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坂元委員 実態調査のサンプリングの件で、10地域を選んで、バランスをとって、日本全国の傾向を捕捉できるという工夫をしておられると思いますが、その次に、今度その地域の中でどのようにサンプリングをしたかが気になります。回収率が非常に高いので、おそらく、学校を通じて生徒や親に配付をする方法をとられたのかなと思うのですが、その場合、その学校が各地域において何校ぐらいで、また、どのような基準でその学校を選ばれたのかについて質問します。
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日本総研 自治体にお願いし、教育委員会を通じて、今回の依頼を出しておりますので、どちらの学校にお願いするかは教育委員会にお任せしております。したがいまして、どこの学校、どこの校区をというところまでは、今回の調査で何かお願いしたという経緯はございません。
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坂元委員 そうなりますと、学校の特性について、少し分析を加えていただいて、その資料を掲示して、含めていただきたい。結果の解釈にかかわる場合があり得ると思いますので、学校の特性について入れていただくといい。多くの人が参照する調査結果になろうかと思いますので、ご検討いただければと思います。
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杉山委員 回収率が高過ぎるのではないかという気がします。学校を通じたことも含めて、どういう呼びかけをして集めたのか、ご説明いただけますでしょうか。
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日本総研 基本的には、地域の教育力に関して実態調査を実施したいということで、教育委員会にお願いをし、教育委員会を通じて各学校に配付していただきました。保護者に関しては、まずお子さんに持ち帰っていただいて、お答えをいただいております。お子さんについては、教室でお答えをいただいたケースもあると思いますし、お持ち帰りいただいたケースもあると思いますが、そのあたりは、担任の先生にお任せをし、特にこちらのほうから必ず出してくださいと重ね重ねお願いをした経緯はありません。おそらく担任の先生をはじめ校長先生方が今回の調査の趣旨をご理解いただいて、回収にご尽力を下さった結果だと考えております。
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佐藤委員 家族が地域とコミットメントしていると、子どもも地域とかかわりが深くなるということだと思います。事例のほうであまりそういうお話がありませんでしたが、今までも熱心な方というのは何割かいて、その方たちの家族、子どもさんはある程度地域でのかかわりを持っているということだと思いますが、新たに、大人や、父兄が、地域にかかわっていくことがとても大事なことだと思います。ヒアリングの9事例の中から、そういう新たな試み、今まで地域活動などしない人たちを呼び込むようなそういう工夫があったのかどうか、少し教えていただきたいのですが。
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日本総研 事例の中では、実際に活動しておられる方々に直接お話を聞くというよりも、館長さんや団体の代表者の方に伺ったこともあり、保護者の方が実際にご自身のお子さんも連れて参加されているかどうかまでは、詳細には把握できなかった部分があります。しかしながら少なくとも、その地域の大人の方に、お子さんがいる方にもいない方にもとにかく幅広く呼びかけて、例えば八戸では、伝統行事について太鼓をたたく指導をしてほしいという呼びかけに対し、地元の大人の方がおこたえになったり、公民館や図書館を拠点にした活動の場合には、読み聞かせをする大人の人を積極的に団体の方が図書館から呼びかけられて、それに応じる大人の方がたくさん出てきているというところはございました。
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藤野委員 事例についてお聞きしたいのですが、3事例とも、課題は人だと思います。指導者やリーダー、そういう方の非常に大きな影響を受けておられるなと受けとめておりますが、今後、そういったリーダーの発掘や、継承をされて活動が発展していくということについて、「課題」として載っているのですが、具体的にリーダーの育成に関する取組は現実に今されているのでしょうか。
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日本総研 これは、いずれの事例でも大変苦慮されているテーマかと思います。ただ、実際に育成をしているかどうかは別にいたしましても、確実に育ってきているという事例は見受けられました。例えば、八戸の公民館を拠点とした活動の場合、館長さんを中心に、周りの大人を、特に若手の大人を巻き込んで、いろんな行事をやっておられる。その都度、この地域のためにみんなで力を尽くしていこうというご自身のお考えを繰り返しおっしゃるので、それが地元の方にも浸透していっておりまして、おそらく館長さんの意思を引き継いでやっていこうという方々は確実に育ってきておられるのではないかと思います。ただ一方で、なかなかコーディネーターになる人材の育成に苦慮されておられるのは、例えば大垣市では、行政にキーパーソンがいらっしゃる場合に、行政の職員の方はどうしても異動もあり、せっかく地域の方との人間関係を構築しても、異動とともにそれがまたリセットされてしまう、そこをいかに行政として埋めていくかという課題があります。地域の方の中からそういったコーディネートを引き受けるよという声が上がるのを待つしかない部分があり、そういうところで非常に苦慮されている部分があるかと思います。
