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資料3

「教養教育の在り方」に係る今後の検討課題例(案)

   初等中等教育   

       生涯にわたる教養の形成の基盤づくりの観点から,特に今後取り組むべき課題は何か。
例えば,
  1    子どもたちに自ら学ぼうとする意欲が薄れているという危惧の声や,子どもたちの理科ぎらい,数学ぎらいを懸念する声があるが,学ぶことへのモチベーションを高めるためには,どのような方策が考えられるか。
  2    教養の基礎としての「読み・書き・計算」や「国語の力」などを身につけさせるためには,どのような方策が考えられるか。
  3    自らの興味・関心に基づいて更に深く学びたい子どもの意欲に応えるために,どのような方策が考えられるか。
  4    プロとしての十分な力量と豊かな人間性を兼ね備えた教員を育成するためには,どのような方策が考えられるか。
  5    上記を踏まえ,国としてどのような支援策が考えられるか。
     
   高等教育   
       教養を培うための知的訓練を行う観点から,特に今後取り組むべき課題は何か。
例えば,
  1    それぞれの大学の個性や教育理念を踏まえた教養教育の実施のためには,それぞれどのような実施体制が考えられるか。   
  2    学習意欲を喚起し,知的な思考法や表現方法の修得や文系と理系の知の融合を可能とするカリキュラムや,少人数教育などの指導方法の工夫が行われている大学等が見られるが,教養教育を改善するためのこうした全学的な取組を促進していくためには,どのようなインセンティブが考えられるか。
  3    ファカルティ・ディベロップメント(大学教員の教授方法の研修)の取組を進める大学も見られるが,大学教員一人一人の教育能力の向上を図るためには,どのようなインセンティブが考えられるか。
  4    企業でのインターンシップや海外留学など,学生が広く社会とかかわり,教養を磨く機会を充実するためには,どのような方策が考えられるか。
  5    上記を踏まえ,国としてどのような支援策が考えられるか。
     
   生涯学習   
    生涯にわたり教養を培っていく観点から,特に今後取り組むべき課題は何か。
例えば,
  1    学校から職業への円滑な移行やリカレント教育の更なる充実のために,社会全体の意識改革や教育機関の受け入れ体制の改善について,どのような方策が考えられるか。
  2    一人一人が自ら培った教養を活用し,社会と積極的に関わっていくことを通じて「魅力ある大人社会」を構築していくために,どのような方策が考えられるか。
特に,
  (ア)    シルバー世代や主婦等の能力の活用を含め,学習の成果を地域活動や社会公共のために積極的に活用するためには,どのような仕組みが考えられるか。
  (イ)    青少年の健全育成のための環境醸成や教育活動への積極的な参画など,コーポレート・シティズンとしてふさわしい企業行動を促進していくためには,どのような仕組みが考えられるか。
  3    上記を踏まえ,国としてどのような支援策が考えられるか。
     

 

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