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青少年の野外教育の振興に関する調査研究者会議

おわりに  
おわりに

   本調査研究協力者会議では,我が国における青少年の野外教育の現状や課題を明らかにし,その上で多様な野外教育プログラムの開発や,野外教育の指導者養成など,野外教育を充実・振興するための方策等について検討した。この中では,野外教育の意義や考え方についても十分議論し,今後の方向性や指針をも提言したつもりである。
  野外教育は,青少年の全人的成長を支援するために必要な教育であり,また,青少年を巡る今日的な課題に対処する上でも極めて有効な教育である。
  現在,自然を活用した教育活動としては,野外活動,冒険教育,野外レクリエーションなど,様々な用語を使った取り組みが各地で行われるようになってきている。これら自然を活用した各種の活動は,用語や手法は異なるものの,その基本となる目標は共通と思われる。その意味で,本報告が,野外教育にかかる全ての機関や施設,団体において参考として,活用されることを期待する。
  また,いかに野外教育プログラムが綿密に計画・実施されたとしても,参加した青少年の一人一人の態度・行動の変容等の成果の定着を図るためには,家庭や学校における事前,事後の適切な援助・指導が必要である。本報告の趣旨が,広く保護者や学校関係者にも理解されることを望むものである。


(生涯学習局  青少年教育課)




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