国立大学法人等施設整備に関する検討会(平成30年度)(第1回) 議事要旨

1.日時

平成30年5月9日(水曜日) 15時00分~16時20分

2.場所

文部科学省旧庁舎4階 文教施設企画部会議室

3.議題

  1. 国立大学法人等の施設整備をめぐる動向について
  2. 平成31年度国立大学法人等施設整備の方向性について
  3. 国立大学法人等におけるPFI事業の考え方(平成31年度概算要求に向けて)について
  4. その他

4.議事要旨

(○委員、●事務局)
議題(1) 国立大学法人等の施設整備をめぐる動向について

事務局より、資料1「国立大学等施設の老朽化の現状・課題等」、資料2「第4次国立大学法人等施設整備5か年計画の実績」、資料3「国立大学法人等施設の長寿命化に向けた基本的な考えの整理(概要)」について説明後、質疑・意見交換が行われた。
主な意見等は以下のとおり。

○ 大規模改修工事において建物情報が不完全な場合、後から別の情報が出てきて工事費が追加となるなど手戻りが生じる恐れがあるため、情報整備が重要となる。建物情報を管理するソフトウェア等を活用している大学が小規模大学にもソフトウェアを共有するなどして活用を進めていくとよいのではないか。
○ 予算が大幅に減っており、施設の維持すらできない状況である。国立大学施設について、国費による整備が前提で減価償却の仕組みが導入されていない中で、どのような考え方で整備費を減らしているのか、減らす根拠があるのか疑問。
○ 施設整備の寄付を募ってでも対策した方がよいというところまで追い込まれている。こうした状況も情報整備により目に見えてくるとよい。
○ 自己財源も一定程度投入されている中、施設整備計画をどういう観点で進めていくかということを考える必要がある。
● 教育研究上どのような支障があって、施設整備によりどのような効果が得られるのか、整備による付加価値をきちんと説明していくことが必要。また、多様な財源として国費以外も活用されている。大学の性格の違いを意識しつつ、頑張っている大学を支援していきたい。


議題(2) 平成31年度国立大学法人等施設整備の方向性について

事務局より、資料4「平成31年度国立大学法人等施設整備の方向性(案)」について説明を行い、質疑・意見交換が行われた後、資料4について了承された。
主な意見等は以下のとおり。

○ 「整備の方向性」の「ICT利活用を促進する施設基盤」等の表現について、各大学がメインフレームのような大きな機器を設置しなければならないとミスリードされる恐れがある。情報基盤整備を進めるに当たり必要とされるのはクラウドを活用できる環境の整備といったことかと思う。各大学の担当者へ説明する機会に、しっかりと趣旨を伝える必要がある。
○ データが増える中、サーバーを各大学で整備するのではなく集中的に整備する、または外部のクラウドをうまく活用する仕組みを構築するなど、効率的な手法を検討した方がよい場合がある。
● 各大学においてメインフレームを設置するという趣旨ではなく、教育研究のニーズに対応したフレキシブルにICTを活用できる環境の整備という趣旨で記載している。大学の担当者にはその旨を補足したい。


議題(3) 国立大学法人等におけるPFI事業の考え方(平成31年度概算要求に向けて)について

事務局より、資料5「国立大学法人等におけるPFI事業の考え方(平成31年度概算要求に向けて)」について報告後、質疑・意見交換が行われた。
主な意見は以下のとおり。

○ 昨年度から変更点はあるのか。
● 特段の変更点はない。
○ 現在、PFI事業はどのくらいあるのか。
● PFI事業は過去のものも含めて全部で17大学38事業あり、現在継続している事業は25事業ある。


議題(4)その他

事務局より、資料6「今後のスケジュール」について説明を行った。


閉会

お問合せ先

大臣官房文教施設企画部計画課

(大臣官房文教施設企画部計画課)