校舎等の非構造部材に関する調査分析の方向性(案)

 天井落下防止対策等検討ワーキンググループにおいて、校舎等における非構造部材の被害状況に関する調査分析や現地調査等を行い、東日本大震災の被害分析から得られた留意事項を整理した上で、以下の事項に関して検討。

1 非構造部材の中でも東日本大震災において顕著だった被害を抽出し重点的に分析。

(調査・分析の主な対象例)

  ○校舎の吊り天井の落下被害
  ・大規模空間(多目的ホール、大講義室、玄関ホール等)の天井被害
  ・音楽室・理科室等特別教室等の天井被害(段差・折れ曲がり、高層階、壁際)

 ○屋内運動場、校舎の窓ガラスの破損被害
  ・可動サッシごとの脱落
  ・はめ殺し窓の破損被害
  ・体育館桁行きの横連窓(破損ガラスの危険性)

 ○屋内運動場、校舎の外装材・内装材の落下被害
  ・面状での外壁の被害(ラスモルタル外壁、古いALCパネル外壁など)
  ・コンクリートブロック壁

 ○軒天井、エキスパンションの落下被害
  ・屋内運動場の軒天井被害多数
  ・校舎のエキスパンションジョイント被害も多数発生

(調査・分析の方法)

  ・文部科学省が保有する災害復旧関連資料より分析。必要に応じ、現地調査等を実施し調査結果を整理。

2 被害分析を踏まえ、論点を整理するとともに、必要な対策手法を提案。

3 耐震化ガイドブック、耐震対策事例集の見直しに反映。

お問合せ先

大臣官房文教施設企画部施設企画課

防災推進係
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(大臣官房文教施設企画部施設企画課)