資料7-1 免許状更新講習の実施例

必修領域

○筑波大学
講習名教育の最新事情(平成25年8月19日~8月20日)
定員250人
受講料等総額12,000円
概要講習では、講義・演習を通して、次の4点について学びます。
1 学校を巡る近年の状況変化を知るとともに、子ども観や教育観について省察します。2 子どもの発達に関する最新の知見(脳科学、心理学、特別支援教育等)を学び、子どもの変化についての理解を深めます。3 学習指導要領の改訂動向や、法令改正及び国の審議会の状況等を考察します。4 学校内外の問題への組織的対応の必要性と、危機管理上の課題について考えます。

○福岡県立大学
講習名教育の最新事情(平成25年8月22日~8月23日)
定員100人
受講料等総額12,000円
概要子どもの生活実態、発達と社会的自立・ニーズの多様性など教育実践を通して論じていく。近年における社会の学校に対する見方に注目しながら、各種報道・世論調査・統計等の客観的教材と並行して、子どもを取り巻く環境等を取り入れた講義を行う。社会の変化に対応した新しい学校の役割と、家庭や地域社会との連携・融合、また、インクルーシブな教育の思想と方法を具体例を提示しながら進める。LD・ADHDを含めた発達障害児の特徴とその対応の在り方等、又これらを学習指導要領改訂と連動させた観点で論じていく。

○大妻女子大学
講習名大妻女子大学教員免許状更新講習(幼稚園教諭向け)
(平成25年7月29日~7月30日)
定員30人
受講料等総額12,000円
概要幼稚園教育をめぐる今日的課題について下記の4点にわたって講習する。1 教職についての省察(幼稚園を巡る状況変化・専門職たる教員の役割)2 子どもの変化についての理解(子どもの発達に関する課題・子どもの生活の変化を踏まえた適切な指導の在り方)3 教育政策の動向についての理解(幼稚園教育要領改訂等の動向・その他教育改革の動向)4 園の内外における連携協力についての理解(各種課題に対する組織的対応の在り方・学校における危機管理上の課題)

選択領域
○千葉大学
講習名楽しく力をつける外国語活動2013(平成25年8月4日)
受講対象者小学校教諭
定員50人
時間数6時間
受講料等総額6,000円
概要本講座では小学校英語(外国語活動)を扱い,(1)英語教育の小中連携と学級担任がすぐに実践できる楽しく力のつく英語活動ワークショップ,(2)Hi, friends!を用いた「コミュニケーション能力の素地を育成する活動の考案、また活動同士のつながりを意識した指導案の作成,(3)子どもたちが主体的に取り組む小学校外国語活動とその評価規準(外国語活動のWhy?, How?, What?, Who?),を主なテーマとして,実践に重きを置いて講義します。

○姫路獨協大学
講習名ICTを活用した授業教材の利用法(平成25年8月7日)
受講対象者教諭(幼・小・中・高)
定員30人
時間数6時間
受講料等総額6,000円
概要学校教育におけるICT環境の導入・整備が進んでいる中で、授業におけるICT環境での教材活用の考え方・手法について講義演習をおこなう。情報機器やネットワークの整備が進む教育環境で、ICTを活用した授業の事例や演習を通してその有効性や活用方法について考える。黒板とチョークとデジタル化された学習教材の有効利用法について具体的な機器操作も含めて実習する。

○高知大学
講習名道徳教育(平成25年8月6日)
受講対象者小・中学校教諭
定員50人
時間数6時間
受講料等総額6,000円
概要学校における道徳教育は、その重要性が叫ばれながらも、充実した実践の展開については学級間・学校間で格差があるのも実情である。この講習においては、道徳教育の基本から具体的実践までを幅広く包括的に考察し、学校現場の先生方が道徳教育についての理解を深め、教育実践を有効なものにするための実践的指導力を身に付けることを目指したい。活用するテキストは小学校学習指導要領道徳編、中学校学習指導要領道徳編です。

○星槎大学
講習名子どもたちに命の大切さを伝え、「共に生きる力」を育む
(平成25年7月13日)
受講対象者全教諭、養護教諭
定員200人
時間数6時間
受講料等総額7,000円
概要学校でのいじめが社会問題の一つとなっている昨今、子どもに命の大切さを伝え、共に生きる力を育むことが急務となっている。本講習では、社会の中の教育、社会から見た教育、教育が社会に及ぼす影響、いわゆる教育社会学の視点から、教員にとって必要な資質能力を分析・考察する。あわせて、ドキュメンタリー映像なども加えて、実践例を紹介する。

