資料3 栄光ホールディングス提出資料

平成25年8月27日

民間教育事業者における評価・情報公開の在り方に関する検討会

栄光ホールディングス株式会社
広報室長 横田保美

ご依頼のテーマ「民間教育事業者としての事業改善並びに情報公開等に係わる取り組み」について、当社が運営する栄光ゼミナールの取り組み、並びに学習塾としての立場から意見を述べさせていただきます。

1.事業改善に係わる取り組み

 質保証並びに指導サービスの品質向上については以前から様々な取り組みを行ってきましたが、平成23年にJAMOTEが実施したISO29990の第1次パイロット認証審査に参加し、同年12月に東京都内の栄光ゼミナール30校で認証を取得しました。その後、平成24年5月に首都圏の全291校、そして平成25年2月に全国409校でISO29990の認証を取得しました。
※この認証は、国内認証スキームによる認証として、学習塾としては日本初となります。
栄光ゼミナールは、1980年の設立時より多店舗展開を前提として開設されました。すなわち、どの教室に通っても、どの教室で学んでも、同じしくみで同じ内容のサービスを受けられるというのが原則です。そのため、設立時より標準化を目的としたマニュアルの整備に力を注ぎ、サービスの提供についてもシステム化を重視して、様々な指導改善、運営改善を進めてきました。
ISO29990の要求事項への取り組みは決して楽なものではありませんでしたが、栄光ゼミナールの指導も運営も標準化とシステム化を大切に考えてきましたので、既存のしくみやルール、マニュアル、文書、会議などをISO29990の体系に沿って組み立て直すことで、認証を得ることができました。
今後については、ISO29990の要求事項の体系とその内容を活用すれば、一層の品質向上が図れるものと期待しています。

【特に重点的に取り組んできた改善事項】

・講師の採用のしくみ、採用基準
・新任講師の初期研修システム
・講師の指導モチベーションを上げるための工夫
 ※「栄光エクセレントグランプリ」の実施
・どの教室も栄光ゼミナールの教室であるための取り組み
 ※「栄光スタンダード」の制定とそれに基づく質保証の取り組み
 ※ご案内のパンフレットは、保護者・生徒への約束という考え方
・指導理念と方法の共有、情報共有、ニーズの把握、指示の徹底のための会議作り
・クレーム対応のしくみづくり
 ※お客様がクレームを言いやすい環境➯「保護者なんでも相談室」の積極的な告知
・わかりやすくて具体的な指導サービスの案内➯ 案内パンフレットの改善
・信頼される合格実績の発表
 ※アイウエオ順の採用。特定校重点の表現をしない
 ※保護者向け各種セミナーの開催
 ※各種入試をわかりやすく説明した「わかるシリーズ」の発行
・講師とのコミュニケーションのしくみづくり 

お問合せ先

生涯学習政策局生涯学習推進課

(生涯学習政策局生涯学習推進課)