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今後の健康診断の在り方等に関する検討会「学校病」に関するワーキンググループ(第2回) 議事録

1.日時

平成24年12月12日(水曜日)13時30分~15時30分

2.場所

文部科学省6階2会議室

3.議題

  1. 「学校病」に関する論点の整理
  2. その他

4.出席者

委員

木村座長、斎藤委員、濁川委員、雪下委員、前島委員、山川委員

文部科学省

大路学校健康課長、和田企画官、丸山学校健康教育課課長補佐、知念学校保健対策専門官

5.議事録

※本文中、録音の状態により記録できない部分については、「□□□」の表記としております。あらかじめ御了承ください。


○木村座長 それでは、定刻前ですが、皆さんお集まりということで始めてよろしいでしょうか。よろしくお願いいたします。
 ただいまから、第2回「学校病」に関するワーキンググループを開催いたします。よろしくお願いいたします。
 皆様におかれましては、お忙しいところお集まりいただきありがとうございます。本日もよろしくお願いします。ちょっと風邪ぎみで大変申し訳ないですが、こんな声で失礼いたします。よろしくお願いします。
 それでは、事務局から委員及び事務局の紹介と資料の確認を、よろしくどうぞお願いいたします。
○事務局 前回御欠席の委員につきまして改めて御紹介いたします。全国養護教諭連絡協議会の濁川こず枝委員でございます。
○木村座長 よろしくお願いします。
○事務局 続きまして、事務局に異動がございましたので御紹介いたします。学校健康教育課企画官の和田勝行でございます。
○和田企画官 和田でございます。よろしくお願いいたします。
○事務局 なお、本日は御欠席の委員はおりませんで、全委員に御出席いただいております。
 次に、お手元の資料の確認をさせていただきます。まず初めに議事次第がございまして、次に構成員名簿がございます。次に座席表、続いて資料1として、今後の健康診断の在り方等に関する意見案がございます。資料2としまして、これまでのワーキンググループにおける委員の主な御意見と論点がございます。続いて参考資料1ですが、要保護及び準要保護児童生徒への医療費の就学援助について、参考資料2として、今後の健康診断の在り方に関する調査概要、参考資料3として関連法規がございます。資料の不足や乱丁等ございましたら事務局までお知らせください。
○木村座長 ありがとうございました。
 議事に入る前に、本ワーキンググループの親会であります今後の健康診断の在り方等に関する検討会の議論の進捗状況について、併せて事務局のからお願いします。
○事務局 それでは、事務局より今後の健康診断の在り方等に関する検討会のこれまでの進捗について御報告いたします。
 資料1を御覧ください。こちらの検討会の方には本ワーキングの委員の先生方も何名か御出席いただいており、親会の方は現在4回目まで開催しております。こちらの資料は4回目の提出資料でございまして、健康診断の総論部分に関する意見案という形になります。これが最終版ということではございませんが、進捗の報告ということで簡単に御説明させていただきます。
 最初に学校における健康診断の目的・役割について。検討会においては、学校における健康診断は就学において支障があるかどうかについて疾病をスクリーニングするという役割と、学校の健康課題を明らかにすることにより健康教育に役立てるという大きく二つの役割がある。このことについて学校関係者や保護者の間で共通の認識を持つことが重要であるといった御意見、また、一般に疾病のスクリーニングとは異常があるかどうかのふるい分けであり、疾病の診断を目的とするものではない。学校における健康診断においては、学業やこれからの発育に差し支えの出るような疾病がないか、ほかの人に影響を与えるような感染症にかかっていないかということを見分けることが、スクリーニングの目的である。そのような観点からは、学校での健康診断では細かく専門的な診断を行うことまでは求められず、異常の有無や医療の必要性の判断を行うものと捉えることが適当である。
 続いて、健康診断の実施体制でございます。健康診断は、限られた時間の中で行うため事前の準備が重要であり、学校全体として健康診断に取り組むことが求められるという御意見、また、学校医、学校歯科医がより効果的に健康診断を行うためには、担任や養護教諭等が事前に保健調査等で児童生徒の健康状態を把握し学校医に伝えることが必要。健康に関する情報を保護者に提供してもらうことが、保護者の問題意識と学校の健康診断とをつなぐ大事な架橋になるとともに、学校においても本当に必要な情報が何であるかについて認識を深めることができるという御意見です。おめくりいただきまして実施体制の続きでございますが、学校医による身体診察についてはプライバシーの保護という観点に配慮しつつも、診療上必要な事項については、児童生徒や保護者の理解が得られるような工夫が必要という御意見をいただいております。
 続きまして、3番目、関係者の連携と事後措置でございます。健康診断においては事後措置が非常に重要。健康診断でスクリーニングされてもその後適切に医療につながっていないケースがある。学校保健安全法では、保健指導において保護者に対して必要な助言を行うことが求められていることからも、事後措置が適切に行われるように何らかの取組をすることが求められる。また、歯科保健は子どもや保護者の健康教育にとって重要な役割を果たしている。その一方で学校歯科検診では、齲歯(うし)だけではなく歯周病、歯肉炎、顎関節や歯列咬合(しれつこうごう)なども留意することになっており、かなり複雑な状態にある。今後は健康相談や保健指導の充実を図ることも課題である。続いて、健康診断に関する一連の流れにおいて養護教諭、担任、学校医、保護者等の関係者間の連携が重要である。そのような体制の中で健康診断やその後の事後措置等について評価し、次の改善に生かすというPDCAサイクルがうまく機能することが期待される。児童生徒の健康診断の結果を踏まえ、学校保健委員会や健康相談の機能は重要。学校医、学校、家庭、地域が連携して健康課題に取り組んでいく必要がある。
 4番目に健康に関する情報でございます。学校の健康診断の結果が卒業後に生かされておらず、貴重な健康情報が埋もれているという指摘がある。人生の各局面における健康情報というものは、一貫して管理されて個人に還元されることに意義がある。資料をおめくりいただきまして最後のページです。子どもの健康情報の活用については保護者との情報共有も重要。これにより保護者の健康観を育成することや、将来にわたって子どもと関係づくりをしながら健康を高めていくことなども期待されるといったことが、現在、親会の方の検討会で議論されているところでございます。
 こちら5.のその他に現在は書いていないんですが、本ワーキンググループの課題であります学校病についても、何らか考えることが必要だといったような御意見もいただいております。ワーキングでおまとめいただいた意見を、今後、検討会の方の意見書にも反映させていただく形になろうかと考えております。
 事務局からの説明は以上になります。
○木村座長 ありがとうございました。
 ただいまの今後の健康診断の在り方等に関する検討会、親会での議論等の進捗状況について説明をしていただきました。これにつきまして御質問等ありましたらよろしくお願いいたします。また、親会へ参加している先生方もいらっしゃるので、そのときのことを何でも教えていただければと思います。特に山川委員、前島委員、いかがですか。何かあればお願いいたします。
○前島委員 ございません。
○木村座長 それでは、議事に入りたいと思います。まず資料2について事務局から説明をお願いいたします。
○事務局 では、資料2について御説明いたします。
 資料2はこれまでのワーキンググループにおける委員の主な御意見と論点ということでまとめております。資料の構成ですが、大きく四つの題を設定しておりまして、一つ目に学校病の考え方について、二つ目に現行の学校病指定疾患に関する課題について、三つ目に学校病以外の疾患に関する課題について、四つ目にその他の課題となります。前回のワーキンググループでいただいた御意見について白丸で示しておりまして、それらをそれぞれの項目ごとにまとめるとこのような論点が考えられるかということで、点線囲みで論点を示しております。
 では、最初の方から説明させていただきます。1、学校病の考え方について、この部分につきましては、前回、学校病というくくりで指定する疾病が必要であるかと疑問に感じている。昭和33年という時代と現代での子どもの疾病の変化、家庭における医療への考え方、また、市町村での医療助成の実施など、学校を取り巻く環境にも大きな変化があるといった御意見。次に、学校の健康診断は、就学に当たっての問題と人に迷惑をかけるような感染症がないかのスクリーニングが目的。平成7年の学校保健安全法施行規則の改正によって、目の病気や鼻の病気といった形で疾病を類型化して指摘するものとなり、病名を診断するものではなくなった。学校病を学校の健康診断の中でチェックするということは、不可能ではないかといったような御意見をいただいております。これらから論点としまして、学校病については現在、感染性又は学習に支障を生じるおそれのある疾病として定められているが、近年の児童生徒等の健康問題を踏まえ、より具体的な考え方が必要ではないかといったことを、事務局として提案させていただきます。
 二つ目の現行の学校病指定疾患に関する課題でございます。学校病の中身はほとんど齲歯(うし)であり歯科とは関連が深い。齲歯(うし)は昭和33年当時は非常に多い疾患であり、現在も少なくなってはいるものの子どもの疾患としてはいまだトップ。健康診断の検討会においても歯肉炎と齲歯(うし)との関連性が随分指摘されており、歯肉炎と齲歯(うし)というのは切っても切れない縁がある。そのあたりのことが歯科に関する一番重要な課題かと思う。
 おめくりいただきまして、子どもたちの歯はとても良くなった。学校歯科医の功績だと思う。学校病の中の歯科の問題は、歯が痛くて勉強もできないということが問題であって、齲歯(うし)が全部問題かというとそうではないと思うという御意見。また、このページ四つ目の白丸ですが、施行令で示されている6疾病を再考する。トラコーマ・白癬(はくせん)、疥癬(かいせん)及び膿痂疹(のうかしん)・寄生虫など、り患がほとんどない疾病は削除してもいいのではないかといったような御意見をいただきまして、事務局からの論点としましては、現在、学校病に指定されている疾患について、近年の児童生徒等の健康問題を踏まえた見直しが必要ではないかといった点を、挙げさせていただいております。
