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資料9 今後の主な検討項目と検討の進め方について(案)

○ 学習指導要領の改訂については、これまで、1.基本的な考え方、2.各教科等の改善の方向性について、教育課程部会及び各教科等専門部会において検討を進めてきている。
 今後の主な検討項目と検討の進め方については、「第3期教育課程部会の審議の状況について」に示された事項を中心に、以下のような方法で具体的に審議することが考えられるが、どうか。

● 教育基本法の改正に対応する教育内容の在り方

(「第3期教育課程部会の審議の状況について」)

  • 「例えば、納税や勤労の義務や法についての理解など社会的な自立や社会参画の促進のために必要な教育内容について更に具体的な検討を行う必要がある。」
  • 「教育基本法改正等を踏まえた検討が必要である。例えば、
    1. 生命を尊ぶとともに、いじめを許さないといった規範意識の確立の根底となる道徳教育の内容・形式両面にわたる見直し(道徳)、
    2. 我が国の伝統、文化を受け止めそれを継承・発展するための教育の充実(国語、社会、音楽、美術等)、
    3. 宗教に関する教育の充実(社会)、
    4. 情報教育(国語、技術・家庭等)の推進 など
    についてさらに検討を深める必要がある。」

○ 教育基本法の改正に対応する教育内容の在り方については、教育課程部会を中心として、関係の専門部会の協力を得ながら、検討を深めることとしてはどうか。

● 「国語力の育成」のための具体的な方途

(「第3期教育課程部会の審議の状況について」)

  • 「例えば、国語の美しい表現やリズムを身に付けるといった観点から小学校における易しい古文や漢文の音読や暗唱を重視、漢字指導の充実」
  • 「例えば、日常生活に必要とされる技能としての対話、記録、要約、説明、感想などの言語活動を発達の段階に応じ体系的・継続的に指導、読書活動を充実」
  • 「言語力の育成のための具体的な方途や道筋についても教科等を横断した検討を集中的に行い、各教科等の具体的な改善方策を導くことが必要である。」

○ 「国語力の育成」については、言葉が果たす役割(論理的思考力、情緒・感性を支え、他者とのコミュニケーションや自らの考えを深める手段となることなど)に応じて適切な言語運用の能力を身に付けさせることができるよう具体的な教育内容・方法を検討する必要がある。このため、文部科学省の言語力育成協力者会議において、各教科等を横断した教育内容・方法の検討をさらに進めることとしてはどうか。

● 「理数教育の充実」のための具体的な方途

(「第3期教育課程部会の審議の状況について」)

  • 「例えば、学年間で反復する教育課程を構成することによる計算能力などの確実な習得、エネルギー・粒子・生命・地球などの科学の基本的な見方や概念を柱とした教育内容の充実など」
  • 「理数教育については、国際的な教育課程比較なども参考にしながらその充実を図ることが必要。また、例えば、生命科学などの近年急速に発展した内容を考慮して教育内容を見直す必要がある。
     このため、教育内容の具体的な検討に当たっては、学問研究や社会的な人材需要の動向をも考慮し、先端分野での研究者の協力を得るなどの工夫が必要。」

○ 「理数教育の充実」については、学問研究の動向や国際的な動向も踏まえて具体的な教育内容・方法を検討する必要がある。このため、教育課程部会及び理数関係の専門部会の委員を中心として、先端分野の研究者などの協力も得ながら、集中的に検討してはどうか。

● 「小学校段階の英語」の教育課程上の位置付け等について

(「第3期教育課程部会の審議の状況について」)

  • 「小学校段階の英語教育の在り方については、中・高等学校における改善を見通して、教育条件の整備に関する課題も含め検討を進めることが重要である。旧来の読み書きを中心とした中学校の英語教育を前倒しするのではなく、小学校段階にふさわしい国際理解やコミュニケーションなどの活動を通じて、言葉への自覚を促し、幅広い言語力や国際感覚の基盤を培うことができるよう各学校で共通に指導する内容を更に具体的・専門的に検討することが求められる。」

(「小学校における英語教育について(外国語専門部会の審議の状況)」) 「【小学校高学年】

  • 「領域」又は「総合的な学習の時間」としての位置づけを検討。
  • 例えば、週1回(年間35時間)程度の実施について検討。

【小学校中学年及び低学年】

  • 「総合的な学習の時間」及び「特別活動」等のなかで充実。
  • 教育内容や授業時間数の扱い等については引き続き検討。」

○ 「小学校段階の英語」の教育課程上の位置付け等については、外国語専門部会の報告を基にしつつ、小学校の教育課程全体の中でどのような位置づけが可能か検討を深めていくことが課題である。また、このことと関連して、教育内容・方法について検討する必要がある。
このため、小学校部会において、外国語専門部会の委員の協力も得ながら、検討を進めてはどうか

● 「体験活動の充実」のための具体的な方途

(「第3期教育課程部会の審議の状況について」)

