岐阜県立看護大学
実地視察大学の概要
1．課程認定を受けている学科等の概要
| 事項 |
記入欄 |
| 大学名 |
岐阜県立看護大学 |
設置者 |
岐阜県 |
| 学部・学科等の組織及び認定を受けている免許状の種類等の概要 |
学部・学科等の名称等 |
認定を受けている免許状の種類・認定年度 |
備考 |
| 学部 |
学科等 |
入学定員 |
設置年度 |
免許状の種類 |
認定年度 |
| 看護学部 |
看護学科 |
80人 |
平成12年度 |
養教一種免 |
平成12年度 |
|
| 入学定員合計 |
80人 |
|
|
2．教員組織（課程認定を受けている学科等の専任教員数）
（1）教科に関する科目
（2）教職に関する科目
3．教員免許状取得状況及び教員就職状況（平成15年3月卒業者）
平成12年度新設校のため、平成14年度末時点では、卒業者は存在しない。
（平成15年11月28日）岐阜県立看護大学 視察委員： 岡本委員、野村委員
| 視察事項 |
委員による評価、指導・助言 |
| 全般的事項 |
- 施設・設備は整備されてはいるが、新設校ということもあってか、十分利用されていない。
|
- 新設校とはいえ、完成年度であることからすれば、養護教員養成のために活用方策を講じなければならない。授業や実験・実習などでの施設・設備の組織的な利用計画が望まれる。
|
| 個別的事項 |
教員組織 |
- 専任教員数養護に関する科目46名教職に関する科目2名（兼担5名、兼任3名）
- 養護に関する科目のうち、科目区分「看護学」の教員組織は非常に充実している。
|
|
| 教育課程 |
教職に関する科目等 |
- 「教育の基礎理論に関する科目」にあたる「教育学概論」に「教育課程の意義及び編成の方法」を含めている。
|
- 養教の免許課程では、法令上、「教育課程の意義及び編成の方法」を「教育の基礎理論に関する科目」に含むことはできないので、当該必要事項の履修方法を再検討すること。
|
- 「総合演習」が「人間の理解と教育」の授業科目名となっている。従って、授業内容も教養審答申の「総合演習」が意図するものとなっていない。
|
- 例示などを参考にして、「総合演習」に相応しい授業科目名にするとともに、内容的にも教養審の第一次答申の設置趣旨に沿った授業内容にすること。
|
- 見学した「生徒指導」の授業では生徒指導論に相応しい内容となっていない。
|
- 授業計画によっては、生徒指導とはなれた内容になるとしても、生徒指導の授業であるから、少なくとも生徒指導論としての観点からのアプローチを行っていただきたい。
|
- 「教育学概論」などの教職科目の内容が、養護教員養成とは無関係に一般論として論じられている傾向が見られる。
|
- 教職科目といっても養護教員養成のための課程として位置づけられているので、養護教諭の専門性や職務内容に関連付けた論究を検討していただきたい。
|
- 養成しようとする教員像とそれに対応した組織や、カリキュラムの編成などに対する関連付けが意識されていない。
|
- 養成しようとする教員像と養護教員の専門性や職務内容について、全学的に知見を共有して特色ある教員養成をめざして欲しい。
|
| 教育実習 |
- 「養護実習」該当科目である「育成期看護学卒業研究1」において他資格でも利用できる単位としている関係からグループ分けを行っており、専門の看護実習と養護実習の区別が明確でない。
|
- 養護実習を踏まえた卒業研究となるように、科目を分割するなどの対応をしていただきたい。
|
- 県教委、周辺市教委との連携を行い、県内公立学校にて実習校を確保している。
- 卒業研究の一環に位置づけている。
|
|
|
|
- 学内に教育実習を組織的・計画的に実施するための委員会を設置するとともに、学外にも教育委員会、公聴会など学外者の協力を得て、教育実習を効果的に進めるための協議会などの設置が望まれる。
|
| 履修指導等 |
- 卒業研究のグループ分けの関係から、養護実習の履修者を7名に制限している。
- 県立学校として、県の教育委員会と連携し、計画的な養成を行っている。
|
- 教育現場では、子どもの心身の発達上の様々な問題が起こっている現在、高度な力量を有する養護教諭が要求されており、組織的・計画的な履修指導をお願いしたい。
|
| 介護等体験の状況等 |
|
|
| 免許取得状況及び教員就職状況 |
- 別添概要の通り。なお、新設校ではあるが、来年度2名の採用予定あり。
|
|
| 施設・設備の状況 |
- 図書館について、看護・養護に関連する教材が多種・多岐にわたっている。
|
- 今後とも適切に実施されたい。なお、養成しようとする養護教員像に立った集書や活用施策を講じられたい。
|
- 新設校として先進的な実習室・機器が充実している。
- 全学的にバリアフリー化を進めている。
|
|