PFI検討会(令和元年度)(第1回) 議事要旨

1.日時

令和元年5月9日(木曜日)

2.場所

文部科学省旧庁舎4階 文教施設企画・防災部会議室

3.議題

  1. 主査及び副主査の選任について
  2. PFI検討会の運営について
  3. 国立大学法人等におけるPFI事業の考え方について
  4. PFI事業評価基準について
  5. その他

4.議事要旨

(○委員、●事務局)

議題(1)主査及び副主査の選任


「国立大学法人等施設整備に関する検討会について」に基づき、互選により主査・副主査を選出した。


議題(2)PFI検討会の運営


事務局より、資料2-1「PFI検討会の運営に係る規定の変更等について」、資料2-2「PFI検討会の運営規則(案)」、資料2-3「国立大学法人等施設整備に関する検討会について(案)」について説明を行い、審議を行った結果、委員が所属する組織等についても明確に利害関係者の排除の対象となるように、修正することとした。主な意見等は以下のとおり。


●提出書類にPFI事業における学内体制の記載を求めているが、何かしら相談をしたコンサル業者まで記載しない可能性がある。相談を受けたコンサル業者が不透明なため、各委員の判断による申告となっている。
○契約事業はすべて把握できるが、契約ではないボランティアベースによる相談も非常に多くあり、すべて把握しきれない。案件名を特定する必要がある。
●案件が出てきた場合、委員の方々へご報告する。具体的な案件名や、大学名が分かるので、その時に皆様にご判断して頂く。
○委員自身がまったく関わりを持っていないが、組織内のどこかで対象となる大学と仕事をされてる場合についても利害関係を整理する必要がある。
●組織内部の状況は外部からは不明なので、所属する組織が関与しているのであれば利害関係と整理したほうがよい。利害関係があると判断して検討から外れるケースは複数案件があった場合、利害関係のある案件のみと想定している。
○ボランティアベースの相談で、関係性が薄い場合報告事項とするかどうか。
●契約関係だけ報告でいいのでは。ボランティアベースは濃淡が不明である。
○フィージビリティスタディの時に契約関係であった業者名を提出いただくとダブルチェックになるのでは。
●提出してもらうよう添付様式に記載する。
○運営規則だが、委員個人のことだけではなくて、組織が契約関係等、関わりを持っているかどうかについて記載が必要ではないか。
●組織についても運営規則に追加記載する。
○所属する組織が請け負わないが、完全子会社がフィージビリティスタディを行う可能性があり、この会社が請け負った事業についても遠慮したいと考えている。
○所属する組織に対しての親会社子会社、金融持株会社のグループについても整理が必要である。
●事務局で整理して再度ご確認頂く。


議題(3)国立大学法人等におけるPFI事業の考え方


事務局より、資料3「国立大学法人等におけるPFI事業の考え方(令和2年度概算要求に向けて)(案)」、について説明を行い、審議を行った結果、「PFI事業評価基準(案)」との関連を明確にするように、修正することとした。主な意見は以下のとおり。


○資料3別紙2について、資料4「PFI事業評価基準(案)」の評価項目との関連が一見でわかるように整理したほうがいいのでは。
●別紙2に関連する項目を記載する。


議題(4)PFI事業評価基準


事務局より、資料4「PFI事業評価基準(案)」、について説明を行い、審議を行った結果、VFM評価表における定量的評価の基準となる数値について「3.0%以上」を「概ね3.0%以上」と修正することとした。主な意見は以下のとおり。


●VFMの定量的評価について、いままで数値の記載がなかった。過去の整理では、大学の過去のPFI事業の実績より3.0%というのを目安としている。この数値を記載したいが、近年の低金利などの情勢を踏まえて、この数値が適正かどうかを議論していただきたい。
○覚えのある中で、事業化した一番低いVFMは2.2%程であり、3.0%は割と常識的な数値である。定量的評価ですが、VFMの評価がa、b、cの3つで評価されており、定量的に少しでも下回るとc評価になるのは問題では。定性的にも効果が認められ、定量的に3.0%を下回るものを救う余地があれば3.0%という数値はいい。
○3.0%と数値を出すのはいい。だが、2.9%程度の事業をもう少し評価できるよう、評価項目別の「3.VFM」に記載するのはどうか。
○評価項目「3.VFM」における評価bに「良好な定性的な効果が認められるもの」と記載するなどどうか。ただ、あえて今まで外している理由もあるのではないか。
●事業評価基準を作ったときは数値が見えないようになっていた。
○もし、差し支えないようであればbの評価に「又は良好な定性的な効果が認められるもの」と、入れてはどうか。
○定量的なところが達していない部分を補う定性的な効果が認められるので総合的には一定のVFMが期待できる事業を評価できるようにする。
●「概ね」3.0%以上として、その時々の情勢によって変わると思われる要素を加味して委員の方々に議論してして頂くのはどうか。
○「概ね」案のほうがスマートで良い。修正点として「概ね」3.0%とする。3.0を下回る数値は、概ねとして妥当か検討会にて判断する。

議題(5)その他


事務局より、資料5「今後のスケジュール」について、説明を行った。

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