 三つ目に学校病以外の疾患に関する課題でございます。歯周病や歯肉炎というのは生活習慣病であって、これらを学校病に入れようということになると、例えば糖尿病や高血圧、高脂血症の子についてはどうするのかという問題になる。生活習慣病は生活保護の中でやられるべきではないかと思うという御意見。また、学校病への追加希望として歯周病、歯肉炎、歯垢(しこう)という三つの歯に関する疾患が並んでいるが、それについてどのように対応するのかが課題。齲歯(うし)になる前に歯磨きをしようということが学校での指導の根本。就学援助を受ける家庭を考えると、保護者が日々子どもに手をかけているかというところで援助を受ける子どもは、歯垢(しこう)が付いている子が多いかと思うといったような御意見をいただいております。
 これらを踏まえまして事務局からは、論点として、近年の児童生徒等が抱える健康問題に関して、学校としてどのような形で取り組むことが適当であるかについて、検討が必要ではないかということを挙げております。
 最後にその他の課題でございます。その他としましては、医療券を出すときは事前に該当家庭へ手紙を出して制度について説明している。その上で医療券を使いたいということであれば渡している。中には何の返答もない家庭もある。30%程度は返事がないといった御意見、また、学校病に関連する事務的な手続等についての御意見を複数いただいておりますので、こちらに載せております。
 事務局から資料の説明は以上になります。
○木村座長 ありがとうございました。
 以上の説明や資料等を踏まえて、本日の議題についての御議論をよろしくお願いいたします。前回の第1回のワーキングで出された意見を、少し論点をわかりやすく明確にということで、四つの柱で今日は行いたいと思います。およそ目安は各項目30分程度としていただき、多少の長短はありますが、できる限りワーキンググループですのでふだんの学校現場の課題あるいは対応策等々、幅広く御意見をいただければと思っております、御協力をよろしくお願いいたします。
 それでは、最初の1として、まず学校病の考え方についてです。論点としては、学校病について現在、感染性又は学習に支障を生ずるおそれのある疾病として定められていますが、近年の児童生徒等の健康問題を踏まえ、より具体的な考え方が必要ではないかという点につて、説明がありました。学校での健康課題、また学校生活の中での学校病という少し幅広い意味での御意見をいただければと考えています。よろしくお願いいたします。
○斎藤委員 座長、よろしいですか。
○木村座長 はい、どうぞ。
○斎藤委員 ここに歯科のことを話していなかったので、歯科の方で学校病について全体の前回のときからいろいろな先生方に伺ったことに関して、少し補足をさせていただいてよろしいですか。
○木村座長 どうぞ。よろしくお願いします。
○斎藤委員 齲蝕(うしょく)というのがかなり学校病の中で多くのパーセントを占めているということで、我々歯科医会としては学校病というのは古い法律であるけれども、この法律があるということで齲蝕(うしょく)の治療が非常にやりやすくなった。特に平成16年に改正があった、制限がなくなった以降はそれも拡大をしたということで、抜歯以外の処置ができるということで非常に有効活用されているということで、学校病に対して歯科の部門が、非常にパーセントを多く占めているということも考えられるということがあると思うんです。
 そのことも考えて、古い法律ではあるけれども、齲蝕(うしょく)というのがやはりまだ子どもたちの中では現存しており、放置できる疾患ではないということを考えたときには、歯科医会としては治療が受けやすくなっている学校病の問題を、今後も大切な制度ではないかというふうに考えていらっしゃる先生がかなり多いということを、この場で申し上げておいた方がいいのかなという、学校病がもしこの法律自体が縮小してだんだんなくなってしまうというような方向性にあるのかないのかということになると、やはりその辺は考えなくてはいけない、歯科では特に保護をしなければならない児童生徒等に齲蝕(うしょく)が多いということもあるので、そのあたりを一応歯科医会としては古い法律ではあるけれども、少し現存の状態で続けていくことが大切なのかなというような意見が多く出たということを、補足させていただきたいと思います。
○木村座長 今、学校病に対する歯科の立場の考え方が、明確に示されたと思います。それを参考によろしくお願いいたします。今の御意見に対してでも結構です。また、学校病の考え方について委員の皆さんからざっくばらんな御意見でも結構です。
 学校病、学校病と余り狭く考えないで、現在の学校における健康課題全体から幅広い意見をお願いします。
○雪下委員 1件よろしいですか。
○木村座長 雪下委員、お願いいたします。
○雪下委員 参考資料の2を見ると、学校内で学校病と指摘されているのというのが予想以上に多いんですよね。この数字は前はなかったと思って、私はトラコーマなんていうのはほとんど指摘されることもないのかなというふうに思っていましたけれども、一応トラコーマ、これは結膜炎で指摘されているのかどうかわかりませんが、それを見るとかなりの率であるということですよね。それで全くの指摘されていないのが2割ないくらいで、あと8割くらいは何らかの学校病が指摘されているということになると、やっぱりこれは無視していくわけにいかない。
 考え方としてはトラコーマとか結膜炎、白癬(はくせん)とか中耳炎とかは、学業にそれほど関係なくなってきているので、学校病自身根本的に考え直さなきゃいけないのかなと私も思っておりましたが、これだけ指摘されているということになると、やはりほっておくわけにはいかないということだと思うんです。
 それとちょっと一つ矛盾があるのは、例えばトラコーマ、結膜炎とかあるいは中耳炎とか副鼻腔炎(ふくびくうえん)、アデノイドという、これがかなり指摘されておりますけれども、これは耳鼻科・眼科は、私自身は耳鼻科・眼科ではありませんけれども、耳鼻科・眼科の校医の実情をいろいろ聞かせていただいたりすると、大体全学年毎年やるという先生はほとんどいないと、1学年か2学年くらいしかやっていないということになると、例えば学校健診からそれによって求められてくる学校病についての治療ということになると、全体を診ていないんだから1学年、2学年くらい診てそこで指摘してもちょっと不平等に、診なかった学年についてはどうなるのか、診てもらわなかった子どもらは、それが半分以上いる場合それがどうなるのかというのが一つと、それからこの間から何回も言っていますけれども、平成7年度のここにも私は意見として言ったのが出ていますけれども、法改正というか、これは細かくは学校保健法施行規則の一部改正と言ったらいいのかも、平成7年にありました。
 その中で疾病の類型化というので、何しろ1分か2分で診ていくに当たって病気が何であるかというのよりは類型化して、例えば目の病気があれば伝染性の眼疾患がありそうだから診てもらいなさいと家庭に警告する。耳鼻科も副鼻腔(ふくびくう)での疾患がありそうだから診てもらいなさい。あるいはアレルギー疾患もまとめて、アレルギー疾患がありそうだからそれについて家庭で気を付けてくださいというようなことを、指摘しろという改正がありまして、その改正で実際に健診をやっているとすれば、これを学校健診で指摘するということは困難なんじゃないかと、歯科の場合は大体全部毎学年診ているし、むし歯ですからこれはわかって、歯科の場合はそういう点では学校病の検出が簡単だと思うんですが、そのほかについてはこれはどうやって、これは病名をつけられたものについて集めたものですか。
○事務局 この調査自体はアンケートです。学校の恐らく養護の先生方が答えている調査になります。
○雪下委員 学校病としてというんじゃなくて、こういう病気が指摘されたということで考えていいんですか。
○事務局 学校病として医療券を発行されたものになります。
○雪下委員 医療券を発行したものなんですか。
○事務局 はい。
○雪下委員 8割あるんですか。
○事務局 対象となった3,262の小学校の中で、一人でも学校病の生徒がいると答えた学校が81.7%という意味です。
○雪下委員 学校病に該当するものということで、学校病の治療券というかそれを発行したものということではないですね。発行したものがこれだけ。
○事務局 その学校の中で一人でも医療券を発給された人がいれば、その学校は1としてカウントされます。
○雪下委員 あるとして。そうですか。そういう意味ですね。はい、わかりました。
○濁川委員 よろしいですか。
○木村座長 どうぞ。
○濁川委員 現場から言わせていただくと、今、雪下先生がおっしゃったとおり齲歯(うし)の生徒というのは、やはり全校生徒を見ても非常に割合が多いです。ですので、当然医療券発行のときに齲歯(うし)の欄につく子が多くて、前回の委員会のときに山川さんがおっしゃっていたとおり、医療券で発行されるのは齲歯(うし)が多いと思います。ですので、この調査をしたときも齲歯(うし)の子が一人でもいればその学校には一人いるというので、ほとんどの学校でそういう状態があるので、8割程度は医療券を発行しているということになるのではないかなというふうに思います。
 あと平成7年度から健康診断のいろいろな類型化がされていたんですが、実際現場にいると、耳鼻科・眼科の先生につきましては診断をずっとしています。内科の先生はやっぱり診療時間が短いので、本当に一人1分足らずの中で脊柱(せきちゅう)側わんから皮膚の状態から、問診してアレルギーからというのは非常に困難です。ですので、白癬(はくせん)があって疥癬(かいせん)があって膿痂疹(のうかしん)があるかどうかを、全身の皮膚を見るわけではないので見つけにくいというので、この辺は見つからない。ずっと見ていまして数字も少ないですけれども、私たち現場でも余り目にしたり聞くことはなくなってきています。
 ですので、耳にするのは結膜炎、トラコーマはありません。トラコーマは一部の地域だというのも聞いたんですけれども、結膜炎とあとは中耳炎もほとんどなくなってきて、あとは齲歯(うし)、この辺が医療券発行の多いところになるのかなというふうに考えています。ですので、類型化されてもまだまだ診断はつけられてきているという現状があると思います。
○木村座長 参考資料2については、論点の2のところでも出てきますので、そのときに詳しくお願いします。今の現状についてよろしくお願いしたいと思います。
 また、雪下委員が言われた耳鼻科の御意見同様、眼科でも出ていました。学校現場での状況ですか、前島委員いかがですか。耳鼻科の検診や、一つの学校だけでのことでなく、地域も含めて御意見をお願いします。
