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(参考2)


評価の観点として想定される例について


コミュニティ・スクールの場合

1.実施主体等について
(1)コミュニティ・スクール指定をした設置者が行うモニタリング及び評価
(2)学校運営協議会が行う評価

2.評価の対象とすべき事項の例
   学校が行う自己評価に加え、コミュニティ・スクールについては、以下のような観点からの評価が必要となると考えられる。
【学校運営協議会の機能についての評価】
       学校運営協議会が保護者や地域住民の代表として適切に機能しているか。(構成、開催状況、出席状況、保護者等からの意見聴取・フィードバック状況等)
  学校運営協議会と学校とが、適切に連携協力できているか。(学校側から審議に付される案件、協議側から学校に提案する案件等)
【学校運営協議会が関与した学校運営についての評価】(自己評価の対象にもなりうる)
       学校運営協議会が決定等に関与した案件のフォローアップ状況。
  関係当事者の関心度・満足度(子ども、校長を含む教職員、保護者や地域住民)
【設置者としての責任を果たすための評価】
       教育の公平性・中立性・公共性等が維持できているかどうか。
  教育委員会規則で定める事項の遵守状況。
  他の公立学校への影響、比較。
  今後も指定を継続するべきか。


(参考:通常、学校が自己評価を行う対象と考えられる事項の例)
学校の教育目標
教育課程、学習指導、生徒指導、進路指導等の教育活動の状況及びその成果
校務分担
教職員全体としての活動状況
家庭や地域との連携
事務処理
施設・設備等


管理運営の委託を行った学校の場合

1.実施主体等について
(1)委託をした設置者が行うモニタリング及び評価
(2)受託者が行う評価
(3)(特区で実施する場合)特区制度のスキームに基づく国の評価

2.評価の対象とすべき事項の例
   学校が行う自己評価に加え、管理運営の委託を行った学校については、以下のような観点からの評価が必要となると考えられる。
【教育活動についての評価】(学校による自己評価の検証を含む)
       教育活動が適切に行われているか。(教育課程、学習指導、生徒指導、進路指導、生徒の出席状況等)
  教育成果(学力の経時変化等)
【公共性・安定性・継続性確保の観点からの評価】
       経費支出の適切さ(各種支出目的の割合、経理書類等)
  受託者の財務状況の健全性
  学校施設の状況(維持管理状況)
  教員等学校スタッフの状況(人数、経験、研修、異動状況等)
  関係当事者の満足度(子ども、保護者、校長を含む教職員等)
【設置者としての責任を果たすための評価】
       委託契約で定めた事項が遵守されているか。
  委託の目的が達成されているか。
  開かれた学校となっているか。(情報公開、保護者の参画の状況等)
  公立学校で行われる教育としての公平性・中立性・公共性等が維持できているかどうか。
  教育委員会規則で定める事項の遵守状況。
  他の公立学校への影響、比較。(転入・転出等の傾向等)
  今後も指定を継続するべきか。


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