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ミレニアム・プロジェクト「教育の情報化」の概要 
   
   
  総理直属のバーチャル・エージェンシー「教育の情報化プロジェクト」報告においては,教育の情報化を通じて,「子どもたちが変わる」「授業が変わる」「学校が変わる」という状況を目指し,2005年度を目標に,全国の学校のすべての教室にコンピュータを整備し,インターネットにアクセスできる環境を実現するという政策が明示された。本プロジェクトは,これを踏まえ,教育の情報化の推進を図るものである。  
   
・2001年度までに,全ての公立小中高等学校等がインターネットに接続でき,全ての公立学校教員がコンピュータの活用能力を身につけられるようにする。さらに,2002年度には,我が国の教育の情報化の進展状況を,国際的な水準の視点から総合的に点検するとともに,その成果の国民への周知を図るため,国内外の子供たちの幅広い参加による,インターネットを活用したフェスティバルを開催する。
・2005年度を目標に,全ての小中高等学校等からインターネットにアクセスでき,全ての学級のあらゆる授業において教員及び生徒がコンピュータを活用できる環境を整備する。








  
   
具体的な施策と目標年次 
   
【  公立学校のコンピュータ整備 ・  インターネット接続 等】
・2001年度までに,全ての公立小中高等学校,盲・ろう・養護学校等(約39,000校)がインターネットに接続できるようにする。 
・2005年度を目標に,全ての公立小中高等学校等が,各学級の授業においてコンピュータを活用できる環境の整備を行えるようにする。 
                                          [平成17年度に5.4人/台] 
   
【公立学校の校内LANの整備】   [67.5億円] 
・2004年度を目標に,公立小中高等学校等が,校内ネットワーク(LAN)機能の整備を行えるようにする。                                   
   
【私立学校のコンピュータの整備等】  [    8億円] 
・2004年度を目標に,私立の小中高等学校等が,公立学校と同程度の水準の整備を目指して,コンピュータの整備及びインターネットへの接続を行えるようにする。                                                        
   
【教員研修の実施】  [  4.2億円] 
・2001年度までに,すべての公立学校教員(約90万人)がコンピュータの活用能力を身につけられるようにする。                             
   
【学校教育用コンテンツの開発】  [  10億円]  
・2005年度までに,学習資源を活用した学校教育用コンテンツの開発,成果の普及を図る。                                                 
   
【教育情報ナショナルセンター機能の整備】   [ 1.5億円] 
・2005年度を目標に,全国的な視野から教育の情報化を推進する教育情報ナショナルセンター機能の整備を目指す。(  →概要図へ ) 
   
                            [平成12年度文部省分国費  計 約91億円]