価、改善のサイクルを確立する。
(3)教育内容と、指導体制やICT活用など諸条件の整備・活用を効果的に組み合わせる。

4.「アクティブ・ラーニング」の三つの視点を踏まえた、資質・能力の育成に向けた小学校の指導等の改善充実の在り方について


※アクティブ・ラーニングの三つの視点(教育課程企画特別部会「論点整理」18ページ参照)
1)習得・活用・探究という学習プロセスの中で、問題発見・解決を念頭に置いた深い学びの過程が実現できているかどうか。
2)他者との協働や外界との相互作用を通じて、自らの考えを広げ深める、対話的な学びの過程が実現できているかどうか。
3)子供たちが見通しを持って粘り強く取り組み、自らの学習活動を振り返って次につなげる、主体的な学びの過程が実現できているかどうか。

5.学習評価の在り方について

6.その他

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