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鳥居会長 皆様おはようございます。お忙しいところを御参集賜りましてありがとうございます。ただいまから中央教育審議会の第30回総会を開催いたします。
本日は、前回と同様に基本問題部会の臨時委員の方々にも御出席をいただいております。 本日は、「新しい時代にふさわしい教育基本法と教育振興基本計画の在り方について」の答申案を取りまとめまして、前回の会議で修文等を私に御一任いただいたわけでございますが、その修正を施したものを持ってきておりますので、修正箇所を事務局から御説明をいただきまして、皆様に御同意をいただければと思っております。 |
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それでは、事務局のほうから御説明をお願いいたします。 |
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事務局 お手元にございます資料1をお開きいただきたいと思います。 前回の3月10日の総会の御意見、その後に書面等で御提出いただきました御意見を踏まえて修正したものでございます。その修正部分を中心に御説明させていただきます。
1ページ目の「はじめに」は基本的には変わってございませんが、この中で審議を重ねてきたということで記述をいただいておりますが、これまで1年4ヵ月にわたりまして、総会は15回の開催をいただきました。それから、基本問題部会につきましては28回、そして「一日中央教育審議会」を5会場で開催いただきまして、合計48回に至ってございます。
続きまして、「第1章」、2ページからでございます。2ページ目は最初の「○」の2行目のところで、「戦後における」という形で、戦後の日本という部分について少し字句の修正がございました。この「第1章」が「教育の課題と今後の教育の基本的方向について」、「1」番が「教育の現状と課題」。
最初の「○」におきましては、戦後の教育を大きくとらえていただいております。 二つ目の「○」におきましては、今日の我が国社会における危機的な状況につきましての記述となっており、三つ目の「○」におきましては、社会の存立基盤であります我が国の教育につきましての改革の必要性に触れていただいております。
四つ目の「○」におきましては、教育の課題につきまして言及をいただいております。従前、3月10日のときの資料では、この教育の課題、危機的な状況につきましては、四つ目の「○」、五つ目の「○」、次のページの「○」が一つのパラグラフになっておりましたが、今回、最初の4行で一区切りをつけさせていただきました。
そして、2ページ目の一番最後の「○」につきましては、青少年の心の問題、あるいは家庭・地域社会の課題という形の教育の上での課題、危機的な状況について言及をいただいております。
3ページ目を御覧いただきたいと思います。3ページ目の最初の「○」についてでございますが、前回も大学の危機的な課題を言及しておりましたが、より長期的な視野で大学・大学院の教育研究にかかる課題をしっかり書いてはどうかという御意見を踏まえて修文されております。
読み上げさせていただきます。「科学技術の急速な発展と社会構造の変化に伴い、それを支える学問分野は高度に専門分化し、現実社会との乖離が問題視されるようになっている。同時に、学問領域の融合によって新たな分野も形成されつつある。大学・大学院には、基礎学力と分野横断的かつ柔軟な思考力・創造力とを有する人材の育成を目指した教育研究体制の構築と、教育研究を通じた社会への貢献が強く求められている。」、ここの5行分が修文になったものでございます。
この5行分で大学・大学院の課題を加えたこととのバランスの上で、上のほうに戻っていただきますが、その上の3行ほどでありますが、初等中等教育における教育、特に学習の面での課題につきましても、バランス上言及する必要があるということで、2行余りを追加させていただいております。具体的には、「また」以下の文章の一番最後のところからですが、「初等中等教育において、基礎的・基本的な知識・技能、学ぶ意欲、思考力、判断力、表現力などの『確かな学力』をしっかりと育成することが一層重要になっている。」という部分につきましても、新たに書き加えているところでございます。
3ページ目の二つ目の「○」につきましては、我が国の社会、そして国際社会の大きな変化を踏まえて、教育の理念も変化しているというところを言及いただきましたが、ここの「○」のところでも、2行目の「同時に」の後ろでございますが、我が国社会とともに、国際社会も大きな変貌を遂げているということがはっきりわかるようにということで、「同時に」の後に「国際社会も大きな変貌を遂げ、その中で」という文言を新たにつけ加えてございます。
同じような趣旨で、3行目の後ろのほうに「世界の中の日本という視点が」という後に「強く」という文言も追加させていただいております。
このページの三つ目の「○」が、「第2章」の改正の必要性にもつながるところでございます。基本的に大きな変更はございませんが、ここにつきまして少し言及をさせていただきます。
「現在直面する危機的状況を打破し、新しい時代にふさわしい教育を実現するためには、具体的な改革の取組を引き続き推進するとともに、今日的な視点から教育の在り方を根本までさかのぼり、現行の教育基本法に定める普遍的な理念は大切にしつつ、変化に対応し、我が国と人類の未来への道を拓く人間の育成のために今後重視すべき理念を明確化することが必要である。そして、その新しい基盤に立って、家庭教育、幼児教育、初等中等教育、高等教育、社会教育等の各分野にわたる改革を進めていくことが求められる。」という点でございますが、この点につきましては、かなり御議論をいただきまして、今日的な視点に立って重視すべき理念を明確化することをはっきり位置づけた部分になっております。
今回、修正としては部分的なものでありますが、3行目の「現行の」という部分を書き加えてございます。
