佛教大学

実地視察大学の概要

1.課程認定を受けている学科等の概要

事項 記入欄
大学名 佛大学 設置者 学校法人 浄土宗教育資団
学部・学科等の組織及び認定を受けている免許状の種類等の概要 学部・学科等の名称等 認定を受けている免許状の種類・認定年度 備考
学部 学科等 入学定員 設置年度 免許状の種類 認定年度
文学部 仏教学科 130人
(12)
昭和40年度 中一種免(社会) 平成2年度  
高一種免(地理歴史)
高一種免(公民)
平成3年度
中一種免(国語)
高一種免(国語)
平成2年度
中一種免(宗教)
高一種免(宗教)
平成2年度
史学科 140人
(6)
昭和41年度 中一種免(社会) 平成2年度
高一種免(地理歴史)
高一種免(公民)
平成3年度
日本語日本文学科 100人 昭和40年度 中一種免(国語)
高一種免(国語)
高一種免(書道)
平成2年度
中国語中国文学科 50人
(6)
  中一種免(国語)
高一種免(国語)
高一種免(書道)
平成2年度
中一種免(中国語)
高一種免(中国語)
平成12年度
英語英米文学科 70人   中一種免(英語)
高一種免(英語)
平成2年度
教育学部 教育学科 70人
(6)
平成元年度 小一種免 平成12年度
幼一種免
中一種免(社会)
養学一種免
平成13年度
生涯学習学科 60人
(12)
平成元年度 中一種免(社会) 平成2年度
高一種免(地理歴史)
高一種免(公民)
平成3年度
社会学部 社会学科 190人
(6)
昭和42年度 中一種免(社会) 平成2年度
高一種免(地理歴史)
高一種免(公民)
平成3年度
応用社会学科 130人
(6)
平成元年度 中一種免(社会) 平成2年度
高一種免(地理歴史)
高一種免(公民)
平成2年度
高一種免(情報) 平成13年度
社会福祉学科 120人
(30)
昭和42年度 中一種免(社会) 平成2年度
高一種免(地理歴史)
高一種免(公民)
平成3年度
高一種免(福祉) 平成13年度
健康福祉学科 100人
(0)
平成12年度 高一種免(福祉) 平成13年度
入学定員合計 1,160人
(108)
 

2.教員組織(課程認定を受けている学科等の専任教員数)(通学課程)

(1)教科に関する科目

  • 文学部
    • 仏教学科 (社会)9人、(地理歴史)5人、(公民)12人、(国語)4人、(宗教)7人、
    • 史学科 (社会)10人、(地理歴史)15人、(公民)3人
    • 日本語日本文化学科 (国語)9人、(書道) 7人、
    • 中国語中国文化学科 (国語)4人、(書道)4人、(中国語)3人、
    • 英語英米文学科 (英語)9人、
  • 教育学部
    • 教育学科 (幼一)5人、(小一)5人、(社会) 4人
    • 生涯学習学科 (社会)9人、(地理歴史)6人、(公民) 4人
  • 社会学部
    • 社会学科 (社会)7人、(地理歴史)6人、(公民) 6人
    • 応用社会学科 (社会)7人、(地理歴史)7人、(公民) 6人、(情報)4人、
    • 社会福祉学科 (社会)5人、(地理歴史)6人、(公民)4人、(福祉)5人、健康福祉学科 (福祉)7人、

(2)教職に関する科目

  • 中等教育教員養成 6人
  • 初等教育教員養成 9人
  • 特殊教育教員養成 4人

 ※ 初等教育教員養成の教職に関する科目の専任教員は、中等教育教員養成の教職に関する科目の専任教員を兼ねることができるため、教職に関する科目の専任教員は中等と初等で重複している場合がある。

3.教員免許状取得状況及び教員就職状況(平成15年3月卒業者)(通学課程)

学部・学科等の名称 卒業者数 免許状取得者数 教員就職者数
文学部 仏教学科 134人 20人 4人
史学科 166人 55人 4人
日本語日本文学科 141人 95人 7人
中国語中国文学科 47人 13人 1人
英語英米文学科 124人 54人 7人
教育学部 教育学科 143人 213人 77人
生涯学習学科 130人 104人 10人
社会学部 社会学科 229人 53人 4人
応用社会学科 146人 7人 0人
社会福祉学科 211人 4人 0人
健康福祉学科      
合計 1,471人 618人 114人

1.課程認定を受けている学科等の概要(通信課程)

