全国町村教育長会

インクルーシブ教育システム構築のための今後の特別支援教育推進方策に関する意見

全国町村教育長会

 

1.合理的配慮等環境整備について

 まとめられた内容は、様々なことが網羅されていると思われる。
 しかし、具体的に条件整備を進めていく際には、各地方自治体の状況が異なるため、格差が生じる恐れがある。格差が生じないためには、財政的な配慮等が必要となる。

2.教職員の確保及び専門性の向上について

 現状では、特別支援学級等において、都道府県によって差異あるものの、教員数については、それなりの数は配置されている。それでも専門的教育を受けてきた教員は極めて少ないのが実態である。
 このことの解消のために、大学の障害児教育部門の充実を図り、専門性を有する人材の養成を増やしていただきたい。
 また、現在、障害児教育のための教員免許を持たずに、特別支援教育を担っている教員あるいは、現在は免許はないが障害児教育に意欲のある教員に対する研修体 制の充実を図っていただきたい。

 

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初等中等教育局特別支援教育課

(初等中等教育局特別支援教育課)