学校施設整備指針策定に関する調査研究協力者会議(第59回) 議事録

1.日時

平成21年2月16日(月曜日)13時半~15時半

2.場所

中央合同庁舎第7号館 西館9階 共用会議室1

3.議題

  1. 学校施設の評価の在り方について(最終報告素案)
  2. 環境を考慮した学校施設づくりについて(参集報告素案)
  3. 学校施設における事故防止について ・学校施設における事故防止の留意点について(報告素案) ・学校施設整備指針の改訂案について
  4. その他

4.出席者

委員

(協力者)伊藤惠津子、岩井雄一、上野淳、衞藤隆、長田美紀子、小松郁夫、高際伊都子、辻村哲夫、長澤悟、福本雄吉、松村和子、宮崎英憲、屋敷和佳、柳澤要、山重慎二(敬称略)
(特別協力者)藍澤宏、伊香賀俊治(敬称略)

文部科学省

(文教施設企画部)布村文教施設企画部長、岡技術参事官、長坂施設企画課長、森企画調整官、瀬戸専門官、山本専門官、木村指導第一係長、野口専門職

オブザーバー

(文教施設企画部)笠井施設助成課長補佐
(スポーツ・青少年局)小林学校健康教育課専門官
(初等中等教育局)児玉学校評価室長補佐、山下幼児教育課子育て支援指導官

5.議事録

【議 事】(○:委員の発言、●:事務局の発言)

(1)学校施設の評価の在り方について(最終報告素案)
・上野委員より資料2-1、資料2-2に沿って検討経過と最終報告の骨子案についての説明。
・事務局より資料2-3に沿って最終報告素案についての説明。

○ 素案の30ページ、施設評価を行う際の留意点について、特別支援学級での評価の視点はまとめていただいているが、通級による指導というのもある。この場合についても評価の視点を示すべきではないか。

○ 素案の41ページの第7章のタイトルが「先行的実施事例から分かったこと」となっているが他の章との並びを考えると、表現ぶりに少し違和感がある。再度検討してはどうか。

○ 他の章との並びも考慮し、再検討する。

(2)環境を考慮した学校施設づくりについて(最終報告素案)
・藍澤委員より資料3-1、資料3-2に沿って検討経過と最終報告の骨子案についての説明。
・事務局より、資料3-3に沿って最終報告素案についての説明。

○ 学校開放など多目的利用の進展によるエネルギー消費の増加に対しての方策を記述する必要がある。

○ 学校が地域住民等に利用されることはよいことだが、学校開放でエネルギーが消費されていることを地域住民等も理解する必要があり、また環境意識の向上にも繋がるのではないか。

○ 推進方策について、どのようなエコスクールづくりを進めていくのか、踏み込んだ記述にすることを検討してはどうか。

○ 推進方策の国の対応において、効率のよい省エネ機器への更新等について記述した方がよい。

○ 自己診断シートについて、学校現場の教職員では吸音性能の向上など診断が難しい項目がある。

○ 本報告書を私立学校にも情報提供を行うことで環境教育の推進に大きく貢献すると思われる。

○ 子どもたちにとって快適で健康的な環境を確保するということを、「はじめに」等に記述すべきである。

○ 推進方策の構成について、国、設置者、学校ごとに何を重点的に行うのかを記述すると理解しやすくなる。

○ 新しい学校と老朽化した学校では、推進方策が異なるのではないか。一般的な対策よりも具体的な対策を示す方がよいのではないか。

(3)学校施設における事故防止について
1.学校施設における事故防止の留意点について(報告素案)
・長澤委員より資料4-1、資料4-2に沿って検討経過と報告素案について説明。
・事務局より資料4-2に基づいて報告素案の改正部分について説明。

○ 2章の10ページに、「必要に応じてボランティアの協力を得て」とあるが、ボランティアの協力が前提となるような在り方では問題がある。現場の過剰な負担や責任の押し付けにはならないよう表現を留意すべき。

● この部分は既に8月29日に取りまとめた「転落事故防止の留意点」より引用したところだが、今後検討する。 

○ エレベータに学生が挟まれるという事故が過去に起きている。バリアフリーの観点からエレベータを導入する学校は増えていると思われるので、何らかの記述を入れることも考えられる。

2.学校施設整備指針の改訂案について
・長澤委員、事務局より資料4-3に沿って学校施設整備指針の改訂案について説明。

○ 認定子ども園等の関係で、0~6歳までの子どもが2階以上を利用することが考えられる。また、屋上にプールや園庭がある場合もあり、庇や屋上利用に関する記述は、幼稚園施設整備指針についても記述を盛り込むべきではないか。

(4)その他
・事務局より資料5に基づき今後のスケジュールの説明。       
以上

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