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資料4−5

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2005年7月22日

各教科の情報教育に関係する指導内容(中学・高校版)

尚美学園大学
小泉 力一

1.中学校版について
  (1)前回からの変更点
   
「指導要領」欄と「指導要領解説」欄を「各教科の情報教育に関係する指導内容」として統合
いずれかに記載されていれば根拠として十分と判断。指導内容(太字)の下に改行して詳細な内容を併記。
「学習活動」と「基本的活動」を「情報教育に関連する学習活動(参考例」として統合)
後者は補足として記したもので不要と判断。
一部の「指導内容」を整理統合
社会の調べ学習、数学のグラフ活用、理科のシミュレーション活用、その他。
本質的に同じ指導内容が科目ごとに記述されているための措置。

  (2)委員の意見への対応
   
「高校への接続」欄(暫定版)を追加
指導内容に複数の要素があるためあくまでも参考資料(今後精査する必要あり)。
プログラミング活動の表記
「学習活動例」に具体的なプログラミング活動の事例を追加(緑色表示部分)。

2.高校版について
   
基本的に今回の中学校版と同じフォーマット。
「指導要領」記述および「指導要領解説」記述は同等に扱う。
「中学校からの接続」欄(暫定版)を作成。
情報教育に関連する学習活動(「参考例」について)。
 高校版ではある程度具体的な内容を示した。ただし、あくまでも「私案」であり「参考例」である。今後作成予定の「教員向け指導資料」の中でわかりやすい事例を検討する。
.各教科の情報教育に関係するキーワード
    中学・高校を通して、教科ごとに次のようなキーワードが認められる。この結果を整理することで、各教科で担当すべき情報教育の内容をまとめられる可能性がある。
国語
  聞くこと・読むこと→情報収集、整理、分析(、メディアリテラシー)
話すこと・書くこと→情報表現、情報発信、情報伝達
社会
  地歴:調べ学習での活用、情報化の社会への影響
公民:調べ学習での活用、情報モラル、光と影
数学
  プログラミング、アルゴリズム、統計処理(シミュレーション)
理科
  探求活動及び課題研究における道具としてのコンピュータ・インターネットの利用
データ収集、実験結果分析、レポート作成
芸術
  美術:映像メディア表現(新設された項目で内容が具体的)
音楽:電子楽器
工芸:コンピュータを利用したデザイン
家庭、技術・家庭
  消費者教育(情報安全教育)
保健体育
  コンピュータの身体的影響
英語
  コミュニケーション

4.中高および小中高の接続関係の分析
    現行指導要領においては、中高の関連教科間での接続が必ずしも意識されていない。発
達段階を考慮した指導内容の違いも含めて、簡単な接続図を作成することが望ましい。


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