平成24年10月11日(木曜日)15時~17時
文部科学省5階5F4会議室
西原座長,來生委員,向後委員,小松委員,鈴木委員,高橋委員,田島委員,三石委員
金子視学官,児玉専門教育課課長補佐 ほか
(1)通信教育を実施している大学として,日本大学,北海道情報大学,八洲学園大学,日本福祉大学,早稲田大学から,現状や課題等について発表があり,その後意見交換が行われた。発表及び意見交換における議論を基に,座長と事務局で現状と課題を整理し,今後の検討に生かすこととされた。
(2)意見交換における主な意見等
○卒業に向けて学士号にふさわしい大学としての教育水準がきちんとあるのかどうか,卒業までにどのような形で学生とのコミュニケーションをとっているのか,また本人の能力確認についてどのような形で水準維持がなされているかも問題である。
○ライブ授業を行う場合においても,同日配信という形をとってしまうとライブ授業のメリット(双方向性)が生かせないのではないか。
○卒業論文の指導について,通学制の大学であれば授業の際に指導すればよいが,通信制においては随時学生のケアをしなければならないので,教員の負担が大きいのではないか。
教員をサポートする教育コーチ(非常勤の講師)の能力と,学生のニーズのミスマッチはないのだろうか。
また,社会人の方が卒論を書くときに,教育コーチばかりから指導を受け,教員から指導を受けられないというような不満はないのだろうか。
○メディア授業で実技実習を行うことは難しいのではないか。
○本日5校のメディア授業の事例を聴いて,一口にメディア授業といっても大学によって随分形態や仕組みやコンテンツが違うことがわかった。
○メディア授業を受ける学生は,メディアリテラシー又はコンピュータリテラシーがある人が多いと思うが,教員はこのようなリテラシーがある者ばかりなのだろうか。違うとすれば,教員に対する指導や支援が必要なのではないか。
(7)今後の予定(案)について,資料に基づき,事務局から説明があった。
以上
高等教育局専門教育課情報教育推進係