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今後の健康診断の在り方等に関する検討会(第8回) 議事録

1.日時

平成25年10月30日(水曜日)15時~17時30分

2.場所

文部科学省 6F3会議室

3.議題

  1. 今後の健康診断の在り方等に関して
  2. その他

4.出席者

委員

衞藤座長、石川委員、木村委員、近藤委員、齋藤委員、濁川委員、南委員、道永委員、雪下委員

文部科学省

丸山学校健康教育課課長補佐、知念学校保健対策専門官

オブザーバー

厚生労働省健康局がん対策・健康増進課、雇用均等・児童家庭局保育課

5.議事録

【座長】皆様、大変お忙しい中お集まりいただきましてありがとうございます。本日もよろしくお願いいたします。それでは、事務局の方から委員の出席状況の報告、それから資料の確認をお願いいたします。

【事務局】本日は、全委員に御出席いただいております。お忙しいところ、大変ありがとうございます。事務局につきまして、大変申し訳ないのですが、課長の大路は他の公務がございまして本日欠席とさせていただきます。誠に申し訳ございません。次に、お手元の資料の確認をさせていただきます。お手元の資料、最初に議事次第がございます。めくっていただいて、座席表、検討会の先生方の名簿。資料1としまして、今後の健康診断の在り方等に関する意見(案)。資料2としまして、齋藤先生の提出資料がございます。参考資料1としまして、公益財団法人日本眼科学会・公益社団法人日本眼科医会からの要望書がございます。参考資料2としまして、これまでの検討会における委員の主な御意見。机上資料としまして、関連法規と今後の健康診断の在り方に関する調査報告書を置かせていただいております。資料の不足や乱丁がございましたら事務局までお知らせください。

【座長】はい、よろしいでしょうか。それでは議事に入りたいと思います。本日はこれまでの議論を踏まえまして、本検討会としての意見案が事務局から提出されておりますので、資料1ですね、資料1の意見案についてまず事務局から説明をお願いいたします。

【事務局】それでは事務局から資料1について御説明させていただきます。資料1について、まず最初の学校健康診断の総論についてという部分につきましては、これまでの検討会で随分御議論いただいておりました。総論についての御意見の後の各論の部分で出てきた総論に反映させるような部分のみ修正を見え消しの赤字で示しております。その部分を中心に総論については御説明させていただきます。まず一枚目の資料の真ん中から下の方にある赤字のところですが、こちら、参考人の宇高先生からの御意見でございましたが、特別な支援を要する子供たちが適切に健康診断を受診できるように工夫していくことも、今後の大きな課題であるということで、総論の方に加えさせていただいております。2ページ目でございます。最初上の方の○以降のところでございますが、こちらは前回の道永先生からの提出資料にございました日本医師会からの要望書を踏まえまして、脱衣の記載についてもう少し積極的にということで、書きぶりを変更しております。「脱衣など診療上必要な事項があり、それについては、プライバシーの保護という観点に配慮しつつも、子供や保護者の理解を求めていくことが必要」という書きぶりに修正させていただいております。続いてその下の方にございます、関係者の連携と事後措置の二つ目の○でございます。こちらについて、歯の健康診断のところになりますが、歯の健康診断、歯周病、歯肉炎、顎関節や歯列咬合(こうごう)なども留意することになっており、かなり複雑な状態にあるといったような書きぶりでございましたが、ここで加えて課題が多様化しているという問題点についても追記させていただきました。総論についての修正は以上になります。続いて4ページ目以降、各論について御説明させていただきます。まず最初に個別の健康診断項目につきまして、学校の健康診断の項目については、子供たちを取り巻く環境の変化や健康診断の変遷等を踏まえ、時代に応じて適宜見直す必要がある。今回、特に見直しが求められている四つの項目について検討したということで、出だしがございまして、最初に座高について述べております。座高についてですが、健康診断において計測したデータは、異常の発見・発達の評価によって、個々の子供に還元されるべきであるが、現状では特に発達の評価について、身長、体重、座高ともに、それほど活用されていないという課題がある。身長曲線・体重曲線を作成し子供の成長を評価するなど、より積極的な対応が求められる。一方、学校の健康診断は、現状でもかなり厳しいスケジュールで行っていることから、効率化という観点も必要。座高については、現状ではほとんど活用されておらず、学校現場からは座高測定は不要であるとの声も多い。子供の成長を評価する上では座高より身長曲線・体重曲線の方がより重要であることから、身長曲線・体重曲線の活用を推進することを前提とするならば、座高測定は省略可能と考えられる。続いて寄生虫卵でございます。衛生状態の良い現代におきましては、医学的・疫学的には、学校で寄生虫の検査をする意義はかなり乏しい。実際に、寄生虫卵の検出率はここ10年間1%以下で推移している。また、学校現場からも、寄生虫卵の検査は不要ではないかとの声も多い。現在、ほとんどの学校で、寄生虫卵検査としてぎょう虫卵検査を実施しているため、寄生虫卵検査を考えるに当たっては、ぎょう虫卵検査について検討することが妥当であるが、ぎょう虫は、通常の衛生教育で十分に対応できる病気とされている。現状の寄生虫の状態を鑑みると、手洗いや清潔の保持という基本的な衛生教育を引き続き徹底することにより、寄生虫卵の検査を省略してもよいと考えられる。しかしながら、寄生虫卵検査の検出率には地域性があり、陽性者が多い地域もある。それらの地域においては、今後も検査の実施や衛生教育の徹底などを通して、引き続き、寄生虫卵への対応に取り組むべきである。また、学校医を含め、寄生虫について知らない人も多いため、基本的な知識をまとめた資料等が必要だと思われる。続いて運動器に関する検診でございます。現代の子供たちにおいては、過剰な運動に関わる問題や、運動が不足していることに関わる問題など、運動器に関する様々な課題が増加している。これらの課題について、学校でも、何らかの対応をすることが求められており、その対応の一つとして、学校健診において運動器に関する検診を行うことが考えられる。その際には、保健調査票等を活用し、家庭における観察を踏まえた上で、学校側がその内容を学校医に伝え、学校医が診察するという対応が適当。そこで異常が発見された場合には、保健指導などを通し、適切な事後措置が求められる。運動器に関する検診の実施に当たっては、担任、保健体育の先生など、整形外科医等の専門的な立場から、研修等によって助言を得る機会を積極的に設けることが重要である。続いて血液検査でございます。近年、子供の肥満や生活習慣に関する課題が多く指摘されており、健康に対する意識の啓発などが求められている。それらについて、学校単独での取組には限界があるため、地域住民の理解を下地に、地域全体として健康教育に取り組むことによって、子供の健康によりよい影響を与えることができる。生活習慣病などの発見のために、血液検査を実施するという方法もあるが、血液検査を全国一律に学校で行うことは困難であるため、例えば、身体測定等を活用し、健康教育を進めるという方法もある。身体測定や血液検査などによって、肥満や痩せ、検査値の異常などが指摘された子供に限らず、健康についての教育や指導は全員に必要である。現在でも生活習慣病についての教育は行われているが、今後更にそうした取組を進めることが重要である。続きまして、健康診断における各分野の課題としてまとめております。ここでは特に、眼(め)、耳鼻咽頭、歯と口腔(こうくう)の領域について個別の分野が抱える課題を整理してございます。最初に眼(め)の領域でございます。学校での健康診断において、色覚の検査が必須項目から削除されてから約10年が経過した現在、自身の色覚特性を知らずに卒業を迎える子供が増えている。色覚特性による就業規制がある職業もあるため、子供たちが自身の色覚特性を知っておいた方がいいという場合もある。ただし、色覚の検査については保護者や本人の同意のもとで行うことが極めて重要である。コンタクトレンズの不適切な着用により、眼(め)の感染症などのトラブルを起こすケースが増えている。就学期からコンタクトレンズを使用する場合も多いため、適切な使用法の周知が求められている。続いて耳鼻咽頭領域でございます。耳鼻咽頭領域の検診では、鼻、耳、咽頭の検査以外にも、聴覚異常や言語異常などのコミュニケーション障害を発見するという可能性も秘めている。耳鼻咽頭領域の検査は、子供たちが検査の指示にきちんと従うことが非常に重要であり、例えば、聴力や発語の検査など、子供自身の協力が必要不可欠である。そうした協力が得られにくい子供の検査については、特段の配慮が求められている。三番目として歯と口腔(こうくう)の領域でございます。歯科検診の結果を踏まえ、歯と口腔(こうくう)の課題だけではなく、子供の健康そのものの保持増進を図るという取組が必要になってくる。歯科検診は、「疾病発見型のスクリーニング」ではなく「健康志向(健康増進)型のスクリーニング」であることに意義がある。今後は、歯列咬合(こうごう)についても大きな課題となってくる。口の機能は生活の質に大きく影響してくるため、学校歯科医はもちろん、養護教諭をはじめとする教職員にも、その重要性の共有が求められている。最後のいわゆる『「学校病」について』につきましては、前回、学校病ワーキンググループの報告書としまして木村先生から御説明いただきましたので、こちらでは省略させていただきます。資料の説明は以上になります。

【座長】はい、ただ今説明いただきました資料に関して、内容に関する御議論、後ほどいたします。続いて資料2の齋藤委員提出の資料と、参考資料1の公益財団法人日本眼科学会・公益社団法人日本眼科医会からの要望書についても資料1に関連してまいります。従いまして、資料2についてまず齋藤委員から御説明をお願いいたします。