事項 記入欄
大学名 佛教大学 設置者 学校法人 浄土宗教育資団
学部・学科等の組織及び認定を受けている免許状の種類等の概要 学部・学科等の名称等 認定を受けている免許状の種類・認定年度 備考
学部 学科等 入学定員 設置年度 免許状の種類 認定年度
文学部 仏教学科 500人 昭和40年度 中一種免(社会) 平成2年度  
高一種免(地理歴史)
高一種免(公民)
平成3年度
中一種免(国語)
高一種免(国語)
平成2年度
中一種免(宗教)
高一種免(宗教)
平成2年度
史学科 300人 昭和41年度 中一種免(社会) 平成2年度
高一種免(地理歴史)
高一種免(公民)
平成3年度
日本語日本文学科 300人 昭和40年度 中一種免(国語)
高一種免(国語)
高一種免(書道)
平成2年度
中国語中国文学科 300人 平成3年度 中一種免(国語)
高一種免(国語)
平成3年度
高一種免(書道) 平成3年度
中一種免(中国語)
高一種免(中国語)
平成12年度
英語英米文学科 300人   中一種免(英語)
高一種免(英語)
平成2年度
教育学部 教育学科 1000人 平成8年度 小一種免 平成8年度
幼一種免 平成8年度
中一種免(社会) 平成12年度
養学一種免 平成8年度
社会学部 社会学科 500人 昭和42年度 中一種免(社会) 平成2年度
高一種免(地理歴史) 平成3年度
高一種免(公民) 平成3年度
応用社会学科 500人 平成7年度 中一種免(社会) 平成7年度
高一種免(地理歴史) 平成7年度
高一種免(公民) 平成7年度
高一種免(情報) 平成13年度
社会福祉学科 1000人 昭和42年度 中一種免(社会) 平成2年度
高一種免(地理歴史) 平成3年度
高一種免(公民) 平成3年度
高一種免(福祉) 平成13年度
入学定員合計 4,700人    

2.教員組織(課程認定を受けている学科等の専任教員数)(通信課程)

(1)教科に関する科目

  • 文学部
    • 仏教学科 (社会)14人、(地理歴史)5人、(公民) 9人、(国語)4人、(宗教) 6人、
    • 史学科 (社会)14人、(地理歴史)12人、(公民) 3人
    • 日本語日本文化学科 (国語)9人、(書道) 7人、
    • 中国語中国文化学科 (国語)4人、(書道) 4人、(中国語)5人、
    • 英語英米文学科 (英語)8人、
  • 教育学部
    • 教育学科 (幼一)3人、(小一) 5人、(社会) 5人、
  • 社会学部
    • 社会学科 (社会)13人、(地理歴史)7人、(公民) 6人
    • 応用社会学科 (社会)12人、(地理歴史)7人、(公民) 5人 (情報)4人、
    • 社会福祉学科 (社会)10人、(地理歴史)6人、(公民) 4人 (福祉)9人、

(2)教職に関する科目

  • 中等教育教員養成 8人
  • 初等教育教員養成 12人
  • 特殊教育教員養成 4人

 ※ 初等教育教員養成の教職に関する科目の専任教員は、中等教育教員養成の教職に関する科目の専任教員を兼ねることができるため、教職に関する科目の専任教員は中等と初等で重複している場合がある。

3.教員免許状取得状況及び教員就職状況(平成15年3月卒業者)(通信課程)

学部・学科等の名称 卒業者数 免許状取得者数
文学部 仏教学科 52人 1人
史学科 90人 3人
日本語日本文学科 39人 13人
中国語中国文学科 7人 1人
英語英米文学科 94人 14人
教育学科 30人 21人
教育学部 教育学科 114人 54人
社会学部 社会学科 40人 1人
応用社会学科 56人 0人
社会福祉学科 1,163人 10人
合計 1,685人 118人

