外国人児童生徒教育の充実方策について(報告)の概要外国人児童生徒の受入状況と外国人児童生徒教育の意義1.外国人児童生徒数の動向
2.外国人の子どもの就学状況「外国人の子どもの不就学実態調査」(平成17年度〜18年度にかけて1県11市に委嘱して実施)の結果からは、以下の状況が見られた。
3.外国人児童生徒の教育の意義
外国人児童生徒教育に関する検討課題と国、地方公共団体等の役割と責任1.外国人児童生徒教育に関する検討課題「外国人の子どもに対する就学支援について」、「外国人児童生徒の適応指導や日本語指導について」等に関して、今後、概ね5年間において実施すべき施策について検討。 2.国、地方公共団体等の役割と責任
外国人の子どもに対する就学支援について(1)外国人の子どもの就学状況に関する調査の実施国は、一部地域を対象とした抽出調査により定期的かつ継続的に、外国人の子どもの就学状況に関する調査を実施。 (2)外国人に対する就学案内や就学相談の実施市町村においては、就学ガイドブックの作成・配付や、外国語の話せる相談員を配置し、外国語による就学案内、教育関連情報の的確な提供を推進。 (3)関係機関・団体の連携による就学促進活動の実施
(4)拠点校方式による受入等外国人児童生徒の分散的な受入の場合への対応として、地域に拠点校・センター校を設け、外国人児童生徒を通学させたり、外国人児童生徒担当教員や指導補助員を重点的に配置し、近隣にある学校に巡回指導を行う等を推進。 (5)進学・転校等の場合の学校間の連携国は、外国人学校に通う外国人の子どもが小・中学校への進学や編入学を希望する場合の柔軟な取扱を検討するとともに、高等学校への進学を希望する場合における中学校卒業程度認定試験の制度の十分な周知が必要。 外国人児童生徒の適応指導や日本語指導について(1)指導内容・方法の改善・充実学校入学前の初期指導教室の開催外国人児童生徒の学校生活への円滑な適応や、外国人の子どもの就学促進の観点から効果的であり、その普及を推進。 JSLカリキュラムの普及・定着国、都道府県においては、各種研修の機会において外国人児童生徒の指導を担当する教員や指導主事等を対象に、JSLカリキュラムを用いた実践的な指導力を育成。また、学校等に適切な授業実践の事例を情報提供。 日本語能力の測定方法及び体系的な日本語指導のガイドラインの研究国は、学校において活用可能な外国人児童生徒の日本語能力の測定と学習への反映方法や体系的かつ総合的な日本語指導のガイドラインを開発。 (2)学校における指導体制の構築学校においては、校務分掌の中に外国人児童生徒教育を位置づけるなど、全校的な指導組織の整備を図ることが必要。 (3)外国人児童生徒の指導にあたる教員や支援員等の養成・確保等外国人児童生徒の指導にあたる教員や支援員等の配置の推進国は、日本語指導に対応した教員の加配措置について必要な定数を改善するとともに、都道府県は、その必要性に応じ、これらの教員の学校への配置を推進。また、都道府県や市町村は、外国人児童生徒の支援員の配置を推進するとともに、国はその取組を支援。 外国人児童生徒の指導にあたる教員や支援員等の人材の養成・確保
(4)外国人児童生徒の進路指導や生徒指導等の諸問題への対応進路指導の充実等
生徒指導上の諸問題等への対応国は、いじめ、不登校等の生徒指導上の諸問題や、LDやADHD等の問題への対応として、母国語が使える支援員の活用などによる効果的な対処方法に関する調査研究を行い、その事例を情報提供。 地域における外国人児童生徒等の教育の推進市町村においては、次のような地域の教育力を活用した取組を推進。
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