【齋藤委員】はい。それでは、齋藤より資料2に関して説明させていただきます。本日は、こんなお時間を頂きましてありがとうございます。座長をはじめ、事務局の方にお礼申し上げます。今更というか、私が一人でここに出ておりますので、歯科の方の関係に関して日本学校歯科医会内でも随分議論がありますので、是非文章にして出していきたいというような要望が学校歯科医会からのお願いもございまして、このような形で要望書という、提言と要望というような形をとらせていただき、本日ここでこの席で読ませていただきたいということでお願いいたしておりました。よろしくお願いいたします。それでは、資料1、1ページから少し読ませていただきます。1ページのものは、学校保健の発展と充実のための提言と要望ということで、学校歯科医会会長から久保局長の方にお出ししたものでございまして、内容的なものは、子供が心身ともに健やかに育つことは、私たち国民の願いです。健康は人が自己実現を図るための資源であり、社会全体の活力を生み出す資源でもあります。平成20年の中央教育審議会答申において、学校教育においてもヘルスプロモーションの考え方を取り入れることと同時に、「学校において、子供が、生涯にわたり、自らの健康をはぐくみ、安全を確保することのできる基礎的な素養を育成していくこと」が求められています。このような理念のもと、子供の自律的健康づくりに歯・口の健康教育は、様々な場面で活用され実績をあげてまいりました。しかしながら、子供たちの口腔(こうくう)は、齲蝕(うしょく)のない子供が増える一方、極端に齲蝕(うしょく)の多い子供が存在する齲蝕(うしょく)の二極化、歯肉炎の増加、歯列・咬合(こうごう)及び顎関節の問題、口腔(こうくう)習癖や姿勢、食べる機能、歯・口のけがの増加など、様々な問題を抱えております。そのため、学校関係者をはじめ、保護者や養育者らには、むし歯や歯肉炎ばかりでなく、児童虐待の早期発見など歯科健康診断から得られる様々な健康情報を提供することが必要な時代となっております。近年の研究により、歯周病は糖尿病をはじめ様々な疾患と深いかかわりがあることが明らかにされ、齲蝕(うしょく)や歯周病の予防は全身の健康にも密接に関連していることが指摘されています。人口構成の大きな変化が進む現状において、健康寿命を延伸するためには、児童生徒からの健康づくりが何よりも重要であることは明らかです。健康増進には、歯・口腔(こうくう)の健康にかかわる保健教育、予防管理や早期の発見と治療が重要です。例えば、一つの疾患として、歯肉炎予防について重点的に取り組むことで、子供や保護者の健康への関心を高め、結果として、様々な疾患に対する自己管理能力の向上そして予防管理についても積極的に取り組むことにつながります。というふうに全文がございます。長い全文ですが。要望といたしまして、学校健康診断を用いた生活習慣病予防に関すること。また、○学校保健参考資料の改正、いわゆる「生きる力」をはぐくむ歯・口の健康づくりという雑誌がございますが、その雑誌について歯科口腔(こうくう)保健の推進に関する法律(法第95号)及び今回の文部科学省「今後の健康診断の在り方等に関する検討会」により改正が必要であろうということ。そして、○として学校健康診断における口腔(こうくう)機能の育成と食の指導に関すること。○学校健康診断については、丸1口腔(こうくう)の機能に関する健康診断基準の必要性及びその周知、丸2児童・生徒の歯肉炎等への対応の必要性及びその周知、丸3歯科健康診断環境の改善、特に特別支援学校における健康診断時の補助介助者の充実及び事後措置における専門医との連携強化、また、健康診断現場の照度・安全(感染)等への対応。○学校病の取扱いについては、現場の対応について指導・通知の徹底をお願いしたいということでございます。また、○として地域教育関係者との連携体制の構築ということでは、歯科保健教育における学校保健課題解決型支援事業の活用といたしまして、この協議会の構成員に学校歯科医の参画をお願いしたいということでございます。また丸2として、学校保健委員会の開催促進とその指導強化ということをお願いしたいということで、学校関係者・歯科学校医・学校歯科医・学校薬剤師・保護者・地域住民との連携についてより強化をしていただきたいというような要望をさせていただいております。要望書の内容に関しては以上でございます。また、今回出させていただいております3ページ以降の資料は、今後の健康診断の在り方に関する課題でございます。実は、学校歯科医会の中に一番最後のページにございます、5ページにございます、学校での健康診断と事後措置に関するワーキンググループというグループを作らせていただいておりまして、5ページに、6ページです、失礼しました。そのワーキンググループの意見ということで、ここに挙げさせていただいております。少し長いので、一応概要ということで、お話をさせていただきますが。歯科の学校における健康診断というのは、今までどんなようなことをやってきたかと言うと、むし歯予防、中段にあります、上段にあります、過去の文部省委託の「むし歯予防推進校」、「歯・口の健康づくり推進指定校」、そして現在の「生きる力をはぐくむ歯・口の健康づくり推進指定校」に引き継がれ、これらの事業を行い、子供のむし歯の減少に貢献してまいりましたが、この子供の健康増進だけでなく、歯科保健の健康教育や保健指導というのは健康状態を自ら確認できるという歯科の特性を生かして今後も家庭での生活習慣を含む健康教育に重要な役割を果たすなど、学校関係者からも高い評価を得ているところでありますので、今後もこの方向性を失わず続けていきたいというような内容になっております。そして特に、この歯科健康診断の課題となる項目については、1.「保健調査」の内容及び活用の充実ということで、健康診断は、このスクリーニングを行うということで時間の制約の中で、学校関係及び保護者による日常の健康観察や健康、それから健康診断前の家庭を通して調査される保健調査の情報というのを特に保健調査は大変重要なものであるので、今後保健調査を充実させていただきたいというようになっております。実態調査によると、健康診断前に学校歯科医に健康調査票の内容が情報提供されることが望まれているわけですけども、その状況が余りないということがわかっております。また歯科健康診断では、例えば、どのような内容が良いかということに関しますと、例1として歯科健康診断を目的にした保健調査票の追加ということで、添付の8ページに歯科健康診断の保健調査ということで、歯科に特化してこのような調査はいかがかということで示させていただいております。1~12までちょっとございますが、ただむし歯があるなしではなく、例えば、口内炎等ができやすいとか、発音の状態とか、あとは歯並び・噛(か)み合わせが気になるところがあるかとか、その噛(か)み合わせを御本人、また家族が直したいと思っているかとかというような項目がちょっと付け加えさせていただいてあります。また、セルフチェックシートというようなものを第6回の検討会の参考資料として出させていただいておりましたが、そのようなもので、セルフチェックを行って、教育的な状況にそのセルフシートを使うというようなことはいかがということが述べられております。2.は健康相談及び個別保健指導の再認識と実施の周知徹底ということでございますが、健康診断の現状として健康相談というものがどのように行われているかということがなかなか見えてこないということで、図1とあるところ辺りなんですが、そのためには健康診断及び事後措置の実施の流れを変えてみることも必要ではないかというようなお話になっておりまして、すなわち健康相談を通じての個別保健指導が特に重要になります。一方、歯・口の健康づくりとしての課題も多様化・深刻化しており、これに対応していくには、集団的な健康教育に限らず、健康相談を通じて個別保健指導を行うことが必要になってきています。このようなことを我々も勉強しながら、保健相談及び個別指導を学校歯科医にも啓発して、実施をしていきたいというような内容になっておりまして、その表は7ページに、フローチャートがございまして、7ページにこのようなフローを作ってみましたということで、提示させていただきました。歯科健康診断のフロー図として、今までよりも行っていただきたいものの保健調査を全体の前に行い、そして健康診断の実施後も健康診断結果のお知らせを全体の児童生徒にお願いし、その下に保健教育をもう一つ設けてあるということになっております。また、歯科医の受診の前にできれば健康相談や指導等が入っていただくと有り難いというような図表になっております。3.ですが、口腔(こうくう)軟組織の診査の重視ということで、近年、口腔(こうくう)機能の低下ということが言われて噛(か)む力の弱い子供たちが多いというようなことがございますので、このような状況を踏まえて、この検診の中で舌や口唇の機能に、とか小帯異常それから舌の口唇の機能等に、また先天性欠如歯なども影響してくるので、そのようなチェックも必要ではないかということで、現在の健康診断では歯の検査項目に重点が置かれており、口腔(こうくう)の軟組織の異常には十分注意がされていないということを改善する方法の一つとして、審査項目の所見欄に、口腔(こうくう)機能に関係する口腔(こうくう)軟組織疾患・異常、萌出(ほうしゅつ)遅延歯などの項目を意識して調査するために、具体的に項目を挙げてみたらいいのではないかというようなことが述べられております。また、学校保健安全法の施行規則による学校歯科医の職務執行の準則第23条四には、「法第13条の健康診断のうち歯の検査に従事すること」という記載になっており、これに対しては改善が必要ではないかというような意見が出ておりました。また4.には健康診断結果の通知法の統一化と徹底ということで、これに関しては先ほども述べさせていただいたように、例えば、今歯科ではGOとかCOとかということをやっておりまして、これは健康教育に生かすべきものなので、健康診断結果の通知法の統一をしないと、その辺のところが正確に伝わらないんであろうということで、中段以降に、健康診断マニュアルの改訂版の結果の通知例というのがあるんですが、そのようなものを使用して、健全者をはじめ、全ての判定区分者に対して結果の通知を行うべきであろうというふうに述べられております。さらに、通知票は、健康診断の検査項目の区分ごとに審査内容の説明と注意すべき事項を記載した健康診断の結果と受診の勧めが記載された全国統一した通知票がいいのではないかというようなことが述べられております。5.は、COとGOの導入の理念と目的の周知ということで、これは学校歯科医会の問題なんですが、CO、GOということについては、健康教育に役立たなければならない問題でございます。そのようなことで、一時期、真ん中にございますが日本学校歯科医会が平成14年の通知によりCOの検出は探針(たんしん)を使用する方法ではなくて、色の変化によって行うこととしました。その結果、学校歯科医間及びかかりつけ歯科医間に検出上の齟齬が生じており、地域によってはCOの大半が要精検あるいは治療勧告の対象としているようです。ということがございまして、学校歯科医及び学校関係者、基本的にはCOとGOを学校での事後措置としての保健計画に加えて、保健教育、保健管理の中に展開すべきであろうというようなことでございます。大変長くなって申し訳ございません。以上でございます。

【座長】ありがとうございます。なお、参考資料1につきましては、各自でお目通しください。それでは、これから今まで御説明いただいた内容に基づきまして審議を進めていきたいと思います。まず資料1の項目について検討進めたいと思います。資料1をお開きください。まず、総論部分ですね、学校の健康診断の総論についてという部分は先ほど御説明がありましたように、既にこれは検討は終わっているわけですが、各論の方の検討を経る中でいろいろ出てきた御意見を反映させたところをということで、先ほど赤い部分を中心に御説明いただいたわけですけども。ここに関しましては何か御意見等ございますでしょうか。

【近藤委員】医師会の近藤ですが、改めて読み直していたところ、この1ページ目一番下に子供の健康状態把握というのが実施体制の中にはあるのですが、実際には学校における、一番上のⅠの1.の○の下から三行目のところに、疾病をスクリーニングするという役割と、健康状態を把握して学校の健康課題を明らかにするんだという方がもっとしっくりくるかなと思いました。保健調査票をもって、その保健情報を活用するのは良いんですが、その保健情報、頂いた保健情報があっているとは限らないので、中身を知りながらそこで子供たちとか、それから担任の先生とか、場合によってはまた確認した上で本当なのかどうかというのを見ていくのが実際の学校の検診ですから。スクリーニングだけではなくて、その子その子の健康状態を把握というのが最初からの大事な仕事じゃないかなと思った次第です。それからもう一つ言いますと、2ページ目の「脱衣など診療上必要な事項があり」、これは大変大事なことなんですが、これちょっと言葉の細かいところなんですが、「それについては」というか「それらについて」の方が、脱衣がまず一つ、脱衣した上に、今度はパーテーションとか区分をする、部屋を別にするとか、更に立会いの人を入れるというと、幾つかの事柄になりますので、「それら」の方がよろしいかなと思います。総論に関しては以上です。

【座長】はい。他に御意見ございますか。

【事務局】すいません、ちょっとよろしいですか。最初におっしゃっていただいた、健康状態の把握というのは、具体的に言いますとどこの部分に。疾病をスクリーニングし、健康状態を把握するという。

【近藤委員】そうです。「疾病をスクリーニングし、健康状態を把握するという役割と」。

【事務局】分かりました。ありがとうございます。

【座長】あと今のことに関しては、スクリーニングするという言葉では分けるだけで、健康状態を把握するところまでは入っていないから、ちゃんと分けた方が良いということですね。

【近藤委員】そうですね、改めて読み直してみてですね、そうすると、いかがですか。

【座長】はい。健康状態を把握するのが目的になると思いますので、明確にした方がいいと思いますが。どうでしょう、他の委員の方は何か御意見ありますか。スクリーニングというのは手段で健康状態を把握するというのが目的のように感じるんですけど、それが並列してるのは何かちょっと文章としては。スクリーニングすることによって健康状態を把握するというようなことに一つにまとめた方がいいような気もするんですけどね。その辺の表現はちょっと検討してということにしますか。

【事務局】分かりました。言葉としては、「健康状態を把握し」ということも入っていた方がより分かりやすいということでよろしいでしょうか。

【座長】ここでは要するに二つの役割があるということを言っていて、一つはスクリーニングによって健康状態を明らかにするということと、もう一つはその結果、課題、活用して健康教育に役立てるという、この二つであるということには変わりないと。

【近藤委員】例えば、肌がですね、アトピーにしろ乾燥の肌にしろ、保湿剤もらってますよという保健情報があって、通院していることは分かるけれど、日々まともに塗れていないんだという感じるお子さんもでてきますし。実際に子供さんに聞くと、ほとんど塗っていないということが分かったりとかですね。やはり健康診断したからこそ分かる情報というのは出てくるんですね。疾病は疾病でそれはあって、分かっていることなんですが。ふだんの管理の状態もある程度見えてくるというところはあろうかなと思います。

【座長】実際、健康診断でアトピー性皮膚炎のお子さんがいたら、ただアトピー性皮膚炎がありますよということを言うだけではなくて、実際にはかなりひどい子の場合にはその後の事後措置につながるでしょうし、軽い場合には別に特に何もしないわけですから。ただ振り分けているわけではないですね。健康診断の行為として。

【事務局】そうすると、疾病のスクリーニングというものと、健康状態の把握というものが並列しているような印象を受けるんですが、何か明確に分けられないものではあるとは思うんですけれども。

【座長】ですから、そのスクリーニングと健康状態を常に分けないで。

【事務局】分けないで。

【座長】健康状態を把握するんですが、ただこれは医療機関でしてるようなかなり精度の高い把握の仕方ではなくて、スクリーニングによる健康状態の把握というようなやり方をしているということですよね。

【事務局】スクリーニングによる。

【雪下委員】一番下のところをそうすると、子供の健康状態を把握しと。

【近藤委員】ここにまた出てくるのでね。

【雪下委員】これは生活管理指導表の導入によって家族、家庭、家庭での健康状態を把握するという意味なんでしょ。

【近藤委員】はい、ところがですね。

【雪下委員】それで、これを学校医とか学校歯科医がそれを健康診断をするということで。そこで決めるということでしょ。

【近藤委員】いや、ただ、書類と実際のですね、ズレは結構健診をしてて感じます。

【雪下委員】書類のね。

【近藤委員】はい。

【雪下委員】家庭から来るものはね。

【近藤委員】疾病がきちんと管理されていて、管理というか治療を受けて家庭でもちゃんとお薬を使ったりですね、保湿されたりとか、お風呂をうまく使ったりとかいうのができていればいいんですが。結構なおざりにされて、実はもう半年どこにも行ってないとか、薬ももらいに行けてないとかいうことは分かったりします。書類上はもらってることになっている、飲んでいることになっている、実際は違うということは間々あることです。

【雪下委員】だからこれを子供の家庭での健康状態というふうに入れれば、それを頭に入れて学校医が判断するということだから、ここには単に「家庭での健康状態を把握し」と入れたらどうでしょう。

【近藤委員】それでもよろしいかなと思いますね。

【道永委員】あの、いいです?