  • 「例えば、集団宿泊活動(小学校)、職場体験活動(中学校)、社会奉仕体験活動(高等学校)といった道徳性の育成に資する体験活動を推進。」
  • 「体験活動のすべてを学校のみで行うのではなく、土曜日などに家庭・地域が協力して実施することも考える必要があるとの意見があった。また、部活動や学校外の教育活動の位置づけなどについても検討が求められる。」
  • 「体験活動の充実のための具体的な方途や道筋についても教科等を横断した検討を集中的に行い、各教科等の具体的な改善方策を導くことが必要である。」

○ 「体験活動の充実」については、自然体験、社会体験、文化体験など幅広い分野について、発達段階等を踏まえて、より充実した活動内容とできるよう具体的な教育内容・方法を検討する必要がある。このため、教育課程部会及び関係の専門部会の委員を中心として、集中的に検討してはどうか。

●小・中学校の授業時数の在り方

(「第3期教育課程部会の審議の状況について」)

  • 「国語力の育成や理数教育、英語教育の充実の観点から必要な授業時数を確保すべきとの意見が多いことを受けて、具体的にどのように見直すかについては更に検討を深める必要がある。」
  • 「この場合、1週間当たりの授業時数の見直し、朝の10分間などを活用して行われている読書活動、音読、計算といったドリル学習の時間の授業時数への計上、長期休業日の活用などの具体的な方途について、子どもや学校の実態等を踏まえて検討することが求められる。」

○ 「小中学校の授業時数」の在り方については、教科等の教育を充実するために必要な授業時数を確保するべく検討する必要がある。このため、学校の実情を十分把握しつつ、教育課程部会の委員、特に小学校部会及び中学校部会に属している委員を中心として、関係の専門部会の委員の協力も得ながら、具体的にどのように見直すか検討を深めていくこととしてはどうか。

● 高等学校の必履修科目の在り方

(「第3期教育課程部会の審議の状況について」)

「高等学校の必履修科目については、現在の選択必履修の考え方を維持すべきという考え方と高等学校教育としての共通の内容を充実すべきとの意見が出されている。」

  • 「必履修科目の在り方については、大学入試の実態に合わせて必履修科目を見直すことは本末転倒であるが、高校生にとって最低限必要な知識と教養とは何かという観点から必履修科目を見直すことが求められる。」
  • 「必履修科目について、教科や科目の範囲といった幅の広さについて検討を深める必要があることは勿論であるが、同時に、その履修や単位修得の水準確保についても併せて検討しなければならない。高等学校教育の水準を確保するとともに、高校生が目標を持って学習に取り組むことができるようにするといった観点から更に審議を深める必要がある。」

○ 「高等学校の必履修科目」の在り方については、将来の社会人として、特定の専門のみに偏することなく幅広く知識と教養を身に付けさせることができるよう必履修科目の在り方について検討する必要がある。このため、学校の実情を十分把握しつつ、教育課程部会の委員、特に高等学校部会に属している委員を中心として、関係の専門部会の委員の協力も得ながら、具体的にどのように見直すか検討を深めていくこととしてはどうか。

● 到達目標の明確化、学習評価の在り方

(「第3期教育課程部会の審議の状況について」)

  • 「到達目標の明確化について、義務教育修了の段階で、すべての子どもが必ず身に付けるべき項目の例を分かりやすく示す、これらの項目が身に付いていない子どもに対しては、履修する学年を超えてでも補充指導等により習得を目指す、生活習慣や学習習慣など家庭や社会における取組みを求める内容を含むものとし、学習指導要領とは別に、義務教育の質の保証を図るものとして示すといった議論がなされた。」
  • 「その上で、基礎的・基本的な知識・技能の確実な定着に関する項目、「自ら学び自ら考える力」の育成に関する項目、豊かな心の育成に関する項目、健やかな体の育成に関する項目のそれぞれにわたって項目例等を検討しているが、知識・技能については目標を示しやすいが、それ以外の心や体に関する部分は抽象的な理念として示さざるを得ないといった意見が出されている。」
  • 「到達目標の在り方については、学習評価の在り方とともに、集中的に検討を行い、審議を深めることが必要である。その中で、学校だけではなく、家庭教育の役割や取り組むべき目標を明確にすべきとの意見もあった。」
  • 「子どもの学習評価については、多面的・多角的な評価を確保する、読解力など知識の活用や探究についての評価も重視する、評価者の負担を軽減するといった観点から到達目標の在り方と併せて、集中的に検討を行い、審議を深めることが必要である。」

○ 「到達目標」及び「学習評価」の在り方については、知識、能力、態度など検討の中で示された各項目ごとに例示すべき内容や、評価の観点や規準の在り方について、検討を深める必要がある。このため、教育課程企画特別部会の委員を中心として、専門家の協力も得ながら検討を深めることとしてはどうか。

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初等中等教育局教育課程課教育課程企画室

(初等中等教育局教育課程課教育課程企画室)

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