1.中学校版について
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(1)前回からの変更点 |
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「指導要領」欄と「指導要領解説」欄を「各教科の情報教育に関係する指導内容」として統合
いずれかに記載されていれば根拠として十分と判断。指導内容(太字)の下に改行して詳細な内容を併記。 |
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「学習活動」と「基本的活動」を「情報教育に関連する学習活動(参考例」として統合)
後者は補足として記したもので不要と判断。 |
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一部の「指導内容」を整理統合
社会の調べ学習、数学のグラフ活用、理科のシミュレーション活用、その他。
本質的に同じ指導内容が科目ごとに記述されているための措置。 |
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(2)委員の意見への対応 |
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「高校への接続」欄(暫定版)を追加
指導内容に複数の要素があるためあくまでも参考資料(今後精査する必要あり)。 |
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プログラミング活動の表記
「学習活動例」に具体的なプログラミング活動の事例を追加(緑色表示部分)。 |
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2.高校版について
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基本的に今回の中学校版と同じフォーマット。 |
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「指導要領」記述および「指導要領解説」記述は同等に扱う。 |
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「中学校からの接続」欄(暫定版)を作成。 |
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情報教育に関連する学習活動(「参考例」について)。
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高校版ではある程度具体的な内容を示した。ただし、あくまでも「私案」であり「参考例」である。今後作成予定の「教員向け指導資料」の中でわかりやすい事例を検討する。
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3.各教科の情報教育に関係するキーワード
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中学・高校を通して、教科ごとに次のようなキーワードが認められる。この結果を整理することで、各教科で担当すべき情報教育の内容をまとめられる可能性がある。
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国語 |
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聞くこと・読むこと→情報収集、整理、分析(、メディアリテラシー)
話すこと・書くこと→情報表現、情報発信、情報伝達 |
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社会 |
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地歴:調べ学習での活用、情報化の社会への影響
公民:調べ学習での活用、情報モラル、光と影 |
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数学 |
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プログラミング、アルゴリズム、統計処理(シミュレーション) |
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理科 |
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探求活動及び課題研究における道具としてのコンピュータ・インターネットの利用
データ収集、実験結果分析、レポート作成 |
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芸術 |
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美術:映像メディア表現(新設された項目で内容が具体的)
音楽:電子楽器
工芸:コンピュータを利用したデザイン |
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家庭、技術・家庭 |
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消費者教育(情報安全教育) |
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保健体育 |
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コンピュータの身体的影響 |
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英語 |
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コミュニケーション |
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4.中高および小中高の接続関係の分析
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現行指導要領においては、中高の関連教科間での接続が必ずしも意識されていない。発
達段階を考慮した指導内容の違いも含めて、簡単な接続図を作成することが望ましい。 |