○前島委員 他都市というのがちょっとよくわからないところもあるんですけれども、横浜の場合も全校児童が耳鼻科検診をやってはいません。耳鼻科校医が行う耳鼻科検診は横浜では1年生と4年生というところ、あとほかの学年は親の希望があった子どもたちが検診を受けるという形になっています。
 予算的なものもあり、そのような形で横浜の場合はやっていますけれども、診断については、濁川委員がおっしゃったように副鼻腔炎(ふくびくうえん)があるとか耳垢(じこう)があるとか、そういうような形で病名をある程度おっしゃってはいただけます。
○木村座長 眼科についてはどうですか。
○前島委員 眼科については結膜炎という形で、アレルギーとわかるものはアレルギー性結膜炎とおっしゃることもありますが、結膜炎というような捉えで診断されます。
○木村座長 その場でということですかね。
○前島委員 そうです。
○木村座長 濁川さん、補足は何か現場の場でありませんか。
○濁川委員 今、耳鼻科検診の件が出たんですけれども、学校によっていろいろやり方があると思うんですけれども、全学年しているところはやはり少なくなってきています。予算の関係もあると思うんですけれども、アンケート、保健調査で上がってきた子を1年、4年生、中学校では中学校1年生を中心にやるんですけれども、2・3年生についてはアンケート調査の結果、自分で異常を訴えている、保護者から異常があった子を、また次年度に検診するということも含めてやっている学校もあるかなというふうになります。
○雪下委員 いいですか。
○木村座長 はい。
○雪下委員 それと学校の現場から医療券を出される場合、耳鼻科・眼科を含めてあるいは歯科の先生を含めて校医さんが、指示した時点で病名がついているものについて該当しているものについては、治療券を出すということですか。それともこういう疾患があるからと家庭に勧告を出して、そこで専門の先生にかかって治療を受けていると、その段階から治療を受けているからということで申請があって治療券を出されるんですか。どちらですか。
○濁川委員 それは地域によって違うと思うんですけれども、私の地域は市役所の方から医療券を出す方の名簿を上げてくださいというのがあるんですけれども、事前に券が出ているので、診察した結果が出た時点で病名を入れて医療券を発行しています。
○雪下委員 全部出す。
○濁川委員 準要保護・要保護の子については。
○雪下委員 これは生活保護のところに出して、それに準ずるものはどういう形で出るんですか。それも市役所からそういう名簿みたいに載ってくるんですか、準要保護も。
○濁川委員 そうです。準要保護の子も一緒に出させていただいています。
○雪下委員 そうですか。
○木村座長 前島委員、どうぞ。
○前島委員 認定が下りていれば、もちろん学校での健康診断の後にすぐに医療券を出してということで渡せるんですが、認定が4月、5月の段階でまだ確定をしていないということがありまして、そういう意味で歯科検診が終わってすぐに出せるかというと、そこがちょっと時間がかかるという場合があります。認定が下りるのに準要保護の場合はかなり時間がかかるんです。人数が多いからかわからないんですけれども、そうするとやっと6月の終わりに認定が下りたというときに、しばらく親に待っていてもらうというのが実際問題としてあります。
○木村座長 山川委員、いかがですか。
○山川委員 前島委員の件は、やはり準要保護世帯の方は毎年の申請が必要で、市報や学校からの配布物でお知らせをしています。保護者の方が直接窓口においでいただき申請をしていただくことになっており、申請時期は4月中となっております。その後、全部書類を取りまとめまして審査をし、結果が出るのは、7月の上旬くらいになります。それは、6月の税情報確定を基に審査を行うため最短で7月の上旬という時期となります。いつもここの時期は治療のお勧めが出ているのに医療機関に受診できないということで、認定までお待ちいただいている状況です。窓口でもその部分をいつも保護者の方に、おわびをしています。認定が出るまでの間はマル子の医療証で対応していただく方法もあることの御案内と医療機関側もレセプトの関係で保険請求期間を延ばすことはできない旨の回答をいただいているので、治療が少し待てる状況であれば7月以降に受診をお願いしたいという形でお願いをしているところです。行政側の認定が出せる時期と、健康診断の結果を受け治療に行きたいという保護者の方との時期のずれが出ていることは確かです。
○木村座長 健康診断後に認定、そして医療券を渡すのが現状ですね。濁川委員、どうぞ。
○濁川委員 医療券になってしまうんですけれども、医療券を使える時期がうちの地域の場合は8月一杯なんです。要するに8月中に使ってくださいということなので、7月に下りたのに本当に2か月ぐらいで、中学生は中体連もあって一番忙しい時期に行きなさいと言うことはできないので、あらかじめ4月5月に既に前年度の子について次の時期に、駄目かもしれないという子はまた別ですけれども、就学指導委員会、その会議でオーケーになっている生徒については、早めに出してくださいというふうになっています。8月一杯使ってくださいというので1年間ではないんです。それは多分行政の関係だと思うんですけれども、そういう関係で8月以降の子は、ほかの子と一緒に医療行政補助の方で受けさせているという状況になっています。
○木村座長 地域性かもしれませんけどね。どうですか。期限付ですか。
○山川委員 いいえ、期限付ではなく認定結果が出された後は、初回に学校からの治療のお勧めを保護者の方が窓口に御持参いただければ、前回もお話しましたが、窓口で確認をして年度内は必ず医療券はお出しする形になっております。
○濁川委員 以前は11月一杯だったんですけれども、今度短くなってしまうので、何かそういう関係があるのかなと、いろいろな、だから余り使わなくなってしまいました。結局8月以降のときには医療助成の方でかかっている状況になっています。
○斎藤委員 ちょっと質問をいいですか。
○木村座長 どうぞ。
○斎藤委員 耳鼻科・眼科は、1年生と4年生だけをやった場合に診断がつかない人というかそういう人たちはどうするんですかね。
○雪下委員 今それを聞こうと思ったんですが、要するに健康診断、学校健診でチェックされないで、家庭で病気、例えば結膜炎があると言われたと、だけど、結膜炎は学校病に入っているわけで、それで学校病として申請してくるか、あるいはその子が言われたら名簿に入っていればその子に治療券を渡すのか、そういうことはあり得るんですか。学校健診で指摘されなくとも治療券を渡すということはあり得るんですか。
○濁川委員 ないです。
○雪下委員 ないんですか。
○斎藤委員 ということは、診断をできるのは1年生と4年生だけに出ていなきゃという。
○雪下委員 そうです。だからそれが不平等になるんですよ。
○濁川委員 2年、3年でも前島先生もおっしゃっているとおり、保護者がアンケートに答えてきたり、本人の先生方の様子でこの子は耳鼻科を受けさせたいという子がいれば受けさせますので、継続的に診断は1回された子については多分継続的に診ていただけますし。
○雪下委員 1回治療している子についてはね。
○濁川委員 はい。2年時にはまた申出があれば検診は受けていると思います。
○斎藤委員 わかりました。すみません。
○木村座長 よろしいですか。
○斎藤委員 はい。そうすると中耳炎のデータなんかの場合には、1年生に中耳炎が一人出たと、そうしたら今回の調査では1と。
○事務局 その学校として「はい」という答えになりますので。
○雪下委員 そうすると、そこは耳鼻科・眼科の学校検診自体の問題になりますけれども、だけど、やっぱり全学年は今の体制では、時間の関係とか回数の関係でできないと思うんですよ。そうだとすれば、やっぱり小学校1年生と中学1年生にはやるとか、それで継続の必要な子については2年、3年と継続してもいいかと、そういうことに決まりがないと、毎年やる学年が違うとなるとそこに全く漏れてくる子がいるわけですよね。そうすると不平等というか。
○濁川委員 訴えがない限りは抜けちゃうと思います。
○斎藤委員 抜けちゃうんですよね。
○雪下委員 だから例えば家族からチェックされたり本人が訴えたり、クラスの先生がこれをやれと言われて、それを例えば健康相談の中でまとめて耳鼻科・眼科の先生に診てもらうと、そこでチェックしてもらうと、どうしても全学年というのは無理だと思うから、そんな格好でチェックされればまた別ですが、それはそれでいいと思うんです、学校健診に準じてやるということで。
 それともう一つ、期限は毎年必要だというのはあるかもしれませんけれども、この目的からすれば、勉学に差し支えがあるかどうかというのと、人にうつすかどうかということですから、できれば普通の健診も6月までというのは、なるべく6月までにいろいろな治療もある程度してもらって、プールに入ったり集団生活、校外生活をしたりなんかするのに、差し支えがないようにということで期限が決めてあるわけだから、少なくとも夏休みに入る前とか何かの期限は必要でしょうね。1年の□□□治療しても学校病はいいということではないんじゃないですかね。
○事務局 座長、よろしいですか。
○木村座長 どうぞ。
○事務局 事務局からですが、そもそも学校病というのは学校保健安全法の中の地方公共団体の援助ということで定められております。その中で一つは感染性又は学習に支障を生じるおそれのある疾病かどうかということと、もう一つが学校において治療の指示を受けたときというふうになっております。
 そういったことから現状としては、健康診断のときに指定された疾患、異常について学校病の対象になっているというような現状だろうと思いますが、改めて再確認という意味ですが、学校病というのはつまりは健康診断のときに学校において治療の勧告であるとか治療のお勧めであるとか、そういったものを受けた場合に適用されるというような考え方ということで整理してもよろしいものでしょうか。
○木村座長 雪下委員、いかがでしょうか。
○雪下委員 それはそうだと思うんですが、ただ、耳鼻科・眼科の場合は医者が少なくて、一人で毎年全員ということになると、小学生だと6学年全部を一人で診るということになりますから、あるいは一人で1校ならいいんですが、耳鼻科の先生は一人で大体5校とか8校とか持っているんですよね。だから恐らく1校については3日間くらいでやっているんだろうと思う。そうでしょうね。そうすれば全学年というわけにいかないんで、どうしても今年は1年生と4年生をやろうとかそういうことでやられるんじゃないかなと思うんです。