【座長】はい、どうぞ。

【道永委員】学校における健康診断は就学において支障があるかどうかという文章がありますよね、その中に健康状態というのをうまく入れ込んだらどうなんでしょうか。支障があるかないかというか、その健康状態というか、今近藤先生は皮膚のことを多く話されましたが、そういうものが就学において支障があるかどうかについて疾病をスクリーニングするとか。何て言うんでしょうかね、「疾病をスクリーニングし健康状態を把握する」と並べるのではなくて、就学において支障があるかどうかというところに健康状態という言葉を入れればすんなりと次に行くような気がするんですけど。どうなんでしょう、どうやって入れていいか分からないんですけど。その子供の健康状態が就学において支障があるかどうかについて疾病をスクリーニングするという方が、今、雪下先生はだから家庭でのとおっしゃった、なので、それと重なるんですけど。しつこくなりますかね。

【座長】幼稚園も健康診断を行いますので就学という言葉に引っ掛かりを感じますね。だから学校生活を送る、何て言うんですか、そこに健康を入れるんですか。「学校生活を健康に送ること」としてはどうですか。

【道永委員】それでも良いと思いますけどね。家庭での。

【近藤委員】学校生活を送る上での。

【道永委員】はい。園も入るから。

【近藤委員】小学校だけではないですからね。

【座長】学校生活を送る上での健康状態。学校生活を送る上での健康状態を明らかにする。何でしょうかね。

【道永委員】今確かに思ったのは、二つ目の○のところも結局、学業やこれからの発育に差し支えのないよう、でるような疾病じゃないかとかいう文章も入っているので、ここはちょっと重なるから、前の方はその家庭及び家庭外での健康状態の「把握」じゃないな。「知るために」ですかね、「知り、疾病をスクリーニング」。

【座長】それでは最終的な文言は今ちょっと後ほど整理するということにしまして、保健調査をする家庭での様子を把握して、学校生活を送る上での健康に関する疾病のスクリーニングというようなことが盛り込まれるような記述にするということで、修文をするということでここはよろしいでしょうか。総論部分で、他のことに関してよろしいですか。他の赤く、赤字になっているところで。歯科保健の方の課題が多様化するが入ったのは、複雑な状態であるという客観的な記述だけではなくて、課題があるという意味ですね。

【齋藤委員】複雑と言うと、複雑だから簡単にしてくれと言っているのかなというふうな捉え方をちょっとされたものですから、そういうふうにここで私が発言したというようなことに。簡単にというような意味にとれてしまうというので、複雑な状態なので問題が多様化しているということに変えさせていただいたという経緯がございました。いかがでしょうか。

【座長】ここではそのむし歯だけではなくということで、いろいろな歯・口の健康状態に関して色んなテーマがあるということが書かれていますから、それは単に複雑だけではなくてそれぞれ異なる課題を持っているということをより明確に示したと、そういうことですね。よろしいですか、これ。

【齋藤委員】複雑を取りますか。

【座長】ちょっと戻りますけど、脱衣のことは、健康診断をする上で脱衣というのが診療上必要な、必要があってしているのだからというのをより理解をしてもらってということを強調したということで。先ほど近藤委員から「それ」じゃなくて「それらの」という御意見でましたけども、いかがですか。道永委員、その点に関しては。

【道永委員】「ら」と言うと何が入るのかなと思ったけど、でも「脱衣など」と書いてあるから「ら」かなと、そんな感じなんですけど。

【座長】環境、何と言いますか、に配慮するというのは、それが脱衣が必要だからということが決まればそれに伴って環境をちゃんと整えなくてはいけないということは論理的に次の段階に入ってくることなので、それがあるから複数というのはちょっと理由、説明ですら私は十分に理解できなかったんですけども。

【近藤委員】そうか、環境整備になってしまえば。

【座長】ええ。

【近藤委員】かえって「それについては」取ってしまった方が。

【道永委員】取っちゃった方がいいかもしれないですね。

【近藤委員】日本語としては分かりやすいかな。

【座長】はい。趣旨としては十分に明解だと思いますので、内容をここに書くというについてはよろしいですか。

【近藤委員】はい。

【齋藤委員】すいません、歯科の部分なんですが、もしできればここの「かなり複雑な状態である」という文言を取って、「課題が多様化している」だけの方が良いのかなと。

【道永委員】私もそう思いました。複雑な状態と言うと、口の中の状態が複雑なんではないかと。

【齋藤委員】複雑だというふうになってしまう。

【道永委員】その下の文章が「現代の子供の口腔(こうくう)内の状態の」とまた書いてあるので、それで何かごちゃごちゃになるような気がします。

【齋藤委員】「むし歯だけではなくて、歯周病、歯肉炎、顎関節や歯列咬合(こうごう)なども留意することになっており、課題が多様化している」ということで整理させていただいて。

【座長】はい。「むし歯だけではなく」という部分を何で埋めるかということが課題が多様化しているということと同じ意味だと思います。それでは、総論のところ。はい。

【事務局】近藤先生の御意見は、「それについて」のままでよろしいですか。

【座長】「それについて」の部分を取ってしまう。

【事務局】この「それについて理解を求める」ということになっているんですよね。「それについては」がないと、何の理解を求めるのかというのが、ちょっと分かりにくいかなと思ったんですが。

【近藤委員】脱衣に対する理解を求めるという意味で。

【事務局】そうですね。こういう事柄があってと、最後の、最後にある「理解を求めることが必要」何か文法的な話で恐縮ですけども。

【近藤委員】ということは、「身体診察については」でまた「それについては」で何か読みづらい文章かなとも思ったので。

【事務局】なるほど。分かりました。「診察については」ですね。

【座長】「必要性を」としたらいい「それについては」の部分を。「必要性を、」

【事務局】脱衣の診療上、必要。

【委員】事項があり、プライバシーや保護者の理解。

【道永委員】「脱衣は診療上必要な事項であり」にしたらすんなりいきませんか。だから、脱ぐ事は必要なんですよということを理解してほしいという、理解を求めていくことが必要。

【事務局】それだと脱衣しか入らなくなりますが。

【道永委員】違ってきちゃう。「脱衣などは」

【事務局】そうですね。

【道永委員】難しいな。

【座長】これも表現上の問題ですので。

【事務局】そこは別途対処します。

【座長】文章としての検討を後でするということにしましょう。その部分もよろしいでしょうか。では次に、個別の健康診断項目、4ページのですね、4ページから5ページにかけてですね。座高、寄生虫卵、運動器、それから血液検査、この四点に関しての記述ですね。ここに関しての検討を進めたいと思いますので、御意見をよろしくお願いいたします。

【近藤委員】よろしいですか。

【座長】はい、どうぞ。

【近藤委員】5ページ目の1行目なんですが、4ページ目の後ろから読みますと、「また学校医を含め、寄生虫については知らない人も多いため」というとちょっとややこしいなと思いますね。「また学校医が寄生虫については情報提供のための資料等が必要だと思われる」と何か良いなと思います。「寄生虫については情報提供のための資料等が必要だと思われる」。当時の会議の僕の発言では確か、情報になる何かがあれば皆対応できるでしょう。それともう一つは、血液検査の中では、全国各色んな所で、都市でやっており、区や市で行われている子供の血液検査で、肥満、生活習慣に関わる、例えば総コレステロールとか、血糖値とか、ヘモグロビンA1Cとかもありますが、一方では思春期における特に女子の貧血、痩せに関する血液の状態というのも把握している地区が多いですので。多分、中高生の女子の貧血というのはかなりの課題かなと思いますので、ここに入れていただくとよろしいかなと思いました。

【座長】今のお話は、3行目から4行目にかけてのところにということですか。「肥満や痩せ、検査値の異常などが」そこにですか。

【近藤委員】そうですね、貧血という単語はあっていいと思います。

【事務局】今回の血液検査は、ヒアリングでお越しいただいた先生が生活習慣病対策としてやっているということで、そこについての議論しか今回なかったものですから、生活習慣病対策としての血液検査ということでまとめたんですけれども。貧血というと、貧血のために血液検査をやっていることもあるという。

【近藤委員】うん。福井大学はかなり大事なデータ出してますよね。

【事務局】そういうところはあると思うんですが、これまでの議論の内容の集約になりますので。それは入れるという。

【近藤委員】参考の、その意見を発表された先生方の中には、特に生活習慣病だけでしたけれども。そのときも僕は発言したような覚えがあるのですが。

【事務局】石川先生のところで学校で貧血検査をされておって、大変だったというお話があったときに貧血の話は出たかと思うんですが。

【座長】この検討会では、この議論の中ではあったかなかったかという話が今一つありましたけども、あとは子供が学校の健康診断の中で血液検査というのは生活習慣病の予防のための検査のみが広く行われているのかどうかということに関しては、他の方法でやっぱり情報収集をして加えるかどうかという検討はする必要があるかなと今思ったんですけども。過去にですね、小児血液の関係の学会から貧血の検査してほしいという要望が出されたことはあることはあるんですね。今回、今回というか、最近そういうものが出されていないのかもしれませんけども。要するに真に、子供にとって必要があると考えている人がいるのかいないのかというのは情報収集をしておいた方がいいと思います。

【事務局】そうですね。課題の一つとして貧血を、貧血ですとか痩せを明示的に入れた方が良いということであれば、列挙の中の一つとして入れてもいい、入れることも可能だと思うんですが。例えば最初の「近年、子供の肥満や痩せ、生活習慣に関する課題が多く指摘されている」とかいう形で、痩せの問題。そういうことを受けて、その二つ目の○の中でも、「身体測定や血液検査等によって、肥満や痩せ、」痩せという言葉を入れるという、よろしいんですかね。

【近藤委員】痩せは、というか痩せは入ってるけれど、鉄欠乏性貧血が相当いるという事実が実際にはあるのです。ちょっと今その研究者のお名前を出てこなくなったので、調べておきます。

【座長】その点についてはちょっと調べて、記述するかどうかということはあるにしても、そこのパラグラフ全体の何て言いますか、メッセージとしてはこれでよろしいですね。

【近藤委員】全体としては良いです、はい。

【座長】その他、いかがでしょうか。一つずつ確認していきたいと思いますが。座高に関しては○×で記述がされていて、身長・体重曲線の活用を推進するということを前提とするならば、座高測定は省略可能と考えるということで二つ目の○は結ばれておりますけども。これでよろしいでしょうか。ではその次の、寄生虫卵。寄生虫卵は、○が三つ付いて先ほど三つ目の○について近藤先生から御意見が出されましたが、全体としての何て言いますか、全体の内容としては問題ないと思いますが。これは二つ目の○に、一つ目の○が現状に関して述べていて、二つ目の○が手洗いや清潔の保持という基本的な衛生教育を引き続き徹底することにより、寄生虫卵の検査を省略してもよいと考えられるというふうに記述してあります。そしてその三つ目の○では、情報提供というようなことが書かれているという論調に一応なっておりますけど。これもよろしいでしょうか。

【木村委員】はい。座高の、比較してなんですけど、座高と寄生虫卵の最後の言葉、座高は二つ目の○の一番最後、「座高測定は省略可能と考えられる」。寄生虫卵の場合に、二つ目の○の一番最後に、「寄生虫卵の検査を省略してもよいと考えられる」という、多分これ事務局が苦労したんだなというような、現場としてはどういうふうに捉えるかな。そこら辺が大きな。どういうふうに解釈していいかなというのが。同じ統一の言葉だったら「ああそうか」となるんですけど。多分これは苦労したな。前文の前の文章を受けての言葉と。「よい」というのが入ってるだけでも大分違うなという。

【事務局】座高の方は、重要性はあるものの、効率化の観点や、身長・体重曲線をやるという前提であれば省略してもいいんじゃないかといったような御意見が多かったと思うんですが、寄生虫卵については比較的、先生方の総意としても必要ないんじゃないかというような御見解だったかと思いましたので、少し寄生虫の方がより積極的になくしてもいいんじゃないかというような形の書きぶりにはしております。

【木村委員】それが「よい」になったわけですね。

【事務局】そうですね。これを受けて項目をすぐ変えてくださいというわけではなくて、必須の項目として今後どうするのかという、もうワンクッション、省令としての対応が入ってきますので、学校現場はこれを見てなくすなくさないという判断をするわけではございませんので。

【木村委員】分かりました。色覚検査でも、そこら辺がやっぱり表現の仕方が要は混乱、ある面で現場ではね、少しその言い廻しでもあるので。なかなか、その言葉の、たった一行なんですけど、受け止め方、学校現場と実際に教育委員会さんへの行政サイド、どうなのかなというね。ちょっとそこら辺が今、自分でもちょっと確認の意味でね、聞きました。言葉も「よい」と入っただけでもね。でも検討会の流れですよね。

【座長】ここは、これは飽くまでこの検討会の意見としての文章ですから、文章全体として何を述べるかということが大事であって、その表現が統一してるとかしてないとか、そういうことはほとんどここでは問題にならないというふうに考えていいと思います。

【雪下委員】よろしいですか。

【座長】はい、どうぞ。

【雪下委員】この4ページのさっき近藤先生言われたかもしれないけど、「学校医を含め、寄生虫について知らない人も多いため」というのはちょっとこれ抵抗があるので、「学校医を含め、寄生虫については基本的な知識をまとめた資料等が必要だと思われる」の方がいいんじゃないでしょうか。それとも一般になら学校医は知らないわけはないはずなんで。ちょっとみっともないんじゃないかなという気はするけれど。道永先生どうでしょうか。

