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今後の国立大学法人等施設の整備充実に関する調査研究協力者会議(第6回) 議事要旨

1.日時

平成21年7月3日(金曜日)10時から12時まで

2.場所

文部科学省東館 3F1特別会議室

3.議題

  1. 中間まとめ(案)の検討
  2. その他

4.出席者

委員

木村委員(主査)、杉山委員(副主査)、勝方委員、唐木委員、小澤委員、鈴木委員、豊田委員、中西委員、深見委員、山重委員、山本委員

文部科学省

布村文教施設企画部長、岡技術参事官、小川計画課長、山﨑計画課整備計画室長、阿部計画課企画官、廣田計画課課長補佐、松永計画課整備計画室室長補佐、平井参事官 ほか

オブザーバー

新保国立教育政策研究所文教施設研究センター長

5.議事要旨

事務局より、配布資料について確認。

(1)中間まとめ(案)の検討について

○事務局より資料1について説明。

<主な意見等>(○:協力者、●:事務局)

○経済価値の減少について、減価償却費の減少が投資の不十分さを現しているという考え方が、よくわからない。取得原価に対して定率または定額で償却がなされているとすれば、その点と、建物が持っている経済価値、つまり、どういう収益を生み出していくかという点は、見方が別である。減価償却費の減少をもって、陳腐化がさらに進行するというのはむしろ逆で、老朽化、陳腐化が進行していくと経済価値が少なくなっていくのではないか。

●減った分は投資して補っていかないと、資産価値は維持できないという主旨で書いている。

○経済価値や資産価値を維持していくためにはきちんと投資をしていかないといけない、という話で、減価償却費という額の大きさが説明の中に入るとわかりにくいのではないか。

○狭隘化が国立大学全体の共通問題であるような表現になっているが、地方大学では、老朽化等のほうが深刻だ。国立大学を一般化せず、ある程度条件をつけた表現にしたほうがいいのではないか。

●狭隘化の大きな理由は、ポスドクや研究員等定員外の研究者のスペースが面積算定には加味されていないということと、研究費、競争的資金の獲得、共同研究による研究者の増加等の現状があり、特に研究中心の大学では不足してきている。記載方法については、検討したい。

○「はじめに」が非常に重要な部分であるが、施設整備をする目標ありきで議論がスタートしている気がする。大学が期待されている役割があり、そのためには施設整備を進めていくということが大事である、というのが施設整備に関して社会的な合意を得るために重要なポイントではないか。

○諸外国との比較というのは、非常にインパクトがあるデータで、ミッションは高い目標が設定されているわりにお金は使われていない、これでうまくいくのか。

○国立大学法人等の使命・役割について、ここの文章を「はじめに」に入れたほうがいいのではないか。

○第2次5か年計画を達成するためには、幾ら必要なのかというところが見えない。

○「はじめに」について、5つの要点の整理について、第一、第二でインフラのためにお金が必要であるとし、第三、第四、第五でミッションについて記述しているが、ミッションを先に書き、そのためにインフラという順番にするのが適当ではないか。予算等が必要であるというのは、まとめて強く打ち出し、数値目標を示せるのであれば数値目標も示していく。そのためにはこれだけ必要なんだということを示すことが大事なのではないか。

○同じようなキーワードが散見される。重複を取り除き、全体としてもう少しコンパクトにしてもいいのではないか。

○Safety Campusというのは違和感があり、ここはSafe Campusとしてはどうか。それから、Strategic Campus、キャンパスがストラテジックである、というのは、イメージとしてつながらないので、Smart Campusというのはどうか。英語では、賢くて洗練されているというイメージで、高度化というイメージとかなり近いという気がするので、ご検討いただきたい。

○施設の維持管理について、もっとエンバイロメントとしての環境や美化というような意味での維持管理という面も、書いたほうがいいのではないか。維持管理イコール修繕、機能の維持ではなく、海外の大学は環境の維持にもコストをかけている。老朽化や狭隘化ということが大きな問題になっているときに、日本の国立大学は見た目には構っていられない、まだそこまでいかないということかもしれないが、環境の維持管理にもコストがかかるということを、中間まとめの中に盛り込んでいただければと思う。

○重点的な整備を進めるための実施方策について「一定の収入が見込まれる施設については長期借入金等を積極的に活用すべきであること」と記述があるが、各国立大学法人等は既に努力しており、大幅な改善はそうそう見込まれないとすると、もう少しここで活用すべきものと、何か借入金がもっと使われるようなシステム構築のようなことを、難しいかもしれないが、目標としてやったらどうか。

●今まで長期借入金は法律上できるということになっているということで、それが絶対だということは、文章的には言ったことがないので、それを言うことは、1つステップだと思っている。

○国立大学から私学に移り、私大では維持管理が十分に行われている、と実感している。特にトイレなど全く違う。学費が高いということもあるが、私学もそんなに財政があるわけではない中で、非常に努力している。

○力のある国立大学と地方の単科大学、文系と理系、立場等それぞれあるので、国立大学というのを一くくりにして話すのは、非常に難しいのではないか。

○寄附や、地方との連携による整備など方策の指針、ヒント、可能性といった施設整備のメニューを文科省のほうから示せるといいのではないか。

●新たな整備手法については、一つ一つの大学にブレークダウンした事例を、過去3年ほど、大学には情報提供している。おっしゃる通り、ここに書くのも一つメッセージだと思うので、少し工夫したい。

○メンテナンスの方法は、事務系列や学長のリーダーシップといってもなかなか手が回らないため、結局新たにつくり、老朽化に対応していくということになるので、横浜国大のような事例をもう少しメインのほうあるといいのではないか。

○地震が起きた際、実験器具などが安全に保たれるかという点、大学が何をし得るかという視点も大事である。また、パンデミックのような事態のとき、大学の附属病院が何をし得るかといったことも、リスクマネジメントとしては大事である。

○災害が起きた際の水・ガス・電気の確保や、手術等に必要な薬の棚が倒れてしまって、必要な薬さえ与えられないという事態もあるので、危機対応ということまで含めてキャンパスを強くしていくということも大事な視点ではないか。

○政府の安全・安心社会の実現というのは、地域社会での安全・安心社会という意味もあると思う。そういう点で大学が貢献できるということも含めてはどうか。

○大学附属病院はこの3つのSではStrategic Campusに入っていて、ここに入れざるを得ないかと思っていたが、附属病院は、ほとんどが地域の災害拠点病院になっており、社会の安全・安心という面から、Safetyのほうにも入れ込むことができないのか。

○病院機能の整備をすると書かれているが、現場では長期借入金の負担を何とかしていただかないとどうしようもない状態であることも踏まえ、例えば、「国立大学病院の機能が十分に確保できるように、国立大学の負担等にも配慮した支援を行う必要がある」とか、何かもう一言踏み込んで書いてほしい。

○手術件数・分娩数・救急搬送件数は増加という頑張っているデータがある一方で、臨床医学の論文数の減少という、負担の増による現場の疲弊という、データがあるわけで、そういう負のデータも入れてあるといいのではないか。

○大学がどうあるべきか、何を期待しているかというミッションを最初に持ってきて、その整備の現状をその次に、そして最後にバジェッティング、どのくらいの金が要るか、という構成にすれば、対外的なアピールの度合いも高まる気がする。

 

(2)その他

事務局より資料2キャンパス計画に関する検討ワーキンググループのメンバーについて及び資料3今後のスケジュールについて説明。

 

お問合せ先

大臣官房文教施設企画部計画課整備計画室

(大臣官房文教施設企画部計画課整備計画室)

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