資料2-1 高等学校教育部会の審議状況

初等中等教育分科会高等学校教育部会の審議の状況について


1.高等学校教育部会の設置の経緯

○高校教育に関し、「教育振興基本計画」(平成20年7月閣議決定)において、多様化する生徒の実情を踏まえつつ、高校生の学習成果を多面的・客観的に評価する取組を進めるとともに、その結果を高等学校の指導改善等に活用することなどを通じて教育の質を保証し、向上を図ること、また、高校無償化法案の附帯決議(平成22年3月)においても、政府等に対し、高校教育改革の取組を一層進めるとともに、高等学校等における教育の質の更なる向上に努めるべきことが要請されるなど、近年各種の提言がなされてきたところ。

○これらの提言を踏まえ、中央教育審議会初等中等教育分科会の下に、これまでの高校教育改革の成果と課題について総括するとともに、今後の高校教育の在り方について審議するため、平成23年9月に高等学校教育部会を設置された。


2.これまでの審議経過

○高校教育の現状等や、個々の生徒の学習進度・理解等に応じた学びのシステムの構築、グローバル人材の育成、生徒の情報活用能力の育成、コミュニケーション能力や規範意識、社会参画等の態度の育成、不登校や中途退学対策など、高校教育における様々な課題の整理と検討の視点について審議し、平成24年8月に一定のとりまとめを行ったところ。

○高校教育において、全ての生徒が共通して身に付けるべき資質・能力や高校教育の質の確保・向上に向けた方策についての審議を行い、それまでの審議の平成25年1月に高校教育部会の審議の経過についてとりまとめたところ。

○その後、定時制・通信制における多様な高等学校の学びや総合学科、専門学科における課題や今後の方策などについて審議を行ってきたところ。

○平成25年10月に教育再生実行会議において、高校教育と大学教育との接続・大学入学者選抜の在り方に関する第4次提言がなされたことを踏まえ、同年11月・12月に第22・23回高等学校教育部会を開催し、高校教育の質の確保・向上について審議を行ったところ。

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(初等中等教育局初等中等教育企画課教育制度改革室)