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1.教員養成における専門職大学院制度の活用について |
2.専門職大学院における教育内容等について |
3.専門職大学院の制度・在り方等について |
4.その他 |
全国連合小学校長会 |
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- 教員養成・免許制度の基本的な考え方を再考するとともに、学部における指導者の質も検討することも必要。
- 教員養成を行う大学の教育課程の質的な改善の必要性、特に単位履修の評価基準が明確でない。
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全日本中学校長会 |
- 専門職大学院制度創設に対し期待と不安の両方がある。
- 制度の目的に、指導力教員の養成、即戦力としての新人教員の養成等が挙げられているが、教員は日々児童生徒と関わりながら自らの資質能力を磨いていくもの。
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- 学校のニーズに精通した教員の資質の養成が可能となるシステムであることを望む。
- 現職教員が短期間でも研修を深めることができる場でもあるよう、開かれた大学院として欲しい。
- 現職教員が夏期休業中又は1ヶ月間、自らのキャリアプランに基づいた研修を図る場としての施設・設備等を含めた検討を進めて欲しい。
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全国高等学校長協会 |
- 全ての教職希望者に対し大学院進学を義務付け、教育実習は大学院で行うべき。
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- 「教育実習」の履修要件とし、事前に一定期間の学校でのボランティアを義務付けるなど、学校の実態を認識させる必要。
- スクール・リーダー育成に向けた環境改善が進められ、専門職大学院の活用が推進されることを期待。
- 大学院への派遣学生を出すほど人的余裕がない現状では、理論と実践の融合のために、専門職大学院からの教授派遣等による現場での研修活性化が必要。
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全国定時制通信制高等学校長会 |
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- 学校の管理者等を養成するための教育を徹底することを希望。
- 一定程度の「学校における実習」を義務付けること。他の校種での実習を含めること。
- 学校の管理者等を養成するための教育を徹底すること。
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- 専任教員は教職等の実務経験を有すること。特に豊富な実務経験を有する実務家教員を一定の割合で確保すること。
- 修業年源は2年コースより1年コースを多くすること。
- 新教育大学、14条適用大学院の成果を検証する必要。
- 専門職大学院への職員派遣制度・予算の拡充、教員研修全般についての方策を国として明確に示すことも必要。
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- 専門職大学院が整備されても「中央研修」は必要。文科省として、独立行政法人「教員研修センター」の役割を明確にすること。
- 新免許状を創設し、これまでの免許状と区別すること。
- 初任者研修の一部は課す必要がある。
- 採用選考については特に優遇する必要はない。
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全国特殊学校長会 |
- 教員養成の専門職大学院の設置については賛意を表明。
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- 専門職大学院において特別支援教育の課程をおくとともに、学校や教員を支える専門性の高い指導主事の育成を行って欲しい。
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- 特別支援教育を充実させる観点からも、20校程度の開設が必要。
- 現職教員や民間の幅広い人材が行きやすい仕組みを検討して欲しい。
- 学校現場を経験するなど、学校現場と緊密な連携をとって進めて欲しい。
- 私立大学が設置に取り組めるような仕組みづくりを検討して欲しい。
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全国国公立幼稚園長会 |
- 年々多岐にわたり複雑化する職務に対応するため、より高い専門性を求めて学ぶ機会が確保されてきている。専門職大学院が創設されれば、更にその可能性が広がることになり、大いに期待する。
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- 実務家教員の確保は現行の教員養成システムの課題とも重なっており、多くの関係者の叡智と協力が望まれる。
- 附属学校以外の一般校の中から連携協力校を義務づけることは必要なこと。
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- 初任者研修の免除について、学生としての実習と、教員として採用されての研修とは、社会人としての在り方の有無等内容の違い、責任の重さ等本人の自覚や意識に差異があり、同じものと判断し単純に免除するのは早計。
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日本私立小学校連合会 |
- 専門職大学院の設置は、教員を指導する実力がある上級教員を養成するなど有効な方策であると思うが、教員全体の底上げの観点から考えると、並行して大学の教員養成課程の内容を更に充実していくことが極めて重要。
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- 現場を経験したベテランの教員を数多く大学の講師として採用する必要。
- 「ふれあい能力」を育てる課程を充実させる必要。
- 学校生活以外の実社会で様々な経験を通じた社会的スキルを高めること。
- 教育実習を4週間、それを2回実施する。但し、社会人としての経験があれば、その内容により実習は軽減。実習中、教員のほか児童・保護者からの評価も加味し、実習の評価として考えると良い。
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日本私立中学高等学校連合会 |
- 専門職大学院における教員養成を考えるに先立ち、大学学部段階での現行の教員養成の在り方の抜本的見直しが必要。
- 教員養成課程の改善・充実を促す観点からも、専門職大学院による教員養成という構想には一定の意義がある。
- 教員養成に道を集約化し、専門職大学院による教員養成課程のみを教員への事実上唯一のルートにすることのないよう、「開放制」の原則は崩すべきではない。
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- 教科科目やカウンセリング・生徒指導に関する高度な指導力もさることながら、教員の人間性をより豊かにする教養教科、特に倫理・哲学・文学・芸術の充実や実社会での実体験など、バランスを配慮したカリキュラムの整備が不可欠。
- 指導内容・方法が大学・大学院と進むにつれてあまりにも理論的・観念的な傾向に陥りがちであるとの指摘もあり、これらの点に十分配慮する必要。
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全日本私立幼稚園連合会 |
- 現職教員がスキルアップが図れるシステムとして、全国に多数組織されるものとして検討されるのであれば、積極的に評価したい。
- 2年制、3年制というような固定した施設の新設を意図するものであれば、そのようなものは不要。
- 一般学部の修了者が、1年程度の短期間に、教員免許を取得できるシステムとして制度設計されるのであれば賛成。
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- 免許を取得することのみを目的として学業を修めることを改める必要。
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- 教員養成学部による養成という発想から抜け出し、大学において所要の目的をもって学位を取得した者の中から教員として教員としての資質を更に磨く機会を設けて教員として育てていくなど、教員の養成システム・資質等を総合的に検討するべき。
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