 それ自身に問題が実はあるんですけれども、だけど、それを耳鼻科・眼科検診というのが、飽くまでも各クラス並べておいて一人ずつとやることが検診じゃなく、健康相談とかあるいは何らかの形でそれに準ずるものをやっていれば、そこで指摘されたのも学校健診の中で指摘されたということで学校病に入れていいんじゃないでしょうか。
○事務局 それはいわゆる定期の健康診断以外にも、例えば耳が痛いであるとか歯が痛いであるとかで異常が見つかったときに、学校医の先生、学校歯科医の先生から保健指導なりで異常を指摘された場合に対しても、学校病の適用にしていいんじゃないかということですか。
○雪下委員 何、学校医が……担任の先生とか養護の先生から言われたものについてということですか。
○事務局 いえ、定期の健康診断以外で、例えばこの時期に歯が痛いとか耳が痛いということで、多くは恐らく医療機関を受診すると思いますが、その中でも、例えば学校の先生に相談して、学校医の先生が学校での健康相談という形でその子を診た場合に、そういった場合の見つかった異常というのは学校病の対象になるかどうかというところです。
○雪下委員 今はその方法しかないと思うんです。平成7年度のあれが生きているとすれば、そこで類型化されて医者で診てもらいなさいと、例えばアデノイドがあるから診てもらいなさいと、それでかかりつけの耳鼻科の先生に診てもらったと、そうするとそれが確かにあったということになると、やっぱり学校健診の流れになるんじゃないかな。それで先ほど健診以外ので近所にかかっていて、学校病のうちだからそれを学校病として認めてくれという申請があるのかと聞いたんですが、それはないと言われた。でも、実際はあるんでしょうね。
○前島委員 すみません、あります。実際に保健室で歯が痛いと、先生診てくださいと、保護者の方から要望があって診て、虫歯ですねといった場合に、要保護のお子さんとか準要保護のお子さんについては私は治療券を出していました。
 それがこの流れとは違うと言われると、そうだったのかなと思うんですが、学校保健安全法で法律が変わり、健康相談というのも学校医だけじゃなく養護教諭、学級担任と、幅広い学校全体として健康相談というのがやれるという法律に変わりましたし、私としてはそこでもし見つかったときには健康診断のときではないですが、学校病として治療券を出していいのではないかなというふうにも考えるんですけれども、それが間違いなのかちょっとわからないのですが。
○濁川委員 私も前島さんと同じように、基本的に健康相談が始まったのでそれはいいのかなと思うんですが、実際事務処理の流れを見たときに、要するに最終的に6月のときに市で予算を立てるので医療券を出した子の名簿を渡します。これで予算がとれたのでどうぞお使いくださいというのが返ってくるので、今この時期に健康相談をして、どうも中耳炎が見つかったので、お母さん、病院に行ってくださいといったときに医療券を発行して大丈夫なのかなと、行政の方との関わりの中で、突然行政に関わるようなお金の関わることを、こういうふうにしちゃっていいのかなという不安も、実際今8月までに使ってくださいという現状の中で出るのかなと思うと、行政としてどんどん1年を通じて2月、3月までの関わりの中で、健康相談をしたんで医療券を発行しますということでいいのかなとか思うと、どちらを本文とするのかなと思うんです。学校病としては本当に健康相談で見つかった病気も出してよろしいんだったら、本当にそれも可能だと思うんです。そうできるんであれば、本当はそうすべきことかなというふうに思います。
○雪下委員 やはり全く自由に、例えば耳鼻科の校医の先生がいるのに、校医の先生が知らないうちにそれが学校病として治療されていたということでは具合が悪いと思うんです。何らかの形で学校耳鼻科・眼科・歯科の先生がチェックしたものについて、それでかかりなさいと言ったのが戻ってきたものについては、健康相談とかそういうところで必ずチェックした先生の指導の下に学校病というのは決められないと。
○濁川委員 学校医さんの健康相談になると思うんですよね。診断をしてもらってやるわけだから、だから健康相談というのは学校医さんの健康相談で見つかったらいいのかなと思うんですが。
○雪下委員 いや、それは一応学校健診で耳鼻科・眼科も検診があるんですから、そこでというのが原則で、だけど、そこで毎年全員できないから健康診断を、健康相談の場を借りてその診られなかった学年については、家族からの申出があったりしたものについてはそこで診て、それで健康診断と同じように学校病の適用のものはそこで学校病とすればいい。そういう流れに。飽くまでもやっぱり学校医を通さないとちょっと具合が悪いですよね。学校医は何をやっているのかと。
○木村座長 そうですね。先ほど前島委員の話を理解しましたが、もちろん校医さんとの相談の下、勝手に行わないことが原則ですね。雪下委員が言われたとおり健康診断は、学校によって当然現状の違いがありますね。フォローできないところは申し出るか、あるいは家庭からの問診票の記入を参考にするとか。すぐに対応できるものは対応し、当然それは健康診断の中でということです。あとプラスアルファ等については、健康相談ということも考えられます。もちろん校医さんとの連携の下です。その辺よろしいでしょうか。大事なところだと思います。
○斎藤委員 先生、じゃ、歯科の方では臨時健康診断をやっているところがかなり多いということなんです。
○木村座長 臨時ですか。
○斎藤委員 実は歯科は、1年間に3回やっている学校もあるんです。2回やるのが通説になっているというのは、例えばいろいろな歯科健康診断をやった後に実情はどうかということを、校医の先生にお願いをして2回をやらせていただいている学校もかなりあります。半数まではいかないかもしれないですけれども、かなりあります。
○雪下委員 もちろん臨時健康診断は法律で定められていますからやろうと思えばやれるんです。昔はプールに入れたりする前に健康診断をやったんです。臨時といえば臨時ですね。今はそれが事実上校医も忙しいし学校側も時間がとれないしということで、それは1回にして、それで6月一杯までにやればいいだろうということになったんです。だから臨時をやってもそれは学校健診の中ですから。
○斎藤委員 いいわけですよね。そうすると8月に医療券が終わりになってしまうと齲歯(うし)の場合は、それ以降が出ているところはかなりあるんですよね。
○濁川委員 8月というのはうちが特殊だと思うんですけれども。
○斎藤委員 だから臨時健康診断で再度もう1回、医療券をお持ちになる子どもさんたちが割と。
○雪下委員 だから学校病については、一応法律で定められた6月30日までにやった学校健診についてで、秋に何か病気がはやって臨時健康診断をやったとか、虫歯が物すごくはやってやったとかというのは、学校病の適用にはならないとしたらいいんじゃないですか。やっぱり飽くまでも6月30日までので、目的からいえばそうだと思います。
○斎藤委員 そのほうがよろしいですかね。ということは、今まで臨時健康診断で出ていた用紙等は多分、前島先生のところなんかはないですか。そういうことはないですか。
○前島委員 横浜の場合は1年間治療券オーケーですので、そこで見つかった子については出させていただいてきました。やはり1年間という長いスパンですので、虫歯に途中でなったときにわかっていて治療券を出さずに、そうなると治療もなかなか行かないで虫歯を進行させてしまうという危惧もあります。
○斎藤委員 やっぱり6月30日までに出していても、もう1回検診をした後に恐らく30%ぐらいは受診しないじゃないですか。そうするとその子たちは同じ子に多分用紙がまた行くんだと思うんです。二重にダブルになっているんでしょうけれども、飽くまでも歯科で言うと歯科の臨時健康診断の意味は、例えば5月に健康診断をした子どもたちをチェックして、受診していますかというのをかなり強く言っているという部分があって、出てくるものは、受診していない人はもう1回行きなさいという再勧告みたいなものなんです。ですから、そうすると多分1回医療券を出してもそれはそのまま使われないでいたということになりますよね。それでもう1回出してもらっていっていらっしゃいというお子さんが実は30%ぐらいは多分恐らくいて、その30%ぐらいの方が、また受診はしないでまた次の年に行ってというその繰り返しを、多分歯科はしているのかなというサイクル的に。
○雪下委員 今の健康診断の6月30日まで以内の枠組みの中で1年中治療券を出すというのは、それはどういう目的で出されているのかはわかりませんけれども、それはやっぱり生活保護、経済的な問題の方が優先しているんじゃないかと、それならば生活保護の中の医療扶助、それでやっていけばいいんで、生活保護の医療扶助というのは、これよりも一番優先するんでしょう。学校病よりも優先するんだよね。
○斎藤委員 逆なんですよ。
○雪下委員 学校病の方が優先するのか。ああ、そう。
○木村座長 現状だと、実際にはそれを使わないでという声が多いんですよね。
○雪下委員 実際は医療券を出すと治ったかとか通っているのかとか言われるからでしょう。
○濁川委員 どれも言いますけど。
○雪下委員 うるさく言うからじゃないのか。
○濁川委員 中学生なので特別なのを持っていくのが嫌なので、みんなと同じ治療で進みたいという気持ちもあるみたいです。
○雪下委員 ああ、なるほど。
○濁川委員 封筒入りのじゃなくて。
○雪下委員 中学くらいになるとそれは嫌なんだろうね。でも、現状は実数としてはどのくらいあるんですか。この80%、これは学校で一人でもいればこうだけれども、先生の学校で。
○濁川委員 うちは要保護・準要保護は32名いますが、出したのは2名、齲歯(うし)だけです。
○雪下委員 少ないんですよね。
○木村座長 課長、どうぞ。
○大路課長 よろしいですか。
 この考え方ですが、先ほど座長がおまとめいただいたような考え方に近いのかなと、私なりには理解していますが、要は法律の規定をどう読むかというところに多分かかっているかなというふうに思っていて、治療の指示を受けたときはと書いてあります。その治療の指示というのは何物かということですけれども、実務がどうだということは別として、この指示というものについては、健康診断における指示だというふうに限定しているわけでは必ずしもないわけです。
 であるとすれば、日常的な保健指導の中でわかってきたものについて指示を出したところに基づいて医療券を発行するということも、あり得る仕組みになっているというふうに考えられるんじゃないかなと。ただ、そこはやっぱり学校側、担任の先生が言ったからということではなくて、学校医の先生が専門的な目で診た上で出したものを、指示として捉えるというふうな解釈をするのかなと思えます。そこはよく調べてみたいと思います。
