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特殊学級及び通級による指導に係る教育課程について(学習指導要領の解説の抜粋)

小学校学習指導要領解説 総則編

第3章  教育課程の編成及び実施
第2節  内容等の取扱いに関する共通的事項
3  その他の教育課程編成の特例
(1)  特殊学級の場合
 特殊学級は,学校教育法第75条の規定による障害のある児童を対象とする学級であるため,対象となる児童の障害の種類,程度などによっては,障害のない児童に対する教育課程をそのまま適用することが必ずしも適当でない場合がある
 そのため,学校教育法施行規則第73条の19第1項では,「小学校若しくは中学校又は中等教育学校の前期課程における特殊学級に係る教育課程については,特に必要がある場合は,第24条第1項,第24条の2及び第25条の規定並びに第53条から第54条の2までの規定にかかわらず,特別の教育課程によることができる。」と規定している。
 この場合,特別の教育課程を編成するとしても,学校教育法に定める小学校の目的及び目標を達成するものでなければならないことは言うまでもない。なお,特殊学級において特別の教育課程を編成する場合には,学級の実態や児童の障害の程度等を考慮の上,盲学校,聾学校及び養護学校の小学部・中学部学習指導要領を参考にするなど実情にあった教育課程を編成する必要がある。そして,小学校学習指導要領第1章総則第5の2(6)においては,「特殊学級又は通級による指導については,教師間の連携に努め,効果的な指導を行うこと。」と示されている。

(2)  通級による指導の場合
  通級による指導は,小学校の通常の学級に在籍している軽度の障害のある児童に対して,主として各教科等の指導を通常の学級で行いながら,当該児童の障害に応じた特別の指導を特別の指導の場(通級指導教室)で行う教育形態である。ここでいう特別の指導とは,障害に基づく種々の困難の改善・克服を目的とする指導のことであり,指導にあたっては,盲学校,聾学校及び養護学校の小学部・中学部学習指導要領に規定する自立活動の目標や内容を参考に学習活動を行うことになる。また,これに加えて,特に必要があるときは,特別の指導として,児童の障害の状態に応じて各教科の内容を補充するための指導を一定時間内において行うこともできることとなっている。そして,小学校学習指導要領第1章総則第5の2(6)においは,「特殊学級又は通級による指導については,教師間の連携に努め,効果的な指導を行うこと。」と示されている。
 通級による指導の対象となる者は,学校教育法施行規則第73条の21第1項各号の1に該当する児童(特殊学級の児童を除く。)で,具体的には,軽度の言語障害者,情緒障害者,弱視者,難聴者である。
  通級による指導を行う場合には,学校教育法施行規則第24条第1項,第24条の2及び第25条の規定にかかわらず,特別の教育課程によることができ,前述した特別の指導を,小学校の教育課程に加え,または,その一部を替えることができることになっている(学校教育法施行規則第73条の21第1項,平成5年文部省告示第7号)。ただし,特別の教育課程を編成する場合には,市町村立の小学校にあっては都道府県教育委員会に,私立の小学校にあっては都道府県知事にあらかじめ届け出なければならないことになっている。(学校教育法施行規則第73条の21第2項,第73条の12第3項)。
 また,児童が在籍校以外の小学校又は盲学校,聾学校若しくは養護学校の小学部において,特別の指導を受ける場合には,該当児童が在籍する小学校の校長は,これら他校で受けた指導を,特別の教育課程に係る授業とみなすことができることになっている(学校教育法施行規則第73条の22)。なお,このように児童が他校において指導を受ける場合には,当該児童が在籍する小学校の校長は,当該特別の指導を行う学校の校長と十分協議の上,教育課程を編成する必要がある。

 中学校学習指導要領においても同趣旨がある。


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