高松短期大学
実地視察大学の概要
1.課程認定を受けている学科等の概要
事項 |
記入欄 |
大学名 |
高松短期大学 |
設置者 |
学校法人 四国高松学園 |
学部・学科等の組織及び認定を受けている免許状の種類等の概要 |
学部・学科等の名称等 |
認定を受けている免許状の種類・認定年度 |
備考 |
学科等 |
入学定員 |
設置年度 |
免許状の種類 |
認定年度 |
保育学科 |
80人 |
昭和44年度 |
幼二種免 |
昭和44年度 |
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音楽科 |
30人 |
昭和51年度 |
中二種免(音楽) |
昭和51年度 |
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入学定員合計 |
110人 |
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2.教員組織(課程認定を受けている学科等の専任教員数)
(1)教科に関する科目
- 保育学科 幼二種免 4人
- 音楽科 中二種免(音楽) 4人
(2)教職に関する科目
※ 初等教育教員養成の教職に関する科目の専任教員は、中等教育教員養成の教職に関する科目の専任教員を兼ねることができるため、教職に関する科目の専任教員は中等と初等で重複している場合がある。
3.教員免許状取得状況及び教員就職状況(平成15年3月卒業者)
学部・学科等の名称 |
卒業者数 |
免許状取得者数 |
教員就職者数 |
幼児教育学科
(現保育科) |
67人 |
63人 |
10人 |
音楽科 |
13人 |
3人 |
0人 |
合計 |
80人 |
66人 |
10人 |
(平成15年10月21日)高松短期大学 視察委員:横須賀委員、平出委員
視察事項 |
委員による評価、指導・助言 |
全般的事項 |
- 入学時から特定の教員の研究室に所属し、学修や研究を進める「研究室制度」をとっており、それぞれの教員と相談して研究テーマを設定し、卒論の発表等を行っている。
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- 研究室制度の活用、特色ある科目の開設など、2年間という限られた時間の中で教員養成を工夫して行っている。
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- 幼二種と中二種(音楽)の課程認定を受けているが、教育課程を分けて開設している。
- 教員養成に資する、特色ある科目の開設が充実している。
- 学生による授業評価を行っている。
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- 中二種と幼二種の教育課程を分けているが、幼稚園教員養成と中学校教員養成を連携させ、互いに刺激しあうことで双方がより魅力的なものになると考える。中二種免の取得者が少数という事情を鑑みると、この点について検討が必要と考えられる。
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個別的事項 |
教員組織 |
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教育課程 |
教職に関する科目等 |
- 中二種(音楽)取得者が少ないが、教職に関する科目は幼二種と分けて開講している。
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- 貴学での中学校教員養成の在り方については検討が必要と考えられる。幼稚園と中学校の教員養成課程が協力、連携し、現状の貴学での教員養成を見直していただきたい。
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- 「総合演習」は「研究室制度」のための研究方法を身につけるための科目にもなっている。研究活動は各研究室ごとに行われるため、知識の獲得、そのための調査方法に関する内容がその前提理解として行われている。
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- 「総合演習」の開設方法としては特徴的ではある。しかし、研究の方法論的な項目だけでなく、扱うテーマを具体的にシラバスに 明記し、学生に分かりやすくしていただきたい。また、この科目の趣旨にのっとって、研究方法を教授するだけでなく、法令や教養審第1次答申に書かれてい る、広い視野、社会性などを養成するという総合演習の趣旨を踏まえた内容としていただきたい。
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- 幼二種に係る科目のシラバスが全体的に概要中心の記載になっている。中二種の「教育相談の研究」のシラバスも同様である。また、幼二種及び中二種の「教育心理学」のシラバスに「障害のある幼児、児童及び生徒の心身の発達及び学習の課程」の内容が明記されていない。
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- シラバスに授業で扱う内容を、法令上求められている事項の取扱も含めて、具体的に記載すること。
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教育実習 |
- 中二種の教育実習は、取得希望者が少ないので、出身校で実施している。幼二種の教育実習は系列の幼稚園を中心に実施している。
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- 事前指導で卒業生の現職教員のの講話を幼二種及び中二種で実施している。
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- 学生は現場志向が強い傾向があるので、この取組を、特に取得者が少ない中二種(音楽)の取得促進に活用していただきたい。
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履修指導等 |
- 前期及び後期の初めのオリエンテーションで学科ごとに履修指導を行っている。
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- 音楽科での教員免許取得希望者が少ないので、履修の組立や履修指導によって取得の促進に努めていただきたい。
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介護等体験の状況等 |
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免許取得状況及び教員就職状況 |
- 保育士免許は全員が取得するが、幼二種免は一部取得しない学生がいる。
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- 中二種(音楽)の取得者は毎年数名程度。今年度の取得希望者も数名しかいない。
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- 教育課程編成上の工夫や現職教員や卒業生の活用など、中二種の取得希望者が増えるような魅力的な取組を工夫する必要がある。
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- 中二種(音楽)が取得できる音楽科を卒業した学生の進路は音楽教室の講師や音楽療法士が多い。
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- 音楽療法士は学科の特徴になりうるものである。また、中学校教員養成にも役立つものであると考えられる。この資格のための科目等を活用して教育課程を工夫していただきたい。
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- 就職指導として、1年の後期からガイダンスや卒業生との懇談会を開催している。
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施設・設備の状況 |
- 図書館において、保育関係書籍・資料、絵本、楽譜等が充実していた。
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- 図書館の資料の中でも、特に絵本は志望者の多い幼稚園教員養成にとって重要なものなので更なる充実に期待する。
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