3ページの一番最後の3行でございますが、従前でありますと、国や社会の問題を自分の問題としてとらえて、主体的・積極的に行動する公共心が大事であるという趣旨の文章がこの3行に加えて入ってございました。その点につきましては、後ほど御説明をさせていただきます5ページ目の「 」の「新しい『公共』」に関する言及について、中間報告を踏まえて、かなりの部分を書き直しました。ここの3行に入っておりました趣旨が5ページ目のほうに基本的に移行するという関係上、ここの3行は簡潔にさせていただいております。
読み上げますと、「国民一人一人が、国家・社会の形成者、国際社会の一員としての責任を自覚し、主体的に教育の改革に参画するとともに、社会全体での取組を推進することにより、新しい時代の教育の実現を目指す必要がある。」ということで、国民の方々の参画を呼びかけるという文章に変わってございます。
続きまして、4ページ目が「21世紀の教育が目指すもの」ということでございます。最初の「○」におきましては、教育の使命を個人の育成という面と、国家・社会の形成者という両面から言及いただいております。
二つ目の「○」につきましては、中間報告の段階では、歴史的変動の時代への挑戦ということで、それぞれの大きな変化を詳細に記述していただいておりましたけれども、今回それを集約する形で、中間報告からは書き改まっているところでございます。
三つ目の「○」につきましては、日本人が大切にしてきたものを継承することも大事だということに言及をいただいております。
四つ目の「○」につきましては、「 」から「 」までの五つの目標につきまして、これまでも御議論がありまして、五つの目標が1人の人間に集約する、あるいは全体主義的にとられないようにということで、ここの3行も御議論いただいて、記述が構成されております。具体的には、「教育の普遍的な使命と新しい時代の大きな変化の潮流を踏まえ、『21世紀を切り拓く心豊かでたくましい日本人の育成』を目指すため、これからの教育は、以下の五つの目標の実現に取り組み、多様な個性や特性を持った国民を育成していく必要がある。」という形でございます。
そして、この「たくましい」につきましても御議論いただいたところでございますが、単に身体面のみならず、困難に直面してもそれに立ち向かうという精神的な面も含めた「たくましい」という形の用語で御理解をいただいたところでございます。
そして、「 」が「自己実現を目指す自立した人間の育成」でございます。この点につきましては、この部分の2行目に新たに「個と公のバランスが重要であることの自覚の下に」ということで、個と公のバランスが重要であるという記述を書き加えさせていただいております。
この点につきましては、5ページ目の新たな公共の修文に関連いたしまして、公共は個人の尊重、確立を基礎として、国民の主体的な参画により形成されるという趣旨を「 」のところでは書いてございますが、それと関連して、この部分を追加させていただきました。
続きまして、5ページ目です。「 」として「豊かな心と健やかな体を備えた人間の育成」につきましては、このパラグラフの5行目についてでございますが、10日に御議論いただいた際の記述としては、「人間の力を超えたものに対する畏敬の念」という記述でございましたが、この点につきましては、カルト的なもの、あるいは誤解を生ずるのではないかということで、検討の結果、「自然や崇高なものに対する畏敬の念」という形で改めさせていただいております。
その4行後でございますが、スポーツに関するところでございます。もとの記述につきましては、10日の段階では、「生涯にわたって積極的に運動に親しむ資質や能力」という記述でございましたが、そこを御指摘を踏まえまして、「スポーツに親しむ習慣や意欲、能力を育成する」という形に書き改めているところでございます。
「 」につきましては、表題の「『知』の世紀」のところは、「知」につきましては、かぎ括弧をつけるという形での変更がございます。
第1行目も同じような趣旨で、「知」につきましてはかぎ括弧をつける。答申全体につきましても、かぎ括弧をつける形で全体を修文させていただいております。従前は「来るべき知識社会に向けて」という記述でございましたが、「知識」というより、より広がりを持った「知恵」とか、「英知」とか、「哲学的なもの」を含めた「知」という言葉をかぎ括弧をつけて付するという形で統一をさせていただいたところでございます。
続きまして、「 」の「新しい『公共』を創造し、21世紀の国家・社会の形成に主体的に参画する日本人の育成」でございます。
こちらにつきましても、公共は国家・社会とほぼ同じような趣旨で書いてございますが、それの形成に向けて受け身的ではなくて自発的な活動について、「新しい『公共』」の観点に立ってそのような意識を大切にしながら、公共への積極的な参画として強調していこう。中間報告の趣旨を踏まえて、大きく修文させていただいておりますので、ここの部分につきましては少し読み上げをさせていただきます。
「自分たちの力でより良い国づくり、社会づくりに取り組むことは、民主主義社会における国民の責務である。国家や社会の在り方は、その構成員である国民の意思によってより良いものに変わり得るものである。しかしながら、これまで日本人は、ややもすると国や社会は誰かがつくってくれるものとの意識が強かった。これからは、国や社会の問題を自分自身の問題として考え、そのために積極的に行動するという『公共心』を重視する必要がある。/近年、阪神・淡路大震災の際のボランティア活動に見られるように、互いに支え合い協力し合う互恵の精神に基づき、新しい『公共』の観点に立って、地域社会の生活環境の改善や地球環境問題や人権問題など国境を越えた人類共通の課題の解決に積極的に取り組み、貢献しようとする国民の意識が高まりを見せている。個人の主体的な意思により、自分の能力や時間を他人や地域、社会のために役立てようとする自発的な活動への参加意識を高めつつ、自らが国づくり、社会づくりの主体であるという自覚と行動力、社会正義を行うために必要な勇気、『公共』の精神、社会規範を尊重する意識や態度などを育成していく必要がある。」という形で、中間報告を踏まえた記述に修文をさせていただきました。
