「新しい時代を切り拓く生涯学習の振興方策について」(中間報告) はじめに

 平成17年6月13日、文部科学大臣から中央教育審議会に対し、「新しい時代を切り拓く生涯学習の振興方策について」諮問が行われた。

 諮問後、本審議会では、生涯学習分科会において、新しい時代を切り拓く生涯学習の振興方策として、「(1)国民一人ひとりの学習活動を促進するための方策」と「(2)地域住民等の力を結集した地域づくり、家庭や地域社会における子どもの育ちの環境の改善のための方策」を中心に、制度の在り方を含め、具体的な方策について検討を重ねてきた。

 平成17年7月には、「国民の学習活動の促進に関する特別委員会」及び「家庭・地域の教育力の向上に関する特別委員会」を設置し、審議を進めた。

 両特別委員会では、調査審議を行い、それぞれ「審議状況について」を取りまとめ、平成18年8月、生涯学習分科会に報告を行った。その後、さらに具体的検討が必要な課題を扱うため、「生涯学習を推進する人材の育成及び確保の在り方に関する作業部会」及び「学習成果の評価の在り方に関する作業部会」を設置し、審議を進めてきた。本中間報告は、これらの審議の内容を整理したものである。

 また、平成18年12月22日に公布・施行された改正教育基本法において、「教育の目標」、「生涯学習の理念」、「家庭教育」、「社会教育」及び「学校、家庭及び地域住民等の相互の連携協力」等が規定されたが、これらの観点を重視しつつ、本審議会としては、本中間報告に対する各方面からの御意見を頂き、さらに必要な制度の在り方等について議論を深め、今後、より具体的な答申を取りまとめていきたいと考えている。

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