【道永委員】私もそう思いました。学校医も含めてというと何か恥ずかしいなと思いました。

【雪下委員】「一般に」と入れるならね、いいですけど。

【座長】この部分、学校医を含めてという表現を用いる必要は必ずしもないでしょうから。

【雪下委員】学校医を含め寄生虫については知らない人も多いためというのはいらないんじゃないでしょうか。

【座長】はい。

【道永委員】よろしいですか。そこと同じ行なんですけど、「寄生虫卵」への対応なんでしょうか「寄生虫」への対応なんでしょうか。これが卵と寄生虫と両方が出てきて、検査は寄生虫卵なんですけど、寄生虫そのものに対しては今後も衛生教育を徹底していきましょうという。すいません、どっちがどっちかよく分からないんですけど。

【座長】いかがでしょう。これは検査として今行われているのは、ぎょう虫の卵。

【事務局】そうですね。

【座長】寄生虫卵に関する検査ですけども、それを理解するための知識としては寄生虫ということに対しての理解が必要だろうという。そういうことをここで表現する必要があろうかと思いますので。そうすると、今、近藤先生、雪下先生の御意見入れると、4ページの一番下の行から5行目にかけては、「また、一般に寄生虫については基本的な知識をまとめた資料等が必要だと思われる」というふうにしてはどうかということで、今の道永先生の御意見も組み入れた上で、「また一般に寄生虫については」ということで、ここは広く述べるということで、いかがでしょうか。それでは、運動器。三番、(3)の運動器に関する検診、ここでは○二つに分けて書いてありますが、学校健康診断に関わる直接関わる文言については特に二番目の方ですね、「運動器に関する検診の実施に当たっては」ということで。そうではないですね、これは研修を、ごめんなさい。一番目の○の下から三行目辺りですね、「保健調査票等を活用し、家庭における観察を踏まえた上で、学校側がその内容を学校医に伝え、学校医が診察するという対応」という辺りが具体的な一つの流れを示している言葉だと思いますし、そういったことを実現するには二番目の○にあるような、理解を促進するために研修等を設けることが必要だと、そういう書きぶりになっているわけですけども。これでよろしいでしょうか。共通理解として。それでは、よろしいようでしたら、血液検査。先ほども少しお話出ましたが、○ですね、健康教育ということに主が置いた書き方になっているということで、二つ目の○の一行目、二行目、「血液検査を全国一律に学校で行うことは困難であるため」というようなことが書かれております。よろしいでしょうか。それではその次、各分野の、健康診断における各分野の課題、5ページの下の方ですね、下から六行ぐらいのところなんですけど、こちら、こちら眼(め)、耳鼻咽頭、あと口腔(こうくう)というような内容になって、7ページまで、ではなくて、6ページの下の方までということですが、いかがでしょうか。

【石川委員】二番に行く前にちょっとすいません、戻ってしまうんですが、座高のところなんです。座高のところの一つ目の○の二行目、「特に発達の評価については、身長、体重、座高ともに、それほど活用されていないという課題がある」ここどうしても引っかかってしまうです。学校現場では、確かに二つ目の○にもありますけれども、座高がなかなか活用できていないという現状はあるということ。ただ、身長、体重については、成長曲線を活用するかしないかは別にしても、ローレル指数とかを出したりとかということで、各学校では活用は十分にされているところだと思っているのですが。細かいところなんですが。「身長、体重、座高ともに、それほど活用されていない」といわれると抵抗があります。。

【座長】横並びで、身長、体重、座高と並べるとちょっと抵抗があるということですね。

【石川委員】はい。すごく私は引っかかっています。BMIを使ったりですとか子どもたちの成長発達に関しては身長や体重の値は学校現場では大いに活用されているのです。それはそんなに拘らなくていいんですか。

【座長】いや、その辺は大いに語っていただきたいと思います。

【石川委員】座高の値を活用しているかというと実際ははなかなか活用は難しい、という現状はあるんです。ただ成長曲線というのをこれからどんどん活用し、発達の評価をしていく必要があるという内容を言いたいところなんだろうなというふうには思っているんです。

【近藤委員】もっと使ってと。

【石川委員】もっと使ってということなんですよね。

【近藤委員】だからこの三者、横並びは確かに。この中で一番使わないと言うと、座高になると。

【石川委員】はい。身長、体重の値から成長発達に関する課題を明らかにして、必要な生徒には個別相談とか、栄養士さんを呼んで栄養指導を行ってもらうとかということをいろいろ学校では取り組んでいますので。座高と同じように身長、体重も活用されていない、と評されるとそれは、何か、横並びは違うなというふうに感じたんです。

【事務局】よろしいですか。

【座長】はい。

【事務局】こちら、確かにちょっと事務局としても議論あったところなんですが、最初の方に「計測したデータは、異常の発見や発達の評価について、子供に還元されるべき」というところで、確かに肥満とかですね、明らかな異常というものであれば、それについてはデータの活用、身長、体重について、恐らくしっかりしていただいていると思うんですが、発達の評価という観点でいくと、なかなかそこまでいくには至っていないのかなと。異常と、明らかに異常と分かるものについてはそうだと思うんですが。発達の評価、身長・体重曲線をしっかり全員に対して書いて、個々の発達を評価しているというところまでは、なかなかいっていないんじゃないかというようなところもございましたので。あえて異常の発見と発達の評価というところで言うと、特に発達の評価についてはちょっと活用がなかなか進んでいない現状があるんじゃないかという趣旨でこういう書きぶりにしてございます。が、御意見があれば是非。

【石川委員】発達の評価。

【座長】今の評価ということに関して、色んな恐らく、色んなレベルの思いが入っていると思うんですけども。曲線を活用してというようなことは一つは時間というものを意識した評価になるんですよね。時系列に沿った。1年生、2年生、3年生、4年生と、こういう中でどうかということを、そういった情報を、時間、時系列を意識した上で評価するというのか、その横断的にですね、ある3年生なら3年生の時に体重と身長のバランスが著しく崩れて、体重が著しく多ければ肥満ということになりますし、逆だったら痩せということになる。それは飽くまで横断的で、時間の要素は入っていないということになりますから。その辺のことがもしあるならば、あと二行目の方の評価を例えば縦断的な評価とかですね、縦断的なということはそういった過去のその子供の状態をですね、これって発達じゃなくて発育だと思うんですけどね。一行目、二行目、「発達」という言葉は、これはいろいろな言葉で使われているんですけども、英語で言えばGROWTHですね。サイズが大きくなったりだとか、重くなったりだとかということはGROWTH。言葉がしゃべれるようになったとか、歩けるようになったとかそういうのは、DEVELOPMENTと言いますけど、発育・発達、この学校の領域では発育・発達という言葉が使われていますから、発育という方だと思うんですけども。

【近藤委員】ある年度ぐらいから、経年的変化をどんどん使いましょうということで、身長・体重曲線を使い始めて、健康カードを活用しているところでも、あなたは痩せすぎ、太り過ぎのローレル指数から脱して成長曲線に移っていったはずなんです。だから実際には、身長、体重は既に活用してて、そこで取り残されていたのが座高だったというイメージが強いですから。やっぱり石川先生がお話があるように、この三つ横並びはあまりよろしくないなと思いますね。
【濁川委員】私、発達の文言でしたので、発達として身長、体重、座高を自分はどう評価しているかと考えていましたが、発育になると、ほぼ養護の先生方は今その時系列で小学校1年から6年までのデータを入力していますし、卒業時に渡したり、時には一年の中でも4月、9月、1月とか測定していますので、それぞれは個別に渡したりしています。発育については身長、体重について成長曲線を使わなくてもそういうデータを渡している方たくさんいらっしゃいます。そうなると、同じように座高もしている方もいらっしゃるでしょうけど、身長、体重についてはほぼ一緒に測定してらっしゃる方が多いなと思いますので、発育としてはやっぱり使われていると思います。

【座長】とすると、ここは横並びに。

【濁川委員】発育に直していただけるのであれば、やはり、身長、体重、座高を一緒にというのはちょっと違うかなと。身長、体重についてはそのように使われている現状はすごくあると思います。

【座長】ここでは座高のことを述べるための文章ですから、例えば、二行目の「身長、体重」というのを取り除くという案は成立するんでしょうか。

【濁川委員】ちょっと発達の評価というのがどういうのか、自分もよく理解できなかったので申し訳ないんですけど。

【事務局】座長。よろしいですか、すいません。

【座長】はい、どうぞ。

【事務局】ヒアリングでお越しいただいた先生の御説明の中では、成長曲線を含めた子供の発育の評価自体がなかなかできていないと、それプラス座高も当然活用されていないと。ただし、その発育の評価ということを進めていくのであれば、座高を今後継続してやるよりは、それを効率化する変わりに、発育曲線、発育の評価をしっかりするという意味で、身長曲線・体重曲線をやっていきましょうということだったんですね。ですから、前提としては、単純に何か座高はいらないから止めましょうということではなくて、発育の評価という観点から言うと、どちらを今後進めていくべきかという議論があって、そこで座高ではなくて身長・体重曲線をもっと活用することで発育の評価をしていきましょうという話があったものですから。ここで身長・体重曲線、身長、体重が発育の評価に十分に使われているということになってしまうと、そのパターンの議論だと、噛(か)み合わなくなってしまうかなという懸念はございます。

【座長】ですからそれに対して、現場の感覚として今意見が幾つか出てきたんですけど、この辺をどの辺りに集約していくかというのは一つの課題になってますね。ここはそうしますと、論理的、ロジックは分かったんですけども、その現状認識の基になるエビデンスと言いますか、そういうものが全然示されない中で語られているので、もう少しその辺の情報を集めておいてここをどういうふうに書くかというふうに決めたらどうでしょうかね。

【事務局】身長・体重曲線がどの程度使われているのかという現状をということ。

【座長】ええ。村田先生のここでお話になった中でも、そのことに関しては特に何も示されていなかったと思うんですけどね。

【事務局】十分じゃないというところだけだったと思います。

【座長】そこ意見おっしゃいましたけども、それ何かデータを踏まえておっしゃってたわけではない。

【事務局】というわけでは、その時はなかったと思います。もしこの並びが気になるということがございましたら、そこの部分を取って、「現状では、特に縦断的な発育の評価について十分でないという課題がある」とか、そういうちょっと省略するとしたらいかがでしょうか。

【石川委員】先ほどの寄生虫のところで「学校医を含めて寄生虫について知らない人が多いため」と表するのは恥ずかしいってお話がありました。私たちもここで「身長、体重、座高ともに、それほど活用されていない」と表されるのは恥ずかしいように思います。

【近藤委員】身長、体重ほど座高は活用されていない。

【雪下委員】でもこれは、別に養護の先生と書いてあるわけではないから。ちょっと違うな、比率が。校医を含めてない、これはね。校医を含めて活用してないだけですから、全体にね。だけど、活用してないというのはしてないというだけであって、してる人もいるかもしれないし、これから必要かもしれない。また元に戻っちゃうといけないから私は黙ってますけれども。だから現場としては、もう手間かかるからやだということですか、要は。座高、座高だから。

【石川委員】座高の測定値はなかなか学校現場では活用されていないということです。

【雪下委員】座高との比率が違うというんでしょ、身長、体重との。

【石川委員】そうですね。

【雪下委員】その問題でしょ、今言ってるの。

【石川委員】そうですね。

【濁川委員】活用のしがいがない。

【座長】二つ目の○の二行目、三行目に座高は現状でも書いてあるんですよね、「ほとんど活用されておらず」ということが。その辺、繰り返しになってくるようなので。一つ目の○の意味というのは、どういうふうにこの中で位置付けるかということが、こうちょっと割れてしまっているような気がします。

【齋藤委員】すいません、発達とやっぱり発育がここではきてるので、発達と発育とやっぱり知念専門官は違うふうに書いたんですか。

【事務局】いや、同じです。発育で、すいません。発育で統一させていただこうと思います。

【雪下委員】一つ目の○いらないんじゃないですか。

【委員】私もそう思います。

【委員】なくてもいい。

【雪下委員】抜いちゃって。要は、座高をいらないということを言いたいわけでしょ、ここは。

【事務局】よろしいですか。すいません。

【座長】はい。

【事務局】発育の評価ということについて、確かに身長曲線・体重曲線やっておられる先生もいらっしゃると思うんですが、それでも多分これまでお話を伺っていると、クラス全員に対して、学年全員に対してやっているわけではないんじゃないかと思うんですね。肥満の子、痩せの子についてはやっていますといったような御意見もあったかと思うんですが、今回の趣旨というのは、そういうような異常が分かった子供だけではなくて、全員に対して発育の評価が必要なんじゃないかと。そういう意味で、全員に対しての継続したデータの還元という意味では、全員に対してはされていないんじゃないかというところで、それほど活用されていないという趣旨で書いておるんですね。なので、異常があるから曲線を作っている、なので活用しているという、これまでの異常の発見という視点でいくとそうだと思うんですが、それだけではなくて、発育の評価、全員に対しての発育の評価という観点からは、全員に対して身長曲線・体重曲線作って評価していただければと思っておりますので。そういう意図も組んでの一つめの○の記載ではございます。

