資料4 第3期中期目標における運営費交付金の改革に向けた検討課題

第3期中期目標における運営費交付金の改革に向けた検討課題

<運営費交付金の配分の在り方の見直し>

【前提】

○教育研究を着実に展開する基盤的な経費であり、いわゆる「渡し切り」の交付金であるという基本的な性格は維持。
○「国立大学改革プラン」では、第3期に、各大学が強み・特色を最大限に生かし、自ら改善・発展する仕組みを構築することにより、持続的な「競争力」を持ち、高い付加価値を目指しており、運営費交付金の在り方の見直しを通じ、各大学の強み・特色をさらに伸長する、メリハリのある支援を実現。

1,運営費交付金の配分方法等の仕組み

(考えられる論点)
○「国立大学改革プラン」で示している1.世界最高水準の教育研究を展開する拠点、2.全国的な教育研究拠点、3.地域活性化の中核的拠点などの機能強化の方向性に応じた配分の在り方について。
○その場合、拠点の構成単位は、大学全体あるいは教育研究組織など、その単位をどのように考えるか。
【現状】一律の配分ルール
○メリハリのある配分を行うための仕組みについて。
【現状】大学改革促進係数による重点配分の仕組み
○世界最高水準の教育研究拠点を目指す大学の支援の在り方について。
【現状】競争的資金等による支援
○若手・外国人研究者への支援について、運営費交付金の配分において、どのように考えるか。
【現状】
○国立大学機能強化分や年俸制導入促進費による支援
(平成26年度から)
○競争的資金等による支援
○教育研究組織や学内資源配分等の見直しを不断に行うような仕組みをどのようにビルトインするか(改革に応じた配分を行うなど)。
○その際、学長のリーダーシップの強化をどう考えるか。
【現状】大学改革促進係数により、組織・業務の見直しを促す仕組み

2,予算配分に反映するための評価等

(考えられる論点)
○機能強化の方向性に応じた評価や、それを踏まえた予算配分への反映の在り方について。
○評価指標を国で設定するのか、大学で設定するのか、又は選択制か、あるいは、これらの組み合わせについて。
○評価期間をどのように考えるか(中期目標期間との関係など)。
○評価を行う体制をどうするか(有識者会議の設置、既存の評価の仕組みとの関係など)。
【現状】一律の配分ルール。特別運営費交付金において、各大学の個性に
応じた意欲的な取組等を大学の要求に基づき予算配分。

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