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田中委員 まず、感想ですが、21ページから28ページでやられている分析、これは非常に今後の政策上、役に立つデータだと思います。質問とコメントを4つ。1つは、先ほどのサンプリングの件に絡めて、教育委員会を通してということですが、各学年100名ずつとは各学年、1校だけを選んでもらったのか、それとも10人、20人ずつ、何校かに分けてやってもらったのか、その辺確認できればと。それから、東京23区の都心のほうは区外からの通学の子も多い。そういうところは避けていただいたのかどうか。2点目は、表記の問題ですが、資料1-1のBのところに、子どもの両親へのアンケートとありますが、両親という言葉を避けて、保護者でいいのでは。3点目は、調査の聞き方の件ですが、資料1-2の4ページです。この結果から見ると、自分の親に相談するという場合、兄弟に相談するというのは、どこに答えるのか、その人が子どもを持つ保護者なら1番か、あるいは親戚に全部含めて答えているのか、迷うケースがあるのではないかなと思いますので、確認です。4点目ですが、6、7ページの子どもの活動の実態。これはマルチアンサー方式なのか、それとも、それぞれについて、よく遊ぶ、時々遊ぶという程度で聞いているのか、あるいは生活時間調査のように、昨日というふうに限定して聞いているのか、その辺の聞き方を教えていただきたいと思います。
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日本総研 まず、一番最後のご質問ですが、マルチアンサーで、昨日ということも特に限定はしておりません。選択肢をすべて羅列いたしまして、よくやるものを3つまで回答を下さいという様式です。それから、サンプリングの件で、各学年100名ずつ、これは学校によってクラスの人数も違いますし、少なくともその学年で100人はいるところにお願いしますという依頼をしております。ただ、その学校の事情によりまして、複数校にお願いしたケースもありました。区外からの通学の件は、調べさせていただきます。4ページの自分の親に相談するとか、兄弟に相談する場合は、どこに当てはまるかということですが、ご両親がおそらく近くにお住まいの場合は、近くの親戚というところにご回答される可能性が高いかと思いますが、遠くにいらっしゃる場合には、確かにこちらですとどこにも当てはまらないということになってしまうかもしれません。
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田中委員 おそらく、5ページのところで、祖父母やいとことの交流がかなり高いので、実際には、若いお母さんの場合、自分の親に相談する場合が多いのではないかと思ってお聞きしたまでです。その場合、友達の親に相談するのと自分の親に相談するのが、もしかしたら4ページで一緒のところに丸が書かれているかもしれないと気になったので質問しました。
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日本総研 おっしゃるとおりかと思います。
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大日向委員長 ただいまのご質問を含めて、アンケート用紙の原版はおつけいただけるのでしょうか。それがわかると、今のご質問はすべておわかりいただけると思うのですが、概要版のところでもそれをおつけいただければと思うのですが。
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日本総研 そのようにさせていただきます。
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江上委員 プロフィール、調査手法、担当者の属性分析、そして質問紙がついてくるとかなり理解が進むと思いますので、よろしくお願いいたします。おおむねの傾向が今回の調査のご報告で理解はできたと思うのですが、ここから政策を起こす根拠に用いるということを考えると、今回予算案のご説明がありましたが、関連の調査の内容でいいますと、子どもと、子どもを育てている保護者と、そこを調べているわけですが、そこを対象にして政策を立てるだけでは不十分ということがあるかと思います。地域力というのは、子どもを持ってない多くの人たち、あるいは、子育てが終わった多くの家庭の人たち、この人たちの力をいかに引き出して、子どもを持っている家庭のサポート、環境づくりに流れを作るかが非常に重要事項です。そこの視点、あるいはそういった働きかけの施策が今回のこの予算案の計画の中に落とし込んであるのかどうかを少し事務局にお聞きしたい点が1つ。2点目は、例えばアンケート結果でご説明いただいた7ページで、子どもが過ごす場所の回答ですが、「公園、原っぱ、空き地」という回答があるわけですが、公園というのは確かに東京都でも、児童遊園とかありますが、「原っぱ、空き地」という空間は中都市以上、特に大都市においてはもうほとんど事実上ない。実際にあれば子どもも行きたい、でも遊びの空間の行き場がないという現実の物理的な街づくり、都市整備環境が既にあろうかと思います。それで、これからの街づくりの指針に対して、物理的な街空間のハードのあり方をどうするのかということをぜひここの生涯学習審議会からも働きかけ、提言をしていくということが大変重要かと思います。3点目は、今回ご説明いただいた予算案の中で、2ページの子どもの生活リズム向上のための普及啓発事業の実施についてです。具体的な活動となると、ポスターをつくり、イベントをやり、全国フォーラムを開催し、それの地域版フォーラムをやるという活動内容になってくる。これはこれでよろしいかと思うのですが、もっとインターネットを使うとか、手段、方法にいろいろな工夫が考えられるのではないかと思いますので、その辺の構想などもお聞かせいただければと思います。4点目、家庭教育手帳をつくるというお話ですが、家庭教育手帳をつくるときに、こういうツールのつくり方1つで効果が上がったり、広がりが出たりということがありますので、少し従来型のスタイルからいろいろご検討いただけるといいかと思います。見本をいつもお送りいただいて、とてもいいものをつくられているのですが、もっと使いたくなるような工夫をさらにされるといいかなという気がいたします。たとえば、さわやか福祉財団のボランティア手帳などは、若い人や、子どもも喜ぶツールになっているようです。これはコメントです。