○木村座長 当然診断は、先ほど雪下委員さんが言われたように、最終的には、学校医の先生が専門的な立場で診た上でのもので、それ以外は出せないということでしょうか、雪下先生いかがですか。
○雪下委員 そうだと思います。
○木村座長 その後は、もう一度確認をするということです。このことはワーキンググループだけではなく親会の方でも、その辺をしっかり明確に出せるよう、確認した方がいい気がしますね。ただ、地域によって違うことも考えられますが。
○大路課長 実務が違ってくるのはやむを得ないところもあるかなと。実務が健康診断というものでもって年間回っているところから、そこを中心に実務が回るというのはそれは一つの仕組みとしてあると。
○木村座長 ありますよね。まず原則論です。
○大路課長 そこで抜けたところをどう救済するかという仕組みの作り方の問題なのかもしれないのですが、これは子どもたちの側から考えたときに、たまたま健康診断で見つかったから対象になって、それ以外のところで抜け落ちていて、そこで治療を受けたら対象にならないという仕組みだと、やっぱり子どもたちの救済という観点から考えたときに、ちょっと都合の悪い仕組みのような感じもします。原則は原則としつつ、原則でないものをどうフォローするかというようなところを、考えるということではないかと思います。
○木村座長 ありがとうございます。
 現場でやられているのは結局、健康相談という形で校医の先生と確認をしながら出すこともあると思います。ただ、限定8月とかいうのは、いろいろと課題があるのかもしれません。まず子どもの健康を優先に考えるということでいいでしょうか。
○事務局 恐らくそういう意図ではなかったかもしれませんが、濁川委員と前島委員がおっしゃったように、確かに養護教諭も保健指導ができるようになったのですが、そこは飽くまで保健指導であって治療の指示及び診断ではないと、そこは医師が行うべきことでございますので。
 先ほど斎藤委員から御紹介いただいた歯科の臨時の健康診断というおっしゃり方をしていたのですが、細かい話というか言葉の問題ですが、臨時の健康診断は学校保健安全法の中では、例えば病気がはやったときですとか夏休み前であるとか卒業前ですとか、そういった例示を挙げて本当に臨時的にやっているのが、臨時の健康診断というふうに位置付けられています。委員がおっしゃったように、ちゃんと受診しているかどうかという確認の意味が強いようなものであれば、どちらかというと保健指導であるとか健康相談であるとか、そちらの枠組みに近いのかなと。臨時の健康診断といったときに思い浮かべるものが、人それぞれになっている気がしますが、定期的に毎年2回、3回と保健計画等でやることが決まっているのであれば、そこはまた法令上の言葉の使い方からすると少し違うかなという気がいたします。
○斎藤委員 じゃ、一応その辺のことは今後も、歯科のリーフレット、テキストみたいなのにそういう言葉が載ったりしているので、その辺は歯科の方でも今度は相談とか指導とかと、もう1回指導に行きますという話になってくる可能性が高いという話ですよね。
○事務局 そういう感じがします。省令上で例示されているところとはちょっとニュアンスが違うところがございますので。
○雪下委員 だからやっぱり学校病というものをしっかりと枠組みを決めて、その中での指示された学校病というか、学校健診というものの中の健診に引き続いて学校病というのが勧告されるのか指示されるのか、それはつながっているものだということをきちっと考えて、その枠で考えればいいと思うんです。
 だから、学校健診の枠組みの中で考えられる学校病については、ほかの法律よりも強く一番あれだけれども、そのほかの秋とか冬とかに治療されるものが学校病であっても、それは優先されるということではないと思うんです。それを決めれば、学校病は必ず6月30日までの健康診断による指導の枠内で、だから治療もそこから始まった治療だと8月も9月も続いた場合は仕方がないかもしれないけれども、漠然とずっと治療しているというものについて学校病として認めるということではないと思うんです。
 だから、それを今、耳鼻科・眼科の場合は特にそういう事情があって全体ができないから、耳鼻科・眼科の検診を、健康相談の場を使って一部やるということで考えたらいいんじゃないですか。そうすればいいと思うんです。
○木村座長 ありがとうございます。
 まとめていただいて、先ほど課長が言ったことも、今、雪下委員さんが言ったことと原則論は同じですよね。しかし、そのほかの生徒をフォローするという意味で健康相談との関わりと、ただ、健康診断と相談というのをごちゃごちゃにすると、またいろいろ解釈が出てくるので、うちの方は飽くまでも健康診断のワーキンググループですので、考えられることは原則論、先ほどのをやるということですかね。そこまでいくと今度は健康相談とはうんぬんというと、また話が違ってきますよね。今、雪下委員の方がまとめていただいたということで、とりあえずはこの場でと思いますが、よろしくお願いします。
 あと最後に、1のところで学校病をより具体的な考え方が必要ではないかということで、ある面では疾病の名前、あるいは文章でというのはちょっと私の頭の方ではあるんですが、この1番のところで、それについて何か御意見がありますか。今までの感染性又は学習に支障を生じるおそれのある疾病、それと具体的な六つと、そういった観点で何か学校の方で支障があるとか、より具体的にありますか。
 もしなければ次のところで、2のところにもちょっと関係しますので御意見をいただければと思います。ありがとうございました。とりあえず1のところの学校病の考え方について、より踏み込んだ御意見ありがとうございました。
 次に、2の現行の学校病指定疾患に関する課題というところに入りたいと思います。論点としましては、学校病に指定されている疾患について近年の児童生徒等の健康問題を踏まえた見直しが必要ではないかということで、1の中でももう具体的な先ほど出していただきました指摘された学校病の有無のうんぬんの話が出ていますので、2に入っているところもありますが、それらも参考に御意見をいただければというふうに思っております。
 まず具体的に御意見はあれですか、この学校病というトラコーマから始まって寄生虫、ここら辺の現状については、先ほど濁川委員の方で話をして、一つ一つやってみると合っていないのがあるんですか。これだけ数字的には学校のあれが、ちょっとそこら辺をもう一度すみません。
○濁川委員 調査の段階から関わっていたので上がってきた結果を見たときに、トラコーマは調査をする段階ではもうほとんどないだろうと思っていましたが、結果的にトラコーマを診断している地域があると言ったらいいですかね。そういう結果があったので、全くゼロではなかったなというのにちょっと驚きました。
 白癬(はくせん)とか疥癬(かいせん)、膿痂疹(のうかしん)は、やはりここに数値が上がっているとおりとても少ない。健診時間が短い中で、部位を全部見るわけにいきませんので見つかる確率も少ないのかなということもありますし、日常生活を見てもこういう病名のついているお子さんは、今は本当に少なくなっているという現状があります。
 中耳炎につきましては、数字が上がっているとおり今でも少なからずいると、あと慢性副鼻腔炎(まんせいふくびくうえん)及びアデノイドにつきましては、口をあけて診ますので内科の先生が指摘する場合もあるし耳鼻科の先生が指摘する場合もあるので、今でも見つかっています。
 齲歯(うし)については歯科の先生の方から診断されるので、あります。
 寄生虫病につきましては、現在ぎょう虫検査を小学校でやっていますが、非常に少ないパーセンテージ。
○木村座長 これは全員でしたっけ。
○濁川委員 全学年……ごめんなさい。
○事務局 3年生までです。
○木村座長 はい、1から3年生で、すみません。
○濁川委員 その中で準要保護・要保護の子に出すということですので、割合としてはすごく少なくなるなということです。
○木村座長 同じく前島委員の方で一つ一つ現状のお話を。
○前島委員 私が何年かやっていく中で、やはりトラコーマというお子さんに会ったことはありません。トラコーマを持っているお子さんはいなかったこと、それから白癬(はくせん)、疥癬(かいせん)も実際に診断されたお子さんはいませんし、膿痂疹(のうかしん)もいません。中耳炎、それから慢性副鼻腔炎(まんせいふくびくうえん)、アデノイドはあります。あと、齲歯(うし)、寄生虫はぎょう虫ですが、一人いるかというような低いパーセントでしたので、やはりここに出ているのと同じす。トラコーマが今一部の地域というお話がありましたが、結膜炎でこの数字なのかなという形で私は読んでいたのですが。
○雪下委員 トラコーマは原因菌で感染性結膜炎なら感染性結膜炎、あるいは結膜炎だけなら結膜炎だけでいいんじゃないですか。トラコーマが物すごく一杯だった頃に学校病というのが決まったんで、これが入っているだけのことで、これはいわゆる感染性結膜炎でいいんじゃないですか。あるいは結膜炎だけにするか。
 中耳炎でもアデノイドでも実際はこれは余り勉学に差し支えるわけではありませんからね。耳垂れがあって人にうつすと、そういうような感染症華やかなりし頃の遺産みたいなものですから、それはそのままとしてトラコーマというのは今更改めて、これはちゃんと原因菌を調べてみないとわからないわけですから、トラコーマもわかるわけじゃないんで、ただ、すべてトラコーマと言えるくらいはやっていた時期のものですから入っているだけで、だから結膜炎あるいは感染性結膜炎でいいんじゃないですか。
○木村座長 そういう御意見をいただきました。山川委員さん、行政の立場ではあれですか。
○山川委員 前回もお話しさせていただきましたが、圧倒的に多いのは齲歯(うし)、それから慢性副鼻腔炎(まんせいふくびくうえん)、アデノイド、中耳炎となります。ほかの疾病で医療券の発行を申し出られた保護者の方は私がこれまで担当してまいりました数年間の中では1件もありませんでした。
○木村座長 ありがとうございます。結膜炎だけでもいいのではないかという意見と、現状としては齲歯(うし)ですかね。そこら辺の対応が必要ではないのかという御意見もありました。斎藤委員さんから見て、いかがですか。
○斎藤委員 ですから齲蝕(うしょく)が、実は私は先ほど齲蝕(うしょく)について平成15年まではという話をいたしましたけれども、実は乳歯は抜歯のみの治療という限定があったんですよね。このことに関しましては永久歯もアマルガム充てんという規定がついていたんですよね。それで今は全部なくなったんです。だからそのことで歯科は、先ほど言ったように非常にやりやすくなったということは確かです。