「 」につきましては、「日本の伝統・文化を基盤として国際社会を生きる教養ある日本人の育成」という部分について、前回の御議論を踏まえまして、3行目につきまして、自国の伝統・文化という部分につきましては、「自らの国や地域の伝統・文化」ということで、広がりを持った形で修文し、それと並行して他国につきましても、他の国や地域という形で修文を図っております。そして、御意見を踏まえまして、「自らの国や地域の伝統・文化についての理解を深め、尊重する態度」という記述にし、「他の国や地域」に関しましては、後ろから三、四行目のところからですが、「敬意を払う態度」という形で、ほかに何ヵ所か伝統・文化に関する記述がございますが、自国につきましては「理解を深め、尊重する」、他の国につきましては「敬意を払う」という形で、表現を統一させていただいているところでございます。
この点につきましては、11ページの下から4行目で、なお書きで言及がございますが、11ページのなお書きは、答申全体にかかるものというふうに御理解をいただければと思います。
「第1章」の一番最後には、「3」番の「目標実験のための課題」ということが位置づけられています。最初の「○」は変わってございませんが、「教育の目標の実現のためには」ということで、「教育基本法をはじめ教育関連法制の見直しまでさかのぼった教育改革が必要である」こと、少し飛びまして「具体の施策を総合的、体系的に位置付ける教育振興基本計画を策定することによって、実効性のある改革を進めていく必要がある。」と言及いただいております。
また、二つ目の「○」のところでは、2行目からですが、「教育の目標を実現するため、教育への投資を惜しまず必要な施策を果断に実行していく必要がある。」、また、その後4行目のところで、「すでに実施している施策も含め」といったところを追加しながら、「適切な政策評価を行い、……施策の重点化・効率化を図ることが必要である。」という形で、目標実現のための課題を「第1章」の終わりに置いていただいております。
続きまして、7ページ目の「第2章」でございます。 「新しい時代にふさわしい教育基本法の在り方について」ということで、「1」番目の柱として「教育基本法改正の必要性と改正の視点」を記していただいております。
二つ目の「○」につきましては、大きな方向性をここで記していただいておりまして、「このため、前章において明らかにした、教育の現状と課題と、21世紀の教育の目標を踏まえて、」、「 」番として「現行の教育基本法を貫く『個人の尊厳』、『人格の完成』、『平和的な国家及び社会の形成者』などの理念は、憲法の精神に則った普遍的なものとして今後とも大切にしていくこととともに、」、「 」番として「21世紀を切り拓く心豊かでたくましい日本人の育成を目指す観点から、今日極めて重要と考えられる以下のような教育の理念や原則を明確にするため、教育基本法を改正すること、が必要である。」ということを踏まえて、この後の「 」から「 」の7項目につきましては、教育基本法全体を通じまして明確にすべき教育の理念・原則ということを、「第2章」の最初にお示しをいただいております。
「 」の「信頼される学校教育の確立」につきましては、後ほどの「第6条」の学校の役割でありますとか、教育理念につながるものという形で考えられる点でございます。
「 」につきましては、先ほどと同じように、「知」につきましては、かぎ括弧つきの「知」という形で整理させていただいております。この点につきましては、3行目に少し文言を追加してございます。「実践的能力を備えた」という部分を追加し、全体としては「創造性に富み、実践的能力を備えた多様な人材の育成」という形で修文されているところでございます。
続きまして、8ページ目でございます。「 」が「家庭の教育力の回復、学校・家庭・地域社会の連携・協力の推進」でございます。こちらが後ほどには「第7条」の社会教育の規定を発展させるという形につながっていく理念・原則になると思います。
「 」が「『公共』に主体的に参画する意識や態度の涵養」でございます。この点につきましては、4行目の「批判的精神」につきまして誤解のないようにという御意見もふまえまして、「批判的精神を持って自ら考え、……公正なルールを形成し遵守することを尊重する意識や態度」という形で、「自ら考え」ということを補いながら、より的確に御理解いただけるように修文がなったところでございます。
続きまして、「 」の「日本の伝統・文化の尊重、郷土や国を愛する心と国際社会の一員としての意識の涵養」につきましては、前回も御議論いただきまして、記述としては冒頭に「グローバル化が進展する中で、」ということをつけ加えて、世界的な視点の中で自らの国や地域の伝統・文化という形で、記述を少し修正させていただいているところでございます。
また、3行目の中ほどの、自らの国や地域のところから他の国や地域のところのつなぎにつきましては、従前は「このことを通じて」というつなぎでございましたが、そこも御意見を踏まえまして、「同時に」ということで、「自らの国や地域の伝統・文化の理解、尊重」と同時に、「他の国や地域の伝統・文化に敬意を払う」というつなぎに修正させていただいております。
「 」が「生涯学習社会の実現」についてでございます。この点につきましては、御意見を踏まえまして、1行目の後段のほうでございますが、「国民の誰もが生涯のいつでも、どこでも」という形で、「誰もが」という文言、それから「どこでも」という文言を新たにつけ加えてございます。そのような形で、「国民の誰もが生涯のいつでも、どこでも、自由に学習機会を選択して学ぶことができ」るという形で、生涯学習社会について記述を改めたところでございます。
9ページ目からが、「第2章」の「2」番として、各条文に関しましての「具体的な改正の方向」という部分でございます。既に御案内のとおり、枠の中につきましては、教育基本法の具体的な改正の方向をお示しいただいた部分を囲みでくくっているところでございます。
今回の修正ではございませんが、中間報告から大きく変わりましたのが、「前文」についての言及の部分でございます。
読み上げさせていただきますと、「前文」につきましては、「教育理念を宣明し、教育の基本を確立する教育基本法の重要性を踏まえて、その趣旨を明らかにするために引き続き前文を置くことが適当。」「法制定の目的、法を貫く教育の基調など、現行法の前文に定める基本的な考え方については、引き続き規定することが適当。」というのが、中間報告から大きく変わった点でございます。