【雪下委員】でも二つ目の○でそれを十分言ってますよね。この下の、「座高より・・・」というところで。それの方が大事だから、座高は測らなくてもいいんじゃないかということを言っているわけですから。

【座長】この保健会の調査では、全国の状況に関するような、座高に関してはないですか。ここにはない。

【事務局】座高というか、学校は当然皆やっているんですが。

【座長】活用に関しては特に聞いてない。

【事務局】活用については聞いてないです。そうですね。

【雪下委員】村田先生が提出した中にも、年少者については意味があるということを言ってますよね。ある程度大きくなった子供では変化がなくなるけれども、発育の盛んな時期においては座高の比率が著しい変化があるということを言ってますよね。ただ、身長と体重で成長の曲線を書きたいと、それの方が現状としては有効だから座高はもう止めてもいいんじゃないかという意見でしたよね。

【道永委員】ちょっとよろしいですか。

【座長】はい、どうぞ。

【道永委員】恐らく事務局としては、健康診断において計測したデータが個々の子供に還元されるべきであるという表現を入れたいんだと思うんです。でも、異常の所見、発見というのはあるんだけれども、発育の評価についてはそれが今できていない、そういう文書だけ残しておけば、だからその為には成長曲線と言うんですかね、その子を時系列に見ている曲線を作成し、子供の成長を評価するなど、より積極的に。だからここにあえて身長、体重、座高ともに活用されていないという部分だけカットしてしまって。だから多分、個々に還元すべきであるということを入れたいんだと思うんですね。だからやりっぱなしじゃなくて、それで本当に太っている子、痩せている子だけにその情報がいくんじゃなくて、もしかしたら、今まではこれだけ成長してきたのに急にがくっと成長が止まってしまうような子も多分病気であるわけだから、そういうことをちゃんとここに還元すべきであるという表現は。だからこの一つ目の○を全部省略してしまうのではなくて、そこはうまく入れていただいてたらと思うんですけど。それが学校で行われていないんではないかというお話じゃないかと思うんです。すいません。

【座長】はい。どうですか、石川先生どうですか。個々の、身体発育、身体の計測値の個々の子供への診断、健康診断結果の活用という観点に関しては現状を考えると。

【石川委員】そうですね、先ほど知念専門官がおっしゃったように、例えば子どもの発育をに見ていったときに、日ごろ接していて、あれ?背の伸び方が?という感覚だとか、曲線に書かなくともそういうところで学校医の先生に相談をして、医療機関につないだらターナー症候群だった子がいたりとかということも実際にはあって。でもそれは、異常を発見するための手立てとして成長曲線を使っていくとはとても効果的であり、もっと活用した方がいいですよね。

【木村委員】健康診断だけでなく、中学校の保健体育の授業でスポーツテストを行っているときに、身長、体重の発育曲線をグラフにして考えさせていました。健康診断の結果がそのまま健康診断だけではなく教科の中でも活用してきました。また、高跳びの授業で、身長など活用していました。活用度は結構あるのも事実です。小学校の体育の授業でもそう思いますが、南先生、どうですかね、小学校学校では。

【南委員】そうですね、例えば、高跳びなんかでもする授業のときにね、身長の二分の一プラス何とかとするとか、身長を使って、それを指標として授業は展開されてますよね。

【木村委員】座高というと、子供たちは測定後すぐ胴が長いとか、足が短いとか比較で言ったりしますね。

【雪下委員】そう。だけど、この間も言いましたけども、スポーツの適応という点ではね、例えばレスリングするものについては上半身発達して、足が短い方がいいとか。だからスポーツ適応というのは、これから僕は座高というのは、上半身と下半身の比率というものがね、そういう参考に使われていくべきだと思うんです。

【木村委員】ありますよね。

【雪下委員】その専門家はね、それの活用をしていけば子供の頃の、子供の発育の状態からこれはどういうスポーツに向けたらいいのかというようなことはね、一つの参考になるんじゃないかと思うんですけどね。

【座長】今、活用しているという状況はあるというお話がありましたけども、健康診断として考えたときに、仕組みを考えると、今健康診断表というのが個別にあるわけですよね、そこには身長、体重とか座高が記載され、小学校だったら6年分ですか、あるいは小・中で9年分書けるようになってるんですか。そういうようになっているにしても、それは公簿ですから学校の方で保管をするという形式になっていて、更にそれを活用しようと思えばできるけども、現実にはその子供の手には去年どうだった、今年どうだったというデータが必ず来る仕組みにはなっていないということだそうです。どうですか。

【濁川委員】定期健康診断の結果の知らせを送って、それは必ず。

【座長】でもそれは今年の分ですよね。

【濁川委員】今年の分。あと。

【石川委員】健康カード。

【濁川委員】健康カードとして1年間。

【座長】それは、健康カードというのはおかなければいけないというものではないですので、現実の健康診断という枠組みの中で考えたときに、個々の子供へ還元される活用法というのは確立されているとは言えないですよね。

【濁川委員】その健康診断の結果のお知らせだけですね。

【座長】そうですね。ですからそれは飽くまで考え方としては、横断的なその年その年の情報をお伝えするという仕組みに今はなっていると。

【濁川委員】そうですね。それでは足りないので養護教諭がいろいろ案を出しているんだと思います。

【座長】はい。ですから個々の努力によってそれは成り立っていると。だからそれをもう少し制度的にと言いますか、個々の子供に還元されるように、縦断的に活用されるにはどうしたらいいかという観点でこの部分は記述する方がよいということです。こういうのやっています、ああいうのやっていますという話では恐らくなくて、どこの学校でもそれができるようにするという仕組みをどういうふうに作るかという方向で考える必要があると思いますね。

【雪下委員】「それほど」じゃなく、「十分」、「十分活用されていない」なら、石川先生いいんじゃないですか。

【石川委員】道永委員がさっき言われたような、さらっとしてて良いかなと思ったんです。

【木村委員】良いんじゃないですか、「十分」「それほど」よりはですね。「十分」なら違いますよね。

【雪下委員】「それほど」とは違うね。

【木村委員】「それほど」というのが気になるわけですから。「十分」と言えば。

【石川委員】ただ今後は成長曲線を使っていって、作成していってって。

【木村委員】そういうのを実際にあるわけですから。

【石川委員】そうですよね。より一層、発達の評価を進めていく必要があるんですよね。そういうところが言いたいところなんですよ。

【木村委員】「それほど」と言うよりは、「十分」と言ったほうが確かに違いますね。

【濁川委員】ただ、二番目の○で、「座高については、発育の評価に有用という側面があるものの、現状ではほとんど活用されておらず」になっているので、そこがちょっと合わなくなってしまうかなと思いますが。

【石川委員】道永先生、さっき何とおっしゃってくれましたっけ。

【道永委員】カットしちゃう。現状では、特に発育の評価については個々に還元されていないのが。

【石川委員】現状がある、課題がある。

【道永委員】課題がある。だから身長、体重、座高ともにそれほど活用されていないという部分をカットしてしまう。

【座長】そこのポイントは、ですから、身長、体重、座高という言葉を取るということですね。明確にしないという。

【石川委員】ありがとうございます。

【座長】そうすることによって、個々の子供に還元するということが大事であるけども、現状では十分なされていないということを趣旨として書くということですね。二番目の○の今濁川委員がおっしゃった事に関してはどうですか。座高については、現状ではほとんど活用されておらずというのは、どうすればいいでしょうか。

【複数委員】事実。

【木村委員】さっきの「十分」で。

【座長】ではあと事務局と相談して、修文をいたしまして、全体として意味が明確であるかどうかをもう一回確認します。それでは、今、座高に関して一つ戻って、寄生虫、運動器ときているんですが、血液もやりましたかね。この部分、個別の健康診断の項目について更に何かよろしいですか。気がつかれたらまた戻るということもあり得るとして先に進みます。2.の各分野の課題ですね。眼(め)、耳鼻咽頭、歯と口腔(こうくう)ということで、まず眼(め)からいきますかね。これは宇津見先生のヒアリングを受けてまとめて参りましたが、色覚のこと、それからコンタクトレンズのことが書かれております。眼(め)の領域の健康診断に関して、その専門家の立場で宇津見先生にどういう課題があるかということをお伺いして、この二つのことをお話になったということですけど、それ以外のことに関しては特に問題はないというメッセージを含んでいるんでしょうかね、これは。

【事務局】より大きな問題についてというようなイメージかと思っております。依頼させていただいたのは、眼科医会、耳鼻科医会、日本学校歯科医会と、各団体の代表としてお願しておりますので、そこで出てきた意見がそれぞれの分野の現状大きな課題というようなことでこちらとしては認識させていただいております。

【座長】はい、どうぞ。

【近藤委員】眼科医会の人ともその後いろいろ話し合ってるわけですけども、必須項目から削除ということで、全国各地区でですね、必須項目から削除ということはもうやらなくていいんだということで、希望者だけでもやりたいと言っても、それも却下されているのが現状なのだということを改めて、つい数日前にも伺ったばかりです。保護者や本人の同意の下とあるけれども、色覚とは、色覚に障害があるというのはどういうことかということもまだ、もう分からなくなってきてますよね、10年たつと。例の色に関するバリアフリーのパンフレットとか冊子もありましたけれども、あれももう最近見当たらなくなって、また、医学会の学会発表のパワーポイントとかも見てもですね、色覚障害の方たちだとまず分からないんじゃないかというようなグラフなんかがまた増えてきておりますし。学校生活を送るだけでなくて、社会生活を送る上でも必要なものを学校にいる間に指導できるためには保護者や本人の同意の下、その前の事前の知識が必要ですけども、必要と思う人にはできるんだということをもうちょっと文部科学省から明確にしてほしいという意見を伺っております。二番目の○だと、宇津見先生の細かい発言のことをちょっと忘れてしまいましたけど、カラーコンタクトがかなり、特に中学生・高校生で芸能人のファンというか、憧れている芸能人がやっていると真似してそれがまた劣悪なコンタクトレンズで眼(め)を痛めるということは多くなってきているということがありますので、それが「コンタクトレンズの不適切な着用により」というところに含まれていると思いますが、カラーコンタクトの単語はあってもいいかなとは思います。

【座長】色覚の検査に関してですね、この一番上の○の具体的な到達点というのは要するに何になるんだろうかと考えますときに、健康診断の項目としては今ないわけですね。その状態で今、近藤委員がおっしゃったように、希望する場合にプライバシーに配慮して色覚検査してもいいんですよという事自体がまだ知られていないから、それをそういうことができるんですよということを周知するという方向なのかですね。結果、この眼科医会からも結果として色覚に問題があるということを知らないで、職業選択の場面に行くということがあってますよ、それは好ましくないんじゃないですかという意見だと思いますけど、どうすれば、健康診断でどうすればいいのかということに関してはあまり明確なメッセージはなかった。つまり項目を復活せよということではなかったですよね。その部分はどう、その部分が実は非常に大きく関わってくるとか。

【雪下委員】いいですか。

【座長】はい。

【雪下委員】さっき近藤先生言われたのは、東京都医師会で分かったということですか。

【近藤委員】あと、東京都眼科医会のメンバーがまた日本眼科医会にも関わってますので。

【雪下委員】そうですか。この間、日本眼科、眼科学校医会ですか、知念さんも出られたと思うけど、そのときその問題が出たんです。それで、希望者もやっちゃいけないという教育委員会などもあるというんで、それはおかしいんじゃないかと。それはちゃんとできるんだというようにしてほしいという希望が何県かからありました。だからそれは委員長言われた、希望者についてはやっていいんだと、その代わりプライバシーとかそういうのが問題あるけど、それに気を付けてやってよいということは是非入れてほしいと私も思いますけれどもね。この間、知念先生、そうでしたね。

【事務局】はい。

【近藤委員】希望者に、があればどうぞ学校でやってくださいというような言葉が文部科学省から欲しいというのが彼らの希望だと思いますね。

【雪下委員】うん、そうでした。

【座長】そうすると、定期健康診断の項目の話ではない、何か別の話がここで浮上しているような、ということになりますよね。

【事務局】参考資料1で付けさせていただいた、眼科医会、眼科学会からの要望書なんですが、こちらの方にも飽くまでも希望調査、一枚目の裏にございますような、色覚検査についての希望調査を取って、取ってもらった後で希望者に対して行うといったような形の要望をいただいてございますので、飽くまでも、すなわち必須項目ではなくて、希望者に対して行うと。近藤先生おっしゃってるように、県であったり現場においては色覚検査自体もはややってはいけないかのように捉えられている向きがあるというところは私どもも伺っておりますので、そうした誤解をまずは解くと。文部科学省の方針としましては、これまでも希望者に対してはやってくださいということは削除になった平成15年当時の方針と変わらないんですが、その趣旨がうまく伝わっていないところがあるんじゃないかといったような御指摘は、方々で受けているところでございます。

