「『心のノート』全面改訂の基本的考え方(たたき台)」について 前回の議論を踏まえ更に検討いただきたい点

1 冊子の構成について

  現在の「心のノート」は,「小学校低学年」「小学校中学年」「小学校高学年」「中学校」の別に4種類で構成。(学習指導要領の「内容項目」の示し方に対応させた構成。)
  (1) 今回もこうした構成は基本的に維持することで良いか。
  (2) あるいは,使い勝手を考慮し,各学年別に作成することとするか。
   ・ 来年4月からの使用に向け9月末までに冊子原稿を完成させるスケジュールの中で9種類を作成することは可能か。
   ・ 26年度は4種類,27年度は5種類と,2年かけて作成する案もあるか。
  (3) 冊子は4種類としつつ,学年別の使用がしやすくなるよう冊子内での段階性をより明確化するなどの改善を図ってはどうか。
      (例えば,書き込み欄は複数学年分用意し,成長の過程も確認できるようにする。)

2 項目ごとの内容イメージについて

  「心のノート」は,学習指導要領に定められた道徳の内容項目に沿って編集されている。こうした編集方針は維持することで良いか。
  また,現在の「心のノート」の原稿のうち,引き続き使用可能な部分は活用することとし,必要な読み物資料等を補充する形を内容の基本イメージとして良いか。

3 盛り込む内容について

  ○  過去に文部省・文部科学省で作成した資料のうち適切なものは積極的に活用してはどうか。
  ○ 「情報モラル」をはじめ,近年の子どもたちを取り巻く環境のリアルな変化を踏まえた内容について充実してはどうか。
  ○ 「礼」など我が国の伝統・文化に根ざす価値観に関する記述を充実してはどうか。
  ○ 道徳的な実践力を育てるための具体的な「技法」(たとえば人とコミュニケーションをする出発点としての挨拶の仕方など)を試行錯誤しながら身に付けることについて盛り込んではどうか。
  ○ 家庭教育との連携や家庭における活用をより重視した内容を盛り込んではどうか。

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