2011年5月24日
理研播磨研究所
標記の件につき、書類選考を通過した課題について4/11、12に非公開シンポジウムを実施、その後選考を進め、以下表の課題について5/20採択通知を行った。
審査委員会のコメントとして、 提案された大多数の課題は推進すべきレベルに到達しており、 可能な限り実施して頂くこと、 但し予算等の制約があるため、 独自性・共用性を軸に優先度を設定し、 さらに複数課題間で重複するコンポーネントの統合や既存装置の改装等により極力効率化を図ることを参画者には通知している。また、 SCSS試験加速器を主に用いて進めることが適切と判断される課題についても、 通知が行われた。 これらの結果、 一部の課題については、 申請時と異なるカテゴリーでの採択となった。
共用化課題については3月の供用開始に間に合わせる予定。新規提案課題についても可能な限り早期の共用化を目指す。
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申請区分 |
課題名 |
課題代表者 |
所属 |
備考 |
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1 |
共用化 |
生体分子単粒子解析用クライオ試料固定照射装置の整備と調整実験【ライフ】 |
中迫雅由 |
慶大 |
共用化アタッチメント、消耗品等 |
2 |
共用化 |
蛋白質単粒子解析用分子ビーム生成装置の共用化のための整備研究【ライフ】 |
中嶋敦 |
慶大 |
移設費、消耗品等 |
3 |
共用化 |
液体ビームをターゲットとするXFEL単粒子回折装置の導入【ライフ】 |
真船文隆 |
東大 |
共用化アタッチメント、消耗品等 |
4 |
共用化 |
ナノ構造体の光励起反応追跡【ナノ】 |
上田潔 |
東北大 |
共用化アタッチメント、消耗品等 |
5 |
共用化 |
ワンショット磁気散乱実験に向けた回折スペックル装置の整備【ナノ】 |
鈴木基寛 |
JASRI |
共用化アタッチメント、ビームライン改装、消耗品等 |
6 |
共用化 |
不可逆過程観測用時間分解X線回折データ測定技術装置の整備【ナノ】 |
北川進 |
京大 |
共用化アタッチメント、消耗品等 |
7 |
共用化 |
物質のフェムト秒物理現象解析装置【ナノ】 |
田中義人 |
理研 |
共用化アタッチメント、消耗品等 |
8 |
共用化 |
コヒーレントフォノンによるパルス同期と構造ダイナミクス研究【基盤】 |
中村一隆 |
東工大 |
共用化アタッチメント、消耗品等 |
9 |
新規 |
マイクロ・ナノX線自由電子レーザー集光システムの構築【基盤】 |
三村秀和 |
東大 |
共用化アタッチメント、ビームライン改装、消耗品等 |
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申請区分 |
課題名 |
課題代表者 |
所属 |
備考 |
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10 |
共用化 |
シングルショット光電子分光によるXFEL計測 |
菱川明栄 |
名大 |
共用化アタッチメント、消耗品等 |
11 |
新規 |
時間分解硬X 線光電子分光装置の開発 |
高田恭孝 |
理研 |
移設費、消耗品等 |
12 |
新規 |
超高速光誘起構造変化の解明に向けたX線溶液散乱法の開発 |
足立伸一 |
KEK |
消耗品等 |
13 |
新規 |
非平衡圧縮状態生成と超高時間分解X線回折装置の整備 |
兒玉了祐 |
阪大 |
施設レーザー改装、消耗品等 |
14 |
新規 |
X線自由電子レーザー絶対強度計測技術の開発 |
齋藤則生 |
AIST |
消耗品等 |
15 |
新規 |
フェムト秒・サブミクロン分解能を持つポンププローブ計測システム |
米田仁紀 |
電通大 |
施設レーザー改装、消耗品等 |
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申請区分 |
課題名 |
課題代表者 |
所属 |
備考 |
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16 |
新規 |
XFEL用高精度汎用回折計の開発 |
玉作賢治 |
理研 |
回折計、消耗品等 |
17 |
新規 |
硬X線自由電子レーザー用オートコリレータの開発 |
佐野泰久 |
阪大 |
光学素子、 消耗品等 |
18 |
新規 |
スペックル強度相関法によるナノドメインダイナミックス測定装置 |
並河一道 |
東京理科大 |
消耗品等 |
19 |
新規 |
気相広角X線回折像計測装置の開発 |
山内薫 |
東大 |
サンプル導入装置、 消耗品等 |
20 |
新規 |
MAXIC:Multiple Application X-ray Imaging Chamber |
宋昌容 |
理研 |
汎用チャンバー、消耗品等 |
21 |
新規 |
パルス状コヒーレントX線溶液散乱測定装置の開発 |
西野吉則 |
北大 |
サンプル導入装置、 消耗品等 |
22 |
新規 |
ナノスケールマテリアルサイエンス創出への試料導入装置の整備 |
和田真一 |
広大 |
消耗品等 |
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申請区分 |
課題名 |
課題代表者 |
所属 |
備考 |
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23 |
新規 |
X線自由電子レーザーを用いたワイドギャップ系固体分光計測システム |
猿倉信彦 |
阪大 |
消耗品等 |
24 |
新規 |
FEL光制御に向けた時分割広帯域発光分光器の開発 |
繁政英治 |
分子研 |
消耗品等 |
25 |
共用化 |
単分子光電子回折計の整備 |
柳下明 |
KEK |
消耗品等 |
※ 「高強度フルコヒーレント軟X線ビームラインの開発・整備」山内薫(東大)の課題については、装置提案の範疇を超えると判断された(表には記載せず)。
<今後の予定等>
時期 |
内容 |
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5月中下旬 |
客員委嘱手続き |
6~7月 |
SCSS試験加速器(XFELプロトタイプ機)等を用いた実験・装置 |
8月 |
停止期間、装置保守/調整、部品交換、機器設置等 |
9月~2月 |
SACLAのX線レーザーを用いた実験・装置共用化 |
3月 |
供用開始予定 |
電話番号:03-5253-4111(内線4336)