【座長】学校の定期健康診断とは別に、希望者があれば色覚検査ができるような状態を実現してくださいということをですね、言わなければならないというように聞こえるんですけども、とすると、ここでは一応今、健康診断の、定期健康診断をどうあるべきかということを議論してきた中では、ちょっと流れとしてはちょっと違うことをですね、提案するということになると、付随的なこと。

【近藤委員】全員か全員じゃないかということで。

【座長】健康診断の次にはやらないわけですよね。やったっていいですけど、行事としては別扱いになりますよね。

【事務局】健康診断の中の希望者に応じてやるというのは健康診断の中でもできることではございますので、健康相談などでできることでもございますが。学校によっては一律に希望を取って、希望者については保健室で養護教諭がまずスクリーニングするというようなことをしているところも今もございますので。

【雪下委員】それはあの平成6年の通達、4年生の色覚検査をやめたんですけれども、そこにも確かそういう説明が僕はあったように思うんですが。希望者についてはやってもいいというのはありますよね。だからそれを再徹底しておけばいいんじゃないでしょうか。健康診断、4年生で行うのは廃止したけれども、希望者についてはやってもいいんだということ。もうあれで駄目だったから学校では一切色覚検査はやっちゃいけないというふうに考えているようなんですね、学校側で考えてたり、教育委員会で考えていたり。それでストップされる。希望者を集めてやろうとするとストップされるということなんで。それは希望者については、その限りではないとかいうのがただし書であったので、それを徹底するような文面を入れておいたらいいんじゃないでしょうかね。

【近藤委員】かなり印象付ける文章にしないと、もうしないことみたいになってしまってますね、現場では。

【雪下委員】そう、そういうこと。

【濁川委員】10年たつと新しい養護教諭が入ってくると、色覚検査が健康診断から外されているのが普通になっている。だから希望者は検査できますというところまでなかなかいかないのではと思います。宇津見先生とお話している中で、やはり養護教諭の認識も変わってきてしまって、その辺もクリアするのが大変なんだよとお聞きしました。やはり定期健康診断の必要項目からは外れたけども、必要は感じますので、どこかでそういう文章が流れると良いなと思います。

【座長】定期健康診断の項目には入っていない、やってもいいということになっている他の検査というのは、例えばどんなものがありましたかね。体力、何でしたっけ、体力に関する。

【事務局】運動器系。

【座長】運動器系のああいうのがそうでしたか。

【事務局】そうですね、それこそ血液検査ですとか。そこは縛りはございませんので、その他の項目として保護者の同意があればできることにはなっております。

【濁川委員】必要に応じてとありましたよね。

【事務局】その他の疾病及び異常の有無と、その他としか書いておりませんので、何でも読み込める形にはなっております。

【座長】平成15年から健康診断の項目から色覚がなくなったときの取扱いは変更することなくその後まであるけども、その意味は誤解されているものがあったので、個々のプライバシーを保護した、プライバシーの保護に留意した上で希望者に対しては実施をするということを明らかに述べておくということ。ただ、この眼科医会からの要望書等では、そういう「やってもいいんですよ」というスタンスではなくて、どこかでやっぱりやる機会を持った方がいいんではないかということはメッセージとしてはあると思うんですよね。それがやっぱり現場に伝わるようにしなくてはいけないと思います。

【木村委員】方法として。いいですか。

【座長】はい、どうぞ。

【木村委員】方法として、「色覚の検査については、保護者や本人の同意のもとで行うことが極めて重要である」とここで結んでありますけど、例えば、検査実施に当たっては、眼科医と良く相談の上、学校の体制を十分、体制を整えておくという文章が入るだけでも大きな前進かなと思います。

【座長】あと現状では、学校、保健室に備えるべき備品の中には色覚表が入ってるわけで。

【事務局】入ってございます。

【座長】それは変更ないわけですね。それもですから、健康診断項目から外れたときも備品としては消えてないわけですよね。

【木村委員】ただ希望すればできるということですから、当然そこら辺は前提ですよね。今の備品関係も、考えていかなきゃならないということですよね。

【座長】プライバシーに配慮するという内容は、具体的にどういうことなのかということもちゃんと述べないと。ただその検査をするときにプライバシーを配慮するだけじゃなくて、その検査を伝えるときにもやっぱりですね、配慮しなくちゃいけないわけですし。その辺り、具体的にそれは学校教育の中でですね、学校の生活の中でどういう点は、プライバシーに配慮するとはどういうことなのかということをですね、きちっとやっぱり説明はしないといけないと思いますね。

【雪下委員】これ、座長、4年生廃止したときのいきさつ、先生、委員会に出ておられると思います。それはどういうことで4年も止めるということになったんですか。

【座長】これは、委員会で検討した結果こうなったわけではなくて、いろいろな就職をするときとか、人生の色んな場面の検査で全て外れて、小学校4年の学校の健康診断だけに全ての人が受けなければならない検査としての色覚が残ったということで、それで非常に軽い色覚異常も多いし、これを人権問題であるという、かなりそういった御意見をおっしゃる団体さんからのですね、申入れ等もあって、そういう方たちのヒアリングは聞きましたけれども、全ての子供が受けなければならない検査からは外すということを、文部科学省、その当時の文部科学省がお決めになったということで、私はそれを聞いたという、そういう関係です。

【雪下委員】今の流れとしては、先生言われた、その頃ものすごく人権問題のうるさい先生がおられて外されたということのようですが。今としては、4年生の検査を外すというのがやっぱりあまり意味がなかったんじゃないかと。一年間実施するということ、戻してもいいんじゃないかという意見も結構あるんですよね。それはどうしても家庭からのいろいろ同意書とか家庭から希望するかどうかというものをもらって、それで健康相談なり何なりで集めてそこでその検査をして指導してやるというのが大体の流れになるんだろうと思いますけれども。家庭の情報といっても、家庭でも知らない、親は知らないでその情報を取れない場合があるわけで、そういう子は何ぼ今家庭から希望者についてはやるという項目を入れても就職するまで分からないで来てしまうということになると思うんですね。だからどっかでやっぱりスクリーニングは一度はしてやらないと一生の問題になるわけで、今さらそれは人権問題とかプライバシーどうこうという問題よりもそれの方が大きいんじゃないかというふうに思うんですよね。

【石川委員】昔、色覚検査も生徒が高校を卒業するまでに何回か学年でできましたよね。それが4年生だけになりましたけれども、そのときは例えば異常があるのが分かっている、保護者は。なのに検査する度に紙を持ってくるとか、そういうのも現場では声も聞かれたりして。その後4年生だけになりました。だけどそれもなくなったというときに、非常にやっぱり現場では、さっき先生がおっしゃったような不安が沢山ありました。現に学校ではする機会がないですから、本当に卒業するときだとか、就職をするときに、バイトのときだって、お肉を生焼けかどうかも分からなかったりとか、ランプの色が区別がつかないとかっていうこともあって困る子もいるというのが実際問題である。学校ではなかなかできない現状があるなら、就学前に親が知っておかなければならないと思います。多分前回話したと思うんですけれども、でもそれもなかなか家庭でも難しければ、やっぱり学校で見てあげなきゃいけない部分があるのかなと。健康診断の項目ではないけれども、その他のというところであるならば、積極的に本当に学校でやっていかなきゃいけないと私ここに参加させてもらっていて強く感じました。だから、プライバシーにもちろん配慮することも必要ですが、学校としてできることは何かなと考えたときに、やっぱり保健調査票だとか又はここに参考で挙がってきましたけれども、こういう文章を配布して、手続きをきちんと取って、健康診断のその他の項目というところでやってあげなきゃなというのは非常に感じています。


【雪下委員】就学時健診なんかで。

【近藤委員】小さすぎないですかね。

【雪下委員】小さすぎ、判断できないかな。

【石川委員】指でなぞる検査表もありますが。例えば、本当にお家で保護者の方が、子供がゲームをしているときに、ゲームで緑や赤のランプがありますからおかしいなとか思ったりとそういう気づきがある、そういう目で子供たちのことを見てあげられればよいのですが。そのような保護者ばかりならいいかも分かりませんが。どうなんでしょうかね。

【座長】それはやっぱり子供が幾つか、とても特徴があって、一つは大変頻度が高い。男の子の人口の20人に一人ですからね、5%ぐらいでそれも多い。ただ、その大半は非常に軽いんですね。ですから日常生活には差し支えはほとんど、信号を見誤るとかそういうことはないくらい。ただ当然ですけども、重い人もいるわけですね。その人は確実に見逃されているわけですね。そういう問題はありますね。そういう方たちが、もし将来パイロットになりたいといったときにそこで問題になるという、そのときに一回も知らないで来るという問題があるということですね。ただ一方で、平成15年に廃止されたときに、そういった検査は強制されて受けたくはないという、そういう主張をされる方たちもいるわけです。ですからそういった特徴を持ったですね、これ問題なんですね。

【雪下委員】分かってて受けなくていいというのはいいですけど、母親がね、自覚していない者はだから多いわけですからね。それをどこでチェックするかということ。そうすればやっぱり全体、だからもう分かってていいです、というのを抜いた全体、どこかで一度ね見てやらないと。

【近藤委員】10年前と比べると、指導とかそれから相談の体制が遥かに上がってきているわけじゃないですか、そういう気持ちも皆持ってますし。であるならば、既に分かっている人たちはやらなくていいけれど、一応それ以外の方全員に一度学校生活を送る上でも世の中出た後のことに関しても役立つわけなので。

【雪下委員】そうですよね。

【近藤委員】自分を知るというためで、その後のフォローとか、もちろんプライバシー配慮ということはあるけれども、そのお子さんに声かけていくという、見守っていくというところからは改めて希望者というか、希望しない人は除いた上での全員検診というのはあってもいいかもしれないですね。それに保健室に必要な備品の中に色覚異常検査表が載っていますね。

【石川委員】私たちに何ができるかと考えましたが、例えば高校なので、中3の3月ですよね、入学許可候補者説明会があるので、その場で保護者の方には学校に入ったときには入学後は健康診断としては全員がする項目ではないですが、こういうことがありますので、調査用紙配られたときにはきちんと記録を記入をして、希望者の方は提出してくださいねというようなアナウンスは絶対しようとは思います。3年後、高校を卒業するときには進路を決めなくてはいけませんという話ができるのかなというのは思いました。アナウンスできるとしたらそこなのかなというのは。

【石川委員】私たちに何ができるかと考えましたが、例えば高校なので、中3の3月ですよね、入学許可候補者説明会があるので、その場で保護者の方には学校に入ったときには入学後は健康診断としては全員がする項目ではないですが、こういうことがありますので、調査用紙配られたときにはきちんと記録を記入をして、希望者の方は提出してくださいねというようなアナウンスは絶対しようとは思います。3年後、高校を卒業する時には進路を決めなくてはいけませんという話ができるのかなというのは思いました。アナウンスできるとしたらそこなのかなというのは。

【雪下委員】それはお母さんに聞くわけですね。

【石川委員】保護者ですね、はい。

【雪下委員】お母さんがやっぱり問題なんですよ。お父さんは自分で色覚異常があるのを知ってるかもしれませんけど女性は遺伝子持ってても半分は色覚異常が現れないので自覚していません。それがまた子供にはね、男の子には特に出てくるわけですからお母さんの知らない場合が困るという訳です。お母さんの知ってる場合はね、そういう教育を子供にもするでしょうし、職業選ぶときも考えてくれるからいいけれど。

【石川委員】保護者にそんなのがあるんだというのを知らせてあげなきゃいけないですよね。そうすると学校では、こういう調査をしなさいという、希望する子にはやるようにというような周知をしていただくことを国には改めて希望します。

【座長】この参考資料1で、日本眼科学会、眼科医会からの要望書の具体的な提案としては、小学校低学年と中学校一年において色覚検査を希望者に対しては行った方が良いということを強く要望すると書いてあります。小学校の低学年はここでは小学校1年の2学期での実施が望ましいというふうに書いてありますけども、今日の御意見を考えてまとめますと、子供たちは少なくとも大人になるというか、職業を選択する前までの間に一応色覚異常があるかないかということを知る場を少なくとも提供する必要があるだろうという、ただしそれは健康診断の項目として必ずしなければいけないという形ではなくて、飽くまで希望を取って、インフォームドコンセントを取った上でする検査としてあった方が良いだろうと、そういう受けで、それは取決め上は現状のままなんですけども、より情報提供というような形でもっと積極的にお勧めをするという、そういうスタンスを取った方が良いだろうということではないかと思います。眼科医会からはそういうことで、小学校低学年と中学校低学年と書いてあるわけで。これをどのように、そのとおりにするのかですね、どうかということだと思いますけども。

【雪下委員】私は小学校1年に、あるいは可能な検査法があるとすれば就学時健診でお母さんのいるときにやればいいと思います。

【石川委員】やっぱり中学生だと高校進学のときに今美術、芸術科とか工業科とかの高校選択があるから、やっぱり高校に入ってからじゃ逆に遅いかもしれないですね。やっぱり就学時に保護者に知ってもらいたいというのはありますよね。そういう機会を設けたいです。

