資料2-3 「量子コンピュータに係る研究開発動向とポスト「京」の必要性について」(伊藤公平委員提出資料)

資料2-3

(伊藤公平委員提出資料)

量子コンピュータに係る研究開発動向とポスト「京」の必要性について


本日は、大学の用務により委員会を欠席しますので、量子コンピュータの専門家としての見地から、以下のとおり書面にて意見を述べさせて頂きます。ポスト「京」の中間評価の一助になれば幸いです。


― ポスト「京」については、特定の対象分野に偏らない汎用型コンピュータかつ最先端の計算基盤として、我が国の直面する課題を解決するため、2021年から2022年の共用開始を目指し、着実に開発を進めるべきである。


― 一方、私が専門とする量子コンピュータについては、関連する基礎研究が急速に進展しており、組み合わせ最適化問題などの特定の分野での実用化が図られつつある。ただし、汎用的な計算が可能な量子コンピュータの実現にはある程度の時間を要する。


― また、将来的には、量子コンピュータとポスト「京」が連携することで、さらなる課題解決に貢献することを目指しており、双方が着実に開発されることが重要と考える。


(以上)

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