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資料3 高大接続・大学入学者選抜の改善についての基本的考え方

(高等学校から大学までを通じて育成すべき力)

○ これからの我が国においては、世界を舞台に挑戦する主体性と創造性、豊かな人間性を持った多様な人材が、社会の様々な分野で活躍することが求められる。また、少子・高齢化やグローバル化の進展の中で成長を持続していくには、人材の質を飛躍的に高めていくことが重要。

○ このため、各学校段階の教育を通じて、これからの時代に求められる力(※)を育成していくことが必要。
 (※ 「生涯を通じ不断に主体的に学び考える力、予想外の事態を自らの力で乗り越えることのできる力、グローバル化に対応し活力ある社会づくりに貢献することのできる力など」、「豊かな経験・知識と社会や他者への関心・理解に裏付けられた教養と倫理観、常に学び自らを向上させようとする意欲や姿勢、不測の状況に置かれた時に課題を正しく把握しそれを克服・解決することのできる判断力・行動力、異なる価値観や思想を持つ多様な他者と良好な関係を結ぶことのできる協調性やリーダーシップ、他者や社会のために貢献しようとする公共心や実践力など」平成24年8月28日文部科学大臣諮問理由(抜粋))

(高等学校教育及び大学教育とその接点である大学入学者選抜の関係と役割分担)

○ 少子化等に伴う大学入学者選抜の選抜機能の低下の中で、高校生の学習意欲の喚起、幅広い学びの確保、学力状況の把握、大学の教育水準の確保・向上や学生の学修成果の把握等の機能・役割を、高等学校教育・大学教育それぞれにおいて十分に果たしていくことが必要。

○ このため、高等学校教育においては、生きる力の確実な育成を図るため、その教育の質の確保・向上に努めていくことが必要。また、大学教育においては、生涯学び続け主体的に考える力などこれからの時代に求められる力を育成するための質的転換を図ることが必要。

○ 大学入学者選抜は、教科・科目の知識量を問う学力検査への偏重や事実上の学力不問の入試などの課題が指摘されており、これからの時代に求められる力を多面的・総合的に評価する入試に転換していくことが必要。 
  また、高等学校3年間での能動的な学習や活動が、大学入学者選抜で適切に評価され、大学での学修につながることが望まれる。

○ 高大接続については、高等学校教育、大学教育それぞれの改善を図りつつ、両者の連携を強化することが必要であり、大学入学者選抜のみでつながる関係でなく、高等学校教育から大学教育への円滑な移行という、教育上の接続の考え方に転換していくことが重要。

(高等学校教育の質の確保・向上)

○ 高等学校教育においては、生きる力の確実な育成を図ることが重要であり、基礎的・基本的な知識・技能の確実な定着を図るとともに、思考力・判断力・表現力等の育成と主体的に学習に取り組む意欲の育成を図ることが必要。

○ このため、「達成度テスト(基礎レベル)」の創設、各種資格検定試験の活用促進、多面的な幅広い資質・能力の評価手法の開発・普及などの学習成果や教育活動の把握検証を進めるとともに、高等学校教育の質の確保・向上を支える取組として、困難を抱える生徒等の支援・相談の充実など多様な教育活動の推進、学校から社会への円滑な移行促進等が必要。

○「達成度テスト(基礎レベル)」の在り方としては、高等学校教育の質の確保・向上に向け、生徒が自らの高校教育における基礎的な学習の達成度の把握及び自らの学力を証明することができるようにし、それらを通じて生徒の学習意欲の喚起、学習意欲の改善を図ることが必要。また、その活用方策として、指導の改善に活かすことや推薦・AO入試等の際に基礎学力の証明や把握の方法の一つとして、その結果を大学等が用いることも可能とすることについても検討が必要。

(大学の人材育成機能の強化)

○ 大学教育については、専門的な知識に加え、総合的な学習経験を通じて高い志と創造的思考力を持った人材の育成を図ることが必要。

○ このため、教育課程の体系化、学生の主体的な学びを促すためのアクティブ・ラーニングの推進、学生の学修成果の把握・分析に基づく教育課程の改善、大学教員の教育力の強化に直結するFD、全学的な教学マネジメントの確立等を通じた大学教育の質的転換を進めた上で、成績評価の厳格化、進路変更の柔軟化等を推進することが必要。

(大学入学者選抜の改善)

○ 大学入学者選抜においては、これからの時代に必要な力を判定・育成していく観点から、必要とされる知識の修得状況を確認するとともに、志願者の能力・意欲・適性等を多面的・総合的に評価するものに転換することが必要。

○ このため、多面的・総合的な評価手法の開発、「達成度テスト(発展レベル)(仮称)」の創設、推薦・AO入試の改善、資格・検定試験等の活用等が必要。

○ 各大学における多面的・総合的な入学者選抜を推進するため、各大学が求める知識の修得状況の判定には、「達成度テスト(発展レベル)(仮称)」の積極的な活用を図ることが必要。また、「達成度テスト(発展レベル)(仮称)」については、出題教科・科目の精選を図りつつ、出題内容等の見直し、複数回の実施や成績表示方法についての検討等を進めることが必要。

お問合せ先

高等教育局高等教育企画課高等教育政策室

-- 登録:平成26年02月 --