【濁川委員】、4年生と中学1年生に検査を実施して、小学校のときは多分見つからなかったおお子さんが、中学来て異常があるかもしれないという子は結構いました。成長してくる段階ではっきりしてくる場合もある。私は中学1年はやはり必要だなという、宇津見先生の眼科医会の意見書を見てそうだなと感じました。あまり小さくても出ない子もいるのかなという感じはしていたので。

【座長】では色覚の検査に関しては、まとめましては方向で大体よろしいかと思いますので、その他、耳鼻科、それから口腔(こうくう)の領域に関しても御意見があればお願いします。

【齋藤委員】すいません。歯の方の○の二つ目の口の機能のところなんですけども、口の機能が生活の質に大きく影響してくるというところに、口の機能は発音とか食べることとかで具体的なものを入れないで、口の、生活の質って何だろうという、なのかなと思ったんですけども。「口の機能は食べること、発音など、生活の質に大きく影響してくるため」というふうにもしできれば具体的なことを入れた方がいいのかなと。

【座長】「口の機能は食べること、発音など、生活の質に大きく影響をしてくるため」ということですね。これは先ほど御説明いただいた、資料2で御説明していただいたことを反映しているということでよろしいですか。

【事務局】反映しています。

【座長】他に追加すべきこともないんですね。

【齋藤委員】一応、はい。歯肉炎のことは今現在もう進んでおるので、それでよろしいかなと。あえてここには入れていないというふうに思うんですけど。学校病のところにも入っているので。

【座長】例えば、歯科の健康診断表とかそういうようなものがもう少し変えた方がいいのかとか、そういうことにつながるようなことも別にないわけですね。

【齋藤委員】それに関しては、先ほどの資料の中に少し追加項目というのが資料の2のところの、例えば、4ページの3.のところ口腔(こうくう)機能等の診査の口腔(こうくう)軟組織の診査の重視というところで、細かくというか、萌出(ほうしゅつ)遅延歯があるかないかとか、そういうことを入れてみたらどうかというような意見はあります。検診表は非常に細かいので、それを更に色んなことを入れると現場の先生たちが見るのに大変という。

【座長】もちろん、そのことをここに書くわけではないです。もしそういうことがあったら、そういうことにつながるようなですね、頭出しをしておいた方がいいのかなと思いますので。

【齋藤委員】一応これが出したものがこちらには反映してないですけど、これ後から出したので。もしその辺の御配慮をいただければということだと思うので。資料2の中の細かい部分に関して、あと口腔(こうくう)の領域に入れるのであればということなんですけども。そのこと、今先生がおっしゃったように、もし頭出しをした方がよいということであれば、この4ページの3.の歯の、「健康診断では歯の検査項目に重点が置かれており」というところの下に、その他検査項目の所見欄に、口腔(こうくう)の機能に関することを個別に入れるような方向性というようなことが具体的なことなんですけども、もっともこの中で入っている。

【座長】さっき総論のところで、課題が多様化しているということを言って、その多様化したことに対応したことがここに書かれていることで良いのですかという。

【齋藤委員】「か」という意味ですね。分かりました。そうしましたら、そうしますと、すいません。多様化している部分ということになりますと、この多様化の中に歯周病と歯肉炎がここには入ってないです。そうしますと、口の機能はということになってくると、また○を一つ増やさなくちゃ。例えば生活習慣病との関連性のある口腔(こうくう)、歯肉炎や歯周病等に関しての対応という話になってくるんだと思うんですけども。それに関して、今健康診断表には歯肉炎1、2という歯垢の0、1、2という書き方はしてあるので、それを今後は整理するのか、きちっとそれだけで歯肉炎ということを学校現場の先生たちに伝えるような形になっているんですね。0、1、2で歯垢とそれから歯肉炎ですか。2のものに関しては歯周病ということで伝えるという話になってるんですけど。それより、具体的に書いた方がいいですかね。

【座長】二つ目の○で言わんとしている健康志向型のスクリーニングというのは、それは何なのかということをですね、もう少し言葉を加える。例えばそこには、歯周病とか歯肉炎とかGO、COに関わるようなことがつながってくるんだとは思うんですけども。言葉そのものを入れるよりも、ですからその健康志向型のスクリーニングというふうに意義があるというのがどういうことなのかという。

【齋藤委員】例えばという話ですね。

【座長】頭のところを出した方がいいのかなと。次にも歯列咬合(こうごう)それ以外ではないかなとは思うんですが。

【齋藤委員】ありがとうございます。

【座長】各論と言いながらも、非常に抽象的な表現で終わっているように感じますがいかがですか。

【齋藤委員】はい、分かりました。ありがとうございます。例えば今こちらで書いてある言葉の中で、でもやっぱり具体的ではないんですけれども、例えばの話の中に、学校健康診断を用いた生活習慣病予防に関することとして、という文言と。それと健康診断の最後の項目のところに要望書の中に入っている、児童生徒への歯肉炎の対応の必要性及びその周知というのがあるんですけど、スクリーニングということがこういうことにつながっていくということで。

【事務局】ちょっと座長、よろしいですか。

【事務局】こちらの前回のヒアリングで、お二人の先生、赤坂先生と先生話していただいたものをもってまとめたんですが、もし本日出していただいた資料をより反映した方が歯科医会として望ましいということであれば、本日の要望書を持って意見書の方も修文させていただこうと思いますが、いかがでしょうか。

【齋藤委員】そのように取り計らっていただければ、大変有り難いと思います。今回出した要望書の中に、特に生活習慣病関連の問題と歯周病や歯肉炎の問題等を健康診断のところに反映できればというような文言が入ってますので。スクリーニングの中にそういうものが入っているということ、今まで齲蝕(うしょく)だけでなくという文言でしたから、ここの所のところにそれを入れていただくような反映の方法があれば、非常に現場としてはしっかりした方向性ができたということになると思うので。この本日の要望書等が反映できるということであれば、有意義なところができたかなというふうには感じます。

【座長】それでは、ヒアリングに加えて、情報に加えて本日の資料2の要望の内容も付加するという形でここを少し修文をするということでよろしいですか。

【齋藤委員】はい、ありがとうございます。

【座長】あと、口腔(こうくう)の領域に関してはこれでよろしいでしょうか。それで、耳鼻咽頭の領域ということに関して今日御意見が出ていないのですが。この表現は耳鼻咽頭ということでよろしいんですね。学校保健安全法施行令の方にそういうふうに書いてあるので、耳鼻咽喉ではなくて耳鼻咽頭になっちゃうんですよね。

【事務局】就学時健康診断の項目については、施行令で定められておるんですが、そこで耳鼻咽頭となっておりますので、児童生徒の方だけ耳鼻咽喉と直すのは、少し同じ条文の中で具合が悪いものですから、このまま耳鼻咽頭でいかせていただければなと思っております。

【座長】ここでは、この検査が子供の協力が必要だということで、協力が得られにくい子供、これは先ほど特別支援に関わる総論のところに子供に対するページに書かれたことにも関わってくる内容ですけど。耳鼻咽喉学会の方からもこのことだけ、他の点に関してのことに要望はなかったということでよろしいんですかね。

【事務局】第6回の検討会において、代表として医会に依頼して宇高先生に御出席いただき、宇高先生の資料としては、この部分が基本だったものですから。それ以外の課題についての記載はほとんど、出された意見としてございませんでしたので、こちらを拾わせていただいたという形になっております。ただ強いて挙げるとすればと言いますか、参考資料2でこれまでの検討会における委員の主な御意見として、これまでの先生方の意見を概要でまとめさせていただいておりますが、そこの14ページから各領域の課題についてということで、ヒアリングの際の部分をまとめてございます。ここの最初の方については、例えば地域の医師会では耳鼻科についてもお互いに研修をしているですとか、耳鼻科、眼科の先生がかなり足りないですとか、そういったような御意見をいただいているところはございます。その後に耳鼻科のヒアリングの話と、歯科のヒアリングの話と、眼科のヒアリングの話というふうに続いておるんですが、ここの部分が具体的に反映されていないというところはございますので。ただ各論というよりは、医師不足というような話でちょっと総論的なものですので、耳鼻科のところに入れるのが適当なのかというところもあるんですけども。あのときに出てきた意見としては、こちらの医師不足、医者が足りないというお話と、特別支援の話、インクルーシブ教育の話が宇高先生からは中心でございまして、あとは就学時健診の話も触れておったんですが、今回のテーマは児童生徒の健康診断でございますので、なかなかその部分ちょっと入れ込むのが難しいかなと考えております。

【座長】今の主な御意見の中の15ページの二つ目の○、耳鼻咽喉科のヒアリングの中で、というところの後段は、「子供一人一人の発音が観察できるような環境」というのは、具体的な健康診断の場面で音が聞き取れる静穏な環境づくりというようなことへの提案がですね、一応書いてあることは書いてありますね。石川先生、濁川先生、咽喉科関係の健康診断の場面では何か実際に課題となっているようなことは他にないんでしょうか。医師の確保は別にしてですね。

【濁川委員】実際に聴力検査は、耳鼻科の先生にやっていただいているわけではないので、流れの中で器具を使ってやっているだけですから。静かな環境はどの検診でも静かな環境でというふうには思っています。ただ一番今気になっている、発達障害のお子さんがいて、器具を見せただけでパニックになるので、事前に一回、耳鼻科の器具というのはちょっと怖い器具を使うので、それを見せておいて、前日に一回体験をさせて当日を迎えるということは以前とは違ってきているなとは思いますが。特に困っているというようなことはないように感じます。

【座長】ここで書いてあるのは多分、聴力検査のことではなくて、聴力検査は聴力検査で別にして、子供が実際に話すことを聞いて発音だとかですね。

【濁川委員】そういう時間はないです。実際はないです。耳鼻科の先生とコミュニケーションを図るということはないです。「はい、口あけて」「はい、耳やって」という感じなので。

【事務局】宇高先生のお話が割と総論的な部分が重視された御説明で、その後のやはり議論もそういった流れになっているところがございましたので、耳鼻咽喉科領域個別の課題というところというよりは、全体的な話が中心だったことでちょっと課題として拾えていないところがあるとは思うんですけれども。

【雪下委員】よろしいですか。

【座長】はい。

【雪下委員】以前にも言ったと思うんですが、耳鼻科、眼科もそうですけど、校医自身が足りないというのは確かにそうなので、一人の先生が5校も8校も持っておられるところもあれば、あるいは一校に一人の場合もあり得る。そうすると、毎年全員見ておられる先生もいるけれども、例えば小学校なら1年と4年だけみるとか、その先生によってまちまちなんですよね。現状を踏まえ耳鼻科学校医と眼科学校医は少なくとも、全学年を通して毎年最低これだけのものをやるというのを独自に作っていただいてというふうに希望をいつも出しているんですが。なかなか実現はしないんですよね。これはこの委員会とかそういうところで決めると言ったって決められっこありませんので、専門の学校耳鼻科医会、学校眼科医会の中でそういうのを決めていただきたいというふうに。そうするとそういう情報も校医としてもそれを受けて例えば4年生はこういうのをやっている、こういう状態だとか、そういうのを聞いていろいろ参考にできると思うんですが。学校医は日本医師会の方で道永先生の方でやってもらえばいいのか。

【座長】はい。例えば、現在日本学校保健会から出している健康診断のマニュアルにも耳鼻咽喉科領域は保健調査はかなり具体的に細かい項目があって、健康診断のときそのものは非常に短時間で大勢の子供が喧騒の中で口を「あーん」と開けてという形でやっているわけですから、その前に家庭での観察とかですね、そういうことで分かる情報をなるべく取っておくと、かなり耳鼻咽喉科学会の学校医部会ですかね、努力されて非常に細かな保健調査票を提案されてそれで現在のマニュアルにも載っていますけど。ですからそういうものも活用してというようなことなんだとは思うんですけども。特に今回は、ヒアリングのときはそういった具体的な話は何も出てこなかったですね。改訂するとかそういう話も何もなかったとは思いますけど。ではちょっと時間も押して参りますので、今の健康診断における各分野の課題というところは、よろしいでしょうか。眼(め)、耳鼻咽頭、歯と口腔(こうくう)というところに関して御意見をいただきましたので。ではその次、いわゆる「学校病」についてというところで、前回報告をいただいたものでそこに関しましてはそのまま3.というところに記載されているということでございますけども、この学校病についてというところに関して何か御意見ございますか。

【近藤委員】文章でですね、7ページ目の最初の○だと、下から五行目から四行目にかけてずっと齲歯(うし)の話が出てて、「さらに、これらの疾病について」と急に複数の疾病になるところが何となく読んでいて「あれ」と思ったのが一つと。二つ目の○の最後の三行のところなんですが、「例えば、何か一つの疾病に重点的に取り組むことで、子供や保護者の健康への関心を高め、結果として、その他の疾病についても積極的に取り組むことにつながるという方策もある。」というのがどうも分かりにくい。何回か繰り返して読むと、ああそうなのかという感じなんですが。