○東京未来大学
講習名不登校及び子どもの理解と対応(平成25年8月6日)
受講対象者幼・小・中・高校・養護教諭
定員26人
時間数6時間
受講料等総額8,000円
概要1 不登校の実態,不登校の子どもや親の心理に関する理解を深める。そのうえで,学校への不適応を未然に防ぐ予防的介入として,1次予防,2次予防,3次予防の具体例について学習する。2 臨床心理学的な観点から、子どもへのカウンセリング的対応について解説を行う。具体的には、子どもの心の理解とカウンセリング的な関わりの方法、及びそれらにおける教師の自己理解と専門機関との連携の必要性を取り上げる。

○宮城教育大学
講習名運動部活動の教育学(平成25年7月7日)
受講対象者中学校・高等学校教諭
定員40人
時間数6時間
受講料等総額6,000円
概要中学校と高等学校の運動部活動の歴史、発生している問題、指導の原理について解説する。まず、体罰がおこる背景、運動部活動の制度史、教育課程史を概観する。そのうえで、各教科の指導、及び、教科外活動・特別活動と関連づけて、運動部活動を指導するための方法や原理について解説する。

○島根大学
講習名発達障害児の診断と支援(平成25年7月6日)
受講対象者幼稚園~高等学校・特別支援学校教諭・養護教諭向け
定員50人
時間数6時間
受講料等総額6,000円
概要平成19年度から新たな特別支援教育体制がスタートした。そこでは、LDやADHD、アスペルガー障害などの発達障害児への支援が重要な課題となっている。本講義では、これら発達障害の診断的基礎や、発達や認知特性把握のための、特に検査法の基礎についての講義、および実際の実施方法についての演習を行う。

○北海道大学
講習名練習船による水産科学実習
(平成25年8月22日~8月24日)
受講対象者小・中・高等学校教諭(高校水産,中高理科を優先)
定員24人
時間数18時間
受講料等総額22,455円
概要水産科学に関する実践的教育法を習得するために,大学における最新の野外実習を体験する。中型練習船で宮城県沖合への2泊3日の航海を通じて,イカ類の採集と解剖,プランクトン採集と観察,鳥類などの目視観測,計量魚群探知機による資源量推定,水塊構造解析等を体験し,魅力ある野外実習方法を模索する。実習の最後には「新たなる教育プログラム」を提案・発表する。なお,船酔い等を十分考慮して申し込む必要がある。受講対象者は高校水産,中高理科を優先するが,余裕があれば小中高全般受け入れ可。仙台港塩釜港区で乗下船。

○千葉大学
講習名外国にルーツを持つ児童・生徒の対応と学校での多様性の理解
(平成25年8月2日)
受講対象者小・中学校教諭、養護教諭
定員50人
時間数6時間
受講料等総額6,000円
概要日本の学校では外国人の子どもの数が増加しています。外国人の子どもといっても、日本に来たばかりで日本語も話せない子や日本で生まれ育ってきた子などさまざまです。また彼らの成育歴、家庭環境も多様です。本講習では、多様な背景を持った子どもたちの教育のあり方を考えることを通して、教師教育力の向上を目指します。その力は、いじめ問題、特別支援など多様化する学校現場の課題への対処に共通して必要とされる力であることからも、外国人児童生徒の指導に携わっていない教師の受講も歓迎します。

○秋田大学
講習名学校づくりと教職員の課題(平成25年9月21日)
受講対象者幼稚園、小学校、特別支援学校、中学校全教科、高校全教科、養護教諭
定員20人
時間数6時間
受講料等総額6,000円
概要主に学校経営に関わって、教育行政機関との関係、学校内の教職員間の関係、児童・生徒や親・保護者、地域住民との関係について、権利・義務関係など、法的、制度的、政策的な問題点を整理し、今後のあるべき姿、取り組むべき方策などを検討する。政策上、理論上の課題について概説した後、受講者の勤務する学校での事例を取り上げ、受講者全員との議論を通じて、解決の道を模索する。

