学校施設整備指針策定に関する調査研究について

2004年8月11日
文部科学省



平成16年8月11日
官房長決定

 趣旨
 近年の社会変化に対応するため、今後の学校施設整備についての指針の策定に関する調査研究を行う。

 調査研究事項
(1) 教室等の室内環境の在り方について
(2) その他

 実施方法
 別紙の学識経験者等の協力を得て、2に掲げる事項について調査研究を行う。
 なお、必要に応じその他の関係者の協力を求めることができる。

 実施期間
 平成16年8月11日から平成18年3月31日までとする。

 その他
 この調査研究に関する庶務は、大臣官房文教施設企画部施設企画課において行う。



別紙

学校施設整備指針策定に関する調査研究協力者名簿


氏名   職名
赤堀 侃司   東京工業大学教育工学開発センター教授
上野 淳   東京都立大学大学院工学研究科教授
衞藤 隆   東京大学大学院教育学研究科教授
小川 博久   日本女子大学家政学部教授
長田 美紀子   上野原町立平和中学校長
加藤 幸次   上智大学文学部教授
川村 隆   横浜市教育委員会事務局総務部施設管理課長
佐古 順彦   早稲田大学人間科学部教授
定行 まり子   日本女子大学家政学部教授
高際 伊都子   学校法人渋谷教育学園渋谷中学高等学校副校長
丹沢 広行   国立教育政策研究所文教施設研究センター長
辻村 哲夫   独立行政法人国立美術館理事長
長澤 悟   東洋大学工学部教授
成田 幸夫   東浦町立片葩小学校長
濱崎 久美子   東京都立大塚ろう学校長
増谷 信一   元(社)日本PTA全国協議会副会長
千葉県PTA連絡協議会相談役
松村 和子   文京学院大学人間学部助教授
学校法人新生学園鶯谷さくら幼稚園副園長
屋敷 和佳   国立教育政策研究所教育政策・評価研究部総括研究官
八代 勉   東亜大学サービス産業学部教授
山上 隆男   東京都立つばさ総合高等学校長
山重 慎二   一橋大学大学院経済学研究科助教授
山本 恒夫   八洲学園大学教授
(以上22名)
(五十音順)



(参考)

教室等の室内環境の在り方について(案)


1, 趣旨
 近年、教育内容・方法等の変化や多様化が図られるとともに、多目的スペースやコンピュータスペースが設置されるなど空間構成が変化し、さらに、照明・換気等の設備機器の高機能化、省エネなど環境負荷の低減への配慮が求められている。
 また、「規制改革・民間開放推進3か年計画」(平成16年3月19日閣議決定)において、学校の教室の天井高さについては、基準の見直しの必要性について検討し、平成17年度中に結論を得ることとされている。
 このような状況を踏まえ、国立教育政策研究所と連携し、教室の天井高さを含めた室内環境の在り方について多面的な検討を実施する。

2, 主な検討項目
(1) 検討の方向性について
考慮すべきポイント
健全な教育環境の確保
規制改革
地方の裁量権の拡大 等
(2) 検証方策について
検討のポイント
教室空間が視覚的環境など児童生徒の心身の健康に与える影響
教室における空気汚染の状況 等
(3) 教室等の室内環境について
検討事項
教室の健全な教育環境の確保方策
教室の天井高さの在り方 等

(参考)

教室の天井高に関する規定(建築基準法施行令第21条)
学校の教室の天井高さは、3メートル以上でなければならない。
床面積が50平方メートル以下の教室や、大学、専修学校、各種学校及び幼稚園の教室並びに一般
建築物については、2.1メートル以上

検討体制
文部科学省
検討組織
 学校施設整備指針策定に関する調査研究協力者会議
主な検討項目
・検討の方向性/検証方策/教室等の室内環境について 等
連携 ↑ 各種データの分析結果等の提供
国立教育政策研究所
検討組織
 検討委員会等を新たに設置
主な検討項目
・具体的な検証計画の立案/検証データの収集・分析 等

(大臣官房文教施設部施設企画課)