平成29年7月18日
教育課程部会
1.設置の目的
平成28年12月の中央教育審議会答申を踏まえ,平成29年3月に小・中学校学習指導要領が,同年4月に特別支援学校小学部・中学部学習指導要領が改訂された。また,今後,高等学校学習指導要領等の改訂も予定されている。今回の改訂を踏まえ,新しい学習指導要領の下での児童生徒の学習評価の在り方について検討を進める必要がある。
このため,教育課程部会の下に,児童生徒の学習評価に係る専門的な調査審議を行うためのワーキンググループを設置する。
2.主な検討事項
(1)児童生徒の学習評価の在り方に関する事項
(2)指導要録の改善に関する事項
(3)学習評価に関する参考資料の在り方に関する事項
(4)その他
3.設置期間
ワーキンググループは,2.の主な検討事項に関する審議が終了したときに廃止する。
4.その他
ワーキンググループにおいて検討結果を取りまとめた際は,教育課程部会に報告するものとする。
中央教育審議会初等中等教育分科会教育課程部会 児童生徒の学習評価に関するワーキンググループ 委員名簿へリンク(※国立国会図書館ホームページへリンク)
(観点別児童生徒の学習評価について)
○ 今回の改訂では,「知識」は個別の事実的な知識のみではなく,それらが相互に関連付けられ,社会の中で生きて働く知識を含むと整理されており,このような知識の概念的な理解をどのように評価するか。
○ 「思考・判断・表現」や「主体的に学習に取り組む態度」をどのような方法で評価するか。
(多面的・多角的な学習評価について)
○ 中教審答申において指摘されているペーパーテストの結果にとどまらない多面的・多角的な評価をどのように推進するか。
(効果的・効率的な学習評価の在り方について)
○ 教員にとって過度な負担とならないような手立てをどのように講じるか。
(その他)
○ 障害のある児童生徒の学習評価にあたって,どのような配慮を行うことが考えられるか。
○ 言語能力や情報活用能力など,今次改訂で教科等横断的な視点で育成を目指すこととした学習の基盤となる資質・能力をどのように評価するか。
電話番号:03-5253-4111(代表)(内線2369)