資料3-3 検討に際しての論点(例)

1.国立大学法人等における課題に対応した施設の取組

老朽化した膨大なストックの長寿命化・安全性確保を前提に、以下のような課題にどう対応するか
(1)大学の機能強化等を促進する施設整備
○大学の強みや特色を生かした機能強化を活性化させるため、施設はどのような状況で、今後どのような施設が必要か
(必要な整備の例)

  • グローバル人材育成やイノベーション創出、地域再生の取組等を活性化させる施設やキャンパスの整備、施設マネジメント
  • 学生の主体的な学びの活性化に向けた多様な学習支援環境の整備
  • 陳腐化・硬直化した施設機能の質的改善
  • 医療政策(機能分化等)に対応した、効果的な病院施設の整備
  • 大学の個性・特色を醸しだし、歴史を継承するための施設整備

(2)施設の基本的機能の確保
○大学として活動する上で必要な施設の基本的機能について、どのような状況で、今後どのような改善が必要か
(必要な整備の例)

  • 老朽化対策(長寿命化、安全性確保、機能回復、教育研究診療活動の基盤のサステイナビリティの確保)
  • 防災機能の強化
  • 地球温暖化対策への一層の貢献、次世代の社会のモデルとしての活用
  • 障害のある学生、地域住民、留学生や外国人研究者、女性研究者等の多様な利用者への配慮

2.今後の国立大学法人等施設整備の進め方等

(1)各大学における施設整備計画の策定
○各大学等が、強みや特色を生かした機能強化を活性化させるため、キャンパスマスタープラン等において、基本方針等で重点的課題を明確にした上で、施設整備計画を検討

(2)国における施設整備推進の基本的な考え方、内容等の設定等
■施設整備計画等
1.投資効果の明確化、整備量の設定

  • 成果指標・成果目標の設定
  • 施設整備量の目標(面積)の設定、投資額の検討

2.計画的・重点的な予算配分

  • 大学の機能強化を促進するための施設整備費のメリハリある配分の在り方
  • 施設の基本的機能を確保のための施設整備費の計画的な配分の在り方

3.施設整備による教育研究上の効果等を一層活性化させるための方策

■施設整備におけるシステム改革
1.戦略的な施設マネジメントの推進方策

  • 大学の機能強化や、教育研究組織の再編成等の戦略に基づく、スペース・コスト・クオリティが一体となった施設マネジメントの推進方策
  • 既存施設の有効活用を促進する方策(大学間の施設等の共同利用も含む)
  • 地域と連携した施設整備の促進方策

※「国立大学等施設の総合マネジメントに関する検討会」の検討を基に議論

2.多様な財源を活用した施設整備の促進方策

  • 新たな財源を呼び込む方策(民間資金を活用した整備方策、改修整備への寄附金獲得など)

(3)国と国立大学法人等に求められる役割、及び連携・協力して施設整備を進めるための方策

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大臣官房文教施設企画部計画課整備計画室

(大臣官房文教施設企画部計画課整備計画室)