国際的な大学の質保証作業部会 EラーニングWG |
Eラーニングをめぐる国際情勢
〜教育提供形態の多様化の促進〜
eラーニングは、物理的な移動をともなう教育の提供と比較して、また、従来の遠隔教育配信手段と比較しても、はるかに容易に国境を越えるという特性をもつため、下記に記したような新たな事態が生じている。その1つが、これまでの高等教育の世界では周辺的な位置づけしか占めていなかった、あるいは、高等教育との関わりが薄かった営利企業等の機関が、アメリカを中心としてeラーニングの新たな担い手として登場し、それらが国際展開の主流になろうとしていることである。その国際展開は、高等教育の需要と供給に対応し、欧米から発展途上国へという一定の流れがある。 それに対し、eラーニングの質保証を国際的に実施しようとする新たな機関も生まれているが、その活動の実態は不透明な部分があるものが多く、今後の実効可能性に関しても楽観はできない。また、国際機関の取り組みは、遅れている。 日本は、今後、先進国の一員として欧米同様、提供側になる可能性があると同時にアジアの一員として発展途上国等における教育の質の確保等にも目配りをする必要がある。 |
1. | 営利大学 | ||||
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2. | コーポレート大学 | ||||||||||||
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3. | メディア企業 | ||||
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4. | コンソーシアム | ||
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1. | プロバイダーとして | ||||||||
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2. | 新種のアクレディテーション団体 | ||||||||||
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3. | 国際機関の対処 | ||
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