 その以前は抜歯だけですから、それを使わない先生も随分いらしたかもしれないなというのはあります。乳歯だって齲蝕(うしょく)といってもC1からC4までありますので、C2であっても抜歯しかないという話になるとちょっと使えない方という話もあるのかなという、その辺のデータというのは特に、平成15年から急激に齲歯(うし)の治療率が増えたとか齲歯(うし)の準要保護のあれが増えたとかということは、それはわからないですけれども、ただ、現場で私がやってみていては有り難いかなというふうに思います。
 小学校の低学年でなくてもやはり乳歯はまだ随分五、六年生ぐらいまでありますから、それが全部抜歯しかできないということになると、治療の枠は狭められていたと思うんですけれども、そういう意味の改正が1回入っているので、特に歯科にとってはそれは有り難かった話なんだと思うんですけれども、その結果、齲蝕(うしょく)は雪下先生も前におっしゃるように、昭和33年の齲蝕(うしょく)と今の齲蝕(うしょく)は状況が、歯髄炎等が少なくなっていることは確かだとは思います。
 ただ、いつも言うように二極化なので、その辺を考えたときに一人で10本以上齲蝕(うしょく)を持っているお子さんというのが、各学校に大体一人か二人はいるんです。だからそうなるとやっぱり見過ごせないんだろうなというところがあったりしますので、データでこういうふうに出てくるということは、データのとり方として大体そんな中の一人か二人が出れば全員がほとんど齲蝕(うしょく)になるわけですよね。
○雪下委員 先生、これも前のいろいろ決まりがあったのに示されるとおり齲歯(うし)が入っていたのは、やはり歯が痛くて授業を受けられないというようなそういうのを何とかしようと、歯医者へ行きなさいと言うということであって、別に人にうつすわけでもありませんから、そういうことだと思うんです。
 だから、虫歯があるから虫歯の治療についてどうこうというものじゃなくて、勉学に差し支えるようなものについては、学校から学校病として医者へ行けない子については治療券を出すということだったと思うので、一番初めは、だから抜くとか臨時的に痛みを取って詰めるとか、そういうことしか認めなかったんですよね。それが取れて今枠がなくなりましたけれども、だけど、慢性の虫歯を治すというものではないと思うんです、これは先生ね。
○斎藤委員 そういう考え方ではありますよね。だから学校病の考え方の本来は、先生がおっしゃるように学習に支障を来さないためですけれども、ただ、やっぱりほっておけば虫歯でどうにもならなくなってしまうお子さんも、一杯いるという話ではあるのかなと思うんですけれども。
○木村座長 ほっておけば治るわけではないですからね。
○斎藤委員 ほっておけば治らないですから。
○木村座長 そうですよね。そういう意味ですよね。
○斎藤委員 そういう意味です。
○木村座長 はい。貴重な意見、ありがとうございます。
 あとは具体的に御意見がありましたらお願いいたします。
 ちょっと戻りますが、トラコーマ及び結膜炎というのはほとんどが結膜炎、調査のあれでは地域によってはあったということで削除も考えられると、結論は出すところではないですが、ちょっと思うんですけれども、そういう御意見で皆さん一致でいいんですか。よろしいですか。
○雪下委員 だからトラコーマの原因菌でなった結膜炎についてトラコーマと言うんで、そこまで検査する医者もいなくなったし、こういう呼び名もなくなったということですからね。
○木村座長 そういう認識だそうですね。それでよろしいですか。学校病に関する課題ということで、何かほかに御意見ありましたらお願いいたします。
○雪下委員 白癬(はくせん)、疥癬(かいせん)、膿痂疹(のうかしん)は、少し根本的にということだとすれば抜いてもいいとは思うんですがね。
○木村座長 数字的には見ても少ないことは少ないですね。どうでしょうか。
○雪下委員 これもやっぱり余り衛生状態が日本が良くなくて、こういう人にうつすいろいろな病気が多かったとき、見るからに人にうつしそうな飛び火とかそういうのは、見ていられないから早く治療してくださいということだったと思うんですよね。今はもちろんこの病気がないわけじゃない、あるわけですけれども、それで家庭からの情報としてこういうのを書いてくるお母さんたちもいますから、それほど根本的に治すということじゃないとすれば、このままでいいですけどもね。
○濁川委員 医療券を出さないだけのことです。わからないですけれども。
○雪下委員 出しているのはいないんでしょう。
○濁川委員 あっても別に出さないんじゃないかと。
○斎藤委員 来ないんだから大丈夫と。
○木村座長 前島委員さんはそこら辺は、白癬(はくせん)、疥癬(かいせん)あたりは。
○前島委員 私も本当に要らないものならこれを機会にということではありませんが、やはり今の子どもたちに合ったものというふうに考えるなら、取ってもいいかなという気もするんですが、そこは難しいところでしょうね。
○木村座長 学校のパーセントですけれども、現実には少ないですね。山川委員さん、いかがですか。
○山川委員 とても微妙な感じです。少数の方の部分をここで切ることがよいのか。実情としては、今の栄養状態も良くなっており学校の現状や家庭の環境などを踏まえると、もう少し現実に即した内容に変更してもよいとは思いますが、この場で、こちらの方向がよいという判断を出すことは難しいですね。
○木村座長 おっしゃるとおりですね。そのような現状があるというのをしっかりと押さえおかないと駄目ですね。委員の皆さんもそれについては一致していると思います。しかし、簡単に数字が低いからといって、すぐに切ってしまうことではないというのを、ここで確認をしておきたいと思います。ほかはいかがですか。
○雪下委員 そうすると寄生虫もやっぱり同じですね。一人でもいれば、これはやっぱり接触感染を起こす可能性はあるわけですからね。だから残しておくという、トラコーマは削っても結膜炎で上がってきますからね。いかにもちょっと古いからトラコーマという名前がね。だからこれは結膜炎だけでもいいのかなと思います。ただ、寄生虫は中学が入ってくる。古いあれかな。
○濁川委員 中学校は寄生虫の検査はしない。
○雪下委員 検査はしていないでしょう。4年生以上はやっていないでしょう。でも、やらなくてもいいということで、やってはいけないということではないんだよね。やってもいいんだよね。そういうことだよね。
○事務局 そういうことです。
○雪下委員 そうだよね。だからきっとやっているところもあるんだね。4年生以下は省いてもいいということだから、数字だけではここに入ってこないと。
○事務局 もしかしたら症状があった方に対してはやったということかもしれません。
○木村座長 学校病の感染性又は学習に支障を生ずるおそれのある疾病ということで定められています。この言葉と、先ほどから出ている各病名の関係につきました、今日は、より具体的な御意見をお願いします。
○斎藤委員 どうしましょうか。感染性と学習に支障という、齲蝕(うしょく)は支障にならないと言われてしまうと何かちょっときついものがあるななんて思うんですけれども、放置すると学習に支障を生じるとかということに、文言としてもし放置すると学習に支障を生じますよね。
○雪下委員 虫歯は抜かすわけにいかないんじゃないですか。
○木村座長 そう思います。
○雪下委員 いつ痛くなるかわからないですから。
○斎藤委員 そうです。だから放置すると学習に支障を生じるわけですので。
○木村座長 その前にですね。
○斎藤委員 その前に。この前に。
○木村座長 前に放置するとという言葉も一つの案ではないかと。
○斎藤委員 放置するとという言葉を入れておけば、齲歯(うし)は放置すれば必ず進行しますから。
○木村座長 そうですね。とりあえずよろしいですか。いろいろと意見が出ました。先ほど御意見をいただいたので検討するということですね。放置するという言葉を入れることについてはいかがですか。
○斎藤委員 もし具体的にそういう言葉を入れるのであれば、そんなことを言わなくても学習に支障が生じるということは明らかだということでよろしいですよね。余り言葉をどうこうやるのであれば、齲蝕(うしょく)とはっきり言えば学習に支障を生じると、現在生じなくても例えば1年生のときに……
○雪下委員 生ずるおそれのあるものでいいですよ。中耳炎でもそうですよ。だって別に人に余り迷惑をかけるわけでもないけれどもね。
○斎藤委員 迷惑はかけないけれども、本人が余りいい気持ちではないので。
○雪下委員 そうです。だから齲歯(うし)はそこへ入れておいていいんじゃないですか。
○事務局 こちらの文言自体は法律事項でございまして、逆にいうとその言葉でしか規定されていないところがあります。これまでの御意見では、基本的には健康診断のときに診断なりが出るものであるとか、今の学校病の実態とされているところを少し言葉で説明するというか、そういったところが整理できればという意味での論点でございます。この「感染性又は」というところそのものをいじるということではなくても問題ないかと思います。
○木村座長 このままでやっていくことで。ここは共通理解しておきましょう。よろしいですか。それでは、ありがとうございました。
 次の3に行きます。学校病以外の疾患に関する課題ということで、論点の方は近年の児童生徒等が抱える健康問題に関して、学校としてどのような形で取り組むことが適当であるかについて、御意見をよろしくお願いいたします。特に学校で行う対応ですかね。学校病だけではなくいろいろな対応もあるかと思いますが、その辺を幅広く、例えば前回も出ましたアレルギーの問題、肥満の問題、生活習慣病等についてもお願いします。今回は幅広く見て御意見をいただいて、学校の現状や課題についても捉えてもらいたいと思いますが、いかがでしょうか。
○濁川委員 じゃ、アレルギーに関していいですか。
○木村座長 どうぞ。
○濁川委員 群馬県では群馬県方式というので、アレルギーの子に関しては冊子ができていまして、お医者さんの方からその子の対応についての指示をいただいています。それを毎年また主治医さんの方へ持っていって見ていただき学校に来るということで、エピペンを持っている子もいるので、そこに関しては職員がDVDを見てエピペンの使い方の研修をしたりとか、そういうことを行うようになっています。アレルギーに関しては大分群馬県の方では、特別の方式を用いているので浸透してきているのかなというふうに思います。
○雪下委員 生活管理表でということですね。
○濁川委員 そうです。
○雪下委員 去年アレルギーを決めましたからね。だからアレルギーは学校病として入れる必要はないんじゃないですか。
○木村座長 両委員から意見がありましたが、学校の現状と学校病に入れる必要があるかどうかについては、ある程度、今確認をしていくことが、学校病に対する理解にもつながるかと思います。そういう意味で対応できているものもあるわけですね。