そして、一つ飛びまして、「新たに規定する理念」という部分につきましては、前回の10日の段階では、8項目につきまして、ローマ数字の「 」から「 」という形で番号を振ってございましたが、御意見あるいは御相談させていただいた結果、各項目に掲げる理念・原則につきましては、特に優先順位あるいは順序があるわけではないので、ここは誤解を生じないよう番号を振るのを「・」に改めているところでございます。
二つ目のところでございますが、「感性、自然や環境とのかかわりの重視」ということで、従前は「かかわり」で切れておりましたけれども、他の項目の表現ぶりと平仄を合わせるという意味で、「重視」という言葉を新たにつけ加えてございます。
そして、9ページ目の最後のほうですが、枠の外の記述につきましては、枠の中の基本法の具体的な改正の方向につきましての考え方、あるいはその背景とする理由でありますとか、あるいはまた関連する事柄につきましての考え方を指摘するという形の構成になっているところでございます。
10ページ目を御覧いただきたいと思います。10ページ目につきましては、前のページの前文を置くという記述に続きまして、二つ目の「○」のところが「教育の基本理念」ということで、現在あります「第1条」の「教育の目的」につきましての内容、そして「第2条」に関連します「教育の方針」を言及していただいております。
ローマ数字のところで、後段のほうに「『真理と正義』『個人の価値』『勤労と責任』『自主的精神』の徳目が求められること、」という言及がございますが、この徳目に関しまして、内心の自由を冒すものではないかという御意見も寄せられているところではございますが、この点につきましては、教育の目的、方針といたしまして、一般的に国民として必要と考えられるものを法律で規定することが、直接個人の内心の自由を冒すものではない。現行法でもこのような形で徳目を規定していること、新たにまた理念、原則を徳目としてつけ加えることにつきましては、内心の自由を冒すものではないということが共通理解いただけていると思っております。
それから、「新たに規定する理念」が、その後の「○」から続きますけれども、これらにつきましては、「前文」「第1条」「第2条」を中心として新たに明確化していただく理念・原則という形で整理いただいております。
下から6行目になるのでしょうか、「個人の自己実現と個性・能力、創造性の涵養」というところは、従前は丸括弧つきの「( )」で記してございましたが、これらの項目はすべて丸括弧で表題をあらわすという形に変わってございます。
10ページ目の最後の「○」におきましては、理念・原則に関して言及するという形で、2行目あたりでは「個性に応じて自己の能力を最大限に伸ばしていく」ということでございます。
そして、下から2行目のところで、少し部分的な修正がございます。「科学技術の進歩を」という部分、それから「世界の発展と課題解決に活かすことが期待される」ということで、部分的な修文がございます。
11ページを御覧いただきたいと思います。11ページにつきましては、先ほど申し上げましたとおり、「かかわりの重視」という形で、本文部分を踏まえまして、「重視」という言葉を補わさせていただきました。
次の「社会の形成に主体的に参画する『公共』の精神、道徳心、自律心の涵養」という項目につきましては、4行目の頭にあります「自ら考え」という言葉を補ったところでございます。
次が「日本の伝統・文化の尊重、郷土や国を愛する心と国際社会の一員としての意識の涵養」についてでございます。こちらも先ほど御説明したところと同じように、「グローバル化が進展し」という書き出しで、3行目のところでは、「まず自らの国や地域の伝統・文化について理解を深め、尊重し」、その後では、「日本人であることの自覚や、郷土や国を愛する心の涵養を図ることが重要である。」、そして「さらに、自らの国や地域を重んじるのと同様に他の国や地域の伝統・文化に対しても敬意を払い、国際社会の一員として他国から信頼される国を目指す意識を涵養することが重要である。」。
そして、「なお書き」は先ほども触れさせていただきましたが、この「なお書き」が答申全体にかかると御理解いただけるものとして、ここに「なお」ということで、「国を愛する心を大切にすることや我が国の伝統・文化を理解し尊重することが、国家至上主義的考え方や全体主義的なものになってはならないことは言うまでもない。」ということを、なお書きとして記述いただいているところでございます。
続きまして、「生涯学習の理念」につきましては、一番最後の行に、従前は「学校教育修了後も引き続き」という記述でございましたが、生涯学習は非常に幅広いものということが御理解いただけるように、「家庭教育」ということを補いまして、次のページの「学校教育、社会教育を通じて」という広がりを持った形で記述を修文させていただいております。
12ページにつきましては、最後の「男女共同参画社会への寄与」につきまして、少し文章が追加となってございます。具体的には下から2行目の後段でございます。追加した部分を読み上げますと、「しかし、社会における男女共同参画は、まだ十分には実現しておらず、男女が互いにその人権を尊重しつつ責任も分かち合い、その個性と能力を十分に発揮することができる男女共同参画社会を実現するためには、このような現行法の理念は今日においてより重要である。」ということでございます。そこの部分が新たに御意見を踏まえまして追加したところでございます。
13ページの「(2)」の「 」として「教育の機会均等」についてでございますが、この点につきましては修正はございません。最初の「○」の4行目のところから、「これまでの教育がややもすれば過度の平等主義や画一主義に陥りがちであったという指摘にも留意した上で」ということでございます。そこが言及されているところでございます。
「 」が「義務教育」についてでございます。この点につきましても、引き続き規定するということで、前回から変わっていない部分でございます。
14ページの「(3)」が「国・地方公共団体の責務」に関してでございます。この点につきましては、枠の中の二つ目の「○」の2行目で、「国と地方公共団体の責務について適切に規定する」という、「適切に」の部分を取らせていただきました。
具体的には、枠の外の最初の「○」の4行目からでございますが、「教育行政の役割については」ということで、「地方分権の観点から」ということを新たにつけ加えてございます。「地方分権の観点から……教育における国と地方公共団体の責務について規定することが適当である。」ということで修文をしました関連上、先ほどの枠のところも「適切に」という言葉を削除させていただいたところでございます。
