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資料4


「食育」に関する主な検討課題等について

(1)学習指導要領における「食育」の位置付けについて

 食に関する指導は、これまで健康の保持増進という観点を中心に位置付けられているが、食に関する指導は様々な効果が期待されるところである。

 今後、下記のようなものを総合的に育むという観点から行われる食に関する指導全体を「食育」としてとらえる必要があるのではないか。

1心身の成長や健康の保持増進の上で望ましい栄養や食事のとり方を理解し、自ら管理していく能力
 バランスのとれた規則正しい食事が体の成長や健康の保持増進に重要であることを理解し、自分の年齢、生活等に応じて必要な量や質の食事を摂ることができる
 食品の栄養的な特徴を理解し、日常よく使用される食品を用いて献立の作成、簡単な調理を行うことができる
 安全や衛生に気をつけながら、食事を摂るとともに、準備、後片付けを行うことができる

2正しい知識・情報に基づいて、食物の品質及び安全性等について自ら判断できる能力
 食品の品質や安全性について正しい知識・情報に基づいて自ら判断して、購入したり、活用できる
 日常の食べ残しなどの自分たちの食生活が環境の保全と深いかかわりを持つことについて理解できる

3食物や自然、食物の生産等にかかわる人々への感謝の心
 食料の生産、流通、消費の仕組みやそれらに関係する人々を理解し、勤労の大切さや感謝の気持ちを持つ
 植物、動物についての理解とそれらを育む自然の恵みに感謝する気持ちを持ち、残さずに食事を摂ることができる

4食生活のマナーや食事を通じた人間関係形成能力
 簡単な食事のマナーについて理解し、実践することができる
 食事を通した会話や団欒が保護者や友人等と良い人間関係を保つことについて理解し、実践することができる

5各地域の産物、食文化や食にかかわる歴史等を理解し、尊重する心
 自分の住む地域の産物やそれらの生産等を行う人々、地域の風土や伝統に根ざした食文化や食生活の歴史等について理解し、愛着心を持つ
 自分の食生活が様々な地域や外国と深いかかわりを持つことについて理解できる

(2)関係教科等における食に関する指導の充実・体系化について

 関係する教科や給食の時間などの特別活動、道徳、総合的な学習の時間における食に関する指導の内容について、子どもたちに対する食育を推進するという観点からの充実・体系化を図る必要があるのではないか。

(3)指導計画の作成等に当たっての留意点等について

 学校における体育・健康に関する指導については、一般論として、総則で「家庭や地域社会との連携」の必要性が明示されているが、特に、食育の推進に当たっては、学校での取組とともに、家庭、地域との連携を推進することが極めて重要であることを明確にする必要があるのではないか。

 食育の推進のためには、関係する教科等における食に関する指導において、学校給食をより積極的に教材として活用していくという観点を明確にする必要があるのではないか。

 食育の推進のためには、栄養教諭や学校栄養職員が、関係する教科等における食に関する指導についても配慮し、積極的に関わっていくという観点を明確にする必要があるのではないか。


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