学校施設の非構造部材の耐震対策の推進に関する調査研究について

平成24年5月23日

文教施設企画部長決定

1 趣旨

 近年の大規模地震においては、構造体への被害が軽微な場合でも天井材や外壁材の落下など、いわゆる非構造部材の被害が多く発生しており、東日本大震災でも多くの学校において天井材の落下などの被害が発生し、一部では人的被害が生じるなど、改めて非構造部材の耐震対策の重要性を認識した。
 非構造部材の耐震点検・対策については、学校及び学校設置者において速やかに取り組むべきであり、特に致命的な事故が起こりやすい屋内運動場の天井材等の落下防止対策は急務であるが、十分な取組がなされていない状況にある。
 こうしたことから、今後の学校施設の非構造部材の耐震点検・対策を推進するために、調査研究を実施する。

2 調査研究事項

(1)東日本大震災における屋内運動場の天井材等を中心とする非構造部材の被害状況と課題の整理
(2)学校施設における非構造部材の点検・対策の基本的考え方について
(3)学校施設における非構造部材の耐震対策の推進方策について
(4)非構造部材の耐震対策に係る取組事例等の収集・提供について
(5)その他

3 実施方法

 実施方法
(1)別紙1の学識経験者等の協力を得て、2に掲げる事項について調査研究を行う。
(2)(1)の他、教育に関する政策に係る基礎的な事項の調査および研究の状況を把握するため、別紙2に掲げる特別協力者の参画を得る。
(3)必要に応じ、その他の関係者の協力を求めることができる。

4 実施期間

平成24年5月30日から平成26年3月31日までとする。

5 その他

この調査研究に関する庶務は、大臣官房文教施設企画部施設企画課防災推進室において行う。

お問合せ先

大臣官房文教施設企画部施設企画課防災推進室

防災推進係
電話番号:03-5253-4111(代表)(内線2235)、03-6734-2290(直通)

(大臣官房文教施設企画部施設企画課防災推進室)