| (1) |
各教科等の授業時数
| ○ |
各教科等の授業時数の在り方については、これまでの審議から、発達の段階に応じて、国語、社会、算数、理科といった教科について基礎的な知識・技能の確実な定着を重視し、指導するとともに、考えたり、観察・実験を行ったりする時間を確保する必要があり、国語、社会、算数、理科の授業時数を増加することが必要である。
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| ○ |
また、子どもたちの体力が低下する中で、運動の楽しさや基本となる体の動きを重視した体育の授業時数の増加も必要である。
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| ○ |
これらの教科の具体的な教育内容については、引き続き各教科の専門部会で検討を深める必要があるが、基礎的な知識・技能の定着や考えるための時間の確保の観点から、これらの教科全体を通じ概ね350単位時間(これらの教科の現在の標準授業時数の合計(3,481単位時間)の約1割)を目途に増加させる必要がある。
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| ○ |
特に、低学年では、学力の基礎を培う国語、算数、体づくりの基となる体育を増加する。中学年では、国語、算数、体育に加え様々な観察・実験を行うため理科を増加する。高学年では、学年が進むにつれて習熟度の差が大きくなる算数、理科を重視する。社会についても中・高学年で授業時数を若干増加する。
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| ○ |
上記以外の教科等については、これまでの成果を踏まえ、授業時数を現行どおり確保した上で教育内容の改善を図る。特に、道徳教育の充実については、豊かな心をはぐくむ教育の在り方に関する専門部会の審議を踏まえて更に検討する必要がある。 |
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| (2) |
小学校段階の英語(外国語)活動
| ○ |
小学校段階にふさわしい国際理解やコミュニケーションなどの活動を通じて、言葉への自覚を促し、幅広い言語力や国際感覚の基盤を培うことを目的とする英語活動については、現在、各学校における取り組みに相当ばらつきがあるため、教育の機会均等の確保や中学校との円滑な接続等の観点から、国として各学校において共通に指導する内容を示すことが必要である。その場合、目標や内容を各学校で定める総合的な学習の時間とは趣旨・性格が異なることから、総合的な学習の時間とは別に高学年において一定の授業時数(週1コマ程度)を確保することを検討する必要がある。
その際、国として、教員研修の充実、指導者の確保や共通教材の提供などの条件整備が必須である。 |
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| (3) |
総合的な学習の時間
| ○ |
総合的な学習の時間については、体験的な学習に取り組むことや各教科等で身に付けた知識・技能を総合化し、課題解決能力を育成することは今後とも重要であるため、一定の授業時数を確保することが適当である。
一方、教職員の中には知識・技能の確実な定着のために教科の授業時数の充実を求める声が強いことや、これまで総合的な学習の時間で行われることが期待されていた教科の知識を活用して考える力を育成する指導は各教科の中で充実する検討がなされていること、英語活動を行うための時間を別途確保する必要があることなどから、総合的な学習の時間の授業時数については、各学年において35単位時間(週1コマ相当)程度縮減することが必要である。
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| ○ |
なお、総合的な学習の時間の教育効果を高めるために、体験活動として特定期間にまとめて実施したり、学校週5日制の下、地域と連携した活動を土曜日に行ったりという工夫も考えられる。 |
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| (4) |
総授業時数
| ○ |
以上の授業時数を増加する教科の増加時数や総合的な学習の時間の縮減時数などを踏まえれば、小学校の各学年の総授業時数は、低学年で年70単位時間(週2コマ相当)、中・高学年で年35単位時間(週1コマ相当)程度増加させる必要がある。
| ※ |
現在、公立小学校(第5学年)では、9割以上の学校において標準授業時数を上回って教育課程を編成。このうち、年35単位時間(週1コマ相当)程度上回っている学校は6割程度。 |
| ※ |
始業前などに全校一斉のドリル学習や読書活動に取り組んでいる学校は9割程度。 |
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| (5) |
その他
| ○ |
現在年間35週以上にわたって教育課程を編成することになっているが、各教科の標準授業時数は必ずしも35の倍数ではなく、各学校の創意工夫による弾力的な教育課程の編成を促している。しかし、子どもの学習や生活リズムの形成の観点からは、週単位で固定した時間割で教育課程を編成し学習するほうがより効果的であるとも考えられる。このため、授業時数を見直す際には、上記の教科の標準授業時数は極力35の倍数にすることが望ましい。 |
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| (6) |
教育委員会や学校の裁量
| ○ |
国として示す標準授業時数を増加するにあたって、増加した授業時数をどのように確保するかについては、教育委員会や各学校の裁量でそれぞれの学校や児童の実態等を踏まえ、多様な取組により増加させることが考えられる。
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| ○ |
例えば、
| ・ |
週当たりの授業時数の増加のほか、 |
| ・ |
教科教育の一環として朝の10分間を活用した読書活動、ドリル学習の活用 |
| ・ |
1単位時間を変更したモジュール学習の活用 |
| ・ |
長期休業日の短縮 |
などの方法が考えられる。また、同様の取り組みにより、各学校の裁量で標準授業時数を上回る授業を実施することも可能であることを明示することも考えられる。
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| ○ |
このように授業時数の増加を図る場合、次のような留意点を踏まえて検討する必要がある。
| ・ |
低学年の特性と幼児教育との連携(低学年における幼小の学びや発達の連続性の確保) |
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子どもたちの耐性の低下 |
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クラブ活動の取扱い |
| ・ |
各教科等の授業週数を35週以上としている規定の在り方 |
| ・ |
学校週5日制の下での土曜日の活用についての留意点 |
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朝の10分間を活用した読書活動やドリル学習の授業としての質の確保 |
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