障害者理解の促進や交流及び共同学習について
1 障害のある子供とない子供が活動を共にすることの意義
・障害のある子供たちの経験を広めて積極的な態度を養い、社会性や豊かな人間性をはぐくむ上で重要な役割を担っている。
・小・中学校の子供たちや地域の人たちが、障害のある子供とその教育に対する正しい理解と認識を深めるための機会である。
・同じ社会で生きる人間として、互いを正しく理解し、共に助け合い、支え合って生きていくための基盤づくりとなる重要な活動である。
2 障害者基本法
第十六条 |
3 学習指導要領の規定
<交流及び共同学習>
(1)小学校学習指導要領 第1章 総則
第4 指導計画の作成等に当たって配慮すべき事項 (12)学校がその目的を達成するため,地域や学校の実態等に応じ,家庭や地域の人々の協力を得るなど家庭や地域社会との連携を深めること。また,小学校間,幼稚園や保育所,中学校及び特別支援学校などとの間の連携や交流を図るとともに,障害のある幼児児童生徒との交流及び共同学習や高齢者などとの交流の機会を設けること |
(幼稚園教育要領、中学校学習指導要領、高等学校学習指導要領にも同趣旨の規定)
(2)特別支援学校小学部・中学部学習指導要領 第1章 総則
第4 指導計画の作成等に当たって配慮すべき事項 |
(幼稚部教育要領、高等部学習指導要領にも同趣旨の規定。)
(小学部・中学部学習指導要領においては、総合的な学習の時間や特別活動においても規定。)
<障害者理解に関する教育>
(1)小学校学習指導要領
第3章 特別の教科 道徳 第5章 総合的な学習の時間 第6章 特別活動 |
(中学校学習指導要領にも同趣旨の規定、高等学校学習指導要領にも道徳科を除いて同趣旨の規定)
4.参考資料
(特別支援学校の交流及び共同学習の実施状況)
特別支援学校における新学習指導要領に基づいた教育課程編成の在り方に関する実際的研究(平成22~23年度)(国立特別支援教育総合研究所)より
(1)学校間交流を実施している特別支援学校の割合
幼稚部 71.9%
小学部 94.6%
中学部 82.9%
高等部 73.6%
(2)居住地校交流を実施している特別支援学校の割合
幼稚部 45.2%
小学部 80.9%
中学部 48.9%
高等部 3.6%
(平成22年度全国の国公私立特別支援学校(1,045校)に対するアンケート調査結果 (有効回答数849校、回収率81%))
電話番号:03-5253-4111(代表)(内線3716)