二つ目の「○」のところでは、教育振興基本計画の根拠規定を置くことに触れていただいている部分でございます。
続きまして、「(4)」が「学校・家庭・地域社会の役割等」についてでございます。こちらも基本的には修文されていないという部分になります。ただ、中間報告から大きく変わっておりますのは、御案内のとおり中間報告の段階では、例えば知・徳・体などのという形で、役割の例を示してございましたが、今回は枠の中にありますように、「教育を受ける者の発達段階に応じて、知・徳・体の調和のとれた教育を行うとともに、生涯学習の理念の実現に寄与するという観点から簡潔に規定することが適当。」という形で、学校の役割に触れていただいております。
続きまして、16ページを御覧いただければと思います。16ページは「教員」に関する部分でございます。修正点におきましては、枠の下の最初の「○」の2行目に、御意見を踏まえまして、優秀な教員の方々の処遇にも配慮をという趣旨を踏まえまして、「それに応じた適切な処遇の実施や」という文言をつけ加えさせていただいております。
そして、二つ目の「○」のところでは、子どもたちの学ぶ意欲に関すること、あるいは学ぶ姿勢に関する事柄についても言及いただいております。
「 」が「家庭教育」に関してでございますが、家庭教育に関しましては、17ページの二つ目の「○」の1行目の最後のほうを御覧いただければと思います。「国・地方公共団体と企業等が連携・協力して」という文言を加えてございますが、家庭教育において企業等の果たす役割が大きいということでございます。
続きまして、19ページを御覧いただきたいと思います。19ページは「宗教に関する教育」のところでございますが、ここの修正点としては、最初の「○」の2行目でございますが、「宗教の持つ意義の理解」という部分がございますが、ここは従前は「宗教が社会生活において持つ意義」とございましたが、意義につきましては、三つ目の「○」で前回御議論いただいたとおり、個人の生き方にかかわるものと社会生活においてかかわるものと両面があることから、修文をさせていただきました。
また、三つ目の「○」の4行目のところに、従前につきましては1行記述がありましたのを削除してございます。「我が国は国教を持たず、厚い宗教心を持つ国民の比率も比較的低いと言われるが」という部分は、御議論を踏まえまして削除させていただいたところでございます。
20ページが、「その他の留意事項」という形で、「教育を受ける権利等」、それから「義務教育制度の在り方」につきましての検討課題をここに記述させていただいておりますが、修正はございませんでした。
21ページにつきましても修正はございません。 22ページからが「第3章」でございます。「第3章」につきましては、基本的には大きな変更はございませんでした。
24ページの「(3)」の二つ目の「○」を御覧いただければと思います。ここは文章の趣旨は変わっておりませんが、読みやすいように「 」「 」「 」ということを補ってございます。
26ページからの「参考」の部分で何ヵ所か修正させていただきました。 26ページの最初の「○」で、3行目に「トップクラス」とありましたのを「上位成績」に改めてございます。
また、その次の「○」の冒頭にありました「授業がわからない子どもの半減を目指し」というフレーズを削除させていただいております。
それから、27ページ目の下から三つ目の「○」で、本文と同じように、スポーツに関しまして「スポーツに親しむ習慣や意欲、能力」という形で修文をさせていただきました。
28ページ目の三つ目の「○」のところでは、「コンテンツ」につきまして、括弧書きでその内容がわかるように記述を補ってございます。
また、四つ目の「○」につきましても、趣旨が明確に理解できるようにということで、前段の部分を修文させていただいております。
それから、29ページ目につきましては、四つ目の「○」の「ポストドクター」の説明としての括弧書きをつけ加えさせていただきました。
また、下から四つ目の「○」は、本文部分と同じように、家庭教育につきまして、企業等の果たす役割が重要であるという趣旨を踏まえて、「企業等に対して、雇用環境の整備など家庭教育の充実に向けた取組を要請する。」という部分を追加させていただいております。
最後のページでございますが、下から三つ目の「○」として、本文部分と同様に、男女共同参画に関しましての2行を追加させていただきました。「学校、地域等あらゆる場面を通じて、男女共同参画社会の理念の理解とその実現に向けた学習機会の充実を図る。」という部分の追加修正がございました。
以上が大きな修正点でございます。たくさん御意見をいただきましてありがとうございました。 |
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鳥居会長 ありがとうございました。
ただいま事務局から説明がありましたように、3月10日の会議でたくさんの御意見をいただきました。その後、書面でも御意見をいただきまして、それらを踏まえまして、私に御一任いただいたわけですけれども、両副会長とも御相談をした上で、今説明をしていただいたような修正をしたところでございます。この修正の案をお諮りしたいと思います。
この修正案で御了承いただいて、文部科学大臣に答申として提出したいと思いますけれども、いかがでしょうか。よろしゅうございましょうか。 |
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市川委員 答申をすることに別に異議はございませんが、私としましては同意はしかねるところでございます。
私は、今回の審議で最初から申し上げてきましたように、教育基本法を早急に改正する必要があるとは考えておりませんけれども、かといって改正に絶対反対というものではございません。適切な内容の改正であれば賛成するにやぶさかではございません。しかし、今回の答申の内容は、残念ながら改正というよりは、改悪であると言わざるを得ません。