(平成15年10月28日)佛教大学 視察委員:山﨑委員、渡辺委員

視察事項 委員による評価、指導・助言
全般的事項
  • 仏教を建学の理念とし、浄土宗を基礎としながら地域に密着した人間教育を行っている。
  • 文学部・教育学部・社会学部で通信課程を有している。
  • 文学部仏教学科において中高一種免許状(宗教)が取得できる。
  • 教育学部と他学部との連携が一層図られ充実した教員養成が図られるように努めていただきたい。
  • これまでの教員養成の財産を活用して、より実践的な指導力がある教員の育成ができるようにしていただきたい。
  • 地域に密着した大学として、学生が学校現場や社会福祉施設との交流を深めながら教員養成を行っている点が評価できる。
個別的事項 教員組織
  • 特記事項なし。
  • 特記事項なし。
教育課程 教職に関する科目等
  • 「教育方法論」、「教育原論」は複数の教員で担当しているが、内容にばらつきがあり一年生には負担が大きい内容も含まれている。また、「教育相談」は内容が臨床分野に偏っている。
  • 一つの授業科目を複数の教員が担当するのであれば、一般的包括的内容として共通する部分を設定していただきたい。
  • 教育に関する内容を授業として行うようにしていただきたい。
教育実習
  • 事前指導では、教員の引率のもと、学生が各学校へ出かけ現場体験を行っている。
  • 実習校については協力校および京都地区大学教職課程協議会を通して確保するよう努めている。
  • 教育実習指導室を設置し、随時学生の相談に応じる体制をとっている。
  • 教育実習の体制について、実習後の学生に対するフォローも含めて日常的に検討していただきたい。
履修指導等
  • 教職科目のうち、実技が不得意な学生には課外授業を行っている。
  • 教員免許状取得者数の向上につながる取り組みである。
  • 教育に関するボランティア活動を積極的に行い、学生の教育実習への動機付けを高めている。
  • 1年生から教育に関する問題意識の啓発がなされていることが期待される。
介護等体験の状況等
  • 教育実習指導室が介護等体験での学生の指導にあたっている。
  • 社会学部健康福祉学科の開設に伴い、社会教育開発センターを発足させ、社会福祉学科、健康福祉学科の研究教育の場としている。
  • 社会福祉専門教育の充実を図るため、特別擁護老人ホームを開設している。
  • 高一種免(福祉)授業科目「社会福祉総合実習」の場として上記施設を利用している。
  • 特記事項なし。
免許取得状況及び教員就職状況
  • 全卒業生のうち、約4割が教員免許状を取得し、さらにそのうち、免許状取得者の約2割が、教員として就職している。
  • 教育学部の卒業生と在学生の間で交流を持ち、学生の志望動機を高めている。
  • 教員採用試験の対策としてに向けて、採用試験対策講座を課外で開設している。
  • 引き続き、教員就職率の向上に努力されたい。
施設・設備の状況
  • 情報処理室を各施設に計3部屋設置し、午前7時から午後9時まで利用可能。
  • 学生の学内施設利用の利便性の観点から、評価できる。
通信課程
  • 通信課程卒業生のうち、教員免許状取得者は、1割以下である。
  • 一括申請を希望する学生だけでなく、それ以外の卒業生全体について免許状の取得状況を把握できるように努めていただきたい。

(参考)佛教大学の教員養成における取組

1.学生の履修指導・就職支援等について

  • 「教育実習指導室」を設置し、教育実習及び介護等体験の際の学生の相談窓口となっている。指導室には、実習指導講師が配置され、平日に常駐している。また、指導室だけで応対するのではなく、教育実習担当教員と密接に連携を取っている。
  • 教員採用に向けて、教職採用のための特別な講座を設けるなど、教員就職率向上の努力を図っている。
  • 選択授業の「教育学講読」では、海外の教育事情や教育制度に関する理解を深めるため、それらに関する書籍を選び読み進むとともに、ハワイでの実習を行っている。
    佛教大学の学生は、ハワイ大学マノア校との学生交歓プログラムに基づき、ハワイ大学の教育実習生とともに州内の小学校で4日間の実習を行う。
  • 特に教育学部においては、学年を超えて学生同士が互いに協力して学び、担当教員との信頼関係を築いている。また、各学校にいる卒業生が、現役生の学習や就職についての相談・支援を自らが積極的に行う習慣となっている。

2.学生の学校現場体験について

  • 京都市教育委員会との間で、「学生ボランティア」サポート事業の協定を結び、教育活動の支援が必要とされる京都市立学校・園へ学生をボランティアとして派遣している。10月16日現在で約20名の学生が派遣されている。
  • 園部町教育委員会との間で、「ふれあい相談事業」として協定を結んでいる。事業の内容は、小学校の子どもたちの悩み、不安、ストレス等の解消を図り、心にゆとりをもてるよう学生を相談員を派遣している。町からは委託料として年間45万円が大学へ納められ、学生はアルバイトとして派遣される。今年度は、大学院生2名がアルバイトとして派遣されている。
  • 大阪府教育委員会との間では公立小・中学校「まなビング」サポート事業として「勉強をもっとわかりたい」「楽しく遊びたい」という子どものため、大阪府内の小中学校(小学校731校、中学校334校)に対して学生を派遣し、学習支援活動を行う依頼がきている。後期(10月1日)より本格的に事業に参加できるよう佛教大学では、学生の募集を始めている。
  • 大学では、施設の一角にスペースを設けて、さまざまなボランティア募集の掲示を張り出している。学生は、掲示板から自分の条件に合う募集を見付け出すことができる。

お問合せ先

初等中等教育局教職員課

-- 登録:平成21年以前 --