第9章 体罰

1.体罰ではないかとして問題とされ,学校で調査した事件の状況

  平成11年度において,体罰ではないかとして問題とされ学校で調査した事件の状況は,以下のとおりである。

(1) 発生学校数・発生件数

     保護者や児童生徒等から訴えや報告があったものを含め,体罰ではないかとして,公立小学校・中学校・高等学校及び特殊教育諸学校で事実関係を調査した事件は990件(前年度比20件減)で,発生学校は825校(前年度比8校減)である。

(表9−1)  体罰ではないかとして問題とされ学校で調査した事件

 

平成10年度

平成11年度

発生学校数(校)

公立学校数に占める割合(%)

発生件数(件)

発生学校数(校)

公立学校数に占める割合(%)

発生件数(件)

小学校

163

0.7

177

165

0.7

186

中学校

431

4.1

548

426

4.1

533

高等学校

212

5.1

255

210

5.1

244

特殊教育諸学校

27

2.9

30

24

2.6

27

833

2.1

1,010

825

2.1

990

 

(図9−1)体罰ではないかとして問題とされ学校で調査した事件の発生学校数

体罰ではないかとして問題とされ学校で調査した事件の発生学校数

 


(図9−2)体罰ではないかとして問題とされ学校で調査した事件の発生件数
体罰ではないかとして問題とされ学校で調査した事件の発生件数


(2) 関係教員数・関係児童生徒数

     事件に関係した教員数は,1,015人(前年度比13人増)で,事件に関係した児童生徒数は,1,553人(前年度比66人減)である。

(表9−2)学校で調査した事件に係る教員・児童生徒数

 

平成10年度

平成11年度

教員数(人)

児童生徒数(人)

教員数(人)

児童生徒数(人)

小学校

170

335

181

322

中学校

547

851

539

792

高等学校

250

402

267

407

特殊教育諸学校

35

31

28

32

1,002

1,619

1,015

1,553

 

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