平成22年9月6日
奈良県教育委員会事務局
特別支援教育企画室
○ 県教委として、地域の小・中学校への就学を特に推奨してきたものではないが、もとより本県は地域志向が強く、各市町村の努力・工夫により必要に応じた体制・環境整備がなされてきている。
(1) 地域の小・中学校として
○1 ハード面
[参考] 肢体不自由学級を設置している小・中学校のうち、主として車いすや歩行器等を使用する児童生徒が在籍する学校の施設整備状況(調査基準日:H21.5.1)
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学校数 |
エレベーター設置 |
階段昇降機 |
スロープ |
トイレ改修 |
小学校 |
46 |
9(設置率 約20%) |
16 |
37 |
45 |
中学校 |
13 |
4(設置率 約31%) |
8 |
8 |
12 |
○2 ソフト面
(2) 県立特別支援学校として
例1)教育相談支援室の設置(盲学校)
2)地域支援教室の設置(肢体不自由養護学校)
(3) 事例
○1 全盲生徒を中学校で受け入れている例
○2 肢体不自由(脳性麻痺)のある生徒を中学校で受け入れている例
○3 知的障害を伴う自閉症のある児童を小学校で受け入れている例
(4) その他参考資料
参考1 特別支援学校(小・中学部)及び小・中学校特別支援学級の在籍者数(人)
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視覚 |
聴覚 |
肢体 |
病弱 |
知的 |
情緒 |
合計 |
特別支援学校 |
12 |
69 |
128 |
7 |
529 |
― |
745 |
特別支援学級 |
22 |
40 |
135 |
118 |
993 |
834 |
2,142 |
参考2 特別支援学校(小・中学部)及び小・中学校特別支援学級の在籍者数の推移(人)
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H13 |
H14 |
H15 |
H16 |
H17 |
H18 |
*H19 |
*H20 |
H21 |
H22 |
支援学校 |
452 |
447 |
460 |
475 |
509 |
549 |
590 |
647 |
702 |
745 |
伸び率 |
100% |
99% |
102% |
105% |
113% |
121% |
131% |
143% |
155% |
165% |
支援学級 |
1,218 |
1,272 |
1,342 |
1,463 |
1,547 |
1,633 |
1,719 |
1,862 |
2,027 |
2,142 |
伸び率 |
100% |
104% |
110% |
120% |
127% |
134% |
141% |
153% |
166% |
176% |
*H19,20に特別支援学校を1校ずつ新設
(1)ハード面
(2)ソフト面
(3)その他
高等学校に関して次のようなことに苦慮している。
本人・保護者と教育委員会との間で、生徒個人の特性と選抜に求められる公平性との整合性に関する合意形成に苦慮している。
生徒の学習状況を丁寧に把握するための多様な評価方法と単位認定の在り方
(1)現状
(2)今後
地域の小・中学校がすべての障害種別に対応可能となるようにするためには、エレベーター、プレイルーム、水治療室、冷暖房施設等の設置など増築を伴う整備が必要となる。その場合の財源は、国の補助率を大幅に引き上げるなど、財政的な支援が不可欠である。
また、小・中学校に専門性の高い教員や看護師を確保するなど人的な面でも整備が必要。
初等中等教育局特別支援教育課