【座長】はい、まず、7ページのところの「これらの疾病」というところはどうでしょう、読んで、その前が齲歯(うし)のこの、「例えば」ということで読んでみると齲歯(うし)の話になってるわけですよね。その前は学校病全体の複数の病気のことを書いてるわけですよね。

【近藤委員】課題は、要保護、準要保護で言うと、準要保護の課題が学校病には残されているなという印象があります。

【齋藤委員】結局、六個の疾病はなくさないという話なんですよね。

【座長】それが最後のところにそう書いてありますよね。

【齋藤委員】聞こえますよね。ですからこれらの疾病が齲歯(うし)だけではなかったという話になって、ワーキングのときに齲歯(うし)は非常に多い、70%~80%は齲歯(うし)ですが、全くそれだけではなく、副鼻腔炎(ふくびくうえん)とか他のもの、疾病もあるのでというので、ここに多分、「これらの疾病について」ということが入って、それが具体的には健康診断で分からなくてもちゃんと病名を付けてからじゃないとその学校病というのが使えないんだよという具体的に話になったんだと思うんですね、あのときに。それでこれらの疾病についてというのは、六個の疾病があるんですが、その疾病を全部含めてあとでちゃんと確定診断をしたものについて学校病の制度を使ってくださいというような取決めなんだというふうに解釈をしてたんですけど。

【雪下委員】これらの疾病については、全部の学校病という意味だと思いますよ、これ。齲歯(うし)だけじゃなく、全体の学校病。

【座長】「学校医・学校歯科医その他の医師が疾病を診断した場合に」という「診断」というのはちょっと気になるんですけど。

【雪下委員】それが健康診断で。

【齋藤委員】学校病に関しては健康診断で診断するのではなく、後でちゃんと受診をして確定診断をしてというふうに先生の方でおっしゃいましたよね。

【雪下委員】それです、それです。そういう意味です。

【齋藤委員】ですから、健康診断は飽くまでも学校病を見つけるという状態のところではなくて。

【雪下委員】健康診断でだから齲歯(うし)なんかは。

【齋藤委員】齲歯(うし)は見つかる。はい。

【雪下委員】できるわけですからね。あるいはその他の学校病と判定することができる場合もあるけれども、大概は例えば結膜炎があるよと言われて医者に行って、それがトラコーマと言われたら、それは学校病にしようとか、その段階で決められる場合もあるし。そういう意味で。

【座長】はい。この表現では診断が医療機関において診断されるという意味は非常に取りにくいですね。

【雪下委員】はい。これは健康診断、学校健診です。

【座長】でも学校病の対象になるのは医療機関で診断された場合ですよね。

【齋藤委員】ですよね。

【雪下委員】学校健診でも診断される場合があるわけでしょ。特に歯科等では学校歯科医によって。

【齋藤委員】歯科の齲歯(うし)は大丈夫なんですよね。

【座長】でも確定診断じゃないですよね。

【齋藤委員】確定診断ではないんですよね。

【座長】だからその手続き上、この表現で良いんですか。

【濁川委員】手続き上、齲歯(うし)という子は学校病として出しますね。

【座長】その齲歯(うし)というのはどこで齲歯(うし)と言われるんですか。

【濁川委員】歯科医師さん。

【齋藤委員】歯科医師、学校歯科医ですよね。

【座長】ですよね、それは医療機関でですよね。

【濁川委員】学校の検診で齲歯(うし)と言われた子については、学校病として医療券を出します。

【座長】そうなんですか。では、そうなんですね、それは。手続き上、間違いないんですね、それは。学校の健康診断で診断はしていないはずなんですけど、DIAGNOSISは。

【事務局】このときの議論においては、健康診断以外で見つかった場合には学校病にしないのかという議論の方がありまして、健康診断のとき以外にも健康相談、保健指導で見つかってもそれは学校病の対象でしょうといったような話であったんですね。ですので、診断をどこでするかというよりは、見つかる契機としては健康診断に限らず、健康相談、保健指導も含めるといったような趣旨でまとめたところになります。

【座長】学校病であるということを決める瞬間はいつになるんですか。

【事務局】現状としては、学校で学校歯科医に言われたら学校病として医療券が発行されて、それを持って実際の病院に行くというやり方が行われています。

【座長】通常の健康診断とはちょっと違う、例外的な。診断行為はしないはずですもんね、学校では。でもここではするわけですよね。

【齋藤委員】ただ齲歯(うし)の場合は、見た目で分かる齲歯(うし)の場合にはそれが診断になっているという話ですよね。

【濁川委員】健康診断表ではきちんと齲歯(うし)だと表示します。

【齋藤委員】今現在、C-1、C-2、C-3、C-4をやっていないので、齲歯(うし)って一つのCというものになっているので、齲蝕(うしょく)、齲歯(うし)というものは学校病に認定されているということになると、先生方はそれでずっと続けてきたということが現実ですよね。

【座長】それから医療機関に行くわけですか。

【齋藤委員】それから医療機関に。

【座長】それから先生のところに例えば行ったとして、そこで初診になるわけですか。

【齋藤委員】初診、診断が結局、学校歯科医が、同じ先生じゃなければ初診になりますよね。学校歯科医が、自分が学校歯科医である所の学校から子供が来ると初診ではないですよね。

【濁川委員】初診じゃなくて再診になるのですか。

【齋藤委員】学校歯科医、健康診断を自分が学校歯科医でやった場合に、そこの子供がそのまま来ると駄目ですよというのは保険制度にあったような気がします。

【石川委員】耳鼻科だってそうですよね。副鼻腔炎と言われたら医療券出しますよね。

【濁川委員】そうですね、耳鼻科もそうですね。

【石川委員】結膜炎と言われれば、眼科検診で。

【濁川委員】ただ内科に限っては、視診でしかできないので、疥癬(かいせん)とかできないので。

【齋藤委員】それが分からない。

【雪下委員】ただそのときに、例えば、蓄膿(ちくのう)なら蓄膿(ちくのう)で学校病にするわけじゃなくて、その中でこれは生活とか色んな面があって経済的に困る子について学校病にする訳で色んな健康相談とか保健指導とかによって決まる場合がある訳です。

【石川委員】そうですよね。

【雪下委員】これが学校側の三つの機能、健康診断、健康相談、保健指導、又は学校健診で指示された精密検査によって学校医や学校歯科医、その他の医師の医療機関で診断された場合ということになればいいんじゃないですか。

【濁川委員】そうですね、はい。

【雪下委員】学校の場で健康診断で決まる場合もあり得るし、そうじゃなくていろいろ健康相談とかそういう中で生活環境とか経済問題も加えて決めなきゃいけないわけだから。そういうことですよね。だから学校側のこの三つの機能と、それから、学校医なり、学校歯科医が指摘したものを専門の医療機関で診てもらってそこで確定診断をもらって、はじめて決まるものもあるわけですよね。だからちょっと複雑ですが。

【座長】制度的に間違ってない表現を、確実に間違ってないようにしていただきたいと思います。先ほど近藤委員のおっしゃった、最後の、最後の下の○の最後の三行の表現はいかがですか。これは、ここで言わんとしていることは何なんでしょう。

【齋藤委員】あの、すいませんいいですか。ここの議論のときに、他に取りあげてほしい疾病とかというのがかなり議論されたときに、そういうものは例えば生活習慣病としての歯肉炎等のことが非常に議論になって、そのようなものというのは、生活習慣病と一つのものということに捉えられると、生活習慣病、例えば糖尿病であるとか、他の肥満であるとか、色んなことがあるので、それにアレルギーもあるしということになって、そういうものを取り上げることは例えば無理でしょうと、学校病には、無理でしょうということになると、健康課題がいっぱいある準要保護の人たちのお子さんたち、通院もしない、途中で通院もしなくなってしまうようなお子さんたちにとって、例えば齲蝕(うしょく)とか歯肉炎とかを一つ疾病をとって、それに一生懸命その健康教育をすることによって、子供たちが一生懸命自分で自分が健康になるんだよということを保護者への健康の関心を高め、そういう生活習慣病の中の一つの口腔(こうくう)内を見たときにも結果として疾病を一つの例えば齲蝕(うしょく)、歯肉炎とか一個の疾病に取り組むことによって他の疾病も改善していくんではないかというような議論があったんですね。それの言葉がここに入っているというふうに解釈をしたんですけど。

【座長】どうですかね、これだけ要約してしまうと非常に分かりにくい。

【齋藤委員】そうですね、分かりにくいですね。

【道永委員】健康教育という言葉をどこかに入れればいいんじゃないですか。

【齋藤委員】入れればいいということですよね。

【座長】今、生活習慣病とか歯肉炎という言葉が入ったので、よくやっと分かりましたけども。

【齋藤委員】はい。生活習慣病の私がちょっと資料2に入れている言葉の中に、具体的に資料2の一番最後の所に入れているんですけど、資料2の一番最初1ページの一番最後の所に、例えば一つの疾患として下の三行なんですけど、「歯肉炎予防について重点的に取り組むことで、子供や保護者の健康への関心を高め、結果として、様々な疾患に対する自己管理能力とか予防管理についても積極的に取り組むことにつながります」という言葉にここで変えさえて、変えたんですけども。学校病に関しては、歯科の中で非常に歯肉炎というものがもう少し評価されるべきではないかということがかなり強く求められていまして、そのことを三回の議論の中で相当お願いをしたり、どうしたらいいんだろうというような提案をいただいたりしながら、生活習慣病というものに歯肉炎を入れていただくような方向性もいいんではないかというように雪下先生からも御指示いただいたりしたんですけども。生活管理票というのの中に入れるのにはちょっとできないということで、良い表現方法はないかと思いまして色んなところで考えた結果、健康教育ということに一つ歯肉炎とかを入れていくということで議論が出たんですね。その結果、この言葉がここの中に健康課題としてとか生活習慣病としてという言葉はないんですけど、生活習慣病としてということになるともっと大きな括りになってして、アレルギーとかそういう言葉もずっと入れてこなくちゃいけないということで、多分この濁したような言葉になったと。だから分かりずらいのかなというふうに思うんですけど。多分かなり苦労したんですけど、何か一つその中に文言を入れましょうということで。

【雪下委員】だから学校病というのは、生活習慣病そのものではないわけで。生活習慣病の中にでもそういうどうしても学校生活ができない、その中でしかも家庭環境や経済的理由で家族でもって勧告しても治療できないものについて特別「学校病」として補助するということなんです。生活習慣病全部と言ったら子供だって糖尿病もあるし、色んな生活習慣病はあるわけだから。そういうのが全部入ってくるわけではない。そうじゃなくて、生活習慣病の中に学校生活ができないものと、そこに更に加えてできない上に家族での経済的な問題があって治療、勧告しても受けられないというものが学校病で。そういうことだから、その辺の現場での理解を歯科の先生にもきちっとしてもらわないと。さっき先生言われたように、学校病をなくしてもといった議論もあったがその8割以上がむし歯なんですよね。だから今もう既得権でそれは今さら全部取るわけにはいかないということで、学校病は現状は維持しましょうということで、その他歯肉炎とかそういうものは生活習慣病、先生おっしゃるとおり。生活習慣病については家庭への勧告で、家庭でもってそれを直してもらいましょうという、そういう区切りをちゃんと付けないと。それで現場として先生にも一度聞いたことありますが、やっぱりむし歯があって歯肉炎があると、むし歯だけ公費で負担して、歯肉炎は自分で治すのかと言われるという、悩みも分かるんですけどもね。むし歯があれば大体歯肉炎もあるだろうと思うんですよね。その辺のところは理解して歯科医の先生に対応していただきたいと思います。

【座長】それではもうちょっと時間が過ぎてしまったので、この部分は最後の一文は健康教育という言葉を入れた表現に変えるということで、引き取らせていただきたいと思います。他によろしいでしょうか。本日の議論、いろいろまだファジーの部分が残ってしまいましたけれども、事務局において資料1の意見案の修正をお願いします。私の方と意見のやり取りをして進めたいと思います。一応、駆け足に、ただ今駆け足になってしまいましたけれども、予定の時間を過ぎてしまいましたので、本日はこれまでとさせていただきたいと思います。最後に事務局の方から連絡事項をお願いいたします。

【事務局】健康診断の在り方に関する検討会については本日御議論いただいた意見案を最終的にまとめていただきたいと考えておりまして、本日先生方からいただいた意見を修正し、座長に相談させていただいたのちに、次回の検討会で御意見の集約が得られればそこで検討会として終了とさせていただければと思っております。それに当たって、この意見案を踏まえて一部、学校保健安全法の施行規則の改正が必要な事項がございますので、この具体的な改正の概要についても次回の検討会で御相談させていただければと思っております。日程につきましては、また確定次第御連絡させていただきますので、よろしくお願いいたします。

【座長】それでは、本日はこれまでとさせていただきたいと思います。どうも御協力ありがとうございました。

以上

お問合せ先

スポーツ・青少年局学校健康教育課

電話番号:03-5253-4111(内線:2918)

(スポーツ・青少年局学校健康教育課)

-- 登録:平成26年01月 --