○関西大学
講習名キャリア教育入門-キャリアカウンセリング研修-
(平成25年8月1日~平成25年8月2日)
受講対象者小学校・中学校・高等学校・特別支援学校教諭
定員20人
時間数10時間
受講料等総額10,000円
概要小中高等学校において、勤労観・職業観を育成するとともに、社会的・職業的自立に必要な基礎的・汎用的能力を身につけるキャリア教育の展開が求められている。本講座では、キャリア教育についての基本的な考え方や実践事例を紹介する講義(2時限)と基礎的なカウンセリングスキル(2時限)やアセスメントツールの活用(2時限)について学ぶ実習を通して、それぞれの学校におけるキャリア教育の推進に役立てることを目指す。

○広島大学
講習名参加型学習教材による国際理解教育の実践
(平成25年8月9日)
受講対象者小・中・高教員
定員40人
時間数6時間
受講料等総額6,000円
概要小学校中・高学年児童から高校生をターゲットに、総合学習の時間の国際理解教育や小学校の英語学習等で使うことができる参加型学習とその評価方法を、講義と実習で学ぶ。国際理解教育のための参加型学習教材として広く使われている「世界が100人の村だったら」と「貿易ゲーム」等を模擬授業形式で実習し、更に評価ルーブリックスを用いて児童・生徒の書いた振り返りの記録から参加型学習から何が育成されたかを読み取る理論を学ぶ。

○星槎大学
講習名共生社会の実現に向けて~インクルーシブ教育
(平成25年7月24日~平成25年7月26日)
受講対象者全教諭養護教諭
定員40人
時間数18時間
受講料等総額19,000円
概要「共生社会の形成に向けたインクルーシブ教育システム構築のための特別支援教育の推進」を踏まえ、本講習では、3日間を通じて、授業・学びの環境・ソーシャルスキルトレーニングにおけるユニバーサルデザインを考察するとともに、発達段階に応じた自己肯定感のあり方と二次障害について学ぶ。あわせて、認知特性に応じた支援と合理的配慮をキーワードとした実践例を紹介する。

○宇都宮大学
講習名子どもの科学的認識を育む小学校理科授業
(平成25年8月21日)
受講対象者小学校教諭
定員28人
時間数6時間
受講料等総額6,000円
概要小学校理科の特質や観察・実験のねらいに沿って,子どもの科学的認識を育むことを目指した授業について考察します。それとともに,物理・化学・生物の各分野から精選された実験教材について,体験的に学習することを目指します。また,身近な材料を用いたものづくり,化学実験を安全に行うスキル,生物観察のポイントなども取り上げます。

○神戸女子短期大学
講習名食育の実践―子どもの発達の視点から食育を考える―
(平成25年8月6日)
受講対象者教諭(幼稚園、小学校、中学校)、養護教諭
定員30人
時間数6時間
受講料等総額6,000円
概要児童・生徒の健全な心身の発達のためには学校における健康教育は重要であり、教諭及び養護教諭は食育などの幅広い知識が必要となる。そこで「子どもの発達の視点から食育を考える」を主眼として、午前は子どもの発達と食の関係、臨界期における味覚教育の重要性に関する講義を受講する。午後は味の判別や五感を全て駆使した味の表現などを体験し、子どもたちへの味覚教育の実践方法をグループ別に検討し学校、園での食育の実践に繋げる。

○岐阜大学
講習名教育相談と発達障害(平成25年8月7日)
受講対象者全教諭、養護教諭
定員20人
時間数6時間
受講料等総額6,000円
概要「教育相談」と言うと、いじめ・不登校・不適応・非行・自殺などの相談を想起しやすい。一方「発達障害」と言うと、様々な発達障害の子を想起しやすい。この「教育相談」と「発達障害」は複雑に絡み合って大きな困難となっている場面をよく見かける。この講習では、その両者について述べ、いわゆる「小1プロブレム」「中1ギャップ」「高1ドロップ(筆者命名)」をいかに上手に越えていくかに言及したい。

○千葉商科大学
講習名地域発:防災教育のかたち(平成25年8月5日)
受講対象者全教諭
定員30人
時間数6時間
受講料等総額6,000円
概要生活地域にある危険に気づき、いかに実情に応じて自主的に準備できるかが防災力の決め手である。本学は、NPO法人「防災士機構」との協定に基づく防災士研修養成機関として、研修内容を「生きる力」の観点で整理した防災ゲームを活用した授業を参加型展開する。なお、地域で防災教育ボランティア活動をされている団体や個人を特別ゲストとして招き、講習にも参画していただき、一般論で終わらないように配慮している。

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初等中等教育局教職員課