その理由は幾つかございますけれども、最大のものは幾つかの徳目や道徳律を理念として追加するということにしている点でございます。法律は道徳や宗教上の戒律とは違いまして、あくまでも人々の行為を律するものであって、人々の心を律するものではございません。法規範が道徳規範と違うのは、法的許容性を持っているところであります。
したがいまして、自由民主主義の国家において、教育一般の目的や方針、徳目などを法律で規定するのは適当ではございません。
現在の教育基本法を策定しましたときの中心人物であります田中耕太郎文部大臣でさえ、こういうことを言っております。「いかに教育思想が混乱し、不明確であるにしろ、道徳の徳目や教育の理念に関する綱領のようなものを公権的に決定、行使することは、国家の任務の逸脱であり、パターナリズム化、ファッショ的態度であると言わなければならない」と、こう述べております。
まして教育の目的が学校、社会、家庭に通ずるものとして、国家が学校教育以外の教育に対しても積極的な態度をとることに対しましては、現行法制定当時、当時の内閣法制局が疑問としていたところであります。今回の答申は、これをさらに拡大しようとするものでありまして、到底容認できないものでございます。
それから、諮問は、「教育振興基本計画の策定について」と答申を求めておりますが、答申の「第3章」は、なぜか「教育振興基本計画の在り方について」と変わっております。諮問と答申の内容が食い違っているわけでございますが、その理由は説明されておりません。その点はあえて問わないにしましても、今回の教育改革におきましては、教育改革を国家戦略とすべきだという趣旨が強調されてきたわけでございます。ところが、「第3章」の内容は、到底そのようなものにはなっておりません。
と申しますのも、教育条件の整備や教育投資額に関して数値目標が示されていないからであります。ロジスティックス(兵たん)の計画を欠いたものでありまして、これは戦術とは言えるかもしれませんが、戦略とは到底言えません。これでは武器や弾薬、糧食などの補給を伴わないままに、敵を殲滅せよというようなものでございまして、あまりにも精神主義的な態度と言わざるを得ません。
公聴会などで会長は、先進諸国が国家戦略としての教育改革に力を入れている旨を繰り返し指摘されてきました。しかし、その場合には我が国と違って、文字どおり戦略になっております。例えば、最近発表されましたイギリスの「高等教育の将来」などを見ましても、教授学習活動の質的向上や産学協同の強化などもうたわれておりますけれども、同時に教育財政の拡充や研究環境の整備に関しましても具体的な数値目標を示しております。条件整備を伴わないままに、教育の成果だけを強調するのは、教育現場にとって最も悲惨な結果を招くことが心配されます。このような基本計画ならば策定しないほうがましであるとも言えます。
いやしくも教育振興基本計画と言うからには、高い期待と同時に、低いサポートではなくて、高いサポートであることを明確にしなければならないと思います。
申し上げたいことはいろいろございますが、一番大事なことを二つだけ申し上げて、私が賛成できない理由とさせていただきます。 |
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鳥居会長 ありがとうございました。 |
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渡久山委員 私たちは審議を重ねてきたわけですけれども、言葉とか、フレーズの中ではまだ十分に審議が深まっていないのもあると思います。どうぞ大臣のほうではそういうものも咀嚼をしていただきたいと一つは思います。
二つ目は、今の教育の荒廃状況というのは、私たちも分析しましたように、いじめとか、不登校とか、そういう困難で危機的な状況があるわけです。そういうことをより具体的に解決するためにも、教育振興基本計画を早期に策定していただきまして、今進められている具体的な政策と同時に、ぜひとも一日でも早くこういう困難な状況を解決していただきたい。そのためにはきちんとした財政措置と教育予算等をつけていただきたいと思います。 |
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鳥居会長 ありがとうございました。 そのほかにはよろしいでしょうか。
今お二人からいただきました御議論は、今後、具体的な法案策定の段階でしっかりと文部科学省に受けとめていただくということで皆様に御同意をいただければ、今、事務局から説明がありました3月10日以降の修正をいたしましたものをもって、本日の答申とすることにしたいと思いますが、よろしゅうございましょうか。 |
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[異議なしと呼ぶ者あり] |
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鳥居会長 ありがとうございます。御意見ありがとうございました。 それでは、私から最初に御挨拶を申し上げて、それから答申の提出にしたいと思います。
中央教育審議会では、一昨年、平成13年11月に遠山文部科学大臣から諮問を受けて以来、総会、それから基本問題部会で今日まで審議を進めてまいりました。このたび、「新しい時代にふさわしい教育基本法と教育振興基本計画の在り方について」、これまでの審議の結果を答申として取りまとめ、文部科学大臣に提出する運びとなりました。
教育基本法制定から半世紀がたちまして、我が国社会は著しく変化いたしました。そして、大きな危機に直面していると思います。現在、これまで社会を支えてきた行政や司法などの抜本的な改革が進められておりますが、我が国が直面する様々な困難を克服して、国民一人一人の自己実現、幸福の追求と我が国の理想、繁栄を実現する原動力となり得るのは、教育をおいてほかにはないと思います。
この危機的状況を打破して、新しい時代にふさわしい教育を実現するために、具体的な改革の取組を引き続き推進するとともに、今日的な視点から教育の在り方を根本までさかのぼって、教育基本法に定める普遍的な理念は大切にしつつ、変化に対応して、我が国と人類の未来への道を拓く人間の育成のために、今後重視すべき理念を明確化することが必要だと思います。今回の答申では、教育基本法の意義を十分に踏まえて、教育の目的や方針、学校教育制度の在り方、それから家庭教育の役割など、教育の根本的な部分について審議を行い、法改正の方向を取りまとめたつもりであります。