○濁川委員 そうですね。
○木村座長 ありがとうございます。
○斎藤委員 歯科の方の2番目は私の丸のついている1もそうなんですけれども、歯周病、歯肉炎に関しては雪下先生からも御指摘のあるように、生活習慣病というくくりの中に入るんだろうというお話がずっとあって、歯肉炎に関しては学校病、齲蝕(うしょく)と歯肉炎は切っても切れないということをずっと私は申し上げてきましたけれども、そのような観点で齲蝕(うしょく)はどんどん進行していく、歯肉炎はある程度生活習慣を捉えることによって改善の方法があるんではないかということと、診断と治療が非常に経過が長いものであるというような観点があるのでいかがなものかというような、雪下先生からの御指導もあるところなんですけれども、やはり歯肉炎の疾患というのは、今後日本の将来的な8020の達成とかいろいろなことに関しては、非常にポイント的には歯肉炎をここで評価するということは大事なんだと思うということは、歯科の業界はずっと言い続けてきていることなので、できるだけ歯肉炎に何か良い方法論、例えばアレルギーの雑誌ができているとかそういうものが、歯肉炎対応のマニュアル等が学校の現場できちっと対応ができるものがあるかとか、そのような必要性もあるのかなというような感じがします。
 疾病として学校病に入れる入れないに関しては非常に難しいところだと思うので、十分な検討が必要であり、本当に専門家がどのような見地を示すかということも本当は必要なのかなというのは私だけの意見ではなく、歯肉炎が重症化していって例えば中学生、高校生ぐらいになったときに、それを放置した結果、非常に若年性でも30代でも歯肉炎、歯周病に移行するのかとかそういうデータですよね。そういうものがもしあるんだとすれば、それを小・中学校のうちに何か良い方法論を考えていくのがいいのかなとは思うんですけれども、それは学校病として捉えるものではなく健康診断の現場の方で捉えるものなのか、その辺を先生方の御意見も聞いてきちっとすみ分けをしなければいけないのかなというふうに思います。
 もし学校病というくくりではなくいくということであれば例えば学校教育病であるとか、教育をすることによって治っていく疾病、幾つかアレルギーとか肥満であるとか、アレルギーはそう簡単には治らないんでしょうから、肥満であるとか体の体操の問題であるとかそういうものは、教育である程度改善ができるような疾病がくくられて、学校の中で教育をしていただける現場があれば、より歯科としては安心な方向に行くのかなというふうに考えているんですけれども。
○木村座長 先ほどの、アレルギーもある程度対応できるということでしょうか。
○斎藤委員 アレルギーは完全な対応ではないでしょうけれども、雪下先生にきちっと聞かなければなりませんが、アレルギーと歯肉炎とは全く別の発想だとは思うんですけれども。
○木村座長 考え方として、学校で対応できるものとあえて学校病にしなくても、きちんとした基準があればいいでしょうか。しかし、まだ課題があるかもしれませんね。
○斎藤委員 あると思うんですけれども、虫歯は今まで歯ブラシをして予防していけば治りますよとか、ふっ化物の塗布で治りますよとかと、幾つかそういう指示が出ているじゃないですか。それに準ずるような歯ブラシを一生懸命して歯肉炎を治すんだけれども、歯肉炎にもこういうものがあるよ、ああいうものがあるよとか、そういういろいろなお話を学校現場の指導の中に、教育の中に組み込まれると、また違った方向になるのかなと。
○雪下委員 生活習慣病としてのそういう、もちろんいろいろな学校保健の場を通してそういうのの指導をやるというのは大事だと思うんです。もちろん学校保健委員会とかそういうので父兄も集めてそういう指導をするとかそういうことで、僕は基本的にはやはり学校病の本当の趣旨から考えますと、それが昔の趣旨のままで生きているという考え方で、これを根本的に改めないでそのままいくとすれば、やっぱり診断の客観性のあるもの、それとやはり学校病としての勧告によって治療効果のあるもの、この二つがやっぱり大事だと思うんです。
 アレルギーといったってアレルギーなんて誰でもある人間の体の防御のあれですから、特別の例えばそばアレルギーがあるとかそういうのは、生活管理区分表でもってちゃんと指導するように去年から決まっている。だからそれはそういうのでいい。例えばここに頭ジラミというのが出ていますが、頭ジラミも例えば寄生虫に入れたり、白癬(はくせん)症とか疥癬(かいせん)を入れれば頭ジラミも入れるのもいいんですけれども、だけど、今の学校感染症の中で一、二、三種のその他の疾患の中に頭ジラミとか、このほか伝染性膿痂疹(のうかしん)とか飛び火とかそういうのはみんな入っているんです。これは余り問題にしなくてもいい分類の中に入れているわけですから、それを改めて学校病の中に頭ジラミを入れる必要はないと僕は思っているんです。だからあの枠内で眼鏡というのは、貧乏で眼鏡を作ることができないという意味でしょうか。眼鏡というのが書いてありますが。
○事務局 こちらの理由までは記述されていません。
○雪下委員 書いていない。眼鏡はそういうのだとすれば学校病といえば学校病かもしれないけれども、それは生活扶助とか保護とかそういう中でのものとしては認められていないんですか。生活保護では眼鏡は。
○事務局 生活保護では、いわゆる要保護であれば医療費はすべて賄っております。
○雪下委員 できますね。目が悪いからと指示を受けた場合だったら眼鏡も入る。
○事務局 医療保険の中であれば大丈夫だと思います。
○雪下委員 じゃ、学校病の中には入れる必要はないでしょうね。
○事務局 準要保護は当然生活保護の対象ではございませんので。
○雪下委員 準保護ね。
○事務局 はい。
○雪下委員 目も余り今は裸眼視力は測らなくてもいいと言っている時代で、余り視力なんかは勉強に差し支えなければ、眼鏡は一番差し支えるね。だけど、余り重んじていないということから見れば、改めて入れる必要は僕はないだろうと思うんです。
 歯周病その他はさっき先生が言われたとおりで、歯肉が痛くて勉強できないという子がいるかもしれないけれども、だけど、やっぱりこれはそういう健康指導というか歯磨きの指導とか、そういうことによって改善できるもので、これも特別今の考え方からいくと新たにこれを入れるということはどうかなと私は、前にも書いてあると思いますけれども、それを入れるとすればもっと重いので入れたいと思うものはあるわけです。
 だから原則余り枠を増やすということは考えないで、むしろ整理する方にということだとすれば、そこのところは新たに入れるというのは余り考えなくてもいいんじゃないかなと思うんですけどね。どうでしょうか。どうしても入れたいですとか。
○斎藤委員 そうですね。歯肉炎を入れるに当たっては、非常にこれから診断をきちっと決めないといけないという、歯肉炎を入れていただくのは歯科としては非常に責任もあると思います。これをきちっと診断をして、そして治療もなおかつして結果を出すわけですから、齲蝕(うしょく)の結果はかなり見やすいんですが、歯肉炎の結果を次の年までに。
○雪下委員 先生、その診断もやっぱり難しいでしょう。
○斎藤委員 診断が難しいと思うんです。
○雪下委員 学校病は今までのはみんな、明らかに誰が見てもわかるような病気ですからね。
○斎藤委員 だから例えば齲蝕(うしょく)も抜歯から詰め物までできるようになったとかという話になってきた場合に、歯肉炎の診断をした場合に1、2、3といったときに3だけ入れるとか、例えば非常に重症化したものだけが学校病に入って、それ以外は入りませんとかという話になってきた場合に現場はどうするのかなとか、そうすると現在でも非常に複雑な診断をどこでするのかなというのはあります。
 でも、歯肉炎は特に多くなっているのは確かで、歯肉炎の問題は今後もずっと歯科では検討していかなくちゃならない課題ではあると思います。それを学校病というくくりにするのか、先ほどからも言っているようにもうちょっと受診しやすいような方法にするとか、学校病に入るとやっぱり責任がかなりあると思いますというのは、診断をきちっとするということがまず一つと、治療をきちっとするということがありますよね。学校病というのは飽くまでも、診断と治療がきちっと並行してきちっとなっていって完成しているものだという話になると。
○雪下委員 先生、今例えば心臓、腎臓、糖尿病、アレルギー、これは学校内での生活管理区分というのを決めてあるわけですよね。それで自分のかかりつけの先生から指示を受けながら学校での生活を決めているんです。だからそういうような形で家庭と学校を含んで、そういう生活管理表みたいなのを作られるということをされたらどうでしょうか。
○斎藤委員 今の御提案は非常に有り難い御提案です。重症な歯周病の患者さんというのは糖尿病との関連がかなり高く、若年性糖尿病のお子さんには歯周病は実はかなりいらっしゃるんですよね。だからそういうような観点に立って、きちっと心臓疾患や何かと一連の連携をとってスタイルをつくっていくというその発想は、私たちは今までちょっと、今成人に関しては連携が始まっていますけれども、がんとか糖尿病との連携が、特に糖尿病の連携は始まっているんですけれども、子どもにとってはそれがなかったので、そういう意味では今後検討させていただいて、雪下先生に御指導をいただいた方がよろしいかなと思います。
○木村座長 ありがとうございます。一つの方向性が見えてきました。単なる学校病で指定するだけでなく、親会の方でも出ていましたが健康手帳等作成し、記録として残すなど。また、記録を個人が持つのか学校が保管するのか、いろいろな議論はありました。この中で健康相談的な健康指導も当然入れると対応できるということですね。
 先ほど雪下委員が言われたように大事ことは、もし学校病として認める、認めないということがあった場合に、まず診断をしっかりすることこそが、大切なポイントでしょうか。
○雪下委員 そうです。校医なり歯科校医が診て、誰が診てもぱっとわかると、基準が決まっていると。
○木村座長 はい。それは歯科の方の関係でも同じですか。
○斎藤委員 そうですね。齲歯(うし)に関しては同じです。
○木村座長 今段階別にやると、明確になっているということですね。
○斎藤委員 そうです。
○木村座長 それがまず第一と。もう一つは治療効果があるものという御意見もいただきました。単なる病名を指定しても意味が違うのではないかということ。非常に明確になりよかったと思います。
○斎藤委員 そうですね。歯肉炎に対しての指示をいただいて、歯疾患それからそういうシステムがあるということを御指示いただければ、その中で今後歯肉炎を持っているお子さんと糖尿病との関連とか、指導のスタイルができ上がるので、そうすると恐らく学校でも大変やりやすくなってくるかもしれません。
