資料8 教職課程認定大学実地視察及び課程認定審査において見られる論点例

 平成21年度は、34大学に対して教職課程認定大学実地視察を行った。また、課程認定審査においては、185大学824課程について教職課程の認定を行ったところである。当該実地視察や課程認定審査等を通じて見られた教職課程に関する課題としては、以下のようなものが考えられる。

1.教職課程の認定基準・審査の在り方について

 教職課程の認定を受けるために開設が必要な科目については、含めるべき内容が各大学の判断に委ねられており、大学により授業内容が大きく異なっている。
 教職課程の履修を通じて修得させるべき知識技能の基準(到達目標)を設定するなど、各大学の自主性を尊重しつつ、教職課程の授業の質を一定程度確保する必要は無いか。

2.教職課程の科目の在り方について

 教科に関する科目と教職に関する科目については、両者の目的・内容等を基盤とする科目である教職実践演習の導入等により、両者の連続性が図られてきたところである。
 教科に関する科目と教職に関する科目間の内容の連続性を更に確保する必要は無いか。

3.教職課程の事後評価の在り方について

 教職課程認定大学実地視察の充実や、それ以外の方法により、認定後の教職課程が適切に実施されているかどうかについての事後チェックを充実させることが考えられないか。

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初等中等教育局教職員課

-- 登録:平成22年10月 --