また、実効のある教育改革は、理念や原則の再構築とともに、具体的な教育制度の改革と施策の充実、さらに教育関係者をはじめ、国民一人一人の意識改革とが相まって、初めて実現されるものだと思います。未来への先行投資である教育を重視するというメッセージを国民に伝え、理解していただき、施策をわかりやすく示すためにも、教育基本法に根拠を置いた教育振興基本計画を策定する必要があります。本答申では、計画策定に向けた基本的考え方を取りまとめました。
中央教育審議会としては、この答申を契機といたしまして、今後、教育改革に関する国民の関心が高まることを期待するとともに、政府におかれては、この答申をもとに、教育基本法の改正と教育振興基本計画の策定を進めてくださることを期待したいと思います。
それでは、これから遠山文部科学大臣に答申を提出させていただきます。 |
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[鳥居会長より遠山文部科学大臣に答申を手交。] |
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遠山文部科学大臣 ただいま鳥居会長から、「新しい時代にふさわしい教育基本法と教育振興基本計画の在り方について」という答申をちょうだいいたしました。
私といたしましても、これまで様々な審議会から様々な答申をいただきましたけれども、今日のこの答申が最も重いものの一つと感じているところでございます。
平成13年11月に諮問をいたしましてから、これまでの間、鳥居会長、木村副会長、茂木副会長をはじめといたしまして、委員の皆様方には本当に英知を集めて熱心に御議論をいただいたと承知いたしております。まさに日本を代表する英知を持った方々が、これだけ熱心に日本の将来について御議論をいただきましたその成果が、ここにまとまったものと思うところでございます。
私は、諮問に際しまして、これからの日本がさらに明るく豊かでいくために、子どもたちの教育がどうあったらいいのかということについて、根本にさかのぼってお考えいただきたいということで、教育基本法の在り方、そして教育振興基本計画の在り方について、御審議いただくことをお願いいたしたわけでございますけれども、今日いただきましたこの答申は、それにしっかりと答えていただいていると思います。
現在の教育基本法が明示いたしております様々な基本的な理念はしっかりと継承しながら、さらに新しい時代にふさわしい、新しい時代を切り拓く心豊かでたくましい日本人をどう育てたらよいかということについての基本的な考え方、そして理念・原則が示されたと思っております。
新しい「公共」の概念というようなこと、さらには家庭の教育力を高める、そして地域・学校・家庭が一体となって学校を支えて、よい教育をしていくことについて、などなど様々な角度から御指摘をいただいているわけでございます。
特に教育振興基本計画のことにつきましては、その策定の在り方の基本について御示唆をいただいていると思います。
本日受けました答申を実現していくのが私どもの責務であるわけでございます。今回示された内容を一字一句おろそかにせず、しっかりと読み込んで、教育基本法の改正及びふさわしい教育振興基本計画の策定に向けて、これから力を尽くしてまいりたいと思います。
同時に、国民の皆様にこの答申の内容及び持つ意味等について広報してまいるのも私どもの役目かと思っているところでございます。
時あたかも、今、恐らくブッシュ大統領のお話も終わったころかと思いますけれども、イラク攻撃が始まりまして、国際情勢は極めて緊迫しているわけでございまして、これからの世紀、不透明な点が多々出てまいると思います。しかし、日本、そして日本を担っていく子どもたちがしっかりと自信を持って、明るい未来を切り拓いていく、そういった人間として育ってもらうために、今日まさに世界が震撼とするような出来事が起きているときにこの答申をいただいたということは、私としては大変意義深いものとも考えるところでございます。
そのようなことから、今日いただきましたこの答申をしっかりと実現してまいるということをお誓いいたしまして、心からの御礼の言葉にかえさせていただきます。
先生方、本当にどうもありがとうございました。 |
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鳥居会長 大臣、どうもありがとうございました。 それでは、河村文部科学副大臣から一言御挨拶をお願いいたします。 |
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河村文部科学副大臣 それでは、私からもお礼を申し上げたいと思います。 ただいま鳥居会長から遠山大臣に答申をちょうだいいたしました。私、昨年10月に副大臣に就任して以来、できるだけ基本問題部会、総会に出させていただいておりますが、皆様方の本当に濶達な、また、深い議論をいただきましたことを心から感謝いたしておるところでございます。
これから文部科学省といたしましては、皆さんのおまとめをいただいた答申に込められた理念、理想を十分咀嚼して、そして高めていきながら、立法作業という仕事に取り組むわけでございます。私は、このことが国民に理解され、また、わかりやすいものであってもらいたいと念じておるわけでございます。また、立法そのものは国会に付すわけでございますので、立法府もまた責任を共有することになっていくわけでございます。
この半世紀にわたるこれまでの基本法から、新しい日本の在り方、教育の在り方を含んだ基本法、また、基本計画を定めていくという大作業に入るわけでございますが、文部科学省遠山大臣を中心に、省を挙げて皆さんのお気持ちを体して、教育基本法の改正、そして基本計画の策定にしっかり取り組んでまいりたいと思っておるところでございます。
皆さんの大変な御尽力に重ねて感謝を申し上げまして、お礼の言葉にかえたいと思います。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。 |
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鳥居会長 ありがとうございました。 続きまして、池坊文部科学大臣政務官から一言御挨拶をお願い申し上げます。
