4.積極的な情報提供

  • 学校は、保護者や地域住民等の学校に対する理解を促進し、連携協力を推進するために、学校の基本的な情報を積極的に提供することが大切である。提供する内容については、各学校の実情に応じて十分検討する必要がある。

(ア)情報提供の必要性と期待される効果

  • 学校評価の結果はもとより、学校に関する基礎的情報を含む必要な情報がわかりやすく示され、その学校がどのような学校であり、どのような状況にあるのかなど、学校全体の状況が把握できるような情報が提供されていることが重要である。
  • 幼稚園は、特に保護者との連携が重要であること、また、幼稚園は義務教育ではない、入園の選択幅が大きい等の特性を考慮すれば、学校評価を行う前提として、幼稚園の基本的な情報は積極的に提供しておくことが不可欠である。
  • 併せて、学校の立場から見たときに、学校の情報の提供は自らの良さや努力、また取り組みたいと考えている事柄を外に向かってアピールし、あるいは抱えている課題を率直に広く示すことにより、保護者や地域住民等の理解や支援を得ることができる絶好の機会となる。

(イ)情報提供の在り方

  • 情報提供については、学校教育法第43条(幼稚園については、第28条により準用)に規定されており、提供する情報については、各学校が判断すべきことであるが、各学校において情報提供に取り組む際の参考として、提供する情報の例を巻末に【別添5】として掲載する。この他にも財務状況等もあり、必ずしも例示にとらわれる必要はなく、学校の実情、保護者や地域の要望、実施する学校評価の内容等を考慮しながら各学校で検討し、できるだけ多くの情報を提供することが重要である。

(ウ)情報提供に当たっての留意事項

  • 提供内容・方法については、個人情報の保護に配慮しながら、学校の活動の様子がわかる写真等を用い、学校だよりやホームページを使用することも効果がある。

お問合せ先

初等中等教育局幼児教育課