資料4‐4 「栄養に係る教育に関する科目」として想定される内容(参考例)
1.趣旨
「いずれの免許状の取得においても、食文化を含む食に関する課題を踏まえ、栄養教諭としての使命の自覚や、職務内容について理解を深めることが必要と考える。」(中央教育審議会答申 平成16年1月20日)
2.栄養教諭の教職課程で修得が必要な単位数
栄養教諭一種免許状→4単位(60時間程度)
栄養教諭二種免許状→2単位(30時間程度)
3.授業内容(案)(下記の事項を取り上げる)
- 児童及び生徒の栄養に係る諸課題(国民の栄養をめぐる諸事情の理解を含む)
- 食生活に関する歴史並びに食事及び食物の文化的事項
- 児童及び生徒の栄養の指導及び管理の意義
- 児童及び生徒の栄養の指導及び管理の現状と課題
(子どもの食事に関する実態把握、分析等に必要な事項を含む)
- 栄養教諭の職務内容、使命、役割
- 学校給食の意義、役割等
- 児童及び生徒の栄養の指導及び管理に係る社会的事情
- 児童及び生徒の栄養の指導及び管理に係る法令及び諸制度
- 食に関する指導の学校全体の指導計画の作成
- 給食の時間における食に関する指導(地場産品の活用含む)
- 教科における食に関する指導1(家庭科)
- 教科における食に関する指導2(保健体育科、その他の教科)
- 道徳、特別活動における食に関する指導
- 生活科、総合的な学習の時間における食に関する指導
- 食物アレルギー等食に関する特別な指導等を要する児童及び生徒並びに他の児童及び生徒への指導上の配慮
- 実践演習1(食に関する指導の指導案作り)
- 実践演習2(学生が作成した指導案の発表、相互批評等)
- 実践演習3(模擬授業、指導効果の評価)
- 家庭、地域と連携した食に関する指導