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池坊文部科学大臣政務官 中教審の皆様方には本当に真摯に、精力的に審議を重ねていただきましたことを心よりお礼申し上げます。
私も政府の一員として、この委員会で皆様方の御意見を伺わせていただきました。本当に幸せな機会にめぐり会えたと思っております。この答申を出発点として、国民一人一人が21世紀の国際社会の中に生きるにふさわしい教育の在り方を自ら問いかけ、その目標を達成するためにはどうしたらいいかを考えていく大切なきっかけとなることを、私は切に願っております。
また、私もこの時期、政府の一員であったこと、そしてまた一国会議員として、母として、祖母として、21世紀にふさわしい教育の在り方を―私は過去の反省の中から、両親から個の確立とリベラルな精神こそがとても大切なのだということを教わってまいりましたので、その両親の生き方を踏まえながら、21世紀にふさわしい教育の在り方を自ら問題提起し、これからも行動してまいりたいと思います。
中教審の委員の皆様方に心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。 |
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鳥居会長 ありがとうございました。 続きまして、大野文部科学大臣政務官から一言お願い申し上げます。 |
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大野文部科学大臣政務官 私からも一言お礼を申し上げさせていただきます。 諮問を申し上げまして以来、極めて精力的に御審議をいただきました。鳥居会長をはじめ、委員の皆様方の格別熱心なお取り組みに心から敬意を申し上げる次第でございます。
都合48回もの会を重ねていただいたそうでございます。この中にも御指摘されておりますように、今、内外ともに極めて厳しい環境の中にございます。そうした中で、あらゆる分野で構造改革が進んでいるところでもございます。教育文化立国、これが我が文部科学省の大きな使命でございますが、これらを強力に実現していく上におきまして、今日いただきました答申は、教育の基本に立ち戻って見直そうという御指摘でもございます。私どももこれらを真摯に受けとめて、そしてこれからの教育のさらなる充実、進展の上で、また、教育改革を進め、学術、文化をさらに強力に進める、その大きな力にさせていただきたいと心から願っているところでもございます。
御熱心にお取り組みいただきました皆様方に重ねて感謝を申し上げ、私ども政治の立場から御意向をしっかり承って、一層取り組んでまいりますことをお約束申し上げて、お礼の御挨拶にさせていただきます。皆さんありがとうございました。 |
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鳥居会長 ありがとうございました。 それでは、事務局から一つだけ報告をしていただき、それで終わりにしたいと思います。簡単に御説明をお願いします。 |
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事務局 御報告をできるだけ簡潔にさせていただきます。 お手元の資料3でございます。まず一つは資料3―1でございますが、昨年8月5日に中央教育審議会からいただきました答申を受けまして、大学設置基準等の改正をする必要がございます。これにつきまして、去る1月23日に大学分科会において、大学設置基準等の改正についてということで、諮問答申がございました。その内容がお手元の資料3―1でございます。これを受けまして、今月中には大学設置基準等の改正をさせていただきたいと考えております。
資料3―2でございますが、これにつきましても、中央教育審議会からいただきました答申を受けまして、学校教育法の改正がございまた。その中で、従来、設置認可を行っておりました事柄のうち、相当部分を届出事項におろしたわけでございますが、その際に届出で設置が可能な場合はどういう場合かということの具体的な内容についてお取りまとめをいただいたものでございます。
資料3―3でございますが、こちらも昨年の学校教育法の改正によりまして、各大学に第三者評価を受けていただくという制度が導入されたわけでございますが、その第三者評価を行う団体につきましては、文部科学大臣が認証するという仕組みになっております。資料3―3は、その第三者評価を行う機関を文部科学大臣が認証いたします際の、その認証の基準の細目でございます。これも大学分科会でお取りまとめをいただいたということでございます。
資料3―2の考え方、それから資料3―3の基準の細目につきましては、法律が施行になりまして、来年度の4月以降、諮問答申という形の手続をいただく必要がございます。この内容は法の施行事務ということもございますので、できますれば大学分科会の議決をもって中央教育審議会の議決とするという形にさせていただければありがたいと思っておりますが、この点につきましては、後日また中央教育審議会の運営規則の変更が必要となりますので、その点またお諮りをさせていただきたいと考えております。
簡単ではございますが、以上のとおりでございます。 |
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鳥居会長 ありがとうございました。 一番最後におっしゃった件は、また一度御相談したいと思っております。よろしくお願いします。
それでは、以上で、本日の総会を終わりとさせていただきます。誠にありがとうございました。 |
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事務局 今後の日程につきましては、また追って御連絡を差し上げたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
本日はありがとうございました。 |
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鳥居会長 どうもありがとうございました。 |