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大日向委員長 今、江上委員さんのご質問は、次の(3)の論点整理もかなりかかわる重要な点をご指摘いただいたと思いますので、事務局にお答えいただきたいと思いますが、その前に調査のことで1点申し上げておきたいのは、やはりこの調査はかなり注目を集めると思いますので、何人かの委員の方からご指摘くださったサンプリングの問題、特に教育委員会を通した手法に関して、どれだけ普遍化できるのかというコメントは必要かなと思います。と申しますのは、子どもがどこで過ごすかという調査結果を見ますと、ゲームセンターとかコンビニの回答数が極めて低くなっています。これが果たして実態なのだろうか。中学生の回答、ほかの調査を見ますと、やはりコンビニ、ショッピングセンター、それからゲームセンターの比率は、この結果よりはかなり高くなっております。したがいまして、学校の教室という場で、先生の監督のもとで回答したということにある程度バイアスがかかっているかもしれないと思いますので、そのあたりのコメントも何か触れておいていただければいいかと思います。
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萬谷民間教育事業振興室長 江上委員のご指摘につきまして、まず最初の地域のお話についてお答えを申し上げます。子どもを持っていない多くの大人からのサポートが必要だというご指摘、まさにそのとおりでございまして、例えば資料2の6ページの地域子ども教室推進事業におきましても、保護者だけではなく、その地域の方々の幅広いご協力を得まして、指導委員、ボランティアといった形でご参加をいただいて実施しておるところでございます。また、ご示唆等をいただきましたら幸いに存じます。
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清水男女共同参画学習課長 家庭教育の関係でございますが、家庭教育の支援におきましても、子どもを持っていない大人も含めて家庭教育を支援していただくというのは、大変大事なことだと考えているところでございまして、予算の関係ですと、資料2の1ページ目、例えば(3)の家庭教育支援の総合推進事業、こちらは行政と子育て支援団体等が連携をして、子育て支援団体の中の子育てサークルなど、実際に子育て中の親同士が連携をしていく部分もございますし、子育てサークルをある程度卒業された方も含めたネットワークをつくっていく。ですから、子育てが終わった方なども含めた子育てネットワークと行政が連携することで、支援をしていくといった分も含まれているところでございまして、各地域いろいろなやり方があるかと思いますけれども、子育て中の親同士、あるいは子育てが終わった方も含めた地域の大人が子育てなり家庭教育を支援していくといったようなことを、総合推進事業の委託事業を通じましてモデル事業の支援という形で取り組んでいるところでございます。それから、もう1点、子どもの生活リズム向上プロジェクトの予算につきまして、従来型の手法といったところもございますので、よりインターネットの活用等を考えてとのご示唆をいただいたところでございます。まず、明示はしておりませんけれども、例えば子どもの生活リズムのホームページをつくる等々の経費も盛り込んでいるところでございますので、そういった新しいメディアも使って運動していきたいと思っていることが1つございます。それから、それ以上に、この予算の執行ということだけではなくて、むしろそれとあわせて、3ページ目以降でございます、PTA等の団体と一緒になって国民運動を実施していきたいということがございます。PTA、子ども会、子どもを取り巻くさまざまな団体の取り組み、またさまざまなアイデアがあるかと思いますので、そういったところと連携することで、行政だけではできないような手法で、子どもの生活リズムの向上により一層取り組んでいただければと考えているところでございます。
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田中生涯学習政策局長 子どもの基本的な生活習慣の取得と、子どもの体力や学力や気力、意欲といったものとの相関関係というのは、証明することが非常に難しいのだろうと思いますが、この運動をする限りにおいては、単に早寝早起きをしましょう、朝ごはんを食べましょうというだけではなく、学力テストの話とか、お手伝いをよくする子は正義感があるとか、これまで若干の調査があるわけですが、それに匹敵するような、例えば今この地域の現状として、子どもは何時ごろに起きて、昼間はどういうことをやっている、朝ごはんを食べているか食べていないか、こういう取り組みをして子どもたちの生活習慣が必ずしも上がってくるかどうかわかりませんけれども、そのときに、では学力はどうなったのか、その町の安全性がどうなったのか。そういうのを早急に、少し研究してみることが重要なのだろうなと思っております。その問題に関しましては、まさにこの委員会で、調査する前にお諮りして、こういう観点を入れてやった方がより新たな施策に結びつくのではないかというところも含めてご審議を賜って、実際の運動をやらせていただければ大変ありがたいと思っております。
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大日向委員長 予算案の内容に関しましては、先ほどの調査結果に対しても同様ですが、今後本審議会で議論すべき論点と非常に深くかかわっていくと思いますので、議題の(3)に移らせていただきたいと思います。この会では、これまでヒアリング等を踏まえまして、前回の会議におきまして、今後審議すべき論点案につきまして、各委員にご提出をお願いいたしまして、ご提案をいただいたところでございます。それらを整理したものを本日お配りしておりますので、まず最初に事務局からご説明をお願いしたいと思います。 |