資料5 実習内容(例示)及び枠組み(案)への各団体からの主な意見

<別表>薬学実務実習における実施内容(例示)への各団体からの主な意見

○ ◎、○、△、無印については、きちんとした調査に基づき割り振られるべきではないか。現場の立場からすると、◎、○、△の違いが理解できない。【関東地区調整機構】

○ ◎(その施設で主に実施すべきSBOs)の数が随分と異なっている。
SBOsの数と実習期間が必ずしもリンクするとは言い切れないが、考慮する必要があるのではないか。また、代表的疾患についても、病院で行うことの方が多いのではないか。【関東地区調整機構】

○ 〔SBOs886〕について、学生が任意で行うボランティアへの参加を単位認定の中で行うのは望ましくないのではないか。【国公立薬学部長会議】

○ 別表において、空欄部分はやらなくてもよい項目を示すのであれば、大学には空欄があってはならないはずであり、◎、○、△のいずれかが入るべきではないか。例えば、「〔SBOs891〕医療の担い手が守るべき倫理規範を遵守し、ふさわしい態度で行動する(態度)」などは、そもそも大学で教えておかなければいけないことではないか。【関東地区調整機構】

○ 〔SBOs934~937〕について、処方せんに基づく医薬品の調製は、病院と薬局でやり方が違うが、どちらかで済ませれば良いということになるのか。
SBOsには(知識)も含まれている。病院と薬局の処方目的のコンセプトが違う(調剤薬局は患者の服薬指導を目的とし、病院は患者だけでなくケアをする看護師が不自由しないことも目的となっている)が、一つにしてしまってよいのか。【関東地区調整機構】

○ 〔SBOs980~982〕について、医療安全は薬局と病院とでは全く違うが、一つにしてあるのはどうか。【関東地区調整機構】

 

実務実習の枠組み(案)への各団体からの主な意見、論点

○第1期の実習と共用試験や各大学の進級判定等との関係、その他学事日程との関係
・ 第1期については、共用試験(追試・再試も含めて)の日程とその不合格者の取り扱い、4年次の講義および試験期間、進級判定、入試関連業務と重なることなどが懸念される。
・ 5年次の集中講義は、4期制により講義開講に妥当な時期がなくなる。

○繁忙期における実習と施設の確保
・ 年度末や年度初めは人の入れ替わりがあり、4~5月は新入職員の教育、7月~9月は各施設(特に病院)の夏休み期間でもあり、年末年始は業務が多忙になる可能性が高い。受入れ施設・受入れ人数の減少が予想される。

○調整機構での調整方法、調整機構の位置付け
・ 同じ期に実習内容・実習期間の異なる複数の大学から学生を受け入れ、実務実習実施計画書を作成することは可能なのか。
・ 調整機構の役割は大きい。ガイドラインに対応するため、調整機構を中心とした明確な体制の構築の必要があり、大学・病院薬剤師会・薬剤師会の連携強化を図る必要がある。


 

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-- 登録:平成27年02月 --