○木村座長 そうですね。ありがとうございます。
 今、斎藤委員から、学校としてどのような取組が必要であるか、適当であるかというのは第3の大きな論点です。また、ある程度の方向性、客観性などについて、明確に雪下委員からも示していただきました。
 今後、このワーキングでも大事なことになりますので、学校での課題について、対応できること、また学校病として必要なことです。今日確認できたことは、数字的には少ないもののそれを今の時点で、ぱっと切る段階ではないということを確認したいと思います。
 それでは、この3についてはこれで終わりにしたいと思います。ありがとうございました。
 次に、4のその他の課題ですが、これも1、2、3の中でその他の課題にも関係するというのが出ていました。要保護・準要保護の関係についても出されていましたが、このことについて御意見があればよろしくお願いいたします。時間的にはあと15分程度になります。
 一つだけ私の方の確認、教えてもらえますか。要保護・準要保護の前に治療に行かないとか、あるいは途中でやめてしまう要保護・準要保護の現状等、学校現場ではどのようになっていますか。
○濁川委員 齲歯(うし)の治療については毎月1回確認はしているので、本校では治療を途中でやめるということは、私としては普通ないと思っていたので、ないですが、やっぱり継続的に見ていかなければ、やはり中学生だと部活が忙しいとかいろいろな理由で治療を途中でやめる子は多いです。
 そのためにフォローするために担任と養護教諭で継続的に健康相談をして、12月一杯まで継続的に見ます。それで齲歯(うし)については100%を目指すと。ほかの治療についても声かけとかいろいろして、本校では健康診断で見つかった病気については100%治療というのを、全職員で目指しています。そのためには健康相談等、継続的な指導がやはり必要です。
○木村座長 ありがとうございました。よくわかりました。前島委員はどうですか。
○前島委員 一人一人チェックはなかなか難しいところもあるんですが、個人面談とかそういうときに齲歯(うし)の多いお子さんとかは養護教諭の方で見て、この子は早く行かなきゃ、それから早く治してというところでは、担任に直接お母さんに声をかけていただくように養護教諭としての声かけはしています。
○木村座長 ありがとうございます。
 ほかのことでも結構ですので御意見があればお願いします。
○濁川委員 いいですか。
○木村座長 どうぞ。
○濁川委員 どんな病気でも治療に行かせるのが一番大変なので、行き始めれば親御さんも行ってくださるんですが、最初の一歩がやっぱりなかなか難しいので時期を見てこの時期なら、本当に中学校なんで申し訳ないんですけれども、中体連の大きい大会の合間に声をかけるとか、そのタイミングをはかって声をかけて受診を勧める。あとは授業で歯であれば歯の授業をしたときに一人一人を声かけしていく。そういう積み重ねが大事かなと思います。治療に行かせることが、継続するよりも病院の受診が一番大変です。
○木村座長 なるほど、タイミングと時期的なもの、あとは学校のバックアップ体制でしょうか。中学生ですと大会等がありますからね。
○前島委員 小学校でも低学年は早く治してくれるんですが、やはり高学年になると小学校でも今は塾通いが大変多いので、保護者も治療よりも塾に行かせることに必死でなかなか治療率が上がらないというような、高学年になるにしたがってそこは見えてきている。今も課題です。
○事務局 よろしいですか。
○木村座長 はい。
○事務局 今、親会の方でも事後措置の在り方というのが非常に大きな課題になっているのですが、その中で異常を指摘されてもその後医療に結びついていないケースがあるという御意見があります。今、前島委員と濁川委員からの御意見というのは学校病、いわゆる要保護・準要保護の子に限らず、学校全体として、受診勧奨が大変だというような御意見ということでよろしいですか。
○濁川委員 はい、そうです。
○前島委員 そういう意味です。
○斎藤委員 特に歯科がとかとそういうことではなく全体がと。
○濁川委員 ただ、どこかを中心に持っていかないと健康教育はできないので、本校では、申し訳ないんですけれども、歯を中心にやっています。今年度、自慢ではないですけれども、日本歯科医師会長表彰をいただいたので、学校全体がそれに取り組んでいるというのをわかっていただければ、そうするとほかのことに関しても健康に関することへの関心が高まるし、ほかの治療も先生方も歯だけじゃなくほかも、目もちゃんと行くんだよというふうなつながりができるので、うちは歯をやりましたけれども、ほかによっては生活習慣病を取り入れている学校もあったりとかいろいろなやり方があると思うんですけれども、やはり健康診断で見つかった病気を治すというのが養護教諭の一つの執務の目的だと思っているので、そこを一番柱にしてやっています。
○斎藤委員 ちょっと私はお願いがあるんですが、よろしいですか。
○木村座長 はい。
○斎藤委員 準要保護の医療券の問題とここのところで親、医療券だけでなくて子ども医療と乳幼児医療費に関して混同するので、そこで非常に準要保護のお子さんたちが、先ほども同じ用紙で行きたいから嫌だとかという話もあると思うんですけれども、私が日学歯の方からいただいた乳幼児医療費に対する状況というのが、全国バージョンのものがあるんですけれども、これよりももっと詳しいもの等があるようであれば、事務局の方で教えていただけたら有り難いなというふうに思うんですけれども、例えば都道府県における実施状況は、就学前までが大体通院で全県28件ぐらいだというふうに書いてあるんです。それで9歳未満で5件で、12歳未満が1件で、15歳未満が3件と、これはちょっと古いのかなと思って、埼玉県は私は熊谷市なんですが、さいたま市等も多分15歳まで無料化で、熊谷市もそうで深谷市も多分そうだと思うんです。だからもうちょっと最新バージョンとかがあるのかなと思って、学校病がなぜいろいろなところで大切なものかという話になってきたときに、医療券が今までの話だと補助の一番上にいるんですよね。
○事務局 生活保護には優先するということはありますが、自治体のそれぞれの制度は自治体の決めた中でやっているので、それが優先されているところもあるかもしれません。
○斎藤委員 だからやはりかなり地域差が出ていたりするので、その場合に前に例えば齲歯(うし)だけではなく歯周病とか歯肉炎の治療もという話になったときには、多分就学前までしか乳幼児医療費がない地域だと、本当にそれは切実に親御さんにとっては学校病になっていた方がいいという話になるのかなというふうな、そういう発想になる地域がかなり地域性があるのかなというふうに思うんです。
 そうするとそこの地域からは齲歯(うし)をそんなに見つけてもらっても困るようなことになってしまうかもしれないし、例えば中学まで無料化ではないと、小学校も無料化ではないと、よく昔はそうだったんですけれども、実際入学前までに早く治療してくださいというお母さんたちが、私のところなんかはかなり多かったんです。でも、今は現実中学までとかいうことになりますと、中学になっても大丈夫だという話になりますよね。
 ところが、それが医療券とは先ほどの学校病と関係すると、もし就学前までという話になったら学校病はすごく大事なところになってきて、特に齲蝕(うしょく)の治療が拡大されたこともあって、そうすると絶対に齲蝕(うしょく)の治療でやらないとというそういうお金の問題が絡んで、今まで学校歯科健康診断はそんなお金の問題は絡んでいないんですけれども、ここだけはお金が絡んでくるのかなと。
○事務局 自治体の医療費助成、公費負担については、各省庁に当たってみましたが、どこも明確に把握しているところがないので、調べるとなると少しお時間をいただくと思います。少しお時間をちょうだいして次回のワーキングで御報告できればと思います。
○木村座長 斎藤委員、よろしいですか。
○斎藤委員 すみません。ありがとうございます。
○木村座長 最新の情報を担当するところがないとすれば、なおさらよろしくお願いいたします。ほかいかがですか。市行政の中でそのほかの課題がありますか。
○山川委員 4のその他の課題の一番下に載っておりますが、その部分です。
○木村座長 福祉制度の対象と、就学援助の対象の区分がしにくいということでしょうか。それと手続上のことで何かありますか。
○山川委員 そうですね。市行政の中でも横の連携というかどこからどこまでという確認が、異動等があるとなかなかコミュニケーションや情報交換ができていないことを、私自身も再認識した次第です。各所管に確認をし、医療券の区分けとマル子、マル乳の区分けを、担当所管を入れて養護教諭向けにお出ししようと準備をしているところです。
○木村座長 そうですか。ありがとうございます。
雪下委員、全体を通して何かありましたらよろしくお願いします。
○雪下委員 別にありません。
○木村座長 そうですか。皆さんからもよろしいですか。斎藤委員さんもよろしいですか。
○斎藤委員 はい。
○木村座長 言い残したことはないですか。大丈夫ですか。それでは、皆さんのおかげで大体予定の時刻になりました。今日は本当に幅広く、また深く、そして特に基準の面だとか、あるいは一つ一つの学校病に対する現状と、調査の結果も含めて分析と考察もしていただきました。これから事務局と相談して、必要に応じて親会への報告をしていきたいと思います。時間になりました、本日はこれまでとさせていただきます。
 最後になりましたが、事務局から何かありましたらお願いします。企画官あるいは課長さんから何かありますか。
○大路課長 結構でございます。
○木村座長 そうですか。補佐の方もいいですか。
○丸山課長補佐 ありがとうございます。
○木村座長 今日はいろいろありがとうございました。具体的な数字があるとよりよく見えましたし、議論も深まりました。最後に、事務局からお願いいたします。
○事務局 次回の会議日程ですが、こちらは健診検討会の方のワーキングという形になってございますので、そちらの進捗状況も見つつ、また後日御案内させていただきますのでよろしくお願いします。
○木村座長 先ほども話しましたが、必要に応じては親会へ1回、2回のワーキンググループの内容について話ができればと思います。事務局で御検討ください、よろしくお願いいたします。
 それでは、本当に大変お忙しいところ、貴重な御意見をありがとうございました。皆さんも風邪を引かないように気をつけてください。帰りも気をつけて、お世話になりました。

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