1.幼稚園における学校評価の特性

  幼稚園における教育活動は、教科学習が中心の小学校以降の教育活動とは異なり、環境を通して総合的に行うものであること、また、幼稚園は義務教育ではないこと、私立幼稚園が多く選択の幅が大きいこと、小・中学校に比較して規模が小さいものが多いことなどの特性がある。
  したがって、以下のことを十分認識し、各幼稚園は学校評価を行う必要がある。

  第1に、幼稚園の学校評価を行うに当たって、幼稚園の教育活動は、「幼稚園教育要領」に示された内容により実施され、総合的に行われるものであるので、特に教育活動の内容を評価する場合は、このことを十分配慮し、適切に行う必要がある。

  第2に、幼稚園は義務教育ではなく、私立幼稚園など設置主体が多様であり、就園するしないも含めて、選択の幅が大きく、また、各幼稚園は、建学の精神やその教育目標に基づき運営されているので、幼児の健やかな成長のために、保護者にとってその幼稚園の学校運営の状況を学校評価を通して理解することは重要なものとなる。また、それにより、保護者との連携協力の促進を図ることができることとなる。

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